アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

ルパン三世と歌舞伎の相性バッチリ!!新作歌舞伎 流白浪燦星 その1

2024年01月10日 | 歌舞伎


私にとって『ルパン三世』といえば、
やすべえ(山田康雄)が全て。
なもんで、歌舞伎化しても観る気は無かった…
はずなのにぃい。
ワクワクしながら劇場へGO!



ウッヘェエ!!
開演40分前に到着したのに、
入場が始まっているぅうう。
しかも人、人、人ぉおお。長蛇の列ぅううう。
最後尾のプラカードを持った係の人までぇええ。

劇場の前のドデカイ看板が、
アニメ版になっているんだよぉおおお。
それを激写しようと狙う人、人、人ぉおお。
私は入場の為に歩きながらなんとかパチリ!

新作歌舞伎
流白浪燦星(ルパン三世)
モンキー・パンチ 原作「ルパン三世」より
戸部和久 脚本・演出
大野雄二:作曲(オリジナルテーマ)
出演
ルパン三世 片岡 愛之助
石川五ェ門 尾上 松也
次元大介 市川 笑三郎
峰不二子 市川 笑也
銭形警部 市川 中車
傾城糸星/伊都之大王 尾上 右近
長須登美衛門 中村 鷹之資
牢名主九十三郎 市川 寿猿
唐句麗屋銀座衛門 市川 猿弥
真柴久吉 坂東 彌十郎
通人 萬望軒(マモー) 片岡千壽



大奮発!1階席なのだぁあああ!
前方席は水がかかるらしくって…。
あったあったぁああ!!
水避けのビニールだぁあああ。
ヒャヒャヒャ

一幕 
どんな物語にするのかと思っていたら、
時代は石川五右衛門が実在した安土桃山時代。
なるほどぉおお。そうきたかぁああ。
ド派手な衣装のルパン三世(愛之助)と
渋い次元大介(笑三郎)のターゲットは、
“卑弥呼の金印”という国宝級のお宝。

笑三郎カッケェエエ!!
いつもは女方なんだじょぉおお。

愛ちゃんのビジュアルがまさにルパン三世!
化けたなぁあああ。
喋り方も時々、アニメのルパンだぁあ。
ククク

金印の封印を解くには雄龍丸と雌龍丸という
2本の宝剣が必要なんだって。
そうして刀の1本を持っているのが、
石川五ェ門(松也)
オオ!仲間になっているわけじゃなくって、
一匹狼なんだねぇ。
でもって、石川五ェ門だけに
『楼門五三桐 』で登場したぁああ。



狙っているのはこいつらだけじゃぁないよぉお。
キター!峰不二子(笑也)
化粧が!メイクが!現代風ぅううう!!
スッゲェエエ!
しかも似合ってるぅううう!!
お色気ビームで唐句麗屋銀座衛門(猿弥)を
クラクラにさせて、お宝を狙っているぞぉお。

そうそう、茶屋でからくり人形が活躍!
他にも“AI”とか“働き方改革”とか、
当世のキーワードが散りばめられてるのも、
楽しかったぁああ。

悪人の名前が唐句麗屋だけに、
後半のバトルでは、
からくり達がルパン一味に襲い掛かったぁあ。
キャァアア!

ルパン三世にかかせない登場人物といえば…
銭形警部(中車)。
お目目パッチリなメイクだったぁああ。
2度目に出てきた時に、
やたらと派手な衣装に着替えてるなぁ。
って思ってたら、
ルパンが銭形に化けていたぁああ!
こんな所までアニメと一緒ぉおおお!
スッゲェエエ!



ルパ~ン!
宙乗りならぬ宙づりぃいい!!
キャハハハ!!

そうして、お宝を狙うヤツがもう1人。
天下人の真柴久吉(弥十郎)ぃいい!
弥十郎が出演した大河ドラマネタもあったよぉお。
ウキャァアア!

休憩
2階のロビーにはグッズがズラリぃいい!!



早々に売り切れになったのがアクリルスタンド!!
その撮影エリアがあったぁあああ!!
スッゲェエエ!!



これ、バックをわざわざ演舞場にしてある!!



私みたいに適当にパチリ!とする人もいれば、
丁寧にアップでパチリ!とする人も。
推しがいるんだろうねぇ。



開演前は、人が並んでいたんだけど、
落ち着いたみたいだぞい。
青いロープが張られていて、
その中でお願いします。って大きな注意書きが!
平日に行ったから混んでなかったけど、
こりゃぁ、休日は凄そうだぁなぁ。

ブロマイドも見たんだけど…ぅう。
ウゥムゥゥ…。
笑三郎の次元も欲しいんだけど…ぅぅ。
筋書で我慢しよっかなぁあ。


新橋演舞場
2023年12月5日(火)~25日(月)
※24日(日)夜の部追加公演
夜の部
発端・序幕
4:30-5:50
幕間 30分
二幕目
6:20-7:05
幕間 15分
大詰
7:20-7:55

ルパン三世と歌舞伎の相性バッチリ!! 
その1 (2024.1.10記)
その2 (2024.1.11記)

玉さまの亀姫ぇええ! 天守物語

2023年12月19日 | 歌舞伎


今月は、他にも大枚叩いてチケットを
ゲットしてしまったもんで、
最後まで悩んだのよぉおおお…。

天守物語

配役がガラリと変わったぁああ。
ニューバージョンだぁああ。
私の中の富姫の姿は玉様以外考えられなぁい。
でもでも…
亀姫として登場する姿を観てみたぁい。
という誘惑に負けてしまったぁあああ。

