しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

神島神社「奴行列」

2022年09月18日 | 笠岡市の祭り

笠岡市神島外浦

笠岡市の祭りは、島嶼部の方が見応えがある。神島神社の祭りも楽しい。

 

 

 

 

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「北木島の流し雛」

2022年09月18日 | 笠岡市の祭り

笠岡市北木島町大浦海岸

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「日本の祭り」 菅田正昭 実業の日本社 2007年発行

流し雛

流し雛は、人の形をした神の形代で体を撫ぜ、厄払いを託してそれを川に流す「人形流し」の古い信仰で穢れを払い、無病息災を願ったもので、
神を迎えることはなく、送ることを主体とした行事で、「源氏物語」にも記載されている。

上己の節句(じょうみのせっく)の薬草摘みが、宮中のひいな遊びへと発展し、
雛祭りへと変わっていったとされている。
上己の「み」を、三日に照応させて、三月三日とし、
三が重なる「重三の節句」とも言う。
また邪を砕く力があるとされる桃の湯や、
桃花酒を飲むようになり「桃の節句」とも言う。

現在でも流し雛は全国各地に残り、
京都の下賀茂神社をはじめ
奈良五條、兵庫県竜野、埼玉県岩槻、岡山県笠岡、ほかかでも行事を行っている。

・・・

 

「岡山の祭りと行事・上巻」 岡山民族学会  山陽新聞社 昭和57年発行

 

雛流し


笠岡市の北木島大浦や高島では、いまも雛流しを行っている。
色紙で素朴な紙雛を作る。
1年の月の数だけつくる
うち、1人は船頭、他は振り袖姿の娘をつくって、雛段の隅に供える。
旧3月3日には、この紙雛をウツロ舟と名付ける藁舟または紙箱の船に乗せ、
桃の花枝、貝の入ったすしなどと一緒に海に送る。
「加太へお帰り下さい」
と、口々に唱えて送るのである。
加太には全国に知られた淡島神社がある。

 

 

 

 

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