新橋演舞場 10/19(日)
桂小米朝改メ
五代目桂米團治襲名披露公演
桂吉弥 時うどん
春風亭小朝 桃太郎
桂ざこば 肝つぶし
桂春團治 反魂香
<仲入り>
口上
桂米團治 桂米朝 桂春團治 柳家小三治
春風亭小朝 桂ざこば 桂南光
柳家小三治 道灌
桂米團治 蔵丁稚
昼間は舟木一夫が公演中なんだぜ。
そんな新橋演舞場。
夕刻は落語ファンだらけっ!
トップバッターは吉弥
「”ちりとてちん”かもよ」
友人の予想ははたして…
「またの名を、徒然亭草原と申します。
”だんだん”はアカンね」
まさにNHKネタ!ククク。
「時そば」ならぬ「時うどん」
うどん食べながら「ハ~」って言う声が、
なんや色っぽかったわ。
「他の上方の噺家は大丈夫なのに、
今の人は何喋ってるのか判らなかった」
友人の一言…エエ!
根っからの東京人には、
喋る速度が速くって、アカンかったらしい。
そんなに超特急とは思わなかったけど…。
いや~そういうこともあるんやね。
大阪弁って全国区とは言うものの…。
小朝は初体験。
古典を聞いてみたかったのに、新作。
父親が寝物語に子供に聞かせる”桃太郎”
子供は一筋縄ではいきましぇん。
新しい物って難しいな…。
って思ってたら古典だったのか!知らんかったぁ。
出た!ざこば!
これまでなんでか、漫談みたいなもんにしか
巡り会ったことなかったからなぁ。
マクラは…あ、また奥さんの話。
何度聞いてもアハハ♪
「ハイヒール」のモモコの事が出てくるんやけど、
東京のお客さん判りはるかなぁ。
そのむか~し、テレビで観た
『鶴瓶・ざこばらくごのご』
ざこばは破天荒やった!今日もパワー全開っ!
春團治って、いくつになりはったんかなぁ。
声の小さいのはマイクが拾ってくれるし、
あの語り口は久しぶりやぁ。
…アララ。聞いてから1週間経ったら
物語が脳みそに残ってない!欠片もないぃぃ。
あ、鳴り物入ってた!(思い出したんそれだけかい)
またまた
M78星雲に飛んで行ってしまったんやなぁ。(アホ!)
口上にはズラズラズラ~リ。
やった~♪
米朝と小三治のツーショット♪
進行担当は南光!
「私の出番はここだけですんで」
ドドドッッ!っとオオウケ~!
桂南光・こごろう親子会
2009/3/2(月)午後7時
東京芸術劇場小ホール2
3300円
心が揺れるでこの会♪
観劇予算削減するからね。
アカンよ!私(判ってまんがな…)
さっすが『痛快!エブリデイ』の司会者。
MCが上手いっっ!オモロイっっ!
座布団1枚っっ。
色とりどりの口上に、
しゃっちょこばった所はゼロっっ。
笑って笑って笑ったことしか覚えてない(コラコラコラ!)
あ、ざこばが
最初に米朝宅に行った日の話をしてた。
武庫之荘(阪急電鉄ね)のエエ家で、
お茶とお菓子を出してもらったけど、
まさか手を出すわけにはいかずー。
そうしたら、子供が
「これも~らい」って取って行った。
それが新米團治
「そんなエエ家と違うな」そう思いました。
ガッハッハ
米朝の言葉は…えっと…
師匠米團治は、戦後のツライ時期を経験。
けれど、
新米團治にはそんな経験全然無い。
これから落語がどうなるかも判らないー
師匠として親として、上方落語界の重鎮として
厳しくも温かな、心のこもった言葉やった。
親子二代が揃って祝えるなんて、
こんなめでたいことはないよぉ♪
米朝も元気そ~でヨカッタヨカッタ♪
ああ!「大名跡」「実力が無い」「襲名」
デンジャラスな話があった、あった。
ウッハウハに沸いた場内。
この空気をどう沈めるのか小三治。
「プロフェッショナル」を観たら、
やっぱりこっちの視線が変わったよ。
メディアの力ってスゴイ。
「あ、お湯のみがない!」
友人は小さく叫ぶし。
テレビ観た人だけガッテンしてね。
さ~ど~出て来るのか…
「それで、句会なんですけど…」
ギョエ~!