天守物語
作:泉 鏡花 
演出:坂東玉三郎 
出演
富姫 七之助
姫川図書之助 虎之介
舌長姥/近江之丞桃六 勘九郎
薄 吉弥
小田原修理 片岡亀蔵
朱の盤坊 獅童
亀姫 玉三郎

幕が開く前からドキドキ…。
女童達が合唱 
♪ここはどこの細道じゃ、天神様の細道じゃ、細道じゃ、♪ 
嗚呼、毎度思うけど、童女になりたぁい。

桔梗、女郎花、萩、葛、撫子、侍女五人が、
苧環の糸を垂らして秋草を釣っている。
ユラユラと舞う差し金の蝶達。
ウキャァアア!!
ここよ、ここ。大好きなのよぉおお。
あ…キャストが以前とは変わっている…。
当たり前かぁ。

ウォオオ!
蝶がドンドン増えてくるぞぉおお。
相も変わらず獅子頭も立派だぁああ。
姫路城のお天守は美しいなぁなぁあ。



嗚呼ぁあああ。
いつもの音楽が流れてキター!!
ドビュッシーの「雲」だ。
ということを最近知ったのだぁああ。(遅いっ)

富姫は七之助。
今年本物の姫路城で上演したんだったよね。
MY一等賞はやっぱり玉三郎だけど、
頑張っておったぞい。

さぁさぁさぁお待ちかねぇええ!
亀姫様御一行がお天守へ到着だよぉおお!!

キャァキュアァア!!
なんて愛らしくって可憐で美しいのぉおおお♪
そして妖しいぃいいい♪
こんな素敵な亀姫様には初めて出逢ったわぁああ♪



富姫と隣同士で座った時なんて、
富姫よりも小さく、低く見えるんだよぉお。
そうして一度聞いたら忘れられない、
あの御声ぇえええ♪
鶯の様に可憐でお可愛いぃい♪
玉様の腕の見せ所なんだなぁあ。
七之助がおあ姉さまに見える様に、
より若く、幼くってことでしょぉお。
アッパレじゃ!!玉さまぁああ!!



嗚呼ぁああ。
あっと言う間に、
猪苗代湖へ帰ってしまったぁあああ。
ザビィジイィイイ…ぅぅ。

暗転の、スッポンの、
あそこから上がって来るのは、図書之助。
嗚呼、図書様ぁ♪
”俺を見てヘロヘロになれビーム”だ!
ハ!!それは何年も前に見た海老蔵の姿だった。
やっぱりMY一等賞はあのビジュアルだわぁあ。

うぅむぅぅ。
私の好みだと、種之助なんてイイなぁ。
お兄ちゃんの歌昇もね。
あ、隼人!
巳之助もいいかもぉお。
年齢制限が無いのなら菊之助だぁあああ。
だったら、成田屋に再登場してもらわないとぉ。
妄想がドンドン広がってしまったぁああ。
若手でダブルとかトリプルキャストで
演じてもらったら楽しいかもぉお。

朱の盤坊は主に左団次が演じてきたけど、
獅童のキャラにバッチリだぁあ。
ボロロンボロロンという声が、
脳内にピタッと貼り付いてるわぁぁあ。

勘九郎は舌長姥と近江之丞桃六の2役。
長い舌で生首をズルズル舐めるオババ様といえば、 
私の中では門之助なんだけど、勘九郎もOK。



長年玉三郎が愛でて掘り下げてきた『天守物語』
いよいよバトンタッチか…。
これからは中村屋兄弟の手に委ねられるんだろうな…。
特に中村屋贔屓では無いもんで、舞台もなかなか観ないし…。
それよりなにより、
『玉三郎+泉鏡花=耽美ワールド炸裂!!』
私にとってはこれが全てだから、
今回で天守物語は見納めだ…ぁ。

第三部
猩々 5:45-6:05
幕間 35分
天守物語 6:40-8:25

歌舞伎座新開場十周年
2023年12月3日(日)~26日(火)



松竹歌舞伎会を退会しようと思っていたのに…

2023年12月07日 | 歌舞伎


松竹歌舞伎会を退会するぞ!!
今年に入ってズ~っと考えていたぁあ。
だって2022年6月公演を最後に、
歌舞伎座に足を向けていない…。
吉右衛門がいない歌舞伎座なんて…。
じぇんじぇん行く気がしないからぁああ。
なもんで、
毎月届けられる会報“ほうおう”を読んでも、
ワクワクもせず…ぅ。

いつまでに退会すればいいのかな。
電話で問い合わせしてみたら、
まだまだ先だったぁあああ。

そうこうしているうちに、
10月の歌舞伎座が面白そう!
ってなって、
11月は外せない!
ってなって、
12月もイイじゃん!
ってなったぁあああ。

そうして、新しい会員カードが届いたぁああ。
デザインが変わっていたぁあ。

もうゴールド会員になることはないね。
いつまでも最下層の平会員で、
年に数回かしかないだろうけど、
演目&出演者にウオオオ!ってなったら、
チケット争奪戦に参戦することにするよぉお。
まあ、来年の1月、2月はスルーだけどねぇ。

カウントにはならないけど、
幕見も挑戦してみよっかなぁあ。
でもなぁ…電話で指定席をゲットする。
っていうシステムがちょっと…。


松竹歌舞伎会 誕生 (2009.7.31記)

6年ぶりの降臨!脳みそバァアアアン!! マハーバーラタ戦記 その2

2023年12月01日 | 歌舞伎


→ その1

MYハートをかっさらったのは、
鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)の中村芝のぶ!!
成駒屋ぁあああ!!
先代芝翫や福ちゃんの舞台が沢山観れてた時は、
芝のぶもいつも観てる気がしていたのに、
最近は私も劇場へ行っていなかったし、
何年ぶりなのぉおおお!!
しかも今回の役は初演で七之助が好演!
そんな大役に大大大抜擢!!
有難う!音羽屋ぁあああ!
国立劇場の歌舞伎俳優研修出身でで
ここまでの役を演じるなんてぇえ!!
涙チョチョギレやぁああ!!



