野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

「まゆはけおもと」

2013-10-18 06:30:36 | 
「まゆはけおもと」とは「眉刷毛おもと」とかく。そう書けば何となく納得。その「まゆはけおもと」が今年も咲きつつある。
        

今年は10月初めに葉の間からやや透明に近い白い花芽が見えはじめ、ゆっくりと上に伸び続け、やっとここまで来た。
今だ、満開までには遠く、黄色の花粉がくっきりと見えるのはまだまだ先のことだろう。
九州島原の田舎から分けてもらったが、もうかれこれ30年以上もこの状態で育っている。
その間、途中で何回か根分けし、知合いに配ったりしたが、元根はこのおもとからの分家。
この「おもと」、以外と気難しく、日当りや温度、水やり等、30年間余り変えていない。
一階の出窓の中央に置くこと30年、この位置から余り移動していない。少しでも置く場所を変えると途端に元気が無くなるようだ。
施肥した覚えもなく、水やりだけはきちんとすれば、ほぼこの状態を保ち、秋になると花芽がでて、長い時間をかけて花が咲く。
純真そのものを表現した様な白い刷毛状の花、先端の黄色も気に入っている。

一方、この「おもと」から根分けした二鉢を二階に置いている。
この二鉢、同根なのに育て方が難しい。直射日光を嫌い、温度管理も難しく、27度ぐらい以上の室温を嫌い、ぐずると肉質の葉が次第に黄色くなってくる。
その度にどうしたものか思案するが、そうこうしていると、黄色くなった葉の間から生き生きした緑の葉がすこしづつだが出てくる。
そのまま放置すると生き返る。だが、春を過ぎ、難関の夏の過ぎて秋になるとまた黄色くなってしまう。
これを何度も繰り返している。鉢を置いている場所が悪いんだと思っているが、二階の最適な場所を今だ探しきらずにいる。
二階の部屋のテレビ用ソファー近くの場所が置くのに良いので、そこから動かさないようにしているが、まだ最適な場所を見つけられない。
一階の出窓のほうが、二階より厳しい環境だと個人的には思うが、なぜか一階のベランダの方が環境が合っているようだ。

(参考・・・図鑑より)
眉刷毛万年青(マユハケオモト)はヒガンバナ科マユハケオモト属の常緑多年草である。
原産地は南アフリカで、日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は10センチから20センチくらいで、葉の質は肉質で分厚い。開花時期は9月から11月である。
花茎を伸ばし、「眉刷毛」に似た白い花をつける。先が黄色いのが雄しべで、先が裂けているのが雌しべである。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
コメント
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