俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で死去したことが10月17日、分かった。76歳だった。
近年は体調面を心配する声が多く聞かれていた西田さん。
2001年11月には首の骨が変形し、手足のしびれなどの症状が出る頸椎症性脊髄症を発症。
03年3月には心筋梗塞で緊急入院し、生死の境をさまよったことも。
2016年2月には自宅のベッドから転落し首を痛め、頸椎亜脱臼を起こし、同年4月に手術。
その直後には胆のう炎も発症。同年6月に胆のう摘出手術を受けた。
19年に、約19年間務めた「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ)を降板した際、体調面から引退がささやかれたこともあった。
近年の出演作では、車いすを使用する役や座ったままのシーンが多くなっていた。
2021年1月期のTBS系ドラマ「俺の家の話」では車いすを使用する役、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも座ったシーンがほとんどだった。
とはいえ、最近でも車いすながらも元気そうな様子は見かけられており、今月8日には、人気ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の映画「劇場版ドクターX」(12月6日公開)の完成報告会見に姿を見せていた。
西田敏行(にしだ・としゆき)本名同じ。
1947年(昭22)11月4日、福島県郡山市生まれ。
青年座養成所に入り、71年「写楽考」の主役に抜てきされる。73年、NHK「北の家族」で人気俳優に。映画「植村直己物語」「敦煌」で日本アカデミー主演男優賞を受賞。主な出演作に「おんな太閤記」「八代将軍吉宗」「釣りバカ日誌」「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズ、「探偵!ナイトスクープ」など。主演ドラマ「池中玄太80キロ」の主題歌「もしもピアノが弾けたなら」で、NHK紅白歌合戦にも出場するなど、マルチに活躍した。
エェエエ!!
最近は車椅子でドラマに出演していたけれど、まだまだお元気そうで…。
立ったり歩いたりしなくても、存在感バッチリで…。
だからいつまでもドラマに出演するもんだとばかり思ってた…。
ついこの間も、去年WOWOWでOAされた『フィクサー2』を、たまたまBS日テレで観たばかり…。
政界のドンを演じていて、ソフトな雰囲気と凄みが印象的だったんだよ…。
今回初めて知ったけど、色んな病気と戦ってきたのね…。
「小太りの肉体・響きの豊かなバリトンの声、 愛嬌のある目元、ヨーロッパではこういう役者をクラウンというそうだが、あの姿がもう見られない。偉大な日本のクラウンが去ってしまったことを心から悲しく思っています」山田洋次監督が追悼した言葉にジ~ン…。
誰もが知っている国民的スターがいなくなってしまって、
テレビドラマも寂しくなるな…ぁ。
ご冥福をお祈りいたします