アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

熊谷陣屋

2005年11月30日 | 歌舞伎

『一谷嫩軍記 (いちのたにふたばぐんき)』の三段目が「熊谷陣屋」
これバカほど演ってて、去年なんて南座・御園座・歌舞伎座…。
今年は襲名披露公演から7年ぶりの仁左衛門っっ!!

1751(宝暦元年)12月大坂豊竹座(人形浄瑠璃:文楽)
並木宗輔ほか合作
歌舞伎は翌年の江戸森田座が初演

どっから見ても”源平物”。
ここは生田の杜。『箙の梅』も同じ場所だ!
それはいいんだ。今は熊谷さんとこの陣屋の話なんだ。

 √ 行くそらも、いつしか冴えん須磨の月、平家は八嶋の浪に漂い、
   源氏は花の盛りを見る、中に勝れし熊谷が陣所は須磨に一構え、
   要害厳しく逆茂木の中に若木の花盛り、熊谷桜というぞかし。

戦場に母親が2人!
普通、女はこんなとこに来ないゾ。
でも2人とも息子を慕って来てしまったの…。

熊谷直実は、ある人物の首を討ち取った。
その首見て仰天するのは、さてどちらの母でしょーか?
ネタばらしすっけどさぁ。
熊谷直実は我が子を殺したんだ。
これ知ってて観ると泣く~泣く~。

桃太郎系の衣装を着た義経(梅玉)登場。
首級(みしるし)を首実験してもらわなければなりません。
直実は桜の木に立っている制礼を引き抜き、
詰め寄る相模と藤の方を制して、義経に渡します。

そうです。あの名文句が書いてあるのだぁ。さぁ御一緒に!!
「一枝を切らば一指を切るべし」
の「い」~って、”歌舞伎歌留多”持ってますっ。

その首こそ、藤の方の息子・敦盛だと思って、
同情の涙をこぼした直実の妻・相模でしたが、
「藤の方へ御見せしろ」と目の前に置かれた首は、
誰あろう我が子・小次郎の変わり果てた姿でありました。
絶句する相模…。
「何も言うな!」と睨みつける直実ッ。
慟哭する心を押さえながら、ゆっくりと、丁寧に
息子の首を両手で包み込む相模…。
うえぇぇぇぇん。哭けない相模の替わりにわたしゃ泣くよ~。

お互いを労わる旧知の仲の女性2人。
藤の方は秀太郎。凛としたステキな姿でございました~。
フルフル心震えます。
相模はジャッキー。先月より元気そー。なんだけど…。
プロンプが2回とんだヨ!ヨヨヨ~。楽まで後3日だよ~。
頭が回転しないんだろーな。
杉村春子も、晩年は台詞覚えが悪くなったらしいし…。
それでもねぇ、スッゴクいい場面で芝居が中断するんだなぁ。
こっちの思い入れもプチンッと切れちゃうんだぁなぁ。
5年前に観た時はこんなこと無かった。ああ…京屋ーっ。

仁左衛門の直実は、
相模に渡すまで、いとおしそうに息子の頭に手を置いているんだ。
この直接渡す型は、珍しいのだそう。

陣屋にきた相模の顔を見た時も、
藤の方に仇と呼ばれて刃を向けられた時も、
敦盛を討った状況を再現した時も、
心の涙を、コワイ形相でやっとこさ隠してたんだってば、
直実って男はよぉ!

「主従の愛、その上での苦しみ。
今の感覚では理解できない主従の愛があるから
命令に従って我が子の首を斬る。
それが全編に流れていないと、封建時代の悲劇になりません」(筋書より)

スレンダーな仁左衛門。そこが大好きだぁ!
けど、だからこそパワーに限界があって、時代物は「…」な時もある。
でも、これはクラクラきちゃった~。
細やかな心情が、舞台をフワ~ッと包み込む。
その空気の中に存在する”熊谷直実”はまさに骨太っ!!
いつもは甘いショコラ。なのに今日はカフェラテな松嶋屋~。
一つ一つの動作に、一連の心が無いと、
この雰囲気は持続できるもんじゃぁござんせんよ。
”義太夫”判ってないと、出来ないってことなのかもね。

そうそう”大夫&三味線”。ちゃ~んと耳に入ってきた!
11月文楽『本朝廿四孝』で、”イヒヒ顔の呂勢大夫”を見てしまって以来、
開眼したのか。私~?

「確かに首は敦盛ッ」と義経の鶴の一声で終了。
と思ったその時!
「エッヘッヘ。この事を鎌倉へ注進すっぞ~」と現れたのは景高。
上手から出て、台詞言って、花道から退場~ッ。
揚幕の後ろで「ウワ~ッ!」断末魔の声を上げてオワリ。
実は、この後登場する石屋の投げた石が当たって絶命!
伊賀か!?甲賀か!?
石屋は、本物の敦盛を落ち延びさせるのに一役買ったのでありました。

熊谷直実は出陣の出で立ちで再び登場。
しかし、鎧兜の下は髪を剃り、黒染の衣っっ。
驚く妻の相模をほったらかしにして、出家するべく旅立ったのでありました。

妻の気持ちはどーなんのヨ!って、初めて見た時は、カチンと来たもんだ。
でも、今回はそんなムカツキも感じることなく直実を見送れたのでした。

  「十六年は一昔。 ああ、夢だ夢だ」
  ト幕外、どんちゃんを冠せ、送りにて、向うへはいる。
  後、シャギリ。

幕外に長唄のタテ三味線(主任演奏者)が出てきて”送り三重”を弾く。
筋書にはそうありましたが、
イヤホンガイド(高木秀樹)は”憂い三重”といっておった。

愛之助は、直実の野党役っっ!!
目立つわけじゃぁないけれど、生写真販売コーナーには、たったの2枚。
探すのに苦労しましたぜ~。

この気持ちキープして、12月文楽公演『一谷嫩軍記』へ走れ~。
熊谷さんがこんな事やっちゃうまでの物語が判るヨ。

11月歌舞伎座 昼  「息子」「雨の五郎」「うかれ坊主」「文七元結」
              「熊谷陣屋」

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杉村春子

2005年11月29日 | 

「女の一代記」三夜連続。
ラストを飾るのは杉村春子っっ。
米倉涼子が主役ってことがプラスになったのか!?ったく~。
他の2作品と比べて萎びた蜜柑だぁ。ショボかったぁ。
どんな角度から杉村春子像に接近するのか。と思ってたら、
「悪女」になってた…。
着物姿は既に「黒皮の手帖」だったし…な…。

 「誰が選んでくれたのでもない。自分で選んで歩き出した道ですもの。
          間違いと知ったら、自分で間違いでないようにしなくちゃ」
女の一生”の名台詞も、インパクト弱い弱い~。

TVじゃ描ききれなかった、杉村春子の91年間。
その生涯を埋めるのはこれだ!
『杉村春子 女優として、女として』(文藝春秋)
本棚の飾りだったこの本を読み出した、途端”文庫化”!
くっそ~!こっちは単行本。重いっちゅうねん。

楽屋見舞いに行って、出口まで見送ってくれるスターなんている?
それが”ファンサービス”という美しい言葉で覆われた”営業”であったとしても。
杉村春子贔屓にとっては至福の時だし、
それが、次回公演のチケット売り上げに貢献することは間違いないわけサ。

歌舞伎座で、
ある方の楽屋へお付き合いで伺ったことがありますが、
部屋の奥に鎮座ましましの御曹司は、ただの1度も動こうとはしませんでしたヨ。
平身低頭なのはお客の方~。
運営状況で、金銭面で、頭を悩まさずにすむ。=観客を軽んじてる。
ってことっすねー。
収支なんてどうでもいいなら、チンタラした覇気の無い舞台でも、
恥ずかしくも何ともないからな。ねぇ、梨園の方々~。