王位に一番近い血統を持っているのに、
苦渋を舐めてきた鶴妖朶王女。
自分が天辺に昇り詰めるには戦しかない!
しかぁし、
強さの端から、チラリと見える繊細さぁあ。
グオォオオオオ!!
悪役かと思っていたのにぃい。
アッパレじゃぁあ!中村芝のぶ!!

そんな姉を支えるのが弟!
市川猿弥ぁあああ!!
新作歌舞伎の戦場に立つ姿がバッチリだぁあ!
叫ぶとますますスーパー歌舞伎ワールドぉお!!
澤瀉屋ぁあああ!!

そしてそしてやっぱりグググッ!!
前のめりになったのが!
SPACのパーカッション!!!
素敵な音色が響いてくる上手側に、
ついつい双眼鏡をズームイン!
もうねぇ、
マハーバーラタ戦記を思い出すと、
あの音楽が脳内をグルグルグルグルぅう。
木琴や鉄琴や打楽器で奏でる
摩訶不思議で異国情緒満天なメロディー。
アッパレじゃ!!
そこに長唄、三味線、ツケ等が加わるのだぁああ。
下手の御簾からも和楽器の音が聞こえてくるぅう。
ザ・異空間ぅううう!!
なんて贅沢な空間なのだぁあああ。
レロレロやぁあああ!!
芝のぶのブログで、SPACの音楽についての説明が!!
ありがとう!芝のぶ!

演出の宮城聡の言葉
「戦の原理として、自分の気に入らないものをどう黙らせるかというときに、圧倒的な力をもってすれば相手は黙るだろうという考えと、一方で、互いを尊重しようという考え方をもち込むことで、復讐の連鎖が止まるのではないかという考え。
本作では、この二つの思想のコントラストを提示することで、戦の終わりへの希望が見出せるのではないか」

初演の時は世界は静かだったのに、
6年後の今は、あっちでドンパチ!こっちでドンパチ!
こんなに様変わりしてしまうなんてぇええ。
大きな“力”の暴走で、
これから人間界はどうなっていくのか…。
舞台を観ながら心がチクチクした…ぁ。

神々が見守る下界では市民が歌って踊る。
ラストシーンにジ~ン…ぅ。

初演も今回の再演も、友達と一緒には観れなかったので、
近いうちに再再演を希望!いや、切望ぉおおお!!

25日の千秋楽が無事に終わって、
芝のぶブログを覗いてみたら、
福助&芝翫、そして一門のお弟子さんの力添えが
あったとのこと。
ウルウルしちゃったよ…ぉぉ。
成駒屋ぁあああ!!

おわり

中村芝のぶのブログ

歌舞伎座新開場十周年
2023年11月2日(木)~25日(土)
昼の部:マハーバーラタ戦記
序幕 11:00-12:32
幕間 35分
二幕目 1:07-2:07
幕間 20分
大詰 2:27-3:30






6年ぶりの降臨!脳みそバァアアアン!! マハーバーラタ戦記 その1

2023年11月30日 | 歌舞伎


6年ぶりの再演だぁああ!!
歌舞伎の枠を超えた異次元空間を
またまた味わってしまったぁあああ!!
ウキャキャァア♪

歌舞伎座新開場十周年
吉例顔見世大歌舞伎
極付印度伝
マハーバーラタ戦記
序幕 神々の場所より
大詰 戦場まで
脚本:青木 豪 
演出:宮城 聰 
出演
迦楼奈(かるな)/シヴァ神(しん):尾上菊之助
太陽神(たいようしん):坂東彌十郎 
仙人久理修那(せんにんくりしゅな):中村錦之助
帝釈天(たいしゃくてん):坂東彦三郎
百合守良王子(ゆりしゅらおうじ):坂東亀蔵
風韋摩王子(びーまおうじ):中村萬太郎
汲手姫(くんてぃひめ):中村米吉
阿龍樹雷王子(あるじゅらおうじ)/梵天(ぼんてん):中村隼人
納倉王子(なくらおうじ):中村鷹之資
我斗風鬼写(がとうきちゃ)/ガネーシャ:尾上丑之助
鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)/ラクシュミー:中村芝のぶ
沙羽出葉王子(さはでばおうじ):上村吉太朗
森鬼獏(しきんば):尾上菊市郎
森鬼飛(しきんび):上村吉弥
道不奢早無王子(どうふしゃさなおうじ):市川猿弥
亜照楽多(あでぃらた):河原崎権十郎
羅陀(らーだー):市村萬次郎
多聞天(たもんてん):市川團蔵(休演の為:市川荒五郎)
大黒天(だいこくてん):坂東楽善
那羅延天(ならえんてん):尾上菊五郎
あらすじ
ここは神々の世界。神々は人間界を見下ろし、争いを繰り返す人間たちを嘆きます。そんななか、人間界に救いの手を差し伸べたのは太陽神(たいようしん)。象の国の幼き汲手(くんてぃ)姫に子を授け、その子、迦楼奈(かるな)を、平和を以って人間界を平定する救世主として君臨させようと試みます。しかし、汲手姫は迦楼奈を出産するも、赤ん坊の迦楼奈をガンジス川へ流してしまいます。そして、太陽神と対立する帝釈天(たいしゃくてん)は、力を以って世界を支配するべきだと、こちらも汲手姫に子を授けます。帝釈天の子の名は阿龍樹雷(あるじゅら)…。

1階客席の通路で
通行止めになっている部分がっ。
ウオォオオ!
仮花道が出来ているからだぁああ。
本花道と一緒に撮りたいなぁ。
そうだ!2階席に行こう!
パチリ!パチリ!
嗚呼ぁあ。楽しみだぁあああ。



2本の花道に立つ戦士達を
同時に観るぞ!
ということで、
1階の2等席の最前列(17列)をゲット!



