しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

明日ありと思う心の仇桜

2021年05月22日 | 銅像の人
場所・広島県呉市倉橋町鹿老渡 (鹿島) 「信順寺」


この銅像の横に石碑があり、
「しんらんさまのうた
明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは
とある。




故事ことわざ辞典

【明日ありと思う心の仇桜の解説】

明日も咲いているだろうと思っていた桜も、夜のうちに嵐が吹いて散ってしまうかもしれないという意味から。
「仇桜」とは散りやすい桜の花のことで、はかないもののたとえ。

『親鸞上人絵詞伝』に「明日ありと思ふ心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかは
(明日もまだ桜は咲いていると思っているが、夜更けに嵐がきて桜の花を散らすことがないといえようか、そんなことはない)」とある。

「明日ありと思う心の徒桜」とも書く。





鹿老渡は、瀬戸内海の島で
広島県でもっとも南に位置している。





鹿老渡の海は、広島県・山口県・愛媛県の県境。
今は車で行くことが出来るが、海や島の文化がそのまま残っていて興味深い。







撮影日・2013年1月15日


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