文楽じゃあね、
中堅の人までもが、ファンに人形の手ほどきしたり、舞台裏を案内してますヨ!
これに絆されない奴ぁいね~。

劇団四季では、
楽屋口でオロオロしていた私に、優しく声を掛けてくれた人がいた。
当時「エビータ」で主役演ってた久野綾希子だヨ!
”ファン大事”の心をキャッチしたよ~!贔屓度アップしたもん。

話を戻して、杉村春子の生涯だっ。
男性遍歴もあるけれど、彼女が生きた世界。
”演劇界”の怒涛の波にアップアップ~。

戦後の翻訳物とリアリズム演劇の流入。
そして、演劇が観客にとって単なる趣味ではなく、
思想を色濃く、艶やかに表した、個人の代弁者であった時代。

劇団を維持する為の金策!
劇団員がマスコミで稼いだ金の1部を劇団に入れる。
それは、ある時代の劇団なら多かれ少なかれやっていたことで、
土地を購入し共同生活をして、全てのギャラを団に入れていた所もあったんだじぇ。

今でも、江守徹のマスコミ露出度が際立ってるのは、そーいうこと?
劇団の為に、稼いでいるわけだ。
平淑恵は2時間ドラマも出るし、文学座の人って、アテレコ沢山演ってますヨー。
内野聖陽の『エリザベート』のギャラからも天引き…か。

杉村春子も例外ではなく、
生涯”チケットを売ること””金を稼ぐこと”から逃れることは出来なかったのだぁー。

舞台女優。という肩書きが大きいと思ってたけど、映画の出演は数知れず!!
TVドラマに併せたようにBS2で放映っ!
29(火) 「陸軍」(1944)
30(水) 「大曽根家の朝」(1946)
      「野菊の如き君なりき」(1955)

文化功労者は受けたけど、文化勲章は謹んで辞退。
WOOO~!!名実ともにキングオブキングじゃああ~りませんか。
一生を捧げた文学座にとって、
「皇帝でも大統領でもなく、神様に近かった」とまで言わしめる存在。

解散や分裂を続ける新劇劇団の中で、生き残った文学座も、
1997年4月4日
杉村春子という太陽が沈んだのだから、
やがて、
氷河期が訪れるのは必然だったのね…。
”新劇”の影が薄くなり、劇団体制は徐々に崩れて、
現在はプロデュース公演の方に客が集まる~。

三百人劇場(劇団昴)の閉鎖も決まったしよ…。
仲代達矢(無名塾)と奈良岡朋子(民藝)が、
劇団の枠を超えて初競演(「ドライビング・ミス・デイジー」2005・10)したからって、
若い演劇ファンが見向きをする話題でもあるまい。なぁ…。

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社会人のための歌舞伎入門 絵本太功記

2005年11月28日 | 歌舞伎

絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場

3月・10月の『社会人のための歌舞伎入門
あの盛り上がりが病みつきに!
またまたまた体験しにきやした。

♪ドッキドッキさせてよ~♪(by中山美穂)
え~?”お楽しみ”の解説が、たった10分間!
イヤーな予感…。

今回は”義太夫狂言のいろは”なのだ!
大夫・三味線のデカーイ声が、始まりの合図。
 √ 現れい出たる片~岡~市~蔵~
花道からダンダンダンッと出来てきやした。
ガッカリっっっ。男女蔵じゃないのね…(涙)

配られた冊子めくって、『絵本太功記』の人間関係図を指し示します。
大夫の声に合わせて「驚き」と「笑い」を披露。
「くどき」と「のり」を紹介して……終わりかよー。
お客も舞台に引っ張り出さないのかよー。
義太夫狂言の意味、じぇんじぇん教えてくんないのー。
”いろは”の”い”も触ってないぜよー。
文楽と歌舞伎の繋がりとか、違い、とか。
現場にいる俳優ならではのエピソード。なんかで♪ワックワックさせてよ~♪
金返せー!!バカー!

本編長いのに、どーしても21:00に終演したいってか!
今まで『社会人のための歌舞伎入門』の成績は”優”だったのに、
これは落第っっ!補習受けろ!国立劇場!
充分な解説あってこそ、客の心を舞台に惹きつける事が出来んのに、
これじゃぁ、ふつーの観劇と変わらん!ケッッッ!!

寛政11年(1799)7月
大坂豊竹座の人形浄瑠璃(現在:文楽)初演。

明智光秀が本能寺の変で、織田信長を討ってから、
豊臣秀吉に敗れるまでの出来事を描く。

光秀の母が住む、摂州尼ヶ崎へ家族が集まってくる。
そこに紛れ込むかの様に、旅の僧が現れる。

母・皐月は中村吉之丞。大好きだヨ~播磨屋ー!
出番が長くてウホッホー。
東蔵!孝太郎!ゾクゾクとステキな奴らがやってくる。
おっと、芝翫もね。
あ…立役なのにナヨッチ~のは魁春…。
福ちゃんも、立役はイマイチだけど…。こっちもスッゲェ~。
女形が演じる立役は、菊之助と時蔵以外演っちゃダメー!!
だって、百歩譲っても絵にならないよ。

それにしても大向こう多し!
上手下手から、屋号ビュンビュン飛んでくる。

”大夫と三味線”緩いなー。
11月文楽公演『本朝廿四孝観たばっかだから、パワー不足に感じるんだよね。

歌舞伎って、人間と台詞(語り)を分けるでしょ。
だから、主役として劇空間を埋め尽くす義務がある文楽とは、
響きが全く違うの。ピキッッとしないなぁ。

欠伸噛み殺してたら、何人目かの組にビビビッッー!!
え~っと冊子を見ると、イチバン最初に載っているのが大御所だよね。
和歌山富太郎&杵屋巳太郎チームか?
顔写真がないのは辛いゾ。文楽はあるぞ。
大汗かきかき、タオルでふきふき。全身で語る大夫!
ハッとかフッとか言って、調子をとる三味線!
イイ人達いたいた~。ワ~イ。

蛙の鳴き声がゲロゲ~ロ、ゲロゲ~ロ(by青空球児・好児)
光秀登場ー!
やだぁハッシー太ったねー。
黒田清子さんご結婚の日、TVに三田寛子と夫婦で出てたねー。
いや~、このまま勘三郎の様にブクブク野郎になってくわけ?
立役だからって、あーいうキャラはやめてっ。
『毛利元就』(時代劇専門chにて無事放映終了)は
スリムだったのにぃ~。8年も前と比べてやるなヨ。
中年太りか…。アーメン。

吉之丞は、ズーッと動きません。
脇役の鉄則。ハハ、蝋人形にもみえる…。
あ!やっと動いた(カメじゃないっつーの)
でも孫と共に死出の旅へ出掛けてしまった…。

最後に、髪振り見出して男女蔵がー!
光秀を追っかけてきた正清(加藤清正)だ。
正清といえば、『大坂歌舞伎展』のチラシの人!
隈取って、顔面筋力めいっぱい使ってます!
男女蔵もやってますっ!
こっちも脇の鉄則守って微動だにしないヨ。

 √ 写す絵本の太功記と、末の世までも、残しけり
   ト、光秀、二重に上がり、久吉と家臣は平舞台上手に居並ぶ。
   正清は平舞台下手にて槍を構え、上下とも引っ張りの見得にて、

 幕

アンケートに答えて、ボールペンを貰ったィ!嬉しい~。
けど、国立劇場はん。こんな事では許しまへんで~。

ユネスコの無形文化遺産に歌舞伎が新たに選ばれたっ!
国立劇場さんよ~、褌の紐締め直せッッ。

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大坂歌舞伎展

2005年11月25日 | 美術館・博物館

「大英博物館で絶賛!優品の里帰り大興行!」
そんな花火打ち上げても、市民は気づいてないみたいやでー。
だいたい”大阪歴史博物館”ってどこにあるか知っとるか?
大阪城に隣接してる古風な建物の、大阪市立博物館が閉鎖されてた~。
その代わりに建ったんじゃないのか?…そうらしい。
それにしても随分離れたところに行ったもんだぁ。
大阪城見物の帰りに寄るのも、ちょっとなぁ。
JR使う人は、ここまで来ぃへんし。
どこって、NHK大阪放送会館の横ー。
人目につかない。っつうか人がおれへん!
この特別展もチラ…ホラ…。まばらな細雪ー。