オープニングからキター!!
ギンギンギラギラな神様たちぃいいい!!
「この世の終わりがはじまる」
第一声は菊五郎ぉおお!!
10月の国立劇場公演も休演。
ここにも出ないはずだったんだよぉお。
いやぁああ、嬉しやぁあああ!!
座がギュッと引き締まるったらありゃしない!!
音羽屋ッ!!
大向こうも威勢がいいぞぉおおお。
客席も大大大拍手ぅうう!!

神様たちの存在感も大きかったぁああ。
勿論、物語を引っ張る
迦楼奈(かるな)の菊之助からは目が離せなぁい。



阿龍樹雷王子の隼人とのダンス対決!
インド映画『RRR』からヒントを得た。
ということで、踊る!踊る!時々回る!
顔が見えない様にマスクをしているもんで、
呼吸が余計に大変だろうなぁあ。



お馬さん達も戦場で大変だぁああ!!
ワァワァアアア!!

象さんも出てきたぁああ。
ワァアアア!!

ちょっと中だるみっぽい瞬間もあったけど、
もぉおそんなの関係ねぇええ!!


歌舞伎座新開場十周年
2023年11月2日(木)~25日(土)
昼の部:マハーバーラタ戦記

序幕 11:00-12:32
幕間 35分
二幕目 1:07-2:07
幕間 20分
大詰 2:27-3:30




10月の歌舞伎座へ行ってきたー! 文七元結物語

2023年11月07日 | 歌舞伎



寺島しのぶが歌舞伎座デビュー!!

文七元結物語
口演:三遊亭圓朝
脚本・演出:山田洋次
脚本:松岡亮
出演
左官長兵衛:中村獅童
長兵衛女房お兼:寺島しのぶ
近江屋手代文七:坂東新悟
長兵衛娘お久:中村玉太郎
家主甚八:片岡亀蔵
角海老女将お駒:片岡孝太郎
近江屋卯兵衛:坂東彌十郎

いつも観ている文七元結とは、
一味も二味も違ってたぁああ!!

オープニングからもう違うぅうう!!
長兵衛の娘お久が吉原の店、角海老の前をウロチョロしてる。
やっとの思いで女将のと対面出来た。
継母が可哀相だから、自分が身を売ってお金を作りたい。
ヒエェエエ!こういう展開なのかぁああ。



孝太郎がキリッとした女将ぃい。
松島屋ぁあああ!!

一方、長屋では…。
「お久ちゃ~ん」
「お久~!」
花道から近所のおかみさん達と
一緒に出来てのはぁああ。
寺島しのぶだぁあああ。

ア…レ…大向こうが掛からなぁあい。
なんじゃいなぁああ。
これを楽しみにして来たのにぃいいい。
さっきの演目では一人が声を掛けてたのにぃい。
コロナ禍で大向こうは人数制限かけてるのかな。
なんて思っていたのに、
この演目ではゼロって…ぁ。あ…ぁ。
客席もどこで拍手をしていいのか判らず…ぅ。
ちょっと間延びしてしもうたぁあ。



長屋のおかみさん達はデカイけど、
女優がチッコク見える感じはなかったぁあ。
なんだか舞台のマジックにかかった感じぃい♪

長兵衛とお兼の喧嘩も、
歌舞伎版とは違っていて、
着物を脱いだりもしなぁい。
長兵衛は店の奉公人に貸してもらうんだぁ。
だけどそれが浴衣で…。へへへ

文七と出会う場面。
橋のセットがぁああああ。
黒衣が2人で、
橋を上手や下手に少しづつ動かしたりするぅう。
「歌舞伎座の舞台が広くて装置作りが大変だった」
って山田洋次監督がインタビューに答えてたなぁ。
遊郭の装置もさぁ。
ダイナミックなんだけど、繊細で素敵だったぁあああ。



いつもの歌舞伎だと、
もうちょっと笑える場面があるんだけどなぁ。
なんて思ってたら、
文七の店の主の弥十郎がぁああ。
笑わせてくれたぁああ。
アハハ



獅童のどっぷり歌舞伎、というわけではない演技が、
寺島しのぶとマッチしてて、
スッゴク良い夫婦だったぁああ。
「ごめんよ。あんた」って2度言って、
抱きつくなんざ、イイじゃないのさぁあ♪
音羽屋ぁあああ!!
アッパレじゃ!寺島しのぶ!

