第二部
寿式三番叟 3:00 ~ 3:44
《休憩 20分》
通し狂言 菅原伝授手習鑑
四段目
北嵯峨の段 4:04 ~ 4:21
寺入りの段 4:24 ~ 4:37
寺子屋の段 4:37 ~ 5:47
五段目
大内天変の段 5:50 ~ 6:12
『寿式三番叟』
能楽でも特別な演目とされる『翁』を人形浄瑠璃に移した作品です。
松の絵を背景に、千歳の颯爽な舞、祈りを込めた翁の荘重な舞、そして三味線の華やかな演奏で二人の三番叟が躍動的に舞います。
長きにわたり支えていただいた皆様への感謝と、劇場の豊かな前途を祈念しての上演です。
上手には、
三味線と太夫がズラリズラズラァァ!
7挺、7枚!!
グオォオオ!!
ド迫力ぅうう!!
そうして、
下手から聞こえてくるのがお囃子!!
いつもイイ音色なんだよねぇええ♪
ズ~っと黒衣に徹しているお囃子の方々が
遂にインタビューに答えたぁああ。
文楽ならではの三番叟。
連れ舞いが華やかやぁあ。
軽々と舞うっっ。跳ねるっっ。
新しい国立劇場で舞ってくれるのは、
いつなのかな…ぁ。
菅原伝授手習鑑
いよいよ終盤に近付いてきたぞぉお。
って第1部は観てないけどぉお(コラコラ)
北嵯峨の段
菅丞相の御台所は、梅王丸の妻・春と八重とともに、北嵯峨へ隠れ住んでいます。
そこへ時平の家来が襲来し、御台を守ろうとした八重が命を落とします。
危うい状況の御台を連れ去ったのは、謎の山伏でした。
後の「寺子屋」に続く場面で、昭和47年以来51年ぶりの上演です。
この段、観たこと無いわ。
それもそのはず、51年ぶり!!
どんだけぇええ!!
グエェエ!
八重はこんな所で命を…ぅぅ。
知らんかったぁああ。
ギョェエ!
あの山伏はひょっとしたら、
あの人でしょぉおお。
いつもの通りなんやかんやあって(コラコラ!)
オーラスはこれだぁあ!
大内天変の段
都では天変地異が続き、宮中では祈祷が行われていました。
そこへ斎世親王が苅屋姫と菅秀才を連れて参内します。
時平は激怒し彼らを討たせようとしますが、雷鳴が鳴り響き桜丸と八重の亡霊が現れ、時平を成敗するのでした。
長年の遺恨が晴れ、菅秀才が菅原家を相続することが認められ、菅丞相には正一位追贈、そして天満大自在天神の称号が与えられるのでした。
この場面も昭和47年以来の上演です。
菅原家の復興が描かれ、大団円となります。
この段も観たこと無いわ。
それもそのはず、47年ぶり!!
どんだけぇええ!!
グギョエェエ!!
ヘビがぁああ!!
亡霊がぁああ!!
怨念がぁああ!!
『寺子屋』の後に、
こんなグッとくる物語があったのかぁあ。
知らんかったぁああ。
通し狂言ならではの締めくくり。
文楽ならではの幕の引きやわぁああ。
嗚呼ぁぁああ!!
終わってしまったぁああ!!
ざびじぃいいい!!
文楽が大阪からやって来るのは、
年に4回。
2月、5月、9月、12月
出席率は100%とは言えないけど、
何十年も通ったぁああ。
休憩時間は、
上の階のフリースペースで
お弁当を食べたり、
売店をブラブラしたり、
時には表に出てお庭を散策したり、
コロナ前までは、
友達と来たりもしていたのになぁ…。
大阪の国立文楽劇場は、
本拠地ならではの
良さがあって好っきやねん♪
東京は、こじんまりした
良さがあったなぁあ。
今までたくさんの素敵な時間を
有難うございました!!
新しい国立劇場に足を踏み入れるのに、
最短で6年…ぅ。
長い空白やわ…ぁああ。
劇場の外は
メッチャ蒸し暑かったぁああ!!
さよなら公演だから、
いつもより期間が長いのに、
よりにもよってこの異常気象。
コロナ対策もやらんとアカンし。
出演者もスタッフも大変だろうな…ぁ。
ロビーには次回公演のポスターが。
シアター1010に大移動なんや…ぁ。
これからは大道具とか、
今まで劇場に置いていた物を
いちいちは運び入れるんやねぇ。
他の仕事の人達もやり難いやろうなぁ。
東京も巡業と同じになってしまって、
ほんまにしんどいやろうなぁ。
舞台裏の事を考えていたら、こんな記事が!
おわり。かと思ったらつづく
↓
初代国立劇場さよなら特別公演
2023年8月31日(木)~9月24日(日)
国立小劇場
第一部 菅原伝授手習鑑 三段目、四段目
第二部 寿式三番叟 菅原伝授手習鑑 四段目、五段目
第三部 曾根崎心中
さようならそしてありがとう国立劇場