18世紀後半から19世紀前半、
上方歌舞伎はゼッ好調やってんて!羨ましいこっちゃ。

二代目嵐吉三郎(璃寛)(1769~1821)と三代目中村歌右衛門(芝翫)(1778~1838)
この2大明星(スター)が張り合ってたんやと。でも、競演はない…。
え!これって、今でもあるやん。どこぞの兄弟然り、他にも、なぁ。
ファンは、絵の中で”夢の競演”を見てたらしいわ。
いやぁ!贔屓がとりなして実現寸前ってとこまで持っていってんてぇ。
ちょっと~スゴイ権力やなぁ。これ今もありそーな話や。

上方の特色は”贔屓連”
商売の街だけに、豪商がね。色んなもんを明星に差し入れ。
『仮名手本忠臣蔵』の幕も贔屓連中のネーム入りで贈ったんやで。
顔見世の舞台上で、役者と手打ちの儀式までしてたって!!
すっごいパフォーマンスやなぁ。
こりゃお江戸好みではないわな。

巷では、役者絵や摺物が出版!
それが、海外のコレクターから絶賛されてるんやと。
遥々海を渡ってやってきた絵もドッサリ。
国内のものも含めて約400点。

ホンモノの役者を知ってると話がヒートアップするやろな。
「実物の方がカッコええわ」
「こんなにスマートちゃうでー」
ブロマイドと違って、絵やから突っ込み所満載やっ!
ペチャクチャ、ペチャクチャ、
髪結処とか、団子食べながら、とか。楽しそーやなぁ。

21世紀の大阪では、こんな話でヒートアップかも…。
「いや!こんな絵、うちの蔵にあったわ」
「もしやお宝?」
「”なんでも鑑定団”に出さな!」
「100万くらいにはなるんちゃうか~」
「500万はくだらんやろ」

大人のための”危ない”絵もありゃ、子供のお遊び”双六”もある。
このバリエーションあっぱれじゃ!
こんなスゴイもん書いた絵師のこと、もっと知りたかったなぁ。

映像コーナーでは、
231年ぶりの名”坂田藤十郎”を復活させる鴈治郎が登場ー。
う~ん…閑散としてた。聴衆はたった3人やからね。
ボリュームは何で小さかったん?省エネか!

こんなオモロイ企画、お江戸には上らへんのかなぁ。
心配御無用ー!
早稲田大学演劇博物館にて12/1~1/20
「日英交流 大坂歌舞伎展-上方役者絵と都市文化-」
11月大歌舞伎の筋書には2ページもの特集が、
歌舞伎座の3階ロビーにはチラシが、
宣伝する場所があってええなぁ、お江戸は。

大阪と違うポスターも見所。
大阪は、「派手に派手に!」目を引かそう。
東京は「高尚」な感じ。
土地柄の違い出てる!出てる!

館の佇まいがレトロな”演博”。
未体験の方は、是非この機会にどーぞ。
常設展は古典から現代まで、ありとあらゆるジャンルがOK。
能の面も付けられる、体験コーナーもあり。
ビデオシアターの前に座ってると、1日がアッという間!
予約すればボランティアガイドさんも頼めます。
知識豊富でステキなおば様に解説してもらっちゃったことあり。オススメ。

関西文化の日
こんなチラシ見つけたけど、知名度はいかほどか?

関西2府7県の美術館・博物館などで、11月の一定期間入場料を無料にする。文化が息づく関西を広く、かつ強くアピールし、圏域への集客を図ります。

掲げてることは、カッチョええよ。
東京なんてキッチリ入場料取るからね。”芸術の秋”やし。
タダで入れるんやでっっっ!!!
関西人やったらゼーッタイ行くって!
ああ知らんかった、もったい無い。もったい無い。
来年は行くで行くで行くでー!!

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児雷也豪傑譚話

2005年11月24日 | 歌舞伎

名古屋・京都。やっとこさのお江戸公演。

初演は1807年(文化4年)。
「児雷也」は、庶民に親しまれていたようで、
蝦蟇&蛇&なめくじの三すくみってやつは、
錦絵、講談で大~盛り上がりだったとさ。

片岡千恵蔵の映画で御対面した時、ワックワックしちゃいました。
”コミック風に視覚的に面白くできる”
30年前に復活上演した時からそう思ってたっつう菊五郎。
ここまで言われたら、またワックワックしちゃうって。

第一幕
大蛇丸(松緑)が、日本国に戦乱を招き魔界に変えようと、陰謀を張り巡らす。
発端からスモ~ク全開で大蛇登場ー!!
長~い尻尾でとぐろを巻いてまっす。ウヒヒヒ。

仙人(松助)に育てられた2人(菊之助&亀治郎)が、大蛇丸を滅ぼすために
①”浪切剣”を手に入れること。②夫婦になって力を合わせること。
そうして、③蝦蟇となめくじの妖術を授かったんだよ~ん。

嗚呼、松助お久しぶりでございます。
座ってるし、黒後見もいるし、きっと本調子ではないんじゃろ~。
でもお姿を拝見できて嬉しぃぃぃ。

順調に権力を掴みつつあった大蛇丸の目の前に、
シュワッチ!現れたのがこの2人。
暗闇のだんまり演っちゃった後に変~身っっ!!

”ガマはへびに負け。ナメクジはヘビに勝つ”
この法則に従った三つ巴の前半戦っっ!!
赤い目玉が2×3=6個 ギ~ラギラ~~。
蝦蟇はピョコピョコ。
大蛇はウネウネ。
なめくじはクニャクニャ。
このコラボ!お見事ー!
蝦蟇の背は岩石のよーで、白い斑点と赤いポチッとした点もある。
ああ触りたい~っっっ。

しかし、ここに到るまでのお話。
知らなけりゃつまらんのだが、もっとスピーディーに出来んかー!
中島かずき(劇団☆新感線)に書かせてみろっっ!

一幕目65分間のラスト!
3階下手側”立ち入り禁止”区域から、ロープを伝って滑車が滑り降りたゾ!
スタンバイOKだ~!
さあ~来っゾ~!来っゾ~!
蝦蟇が真っ二つになって!中から出てきた鷲に乗った児雷也(菊之助)!
足の親指をクッと反らせてワッサワッサ!飛んだっっっ!
上等なお席の方々には、宙乗り真正面姿が見えない。
ってことで、舞台に大型スクリーンを配置っ。
それより、ナマでグングン近づいてくる方が楽しいもんっ!
VIVA!3階席っ!

第二幕
西洋風な佇まいの悪代官屋敷。
最近巷に横行する義賊を怖がってる、一家の状況を婿養子の團蔵が解説っ。
ムム。團蔵ってことはもしや…イッツァ・ショー・タイムか?