これは再演されるのではないかしらん。
女性が歌舞伎座に出演するなんて、
前代未聞ではあるけれど、
実力がある女優というだけではなく、
音羽屋の娘という看板もあるんだもの。
最近の歌舞伎界は、
色んな世界とコラボしてるんだもの、
こういうのも有りだよぉおお。
なんてったって、
笑って泣いて楽しかったものぉお。

松竹に山田洋次監督がいてくれてヨカッタよぉお。
お次は新派の舞台を手掛けるのだぁああ。!
来年1月の『東京物語』だよぉおおお。
こっちも楽しみぃいいい。

おわり



天竺徳兵衛韓噺
序幕 11:00-11:37
幕間 20分
大詰 11:57-1:26
幕間 35分
文七元結物語
2:01-3:32

歌舞伎座新開場十周年
2023年10月2日(月)~25日(水)


まずはお土産 (2023.11.2記)
天竺徳兵衛韓噺 (2023.11.6記)
文七元結物語 (2023.11.7記)

10月の歌舞伎座へ行ってきたー! 天竺徳兵衛韓噺

2023年11月06日 | 歌舞伎



1年と数か月ぶりの歌舞伎座ぁあああ!!
お懐かしゅうございまするぅうう。
アレ…櫓が…。
いつもは顔見世の11月でお目見えするのに…。
もしや、十周年だからなの?
え!もう十周年なの!!!
ビックリやぁあああ。

着到の音が流れてきたぁあ。
ジ~ン…ぅぅ。ウルウル…ぅ。
やっぱりエエなぁ…ぅ。

歌舞伎座新開場十周年
錦秋十月大歌舞伎
昼の部
天竺徳兵衛韓噺
作:四世鶴屋南北
出演
天竺徳兵衛:尾上松緑
梅津掃部:坂東亀蔵
佐々木桂之介:坂東巳之助
銀杏の前:坂東新悟
奴磯平:中村吉之丞
山名時五郎:中村松江
宗観妻夕浪:市川高麗蔵
吉岡宗観:中村又五郎

『天竺徳兵衛韓噺』この題名って、
よく見ると…なんて読むんだ?
『てんじくとくべえいこくばなし』
そう読むんかぁい。知らんかったぁああ。

しかぁし、
天竺徳兵衛はなかなか出てこないぃい。
宝剣が無くなったぁああ。
大変だぁあああ。
っていう、よくある話なんだね。
え、あ、蝦蟇が出て来る!
ということは知っているから、
以前に観たことがあるんだ。
って思い込んでいたんだけど、
うぅむぅ…。
どうも初体験みたいなのだぁあ。
アハハ



やっとこさ天竺徳兵衛が出て来て、
ベラベラ喋るぅうう。
「私は藤間流であなたは坂東流」
なんてね、お相手が巳之助なもんでね。
イヒヒヒ
異国話には当世の言葉が出て来て、
客席は大受けぇええ!!
何が出てきたっけ…サーフィンとか…
南国にふさわしい言葉が…。
ヤヤヤ!もう忘れとるわぁあ。
アホやぁああ。

又五郎の声が…節回しが…
吉右衛門に似ているぅううう…ぅぅ。
胸が痛いぃいいいい。
播磨屋ぁあああ!!



クライマックスで!蝦蟇ぁああああ!!
悪人達もアクロバティックぅう!!
蝦蟇はそんな奴等を
バッタバッタと薙ぎ倒すぅう!!
クルクル回るぅうう!!
大大大拍手ぅうう!!

花道に行って…
蝦蟇の中から出てきたのは
なななんとぉおおお!!
天竺徳兵衛ぇえええ!!
エ!エエエ!
本当に中に入っていたのかぁああ!!
スッゲスッゲェエエ!!
アッパレじゃ!松緑!!



ドデカイ蝦蟇がぁあああ!!
でたぁああああ!!
ワァアアアアアイ♪
嬉しいぃいいいい♪
アドレナリン沸騰やぁああ!!


天竺徳兵衛韓噺
序幕 11:00-11:37
幕間 20分
大詰 11:57-1:26
幕間 35分
文七元結物語
2:01-3:32

歌舞伎座新開場十周年
2023年10月2日(月)~25日(水)

まずはお土産 (2023.11.2記)
天竺徳兵衛韓噺 (2023.11.6記)
文七元結物語 (2023.11.7記)

10月の歌舞伎座へ行ってきたー! まずはお土産

2023年11月02日 | 歌舞伎


ウワァアアア!!
歌舞伎座ぁあああ!!
ひっさしぶりぃいいい!!
2022年の6月に来たのが最後…。
ということは、
1年以上足を向けていなかったのかぁああ。
だよねぇえ。
吉右衛門がいない歌舞伎座だから…ぅぅ。



1階お土産処「木挽町」
開場まで時間があるので、
1階のお土産屋で物色すっぞぉおお。
その月の上演作品に因んで、
色んなお土産を並べているんだよねぇ。

実は欲しい物があるのだぁああ。
コレコレ!
「国技館やきとり(5本入)」800円
夜の部『双蝶々曲輪日記/角力場』より
登場する力士にちなみ、冷めてもおいしい両国国技館の名物。
アレレ…山積みだぁああ。
絶対に売り切れるはずなのにぃいい。
終演後は完売しておったぁああ。

「深川どら焼き」230円
昼の部『文七元結物語』より
ゆかりの地・清澄白河、お菓子司双葉から。
卵黄をふんだんに使用し、立法蜂蜜や日本酒を加え、
ふわふわした食感で風味あるどら焼きに仕上げています。
「マガどら」を買いたかったんだけど…ぅ。

「焼いも君」220円
同じくお菓子司双葉から、秋限定
シナモンの香りがほのかにして、焼いもを食べてる錯覚におちいるお菓子です。
秋の味覚を召し上がってください。

「かまどパイ(5枚入)」630円
『水戸黄門 讃岐漫遊篇』より
ゆかりの地・讃岐を代表するお菓子
子供から、お年寄りまで地元讃岐で大人気!
厳選したバターを使用し、ひとつひとつ手作業で練り上げたリーフパイ。
サクッというよりも、バターの生地の隅々までいき渡った、しっかりとした食べ応えのあるパイ菓子です。
「名物かまど」も売っててさぁ。
こっちの方が有名だよね。
出張した人のお土産に貰ったことがあるぞい。
バラ売りだったら買ったんだけど…。
「かまどパイ」の方をゲット!

