しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

西井ウイメンズクリニック

2023年12月02日 | 無くなったもの(笠岡市)

場所・岡山県笠岡市中央町 
閉院・2023年12月末日(予定)
撮影日・2023.11.19

 

 

管理人は、茂平の産婆さんの世話によって産まれた。
子供二人は、(妻の地元で)井原市民病院で産まれた。
孫の三人は、笠岡の西井産婦人科(西井ウイメンズクリニック)で産まれた。

両親はたぶん、両祖母の自力で出産したと思われる。
永く出産は、母体にとって生死を分ける危険があったが、
産婆さんやお医者さんによって安全度や安産度が高くなった。

ところが、
産婆さんが、ほぼ消滅し、ほぼ全員が病院で産むようになったにもかかわらず、
出産は病気でない、という理由で”健康保険”が使えないまま半世紀。

その半世紀の間に、
医療責任や、その裁判沙汰、医療労働の長時間化
により医療現場はキツくなり、責任度は高くなった。

少子化傾向は止まず、
産科医院は減り、
出生率は下がるばかりだ。

今回の西井先生の閉院で、
岡山県の井笠地区では、産婦人科医はなくなる。
浅口地区は倉敷の病院で出産、
笠岡・井原地域は福山市の病院で産むように指導するそうだ。

 

 

 

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