出たっ!!出たっ出たっ!
嫁は菊五郎っ!
ドケバな衣装&メイク!そのホクロは、美川憲一?ちあきなおみ?
娘は松也。
コギャルっ。これが、そんじょそこらのギャルよりビュ~ティ~。
娘 「母上!最近太り気味ではありませぬか~?」
母 「(脇腹をつねって)軽くヤバイ」
場内は、臨時『俳優祭』状態で爆笑の渦渦渦~。

ヴィバルディ。ボレロ。のお囃子もさることながら、
バランスボールにヨガ体操。
ダサくない?。ひろしです。ジャンガ~ジャンガ~。切腹。フォー!
時事ネタならぬ、バラエティーネタがてんこ盛りっ。
NINAGAWA十二夜』で、”笑い”を松緑にかっさらわれた菊五郎。
これが!これが!これが演りたかったのねぇぇぇ。

音羽屋後援会受付で、楚々と佇む女優・富士純子が奥サマ。
なんですね~。こんな旦那大変っすね~。ガハハ
夏雄ちゃん、菊五郎は元気で~す。

そこへ巫女がやってきて、
「ジャンジャン金を増やしちゃる。有り金全部持ってこい」
ケバコ菊五郎は一目散っ。
婿養子は美貌の巫女に御執心。
婿 「メルアド教えて」
巫女 「www.~」
婿 「それは新橋演舞場のアドレスだ。 ドット・コム・混む」
ああ…。毎度のギャグありがとね。
この家の金をまんまとセシメテ巫女はドロン。
残るは掛け軸の名前だけ”児雷也”。
チャンチャン。

児雷也は単身大蛇丸に立ち向かったんだ。
でも、ホレ仙人が”2人力を合わせて”って言ったべー。
無残。目は潰れ、足腰立たぬ不具者と成り果てましたとサ。

楽しくないわけじゃぁないのに、たるいわー。
中田カウス・ボタンのよーに、、オモロイよーで、オモロクなーい。
やっぱ1幕目のチンタラが緒を引いてるね。
ラストスパートかけりゃイイってもんじゃないっしょ。芝居って。

第三幕
お~っと”世話物”~!黙阿弥しぇんしぇいの十八番。
箱根の宿屋へ、湯治に来ている夫婦。
菊之助が乗った木車を、キコキコ引っ張る亀ちゃん。
『小栗判官』か『天下茶屋』か~。

児雷也の病を治すには同時刻に生まれた女の生血が必要。
宿屋の娘(芝雀)が、偽りの恋を仕掛けて飲ませた。
オッ『合邦辻』
彼女こそ生き別れだった姉。
”菊之助&亀治郎&芝雀”このスリーショットは、
花かごに飾られる色とりどりの花。
涼やかでカワユクて落ち着くわねー。
パッチリ目を開けた菊ちゃんは、なんてビューティー。

探し求める”浪切剣”は地獄谷にあり!いざ行か~ん!
大蛇丸との至上最大の決戦が今始まったっ!
8本の火柱がモォ~モォ~と立つ。
いや、風を下から送ってるんだからゴ~ゴ~か…。

そんなことより、斜幕の後ろっ!!
三味線と各種鳴物連中がズラーッッッと並んで総勢15名!
やっぱ、袴姿ってカッチョイイのだ。
大太鼓打ってるところなんて「鼓童」みたいヨ~。キャ~。
これ、菊之助のアイディアなんだと。やってくれるじゃん。

所狭しと、赤い布持ってフリフリ走るっっ!跳ぶっっ!
ジャパンアクションクラブ?
あ!『ヤマトタケル』?
そいつは錯覚。似て非なるものなり。
これぞ菊五郎劇団が誇る団体演技っ!!
その名も”火粉四天”
金メダル間違いなしっ!

菊ちゃん、今度は舞台中央で中吊り!
赤い紐をスルスルと解いて、ヒョイと着地さっ。
OH!亀ちゃんが奮闘すると、スーパー歌舞伎モードっ!
ひと回り大きくなったゼ。澤瀉屋~!
松緑も負けてないっ!
「スターウォーズ」のライトセーバーまで出てきたっ。
スパークリングな大立ち廻りっっ。

ラストはお馬でパッカパッカ。菊五郎の登場。
大親分だからね、締めにゃぁならんわけか…。
大団円で、威風堂々のオーラスッッ!

あのね、
”スーパーヒーロー歌舞伎”が初体験の中高年には受けたんだ。
「生活ほっとモーニング」でも「歌舞伎を超えた」ってサ。
でもねぇ。
スーパー歌舞伎体験者にとっては、これでも”奇想天外”のつもりなの?
いのうえ歌舞伎ファンも、どこが”型破り”?

このままじゃ「復活してみました」ランク。
それじゃぁ国立劇場と同じ。
そんなのイヤだっ!もう1歩先を目指してくれっ!
この趣向には、既に先駆者がいるんだ。
練って練って練りまくって、ベラボーなものを作ってやれ!(by岡本太郎)

菊ちゃんが男役の時は、亀ちゃんと芝雀が相手娘役に決定っ!
ダースベーダーは松緑がイイっ!
”奇しき縁に結ばれし者たちよ”、
ハッシーと扇雀・翫雀兄弟みたいに自然消滅するな。
菊五郎の懐借りて、ドーンともいっちょブチ上げて!

なんだぁかんだぁ言っても、
これ”歌舞伎って観てみたいけど何がイイの?”って迷ってる子羊ちゃんにオススメ。
高校生が観たんだって。しかも男子校~!
「NARUTO」にハマってるお子ちゃま達来ないかなぁ。

しっかし、「羽左衛門一家」を見れて、目頭熱くなるほど嬉しかったっっ!
だってぇ、彦三郎もいたし、萬次郎もいたんだよ~。
萬ちゃん、1月国立劇場行くからねぇ。

忘れちゃならんのが、蝦蟇・大蛇・なめくじのスーツアクター達!!!
大~きな拍手をっっっ!!あんたは偉いっっ!!

2005年11月 新橋演舞場

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通し狂言 本朝廿四孝

2005年11月22日 | 文楽

通し狂言 武田信玄/長尾謙信『本朝廿四孝』
大阪国立文楽劇場第100回目記念公演

友の会では、特別企画”スクラッチくじで粗品GET”
クリアフォルダーをもらったゼ!

1984年にオープンしてから、21年。
地下鉄・日本橋駅下車。徒歩2分。この立地条件!
なのに劇場は、町に馴染めないっつうか、覇気がないっつうか~。
このガッカリ感をキャッチしてくれたのか、
「町づくりアンケート」実施!
用紙を配ってる男性は職員でしょーか、ステキに低姿勢です。
あまりにも素っ気無い劇場前が、ちょこっとでも変わりますよーに。

竹本住大夫文化功労者顕彰記念については、新春公演で。
ってんで何もなかったんだけど、
50人程の団体さんもいたし、20~30代女性の着物姿が多くっ!
着物カップルは気合充分っ。
満席まで後一歩及びませんが、華やかな雰囲気。

大序から大詰めまでの通し上演は大阪で78年ぶりっ!
2001年に東京で上演された時に観たヨ。
あの時は…ウウウ。面目ない!寝たっ!いや~アッパレなほど寝たっ!

武田信玄・長尾(上杉)謙信の確執を脚色した大作。
複雑な人間関係や登場人物それぞれの思いに、
中国や日本の伝統を幾重にも織りまぜ、大どんでん返しも!
と見所聴き所満載です。(イヤホンガイド冊子より)

再挑戦じゃー!エイエイオー!
ひゃっひゃっひゃっ、威勢は良いけど負け戦の予感…。

第1部(昼の部)
続々休演する大御所の穴は、俺らが埋めちゃる~!
若手がガンガン登場。

な…長いぞ…。キツイぞ…。イタイぞ…お尻。
ウワッッッ。時空間飛んだー。
平たく言うと、寝てたんやおまへんかー。
ガビーン。
またしても”筍堀り”しか、のーりに焼きつかなんだ。無念…。

第2部 
こっからはね。3月に国立劇場『本朝廿四孝』でもバッチリだったし。
もしや、お目めパッチリかもよ…。
♪とんでとんでとんで~まわってまわってまわる~♪(by円広志)
またしても、またしても、不覚を取ったー。 

四段目 「和田別所化性屋敷の段」
村上っちゅう殿さんが
「諏訪明神の使いの白狐を生け捕ったら、ほーびをやるぞー」
そこへ女が捕虜としてやってきた。
女好きのこの男。イヤラシ~目つきで擦り寄って行く。

きゃあー!語る豊竹呂勢大夫も”イヒヒ顔”ー!!
人形がいるからって”大夫と三味線”目に入らなかった♪私バカよね~おバカさんよね~♪
脇に陣取る御二方。
全身全霊で真っ向勝負っ!!
物語が佳境に入って、大夫が身体をググイッと揺らすと、
三味線も激しいリズムで動く動く!