「吉原殿中(7本入)」810円
『水戸黄門 讃岐漫遊篇』より
水戸黄門ゆかりの地、江戸時代末期の昔から変わらぬ職人の手作り。
水戸銘菓 亀印本舗。
吉原殿中はきな粉の香ばしさあふれる素朴な懐かしいお菓子です。
糖蜜ときな粉であられを包み、熟練の職人が細長く伸ばし、きな粉をたっぷりとまぶして仕上げています。



さぁああ。全員集合で記念撮影だよぉお。
ハイ、チーズ!
アチャァアア…
「吉原殿中」がぁあああ。
おれへんやないのぉおおお。
無茶苦茶美味しかったのにぃいい。



これだよぉお。
画像はさとふるからお借りしました。
ふるさと納税の返礼品になってるのか!
スッゲェエエ!


歌舞伎座新開場十周年
2023年10月2日(月)~25日(水)

まずはお土産 (2023.11.2記)
天竺徳兵衛韓噺 (2023.11.6記)
文七元結物語 (2023.11.7記)

流白浪燦星(ルパン三世)のチケット争奪戦に参戦!

2023年10月30日 | 歌舞伎


松竹歌舞伎会チケット発売日。
平会員なもんで…。
ゴールド会員様と特別会員様が
お買い上げの後だからなぁ…。
どこら辺の席が残っているのだろう…ぅぅ。
恐る々参戦したぁああ。
あ…ぁああああ…。
だよねぇ…そうだよね…ぇ。

3階Aは後方しか残っておらず…。
3階B席は脇しか残っておらず…。
しかもこの状況は、
休日に限ったことではなかった…ぁ。
平日でも残席が少ないぃいいい。
ヨロリ…。
これはアカンなぁあ。
もう諦めようかなぁあ。
だってさぁ、
12月は歌舞伎座も気になるしさぁ。
大枚はたけないよぉおお。

でも…ぉ。気になるぞ…ぉ。
お昼に再度アクセスしてみたぁああ。
諦めが悪いなぁああ。ほんまにぃいい。

1階席を眺めてみると…。
通路側なんてもう無いよね…。
アラ…!ある…!けど…
こんな後ろは…ねぇ…。

ある日の画面にッッ!
ゲグゲケエゲゲゲ!!!
好物の1階席がぁああああ!!
ズ~っと前に座った時に、
結構観易かったんだぉおおお。
嗚呼ぁああ。
キラキラ輝いて見えるぅうう。
でもな…ぁ。
歌舞伎座も行きたいからなぁ…。

ポチっとな!!!

グオォオオオ!!
誰やぁあああ。
押したんは誰やぁあああ。



悪魔くんでぇす。
貴方のための座席なんだよ。

そっか。そうやね。そうやそうやぁあ。
もしかしたら、
ルパン三世と銭形のとっつぁんが
追っかけっこして、
客席降りがあるかもしれんしぃ。

なんとビジュアル公開!!
愛ちゃんのルパン三世もイイけど、
イチバン気になっているのが笑三郎の次元大介
ギャァアアア!!
カッケェエエ!!
いつもは女方ですからぁあああ!!



新作歌舞伎
2023年12月
新橋演舞場
ルパン三世 片岡 愛之助
石川五ェ門 尾上 松也
次元大介 市川 笑三郎
峰不二子 市川 笑也
銭形警部 市川 中車



再びのマハーバーラタ戦記!やっぱりポチっとな!

2023年10月23日 | 歌舞伎


『マハーバーラタ戦記』再びぃいい!!
甦る!あの熱狂と興奮!!
グオォオオオ!!
あの熱い体験はいつだったっけか…。
リピートしたいぃいい!!!
って思ったんだけど出来なかったのよぉおお。
拙宅検索中…
ウオ!2017年の10月であったぁあ。
ウオオ!あれから6年も経っているだとぉお。

え…
菊五郎と七之助が出ないのか…ぁあ。
どうしよっかなぁああ。
うぅぅむぅぅ…。
しかも、
チケット発売日の10時に参戦すること叶わず…。
これは止めておけということだろうか…。

発売当日。もうすぐ12時。
もう粗方ゲットされているだろうなぁあ。
とにかく残り物を見てみるか。
アッチャァア…土日はもうアカンわぁあ。
やっぱりなぁああ。
そうすると…
10月公演に引き続き、
1階の2等席狙いでぇええ。
平日でぇええ。
あったあったぁああ。
私好みの席が残ってるぅうう。
こりゃぁ行け!ということだぁなぁ。
有休取りましょうかね。
ポチッとな!

「そうそう、それでいいのよ」
あ!天使様ぁぁ。

あのキンキンキラキラな、
マハーラーバタの世界を
体感出来るなんてぇええ。
今度はインド舞踊も観られるんだってぇえ。

歌舞伎座新開場十周年
2023年11月2日(木)~25日(土)






寺島しのぶに音羽屋!の声が掛かったぁあ!!

2023年10月05日 | 歌舞伎


10月2日
初日の幕が開いた歌舞伎座!
寺島しのぶが歌舞伎座デビュー!
そうしてこの日は、
尾上菊五郎の誕生日!!
Wでめでたい!!

花道から寺島しのぶが登場。
大きな拍手と共に
音羽屋ぁああああ!!

キャァアア!!
嬉しかっただろうなぁああ。
大向こうの声が掛かるなんてぇええ!!

