「喜劇 芸人誕生物語」
劇場へ行ってみると…。
ここは文学座か?はたまた民芸か?商業演劇?…。
客層が~。どっからみても中高年だらけっ~。
しかも補助席までギュウギュウ~。
この人達が笑う「喜劇」って緩~いんじゃないの…?。
超~弱小芸能プロダクションの、唯一の売れっ子17歳の歌手が、
ある日突然倒れたっ!
瞬く間に年老いてゆく、得体の知れない病原菌
”菅井きん”に侵されたんだと!
たった一つの治療法は、身内の者が面白いことをやって笑わせることっ!
少女には父親独りきり。
彼は芸人でありながら、クソが付く堅物者(伊東四朗)。
自分も笑わないのに、どーやって人を笑わせればいいの?
事務所の社長(小倉久寛)、マネージャー(三宅裕司・東貴博)、
医者(春風亭昇太)、お笑い芸人(渡辺正行)が、
タッグを組んで治療法にトライっっ!!
果たしてその結末はー。
伊東と三宅はこんな感じ。
ガンバルゾ!って意思表示をする伊東
伊東 「清水の舞台にっ立ちます!」
三宅 「それは観光客皆がすることでしょー。
あそこから飛び降りてこそ、覚悟が判るんでしょ」
伊東 「え!あんな所から飛び降りるんですかっっ!」
キャ~キャ~!!!愉快~痛快~乗ってるかい~!!
伊東と小倉は歌合戦。
小倉が振付け付きで踊りだす。もーそれだけでダメ~。笑う~。
新しい歌を教えているはずなのに、伊東が歌いだすと
「イヨマンテの夜」とか、「東京ブギウギ」とか、年代物の歌に早替わり~!!
笑いの最終兵器は、「17歳の歌手役」の日替わりゲスト!!
浅田美代子、磯野貴理子、小林幸子、中島知子(オセロ)、南野陽子、
ユンソナら14人が出演。
この日は”柴田理恵”。も~これだけでOK牧場。
気持ちは17歳なんだけど、病気は進行中。どっからみてもオバサンです。
アドリブ満載の緊迫感が、ズンズン笑いを呼んでるゾ。
これが「軽演劇」というものなのですね。
笑いだけをテーマにしたものを、沢山の人にみてもらいたい。
というのが座長・伊東四朗の願い。
コントも盛り沢山だし、アンガールズのポーズも!
最後は伊東四朗がラッパーになっちゃった。
だからって、尻切れとんぼじゃぁないのね、
物語はキチンと成立したんだわ~。
無事に若返ったんだわ~17歳の少女に戻ったんだわ~。
でもそれは衣装だけであった…。
ドピンクの裾ピラピラなタンクトップ!&パンツも短くナマ足にミュール!
「さっき買ってきたの、安かったわよ」という柴田。
「自前!わざわざこのために」感激する三宅
「この他にどこで着るんですか?」と伊東
「夜…!」と柴田
凝視する伊東。「ジロジロみないの!」と三宅。
休憩なしのノンストップ2時間10分っっ!!
お腹よじれる~!横隔膜痛い~!
も~これ以上笑わせないでぇぇぇっぇえ!!
☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。