館が急にグラグラッときて、燭台が!
クネクネ動きだしたぞ!目と鼻もついてるぞ!『美女と野獣』か~。

 √ 燭台蹴飛し、こなたへ退けば
   衝立に描きし双股大根が。
   「アア待たしやんせ村上様、わしを見捨てて行かうとは、
   そりゃ曲がない胴欲な、
   大根大根と沢山さうに言はれて肌の美しい」

擬人化した双股大根登場!
頭はツルツル。天辺に大根の葉っぱがピョ~ン。
顔は白くて小坊主みたいヨ。
足は大根の先っ端。やっぱり白。
キュートだ~!ラブリーだ~!
村上の殿様、大根ちゃんの猛烈アタックにバタンきゅ~。

 √ 館と見えしは信濃路の、雪降積もる和田の山、
   吹雪ばかりや残るらん

足軽達、お山へ高提灯に太鼓鉦持って殿様探し。
あんなヤツでも上司やからな~。”すまじきものは宮仕え”ってか。
やっと出てきたお殿様、ヘロヘロリン~。
狐にまんまと化かされた。

「奥庭狐火の段」
ラスト15分!鳥肌ものッッッ!
キツネの霊が八重垣姫にっ!兜を持って水面を見るとっ!
ウッなんとっ!
そこに映るは姫の顔にあらず、狐なり!

八重垣姫の人形遣い、吉田簑助は肩衣をサッと取り、
左、足遣いとも頭巾をスッと取って、アッという間に出遣い3人集~!

姫の周りに4匹の狐が現れたっ!
吉田玉勢、玉翔、簑次、桐竹紋秀。
この人形遣い4名が綺麗どころ!
まるでフォーリーブス!…それを言うならF4やろ~(by花より男子)
いるんですヨ!いるの!文楽ってお爺さまばかりじゃないの。
イケメンいますヨ~。嬉しやなぁ。

人形だからこその華麗なる動きっ!
狐がホントーの狐に見えるのヨ!跳んだりっ跳ねたりっ。
八重垣姫も跳びますっ跳びますっ。
そうして重なる大夫の声っ!

 √ 翅が欲しい、羽根が欲しい、飛んで行きたい、知らせたい、逢ひたい見たい

紛れも無い男の!野太い声の叫び!
なのになのにそれなのに、心を揺さ振るのでありました!

嗚呼!娘心を何故に、ダミ声が表現出来るのでありましょう…。
歌舞伎でこんなにクラクラきたことナシ!

そうして八重垣姫は、一途に一途に恋にのみ生き、
湖を駆けて行ったのでありましたーッ!

うわぁ~うわぁ~うわぁ~。すっげぇゾ!文楽っ!
人間世界では表現出来ない世界を、
なんなく時空を飛び越えてやってのけちゃう。
あの小さい人形と狭い空間の中で、
だだっ広く深い世界を作り出せるとは!!

でも…惨敗を喫する。なんで寝てしまうんや!?

2005年11月 国立文楽劇場

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若手花形歌舞伎 本朝廿四孝

2005年11月21日 | 歌舞伎

文楽11月公演『本朝廿四孝』を観る前に、復習しよーっと。

若手花形歌舞伎『本朝廿四孝』
2005年3月の国立劇場は、近松半二、他の合作。
『伊賀越道中双六』『妹背山婦女庭訓』も先月の『野崎村』も半二先生だ。

1766年正月、人形浄瑠璃として大坂竹本座で初演。
5月には、ご近所の中の芝居で歌舞伎上演。
お客はどっち観よっか迷っただろーねー。楽しそうだなー。
時空を越えた現代では、「花形若手歌舞伎」

キーワードは諏訪法性の兜。これは武田信玄家の重宝。
これを長尾謙信に貸し出しちゃったのね。
んでもって、なかなか返却してくれないもんだから、険悪ムードになったらしい。
「まぁーまぁー」って調整したのが殿サマ足利義晴。
ところが、この人が殺されたんだって。
で、武田・長尾両家が疑われたんだと。

共に無罪を主張っ!!。
汚名を晴らす為に、三回忌までに真犯人を探せなかったら
互いの息子の首を差し出してやるっ!

時計の針はドンドン進むのに、事件解明はききとして進まず、
約束と交通ルールは守りましょう。息子の首をあげましょう。
ってところからこの物語は始まる。

『武田信玄館勝頼切腹の場』

信玄の息子勝頼。なんと盲でごぜえます。
傍らで支えているのは、腰元濡衣の片岡孝太郎。
しぇぇ~。若いのに、ホンニ貴方は大人っぽいなぁ。
うん!上々のスタートではありませんか。
勝頼は片岡愛之助。
女殺油地獄』『傾城反魂香』でも、綺麗なハーモニーだったこのコンビ。
ここでもイイ音奏でてくれヨ。

母が、息子の首を喜んであげたいわけないわな。
だから、首斬りに来た侍に、もう少しの猶予を頼むの。
そーしたらそいつ、庭に咲いてる朝顔を手折って
「こいつが萎(しぼ)むまでだー」っつうわけ。
これは男女蔵!中堅所一色のこの公演支えてますよー。

勝頼は情けをかけられるより、武士らしく切腹ッ!
縋りつく濡衣。
「礼は未来で」と、見えない目に涙をためる勝頼。
√ 惨いつれない胴欲と、我が身をとんと、勝頼の
  膝に打ち臥し、泣き沈む 濡衣

√ ト勝頼は刀をぬき、突き立てる。
  ノウ、悲しや御切腹。叫ぶ濡衣。驚く母

√ 手負いは合掌、ぱっしり立て切る生死(しょうじ)の境
勝頼死亡。

エイサッサホイサッサ~。
籠の中から出てきた男は、勝頼にクリソツー。
これこそ待ち望んでいた”身替り”。
されど、遅かりし由良之助~。
事の真相に、おったまげたクリソツ男。
「お呼びでない。こりゃまた失礼~」と逃げようとする所を、
家来がバッサリ斬ろうとする。
しかーし障子越しに、反対にグサッと突かれ、
家来は、はい、それま~で~よ。
誰?誰なの?正義の味方ゼブラーマン(by哀川翔主演!)?

なんとこの家の主人・武田信玄とな!
実は勝頼は、死んだ家来の息子で、
本物の勝頼は今やってきたクリソツ男!名は蓑策。
家来は家を乗っ取ろうとしていたんだ。
しかしこのクーデター計画は筒抜けさぁ。
蓑作が自分の出生を知っていた!信玄だって全てお見通しだっ!
ドンデン返しのドンデン返し~。オリエント急行殺人事件か!

「ちょ、ちょっと待って~」
恋人の勝頼が目の前で死んだ。と思ったら、
そっくりさんが出てきて立ってるんだもん。
瞳ウルウルの濡衣「死…死にますっ」
でも、皆に止められちゃってヨ~、
「謙信に奪われた、諏訪法性の御兜をこの男と一緒に奪還せよ」だとー。
マジかよ~!?ちょっときついんじゃないのー。そのミッション。
どーする!濡衣!

『道行似合の女夫丸(めおとがん)』

濡衣と蓑作、いやホンモノ勝頼は薬売りの夫婦と偽り旅道中。
「まるで”冬ソナ”のようですね」とイヤホンガイド。
「チュンサンは記憶を無くして、ミニョンという名でユジンの前に現れたけど」
…それってこの状況と同じか~?