女房お兼が花道から登場っていうのも、
すっごい演出だけとさぁあ。

富司純子がインタビューに答えて
「音羽屋の娘ですから(笑)。
娘がきっとうれしかったのではと思います。
念願の歌舞伎座の舞台だったから」

記事を読んでウルウルきちゃったよ…ぉ。
新派や新国劇みたいに、
苗字を呼ばれることはあるかも。
とは思ってたけど。
まさかの屋号ぉおおお!!
そうだよね。
音羽屋の娘だもんね♪

歌舞伎座に出る。
女性には超えようと思っても越えられない。
というより、
近づくことすら出来ない世界だから。
おめでとうぉおお!!寺島しのぶ!!

楽屋はどうなっているのかなぁ。
化粧台とか、
音羽屋グッズでいっぱいなのかもぉ。

お父ちゃんも弟も喜んでるだろうなぁあ。
私も早く目撃したいぞぉおおおお。

これからは客席に、
芸能人のお客さんが、
あっちにもこっちも現れるかもぉ。

歌舞伎座新開場十周年
2023年10月2日(月)~25日(水)



ルパン三世まで歌舞伎にぃいい!!

2023年09月25日 | 歌舞伎


新作歌舞伎
流白浪燦星(ルパン三世)
2023年12月
新橋演舞場

ルパン三世 片岡 愛之助
石川五ェ門 尾上 松也
次元大介 市川 笑三郎
峰不二子 市川 笑也
銭形警部 市川 中車

ヒェエエエ!!
なんじゃなんじゃぁあああ。
こんなものまで歌舞伎にするんかぁあい。
なんでもかんでもぉおお。
ちょっとやり過ぎなんじゃないのぉおお。
あの『ルパン三世』だよぉおお。
私にとっては、やすべぇ(山田康雄)命!
行かないでしょぉおお。

ところが…
鉄壁の拒否モードが吹き飛んだのは、
キャストを見たからぁああ。
キャハハ
愛ちゃんなんやぁああ。
関西モードが入ってオモロイかもぉお。

でもね、決定打はこっちなのだぁ。
笑三郎が次元大介だとぉおおお!!
ギョワァアアア!!
み、み、観たいぃいいい!!
女形が男に変身したら、
普通の立役より色気があるんだよぉお。
それが笑三郎だっていうんだからぁあ。
期待してしまうわぁああ。

演出家が誰であっても
行ってしまうかもぉおお。

『流白浪燦星』
この当て字もカッチョええしぃ。
こりゃぁ絶対に白浪五人男な場面が、
あるでしょう。

そうして同じ頃、
歌舞伎座では『天守物語』!!
玉様が亀姫ぇぇええ!!
富姫じゃなくって!亀姫ぇええ!
七之助(富姫)と、
「お可愛い」って言い合うのよぉお!
すっごく気になってるのよぉおお。

ポチっとな!ポチっとな!で
師走は東銀座で
あっちに行ったり、こっちに行ったり
ということになってしまうのかぁあ。
アワワワワ…。


山田洋次と寺島しのぶが歌舞伎座に!

2023年09月14日 | 歌舞伎


菊五郎の文七元結が好きだぁああ!!
そんな私の目の前にぃいい!!

山田洋次 脚本・演出 
松岡 亮 脚本
文七元結物語
左官長兵衛:中村獅童
長兵衛女房お兼:寺島しのぶ

いつもの演目名は『人情噺文七元結』
なんだけど、
山田洋次監督が料理するんだから
変わるんだねぇえ。

へぇえ、主役は獅童かぁあ。
ギョエェエエ!!
寺島しのぶが女房役ぅうう!!
面白そうぉおおおお。
でも…これって…
もはや歌舞伎ではないよね…ぅ。
吉右衛門ショックの後、
歌舞伎座とは卒業したわけだし…。
やめておこう。

ある日、夕刊を広げると…
いつもの様に歌舞伎座の広告が…。
あぁあ。あの10月公演かぁあ。
目に留まったのがっ。
フンガァアアア!!
寺島しのぶのメイク!!!
そうして獅童の顔!!!
グハハハ
本当にいつもの文七元結とは
違うんだぁああ。
でもなんか面白そうぉお。



もう1本は…
『天竺徳兵衛韓噺』!!!
蝦蟇ッ蝦蟇ッ蝦蟇ぁああ!!
松緑ぁああ!!
観たいかもぉおお。

ウワァ!
歌舞伎会会員発売日は翌日だぞい。
つい発売時間にアクセスしてみたら…。
休日の1階2等の良席が…ポツン。
私を呼んでいるぅうううう。
いや…でもなぁ…。
どうしよっかな…ぁ。
うむぅぅ…ぅ。

ポチっとな!

ギョウゥワアア!!
誰やぁああ!!



悪魔くんでぇす。
お久しぶりぃい。
行けば楽しいってばさ♪

嗚呼…。
お高いチケット代が…ぁあ。
でもさぁ、3階席に座ると、
吉右衛門の写真を見てしまうからさぁ。
1階で踏ん張りたい気持ちがあるんだよなぁ。
よっしゃぁ!行くで行くで行くでぇええ!!


歌舞伎座新開場十周年
2023年10月2日(月)~25日(水)


玉三郎 大劇場から引退宣言!

