しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

正戸山(昭和5年陸軍特別大演習)

2021年02月05日 | 「戦争遺跡」を訪ねる
場所・広島県福山市御幸町岩成 正戸山公園
訪問日・2016年11月25日   

この時(2016年)の正戸山は2度目だった。
前回(2010年)にくらべて、見違えるような綺麗な公園に変わっていた。
「正戸山を愛する会」の会員さんや、地元の小学校・中学校の生徒さんで年に何度か清掃活動をしている。

2010年は草ぼうぼう、雑木は幹も枝も伸び放題だった。




蘇った正戸山に建つ「御統監之趾」の記念碑。







正戸山からは神辺平野が一望できる。

福塩線に車両が写っているが、あの付近に臨時駅ができた。
そこから昭和天皇は白馬に乗って正戸山に登った。


天皇の行幸から8年後、
福安郡上岩成村・下岩成村・中津村が合併することになり、
町名は行幸(御幸)にちなみ「御幸町」となった。
その後、深安郡御幸村は昭和31年福山市御幸町になった。







昭和5年陸軍大演習には関連する出来事があった。

ライオン宰相・浜口雄幸首相が大演習に出発する際、東京駅で右翼に撃たれた。
川崎の紡績工場にエントツ男が現れ、天皇に見せられないと男に妥協した。エントツ男は、その後ヤミに葬られた。





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