濡衣は、死んだ恋人のそっくりさんと面つきあわせて、
しかも夫婦っぽいことしなきゃいけない。
きっと声も、笑顔も似ているんだろー。
ちょっとした癖まで似てたらどーする!?
心の奥がチクチクだろーな。
涙がポロポロだろーな。
思い出がグルグルだろーな。

勝頼は、そんな彼女を見て罪の意識を感じるでしょうか?
胸がキュンと締め付けられかも…。
このまま時が過ぎたら、この二人は本物になったかもしんない。
けれど、そーはさせまじ第3幕!

『十種香』

2人の旅も終わり、濡衣は腰元。勝頼は花作りの蓑作として謙信館へ!
舞台中央に、蓑作登場。なんと立派な武士姿っ!
後ズ~ッと動かない。愛ちゃん、気品を見せなくてはならんゾよ。

下手の襖が開くと、
そこには、ニセ勝頼を回向している濡衣の姿。
「誰も貴方の忌日命日を弔ってくれないのね」
ウッソ~!?”2人の勝頼事件”から1年経過してるんだと~!

上手の襖が開くと、後ろ姿がボ~ッと浮かび上がる。
出たよ~ん、八重垣姫(中村時蔵)
1度も会ったことのない許婚の勝頼。
その絵姿を一心不乱に見つめて回向しておりますっ!!

何でしょう?、この一途さって。
こんな事やってっか~?フツー!
顔がイイから想い焦がれるんでしょーか?
いつの世も”恋は顔から”ってか!?
香るは香る十種香…。

勝頼は2人の女を思って不覚の泪…。
それに気がついたか、濡衣が出てみると、勝頼のドアップ!
嗚呼、こんな姿を見てしまうと…、
心がいっぱいになってしまったのね。
ビエェェェン!!濡衣泣き出しちゃった。

八重垣姫も扉を開けて…。
信じらぁれなぁいよぉぉ。愛しい愛しい御方!
肖像画と等身大の男を見比べて、
ホッペタつねるわ!アイタタタ~。本物なのネ!
ガバッとすがりついて大ー泣きっっ!!

勝頼はあくまでもクールに
「私は花作りの蓑作っす。勝頼って誰っすかー?」
濡衣が姫に「そんなに好きなら、諏訪法性の御兜を取って来て!」
八重垣姫もピーンときて「やっぱ勝頼さまでしょ!でしょでしょ!」
でも、勝頼もちょっとやそっとじゃ口割らねぇ。
「身の上明かしてー。言わないなら、さぁー殺せ!」負けてない姫。
それにも動じない勝頼。
「姫はもう生きてはいられなーい。」
√ 戯れ言の恥ずかしや。心の汚れ画像にいいわけ
濡衣の目がキラリッ!
「天晴れなるお志。打ち明けましょう。そうしましょう。
正真正銘の勝頼さまでございます。」

恋の成就を確かめる間も無く、謙信が突如現れ
「この文箱携えて塩尻へー」行っちゃったヨ~勝頼。
ところが、「勝頼のお命頂戴」ビューッと追いかけた奴等が。

『謙信館奥庭狐火の場』

「父上ヒドイー!!」真っ青なのは八重垣姫。
追っ手より早く勝頼さまにお知らせせねば。
涙を拭いて、諏訪湖を渡ろうと駆け出しますが…トットットッ。
湖が凍ってる!!

√ アア、翅(つばさ)が欲しい、羽根が欲しい。
  飛んで行きたい。知らせたい

諏訪の御神、助け給え~、救い給え~。
ふと水に浮かぶ自分の顔を見ると…
キ…キツネの顔ッ!!これこそ諏訪明神の遣いに違いなし。
白狐が兜に乗り移った~!
姫は狐火に守られながら、飛ぶが如く、駆けてゆくのでありましたー。

花道途中で、フと振り返る八重垣姫。
兜は彼女を引っ張って行く。
そんな姫の姿が可憐。中村時蔵、新鮮でござりまする~。

あの3人が一緒にいる理由が、やっと判った!
愛のメリーゴーランドだぁねぇ。

長野県諏訪湖の不思議現象。
何世紀も前から人々の生活に根付いている”御神渡り”は、
地球温暖化の影響で、毎年見られるものではなくなっておるとな…。
寂しいことですな…。

文楽11月公演『本朝廿四孝』へつづく → クリック

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

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歌舞伎座建て替え決まる

2005年11月18日 | 歌舞伎

早ければ2年後に着工、再開場は2010年ごろの見通し。
現在の歌舞伎座は1924(大正13年)に竣工。
その後、戦災により一部消失し、1951年に修復を行った。
敷地6125平方㍍、劇場面積4008平方㍍、客席数は約2000席。
文化庁の登録有形文化財。
「機能性やバリアフリーなどの観点から不十分な点も多いことから、
建て替えが必要と判断した」という。 
「外観など今のイメージをできるだけ残したい」とし、
建物の形状や形態などは検討中。
興行元の松竹は工事期間中、ほかの会場を確保して歌舞伎公演を続ける。

代替劇場は、きっと浅草に建設。
歌舞伎座建て替え後もそのまま残して、「平成中村座」の常小屋になるのでは。
な~んて考えてるわけさ。
いつだったか、歌舞伎chかどっかで、
勘三郎が「浅草に劇場が欲しい。俺が言ったら本当になるから」って。
これ聞いてピ~ンときたわけさ。

どーでもいいけど、仮設劇場、キチンと作ってねぇ。
宝塚の「1000day劇場」は酷かったんだって?。
ヅカファンの友人によると、騒音は入るは、座席は悪いは~。
たしかチケット代が、そのままならイザ知らず、値上がった。って聞いたことあるけど。

3年間も通うのよー。平成中村座風になったらイヤだよー。
足が冷えるんだもん、土足厳禁なんてことは無いとは思うけど…。
何より外面がヘロヘロしててイヤ~!
テント芝居の小屋でも、もっと重量感ある布だっちゅーの。

歌舞伎座のバリアフリーって、エスカレーター作るってことでしょ。
それって、一幕見席も対象に入ってんのかねぇ。
まさか!直通エレベーター!…なわけないわなぁ。
新橋演舞場」みたく、中途半端なもんばっか引っ付けないでよー。

喫煙コーナーも、トイレの前から移動させてね。
「東京宝塚劇場」を見習って、ブース付けて欲しいわねぇ。
でも喫煙者の身体に染み付いて迷惑だから、吸煙機能を惜しまないでね。

そうそう、トイレ!
限られた空間内で洋式に変えたでしょ。余計狭くなっったのよ!
入り口から変に分かれたりしないで、
「大阪松竹座」とか「国立文楽劇場」みたいに、両側から並ばせてっっ!!

赤い絨毯はそのままにしてー。お願い~。あれは歌舞伎座だけの特許にしよー。
でね、場内明るくしてちょーだい。
暗いと、どこぞのビジネスホテルみたいで、ワクワクしないのよ。
「これから始まる~」って、臨場感大切にね。

開演時間を変えてちょーだい!
仕事帰りの会社員を取りこまなきゃよ。
「国立劇場」の『社会人のための歌舞伎入門』を見習いなさいよー。

座席は千鳥が原則よっっ!
歌舞伎は着物のお客さん多いんだから、座高が高くなって大変なのよー。
後ろになると、”ハズレくじ”引いたみたいにガックリくるんだからー。
外国のお客さんにも、苦痛を与えないように、座席の前は広くっっ!!
日本人でも足組めないっつーの!
人を詰め込みたいのは判るわ。商売だからね。
でも、映画界だって”ゆったり”よ。
ヴァージンシネマズ六本木ヒルズの空間術を盗め!
聞いてんの?松竹~!!

あとね、生まれ変わったからって、料金上げるのは御法度っ!
よろしくて?(byお蝶夫人)

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ダブリンの鐘つきカビ人間

2005年11月17日 | 演劇

2005年10月28日~11月13日
ル テアトル銀座

森の中に迷い込んだカップルに、屋敷の主人は
「昔ここは村だった…」と語り始める。
いつしか2人は物語の中に入ってしまう。
人々は奇病にとりつかれ、村は平静さを失っていた。
私利私欲を貪る悪者はここにも!
奴らの魔の手が、心は優しいが身体醜いカビ人間に迫るっ!