2023年06月15日 | 歌舞伎


歌舞伎俳優の坂東玉三郎(73)が先ごろ、
セルフプロデュース公演の会見で、大劇場出演からの〝引退〟を示唆した。
「大きな役で大劇場の1カ月間の一晩を背負うことが体力的に難しくなってきた」と明かし、
今回の100人規模の公演について「これから自分が生きていく道として良いのではないかと思った」と語り、
今後は小劇場での公演やプロデュースなどに軸足を移していくという。

いつかは舞台に立たなくなる。
それは歌舞伎俳優誰でもが背負う宿命。
歌舞伎は高齢になっても立ち続け、
体調不良になると出演が少なくなる。
たとえ出たとしても、
1ヶ月間出演することが難しくなって、
途中で降板。
これを繰り返してやがて舞台から消える…。
玉様だって、やがてこうなって行くんだろう。
そう思っていたのに…。

玉様ってもともと、
独自で公演を打つことが多いでしょう。
歌舞伎座にはなかなか出ない。
というのが当たり前だったんだけど、
新型コロナの影響も相まって、
吉右衛門が逝ってしまい…。
菊五郎と白鸚も元気がない…。
残るビッグスターは仁左衛門と玉三郎。
どちらか一方が出てもチケット争奪戦。
カップリングだとますます争奪戦。
ドル箱として、
ハイペースな歌舞伎座出演に
なって行くのは必然…。
でも自身の身体と向き合いながら、
丁寧に演じたい玉様だからこそ、
今までだって松竹の言いなりだった
わけではないと思うんだよね。
なのにわざわざ、
今、声に出すというのは…。

猿之助の大事件で、
ネット社会の恐さを思い知ったとか…
やがて玉様が、
大舞台に立たなくなった時…
ドロドロの沼に沈むより、
今きっぱりと宣言するのだぁああ。
って思ったのかなぁ。

一時期は後進も育てていた。
というか、
若い俳優達に伝授する。
という感じで共演してたよね。
そういう公演が増えるのか。
って思っていたんだけど…。
なかなか思い通りに行かないものが
あるのかもしれんなぁ…。

世紀の大スター!歌舞伎界の名女方!
そういう冠は被っていても、
玉三郎は大名跡も継いでいないし、
子や孫がいるわけでもないし、
孤高の人なわけで…。
“けじめ”
という物が必要だったのかも…。

人気絶頂で解散した、
キャンディーズやピンクレディーを
思い出すよぉお。
舞台の中央にマイクを置いて去っていった
百恵ちゃんのこともぉおお。

だからと言って直ぐに引退。
というわけではないけどね。
8月は京都南座で、
愛ちゃんと『怪談牡丹燈籠』
10月は名古屋御園座で、
仁左様と『四谷怪談』
来年だか再来年だかに、
もしかして“一世一代“
なんて副題が付いた演目が
歌舞伎座に掛かったら、
そりゃぁもぉ大騒ぎさぁあああ。

ここにきて歌舞伎界の変化が、
ナイアガラの滝みたいに、
ドドドドッ!!
急激なものになっている気が…。
でも不滅だから…。
集客力はガタ落ちするけど、
若手は新作を創り続けるだろうから、
大御所達を知らない、
新たなファンが誕生するんだろうなぁ。
もう私は足を向けないけど…。

市川段四郎 逝く…

2023年05月22日 | 歌舞伎


5月18日午前10時20分ごろ、
東京都目黒区目黒3丁目の歌舞伎俳優、
市川猿之助さん(47)と
両親が倒れているのが見つかった。
母親は自宅で死亡が確認された。

病院に搬送され死亡が確認された父親の
市川段四郎さん(76)
(本名喜熨斗宏之(きのしひろゆき))さんは、
三代目市川段四郎の次男として、
1946年に生まれた。
57年に初代市川亀治郎を名乗り、初舞台。
69年に四代目として段四郎を襲名した。
 兄の二代目市川猿翁さん率いる、
澤瀉屋一門の副将格として活躍。
猿翁さんが始めた「スーパー歌舞伎」の演目や、
上演が途絶えていた作品の復活上演などで
重要な役どころを演じ、舞台に厚みを与えた。
 一方で、「神霊矢口渡」の頓兵衛や「俊寛」の
瀬尾をはじめとする敵役や、「梶原平三誉石切」の
六郎太夫といった老け役など、古典作品の脇役
としても、貴重な存在感をみせた。

猿之助さんは、
半地下の部屋でぐったりして倒れていた。
母親と父親は2階リビングで倒れていた。
仰向けでの状態で布団がかけ垂れていた。
司法解剖をし、死因は向精神薬中毒の疑いが
強いと判明。
猿之助さんが自殺を図ったとみている。
回復を待って事情を聴く方針だ。
現場検証と家宅捜索を実施した。



段四郎がこんな最期を迎えたなんて…。
言葉が無い…。

いつも一歩下がって
一門を支えてきた段四郎。
派手なお兄ちゃん(猿翁)の
きっと心の支えなんだろうな。
そう思える温和な雰囲気を
持っていたよね。
亀治郎が猿之助を襲名することに
なった時は、
葛藤があったんだってね。
だって、段四郎の名が途絶えてしまうから。
それでもやっぱり澤瀉屋一門の為に、
温かく見守ることにした…。
以前は、師走に澤瀉屋一門で公演をやった後、
休むこと無く大阪松竹座に出てたよね。
一門だけの公演が多かった中で、
息子がゆくゆくは、誰とでも
舞台に上がれるように
布石を打っていたのだとか。
舞台で顔を見なくなって
10年くらい経つのか…。
まさかまさか…こんな幕引きって…。
嗚呼…ぁぁ。段四郎…ぅぅ。
悲し過ぎる…ぅぅ。
ご冥福を心からお祈り申し上げます。

一命を取り留めた猿之助は…
遺書めいた物もあり…
どんな心の闇を抱えていたのか
知る由もないけれど、
明治座で公演中だなんて…。
ありえないよ…。
それだけ心の糸が
プチンと切れた衝撃が大きかった。
ということなのかも…。
原因は週刊誌なのか、何なのか…。
ご両親とはどんな生活を送っていたのか…。
何もかも判らないことだらけ。
しかし、これはただの事故ではない。
歴とした事件。
加熱した報道が続いてるけど、
事の成り行きを見守っていくしかない。