♪ルンルン ルルル ルンルン
ルンルン ルルル ルンルン
春の風が優しく 優しく頬を撫でる
さあ泣くのはおよし ペリーヌ♪
BS名作アニメ劇場
ペリーヌ物語
只今OA中!
「”ペリーヌ”って知ってる?」
私と同年代の友人達に聞くと、
み~んなこの主題歌を口ずさむ。
ついでにエンディングの
♪名前は バロン 気まぐれな犬♪
これまで唄ってくれちゃう。
もちろん、私も唄えちゃう。
なのにな~のにぃ。
私ったら、
ストーリーが脳みそから出てこなくって…。
みんなは覚えてるのにだよ。
何故~何故~何故なのぉ。
あまりにもつらい物語なので
記憶から消し去ったのかも…。
キライやねん。
『母をたずねて三千里』もぉ。
『みなしごハッチ』もぉ。
可哀想やんか…ぁ
恐る々、第1話を観てみたら…
旅の途中で父親が亡くなった。
気落ちしている母親を、
ペリーヌが健気に元気づけてる…。
ほらぁ、やっぱり…
涙なしでは観れないじゃないかぁ。
インドからフランスまで、
祖父を訪ねて旅をする母娘。
一家の大黒柱を失ったのにどうやって…。
「旅の写真屋でございます。
一生の思い出に写真は如何ですか?」
娘は透き通る声で呼び込みをし、
インド人の母はサリーに着替えて、
村人の足を止めさせる。
毎日ドキドキぃぃ。
誰かに騙されるんじゃないか、
事故に合うんじゃないか。
ヒヤヒヤぁぁ。
ある日
サーカス団にいる両親を探して、
伯母の家を出てきたっていう少年マルセルと、
バッタリ出会って。
こっからは楽しかったぁあ♪
色んなことがあったねぇ。
やがて
マルセルは無事両親と再会し…
また娘母の2人旅。
ペリーヌがお母さんのために
野花を摘もうとして転落っ。
足がッッ!イタタタタぁ。
毎日2人は
ロバのパリカールのために
交代で歩いてるんだけど、
ペリーヌったら歩けないもんだから…。
そうして、
水汲みから写真機の出し入れから、
何からなにまでぜ~んぶ
お母さんが1人でやることに…ぃ。
あんまり身体が頑丈じゃないのに。
心配だぁ…。
アルプス越えなんて!
そっちの方が近道なのは判るけど…。
ペリーヌの足もピンシャン!
元気になったけど…。
宿屋で働く少年。
せっかく両親に送ろうと、
写真を撮ってもらったのに、
お給料の前借が出来なくって…。
こんな時、この母娘はほんとに優しい。
タダにしてあげたんだよぉ。
お金がたんまりあるわけでもないのにぃ。
袖すりあうも他生の縁ってやつだね。
こんなにステキなことしたんだもん、
運命の女神様もニッコリ微笑んでるはず。
アルプス越えにレッツトライ!
きっついきっつい山道を登る…。
うわぁぁ危ないっっっ。
そんな時、
少年の写真を受け取った父親が加勢に!
「息子の手紙に”恩を受けた”
そう書いてあったから」
OH~!ウルウルぅぅ
さあ、憧れのフランスへっ!
おっと、おっと、おっとっと
サーカス団も関所に並んでるよぉ。
あ、あの少年だ。マルセルだぁ♪
劇的な再会~♪
でもね…ペリーヌのお母さんが…
疲れ果てて倒れちゃっててね…。
馬車の中で横になってるんだよ…。
パリの地に足を踏み入れたのに。
お祖父さんがいる町まで
ちょいと列車で行けばいいだけなのに…。
どうしてもお母さんが動けなくって…
きっちゃない安アパートを借りた2人。
やがてお金が底をつき、
馬車も…そうして愛ロバパリカールさえも…。
ビエ~ン
毎日観れない…
悲し過ぎぃぃいいい
ついにお母さんがっっ。
天国へ召されて…
たった1人でマロクールへっ。
…でも…お金が…。
ズ~っと手前の駅で
降りるしかなくって…。
アパートの家主シモン爺さんも、
ただのケチ野郎かと思ってたけど、
ほんとは優しい人。
周りもイイ人だらけ。
…でも皆、
毎日の生活でいっぱいいっぱい。
明日のお飯(まんま)の心配を
しなきゃならない…。
だから、「お金貸して下さい」
そう言えないのかなぁ。
それとも、
ペリーヌのプライドなのかなぁ…。
途中の駅で降りて…
歩いて10日で目的地に着く。
って、どんだけ歩くんや~~!!
お金も持ってないのにぃ。
ああ、やっぱり
行き倒れになっちゃったぁああ。
このままペリーヌは…。
愛犬バロンが町に走って行って、
色んな人の袖を引っ張るんだけど…。
判ってくれるはずないよぉ。
森の中を彷徨うバロン…
鼻をクンクンさせたと思ったら、
猛ダッシュ!
その先にいたのは…
パリカールだぁぁああ。
ビエ~ン
ペリーヌからロバを買った
行商のおばさんも一緒だ。
嗚呼ぁ、助かったぁぁ
一命を取りとめたペリーヌは、
無事マロクールへ到着。
一目散にお祖父さんの所へ。
…ってんじゃないんだなぁ。
お祖父さんはこの町の有力者。
巨大な繊維工場を経営してる
ってのにビビって…。
それより何より、
自分が拒絶されることが恐いんだよね。
ペリーヌの両親の結婚を
お祖父さんは祝福してるわけじゃないし…。
なにより頑固だって噂が…。
だってだって
まだたったの13歳なんだよ。
そんな大人に突撃するには幼過ぎいぃ。
ペリーヌは、
オーレリーと名前を替えて、
工場で働きだしたっ。
しかも、池の辺で一人暮らし!
お給金が安いからって
鍋もスプーンも靴も、
なんでもかんでも手作りっっ!
朝から魚釣りしてるしっ!
いくら、旅慣れしてるからって…
アッパレじゃ!!
んでもって、
またまた良い人達に出会うんだよね。
これもペリーヌの人柄なのね、
きっと♪
ヒョンなことから社長…
お祖父さんの目にとまったペリーヌ。
いつしか秘書になっちゃってっ。
これも英語OK。御者もOK。
だからなんだよね。
ヨカッタぁ。
ペリーヌが歩んできた道のりが、
いつもどこかで生かされてる♪
目が見えないお祖父さんは、
何十年も前にインドに行ったっきりの
息子をズ~っと探してるんだ…。
仲違いしたまんま音信不通なのさ。
そんなお祖父さんの
息子への愛。
その妻への恨み。
そうして子供への無関心
心の内を聞いてしまったペリーヌは、
ますます
「孫だ!」って名乗る勇気を無くして
ただただ涙で頬を濡らすばかり…
ハッッ!!
気がついたらストーリーを
必死に書いてるッッ。アホや~ん。
ガンバレ!ペリーヌ。
タオル片手に見守るぞ!
ウルウル…
後10話くらいで終わるんかなぁ…。
NHKアニメワールド
トム・ソーヤーの冒険 (2010.6.7記)