S席8400円。A席6800円。この境目の席は何列目?
めっちゃくちゃ後ろだったのにS席!
ふふ~ん。この料金でもやはり満席になるのだねぇ。
「チケット代高いよ!高い!お尻痛いよ!痛い!」
ブツクサ言ってるのは我等だけか~。
劇場の椅子は相変わらず座り心地バリバリ悪いし、トイレは使い難いし、
ケッッッ!
玉三郎の「夕鶴で来た時、2度と来ないって決めたのに、
魔が差したか、大王に導かれたか、来てしまったー。

装置は凝ってるし、照明さんは楽しんでるし、
遠くから舞台全体を見れたのは良しとしよう。
でも、やっぱり役者の表情がキッチリ見れず、涙を呑んだ…。

寓話の残酷さを笑いに!ラブストーリーを涙に!転換しちゃった”爆笑純愛物語”

客寄せ出来るキャスト(片桐仁(ラーメンズ) 中越典子 土屋アンナ 姜暢雄 ほか)
も然る事ながら、

”お笑い担当者”に身をよじらせたー。
も~ダメ~。池田成志&山内圭哉コンビは最強ー!!
ツボにはまり込み過ぎ~っ。横隔膜がヒッジョーに痛い~っ。
橋本さとしは、劇団☆新感線の頃よりステキに見えたわん。
殺陣やると、昔取った杵柄かー。魅せること知ってるー。
大王(後藤ひろひと)は”やや受け”。でもあれでイイんだよなー。

渋いところでは若松武史
「天井桟敷」出身だっちゅーの。
寺山修司が主宰した演劇実験室って知ってる人は、若くない(笑)
THE・ガジラ」でしか知らなんだから、アワワ。
 
風景と人間がピョ~ォン♪っと飛び出す絵本っっ!!
この劇空間は、ハッキリ言って異色。
完成度高いし。目に焼きつく場面が絵画になってる。
題名も妙チクリンだしー。

メルヘン&お笑い+アクション
バランス取るの難し~ぃ。ウルトラE難度っっ。
あッ歌もあったり、少し踊ってたね。

好き!ともいえないけど、もう1度観てもイイかも…。
このスタンス、かなり微妙ー。ハハハ。
ガマ王子vsザリガニ魔人」(2004年)もそうだったっけ。
シャッフル」は、笑いにシフトしてたからGO!GO!レッツゴーだったけど。
ま、大王とG2はやってくれるじゃん!ってことで。

観客若かった~!
「歌舞伎・文楽はオババだからなぁ」と悪気の無い友人の言葉。
そのとぉ~り。
ここにいるほとんどの人には、無縁のジャンルざんす。シェ~(byおそ松くん)

これ、”芝居観てみたいけど何がイイの?”って迷ってる子羊ちゃんにオススメ。
”NODA・MAP”で、最初から最後まで「???」だった友人に道標立てといた。
少なくとも大王は「!?!」って感じだからねん。

しか~し、実は熱烈歓迎はこっち!!
冬は”ざるそば”より”きつねうどん”よ~。”泣き”より”笑い”よ~!!
BIGGEST BIZ ~最強の決戦!ハドソン川を越えろ~
(東京公演 2006年1月8日~22日)
♪は~やく来い来い♪

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

 

 

 


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華麗なる伊万里、雅の京焼

2005年11月16日 | 美術館・博物館

秋晴れの日は上野へ行こー。
ここは、東京国立博物館でございま~す。
入場者の9割は、奥の”平成館”へ行っちゃうのねー。
あっち”北斎展”なんだよなー。
チョットー。こっちにも入んなさいよー。ったくぅ。
表慶館”では「華麗なる伊万里、雅の京焼」…。地味…。

建物が重要文化財となっておりま~す。
ここ、前はひっそりと、大和時代の遺跡。なんかが置いてあって、
警備のおじさんと2人っきり…なんてーこともあったよなー。

今日は入ってみると人がいた!
シニアカップルと中高年男性多し!
焼き物って、落語と同じで”男の世界”なのか??

17世紀から、藩をあげて外国貿易のために、焼き物作りに邁進。
”伊万里焼”は東洋に西洋を加えて…、
いーえ、西洋好みの東洋を演じてみせた。
ふんだんに銀を鏤めてギンギンギラギラ~。
それを、棚中に飾る。ってんだもんなー。
ドレスデン博物館(ドイツ)のポーセリン・キャビネット(陶磁装飾室)を再現。
ちょっと引いちゃう~。悪趣味~。

歌舞伎座の売店に、有名演目の着物の柄をハンカチにしたの、あったでしょ。
あれも、白・黒・空なんて~いう地味~な色(by勧進帳)じゃあ
外国土産にはヒットしないんだって!

そんな趣味の違いを、確かな目でキャッチしている。鍋島藩。
キャパシティーの広さはたいしたもんだ。

ところで、九州全県言えるかい?
なーんかポコッと抜けてないかい?
そーそれが”佐賀県”!
はなわの歌で、一応メジャーデビューは果たしたけどねぇ…。
伊万里ってそこにあんのヨ!地方って侮れないなー。
とか言って、柿右衛門様式の赤。古九谷の紫、緑など、
贔屓でございま~す。ウフ。

皿の中に宇宙をみる。
伊万里は、広い世界が交差してるの。フワ~ッと飛んで行っちゃいそう。
京都は、室内に鎮座する物の小宇宙を感じる。

伊万里の”天”に対して京は”地”。
暗かったりねちっこかったり。
でも”日本人好み”に出来ている。
雅楽楽器の笙(しょう)を花入にしたりするか。ふつー。
そこに、凛とした雅があるのね。
いつの時代も、京都ってそうなんだぁなぁ。

伊万里と京都、日本の心。アングル変えていと楽し。

東京国立博物館は、独立行政法人になって、変わったね。
♪いまのキミははピカピカに光って~♪(宮崎美子デビューCMソング)
博物館って、こーでなくっちゃ。

他の館の平常陳列にも寄ってけー。無料だぞ~い。
お弁当持っていけば、日がな一日楽しめる。
和のテーマパークここにありっっっ。

ってイイ感じに締めようと思ったのに、
国立美術館4館と国立博物館4館、文化財研究所2所を1法人に統合せよ。
お上は、”さらなる法人統合へ効率化を図る”計画なんだって。
ちょっと待ったー!そいつはやり過ぎだゼ!
今必死に自分の足で立って歩いてるのに、
紐結び合って、二人三脚になったら共倒れっかもしんねーぞ。

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。


 

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桂吉朝 逝く

2005年11月10日 | 落語・講談・漫才

桂○朝、逝く…。
この○の中にどんな文字が入ると思う?
”米”
そーやろー。そー思うやろー。遂にこの日が来たか…って…。
でも、ハズレ…。
”吉”
桂 吉朝、逝く…。
師匠より先に行くなー。くっそー。泣いてやるー。

その昔、中島らもがギンギンだった頃、劇団リリパット・アーミーに
何度か客演してた。
ひょうひょうとした味で、異色の役者ぶりやった。
あんな摩訶不思議な世界が俳優に創れるはずはないっ。

随分経って、らもが逝ってしまった時、
無性に吉朝に会いたくなって、初めて独演会へ足を向けてみた。

なんじゃこりゃ~!!
落語に”演劇力”がシェイク~!!
誇張するでもなく、斬新ぶるでもなく、
ヒュ~ッと入って、キュ~ッと締める~!
その立体化した空間創り、おもろかったなぁ。

吉朝が紡ぐ、”笑という幸福”。末永~く続くんちゃうんかったんかィ!

