ジュークボックスは店舗の中に、
今でいえば自販機のような感じで置かれていた。
高さは自販機より低く、大人の身長の半分くらいで、
目を下に向ければ、流行歌名が50~100曲くらい名札で並んでいた。
自分の好きな曲が決まったら20円(くらいだったと思う)を投入し、曲のボタンを押す。
曲が流れてくる。
つまり
一曲、3分間程度、20円で好きな曲を聴ける。
周りの人は、
無料で聴けてよろこぶ人もいるし、逆にうるさくて迷惑に感じる人もいる。
利用の多いジュークボックスは、予約してから順番に時間がかかった。
利用の多いジュークボックスは、こまめにレコードをヒット曲に交換していた。
利用者は10代か20代の若者が多く、
大人や子どもがジュークボックスの前で選曲している記憶はない。
1970年頃がいちばん流行っていたような気がする。
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「失われゆく娯楽の図鑑」 藤木TDC グラフィック社 2022年発行
ジュークボックス
ボックスの中には50枚から100枚程度のシングルレコードが内蔵されており、
硬貨を投入して聴きたい曲のボタンを押すと、
その曲が大きめのスピーカーから中低音で演奏される。
1960年代から1970年代にかけての最盛期には、7万台ものジュークボックスが稼働していた。
好きな曲をお手軽に聴けるジュークボックスは、子どもにとって魔法の宝箱だった。
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数人に修理を依頼しましたが、ボロボロを見て「できない」問題は駆動ベルトなどのゴムが劣化していることです。真空管アンプは、思い切ってデジタルアンプにすれば音は出ます。
東京に修理する専門店があるようです。運送費を込めたら軽く300万円以上と思います。