口上で言ってた話の続きかい!
やられた~。やられました。
これで掴みはOK!
噺はしっとりと…
ウゲゲゲゲ!
また忘れてるしっ。アホ丸だしっっ。
ラストは米團治。
「五代目!」声が掛かった~!
もしや芝居噺するとか。
私が今まで聞いたのは『稽古屋』『はてなの茶碗』
松尾貴史の会では『七段目』やったけど…。
と思ってたら『四段目』!
芝居好きな丁稚が、
お遣いから帰って来たのが夕暮れ時。
「お前、また芝居観てたんと違うか」
「そんな!滅相な!」
旦那が言うことにゃ
「今度の『忠臣藏』では五段目が評判や。
特に猪がええらしいなぁ。
前脚が中村吉右衛門で後脚が片岡仁左衛門。
こんな猪は二度と見られん」
友達と目と目あわせてニンマリ。
それやったら私らも観たいっちゅうねん♪
「大部屋の役者が一人でやりますねん。
播磨屋と松嶋屋やなんて、そんなアホな」
得意げに喋る丁稚どん。
アワワ。引っ掛かったぁ。
「隣に座ったおじさんに、次の場も観ていけ。その次も」
そう引き止められたから…
言い訳は通~じへんわなぁ。
大目玉を食らって、
蔵へポ~イと放り込まれた。
お腹は空くし、暗いし、恐いし…
そうだ!こんな時はあれに限るっ。
”判官切腹の場”
「力弥…力弥。由良之助は」
つつつつ~っと花道へ駆け寄って
「…いまだ参上、つかまつりませぬ」
QOO~!ここ好きなんだよね♪
落語でも楽しめるなんて嬉しやなぁ♪
オオ!ついに切腹っ。
それを見つけた店の者っ
た…た…大変だぁ。
台所のおひつを抱えて、猛ダッシュ!
「ご膳っ」(御前)
「蔵のうちでか…待ちかねたァ」(由良之助か…)
イ~ヒッヒッヒ。
ひねりの効いたオチじゃわい。
ウワ~イ♪
華やかで温かで楽しかったぁ♪
男前でちょっとヌケテル坊々。
『情熱大陸』でバッチリ判ったもんね。
ハハ。
そんな小米朝が新しい名前にチェ~ンジ。
なんか、
めちゃくちゃ楽しみになってきた!
米朝一門の力。上方の力。
そ~して米團治の底力を、
これから長~い年月かけて、
コネコネしてからジュ~っとしたり、
ソースや鰹節掛けて(ってお好み焼きか)
観客に振舞ってね。待ってまっせぇ♪
テレビで早速!
疾走 上方落語
小米朝から米團治へ~五代目桂米團治襲名披露~
11月3日(月) BS2午後9:00~10:59
人間国宝、桂米朝の実子でもある桂小米朝が、
平成20年10月4日に上方落語界の大名跡“桂米團治”を襲名した。
襲名に向けた事前取材をまじえ、東西のベテラン、花形が
揃い華やかにかつ格式豊かに行われる
京都・南座での襲名披露公演の模様をお伝えする。
その前にこれ!
疾走 上方落語
ブロードウェイを笑わせろ!~“ニューヨーク繁昌亭”への挑戦~
午後8:00~9:00
「落語で世界を笑わせたい」と夢見る
落語家・桂かい枝(師匠は五代目桂文枝)。
半年間のアメリカ大陸横断武者修行の旅を経て、
9月17日のニューヨーク繁昌亭公演に挑むまでのかい枝の姿を追う。
予告編でやってたけど。
おっ、日経新聞にも書いてたけど。
皆で”うどんの練習”してた!
ああ、やってみた~い。
ふるさとから、あなたへ
苦節を笑いに変えて~桂米朝一門 60年の軌跡~
11月5日(水) BShi 16:00~