落語+狂言=落言 
そんな造語を作った「お米とお豆腐」
あれ見たのが最期になってもーた…。

来年か再来年あたりに
「桐竹勘十郎(文楽人形遣い)や上方の古典芸能のいろんなジャンルの人間と、
昔の『上方風流(ぶり)』のようなイベント」を計画していたところやったって!

まあしゃ~ない…。
あっちで、らもと酒でも飲んでくれ。な。…合掌。

…あかん!やっぱり、そのイベント見たいっ!
戻ってこいっ!吉朝ー!!

桂吉朝(かつら・きっちょう)
本名・上田浩久=うえだ・ひろひさ
11月8日、心不全で死去。50歳。

大阪府堺市生まれ。1974年、桂米朝に入門。
師匠譲りの端正な語り口を特徴としていた。

88年にNHK落語新人コンクールで新人賞を獲得。
01年に上方お笑い大賞。
02年には芸術選奨の文部科学大臣新人賞を受賞。

99年11月に胃がんの手術を受け胃の3分の2を切除。
昨年10月に再検査したところ胃がんの再発が発覚。
仕事を休養して週1回、抗がん剤の投与で治療を続けていた。

米朝落語の“継承者”(産経新聞)

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。 

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世直し順庵!人情剣

2005年11月09日 | 映画・時代劇

時代劇は、専門chだけの特許じゃ~ないよ。
地上波でも、まだまだ~。

昼間はお爺ちゃんと孫が仲良く見れるよーに
「また又、三匹が斬る!」
高橋英樹と役所広司が出てるのに”お笑い時代劇”だぁ。
春風亭小朝もいるからな。

「眠狂四郎 無頼控」
華奢な身体から、エロティシズムがムンムン~。
片岡孝夫(現:仁左衛門)が好きです。
でも、”雷蔵の狂四郎”はもっと好きです!(by松本引越センター)
あっ!終わっちったー。お次は、
「伝七捕物帳」
前進座だ。中村梅之助、いい味だすヨ。

オッ!4時から「水戸黄門」だ。
3代目佐野浅夫が豪快に笑ってるゾ。
5代目里見浩太朗も、4時間後に登場ー。
お母ちゃんも”ピーコのファッションチェック”ばかり見ないでよー。

夜は、仕事で打ちひしがれたお父ちゃんのもんだ!
「世直し順庵!人情剣」
藤田まことは「剣客商売」でピリオド。って思い込んでおった。
だって、ほれ、隠居した爺だったろーが。

ところが、じゃ。針もってんのヨ。針!
「お前はもう死んでいる」(by北斗の拳)じゃない、「もう手遅れだ」っつーんだ。
んでもって、ブスリッッ!
「必殺!」かー!京本政樹はいつ出演ー?

河合順庵って名前の貧乏医者なんだな。
長髪を後ろでキュッと束ねて、作務衣(さむえ)姿がピタッ!
サプライズ~!カッチョイイ老人じゃないか。
「さすらい刑事純情派」見てればヨカッタ。
ちょっちゅね~(by具志堅用高)

関西在住者、要チェックは「中島貞夫の邦画指定席」KBS京都) 
映画界華やかなりし時代の空気が堪能できる解説は優れもの。
これ見れる奴は幸せもんたい!

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

 

 

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大河ドラマ 毛利元就

2005年11月08日 | 映画・時代劇

”大河ドラマ”といえば「義経」と答える。
司馬遼太郎原作の「義経」を読んだおかげで、
マンガチックな義経主従に耐えて、毎週見てはいるけど…。
ちっぎゃ~ウ!!

”三本の矢”だー。(サ~ンフィレッチェ~)
「毛利元就」だー。
1997年。中村橋之助主演。

今更何よー。と言うなかれ。
これが時代劇専門チャンネルで絶賛放映中なのだわー。
8年ぶりにこんなところで出会うとは!
あの時は、陣内孝則が出てきた辺りで「おもろな~」って止めたんだわ。
ならば、リベンジー!

”男の生き方”にビリビリッッきてます。
”しおしお”していた(知ってる人だけニヤリ)若武者だったハッシーは、
ドンドン目がキリリッととしてきた。
と思ったら、髭もたくわえてる中年になっちった。あ、孫が出来た…。
毎日放映してるから、アッという間だ。

「義経」は女性も描くって言ってなかった?
「毛利元就」にこそ”女のロマン”あります!松坂慶子効いてます。
”見目の悪い女子(おなご)”(知ってる人だけニヤリ、パート2)達もキュート。

伝統芸能に脈々と息づき、学校でも教わった平家と源氏の物語より、
西国の一武将を描いた方に
「たっぷりっ!」って声掛けたくなるなんて、愉快!爽快!

ハッシーって、身体の線も細いけど、色気も細い。いや、薄い。
富樫』は大好きだけどね。
いつまで経っても、福ちゃんと勘三郎のパシリ扱い。
でもTVじゃぁ、”男”、”男”、”男”であったー。
8年も前のハッシーを見直してどーする。

11月国立劇場 通し狂言「絵本太閤記」
夏雄ちゃんの降板で大抜擢のハッシー。
”天覧歌舞伎”ともなり、父芝翫は「橋之助を観に来て!」とアピール。
みにくいあひるの子、白鳥になるか!

今日からは『黄金の日日』(1978年)放映開始!
こっちは、市川染五郎(現:松本幸四郎)でぃ。
VIVA!堺商人っ!これで見納め!お見逃しなく!

夕食時に『銭形平次』『水戸黄門』を、寝る前に『必殺!』見て育ったのさ。
大好きだ!TV時代劇!
歌舞伎に目覚めたら、ますます時代劇にのめり込みもーした。
おッといけねぇ、武士言葉っ。

まだまだつづくよ、時代劇。『世直し順庵!人情剣』へ

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。 


 

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大河ドラマ 義経

2005年11月07日 | 映画・時代劇

豊後(大分)の国目指す義経一行船に乗る。遠くの灯りは漁火か。

知盛の怨霊登場…。
「西国の海は平家の楽土。九郎判官、そなたに渡してなるものか。
一人残らず引きずりこまん。」
じぇんじぇん怖くなくって大笑い!
だってぇ”壇ノ浦”のショボショボさで免疫ついているんですもの。
B級ホラーにもなりゃしない。
大河ともあろーもんが情けない~。いやこんなもんでしょうかねぇ。
(12月歌舞伎座の『船弁慶』を楽しみにする事としましょうか)

「船は横波に襲われ、転覆したのでございます」
これぞ天の声、白石加代子だぁ。

”西国へ遣わされる”が“西国へ落ち延びる”と摩り替えられて、立場は逆転。
一行が囲まれた所を、コウモリが来襲ー!
ウッソー!とんだ所で北村大膳(by河内山宗俊)。
違った、こんな所で美輪明宏ー!!
魔界?霊界?あら前世?(byオーラの泉)
「もののけじゃ~」震え上がる敵の声に、大きく頷くお茶の間桟敷席。

鬼一法眼なるぞー。
「日の本の何れかに都を創れ」
義経もちろんOK牧場~。
法眼は、妖術で敵を蹴散らし、月もまた隠れる。

こいつぁ~天と地ひっくり返ったゼ!
再びお会い出来ようとは。美輪サマァー!

オーラと懐の深さで画面を圧倒ー!
登場時間はほんの少々。
なれど、この回の主役は法眼殿じゃ~。ウヒャヒャヒャヒャ~。

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

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玉男休演!

2005年11月06日 | 文楽

吉田玉男、11月公演(国立文楽劇場)を休演!

ああ…。寂しいなぁ…。ガックリコン…。

でも、シュワッチッ!!!
飛んで行きまっせぇ~!
「本朝廿四孝」観まっせぇ~!

玉男さん、ゆっくり養生して下さい~。
お帰りを無期限で、お待ちしておりますでぇごぜぇやす。(by竹中直人)

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。

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