アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

2月 仮名手本忠臣蔵 4段目 道行

2007年02月28日 | 歌舞伎


歌舞伎座  昼  11(日)  

これまでのお話は → 大序 三段目

四段目  扇ヶ谷塩谷判官切腹の場

遂に訪れました”今日のその時

白小袖、無紋の上下死装束で、判官は座に直る。
九寸五分を前に置く力弥(梅枝

力弥の後ろ姿と判官の瞳。
客席にも沈黙と緊張が広がる…。

梅枝は、なんて儚い雰囲気なの~。
QOO~

立てッ立つんだジョー!
じゃない 力弥ー!

判官、肩衣を退け、両肌を脱ぎ、
切腹の用意を整えて…

判官 力弥々。
力弥 ハッ。
判官 由良之助は。
力弥 いまだ参上つかまつりませぬ。
 √ 三方ひき寄せ九寸五分押し頂き、
判官 力弥々。
力弥 ハッ。
判官 由良之助は。
力弥 ハッ。
    いまだ参上つかまつりませぬ。
判官 存生に対面せで、残念なと申せ

グッッッ!腹へ突き立て…

由良之助!走って来たぞ~!
襖の向こうから諸士達30人以上
ドバババッッ!!!

人海戦術は歌舞伎の華
歌舞伎座の舞台を埋め尽くす。
この人達、一人々の心が伝わってくる
この瞬間はいつもジ~ン…

判官 この九寸五分は汝へ形見。
    この短刀を以て我が存念を

判官と由良之助のアイコンタクト…

菊五郎!1日に2回も腹切ってるヨ!
大奮闘だ!音羽屋~!
先月の化け猫
だけど、こ~いう菊五郎もまた

遺骸は駕籠に乗せられて、
顔世御前達と菩提寺へ…。

さ~て、
残った家来たちはこれからど~すっぺ?
男女蔵ど~する?
「城を枕に討ち死にだー!」

「敵は師直ただ一人」
由良之助はそう言った。…んだよね。
あれ?
「敵は本能寺にあり」
…なわけないな。

幸四郎が出てくると
♪さぁ眠りなさい~♪(by聖母たちのララバイ)
あのテーマソングが脳内を駆け巡り、
気がつくと  

同 表門城明渡しの場

光明寺から帰って来た力弥達を
由良之助が必死に押し止めようと…
なんで言うこと聞いてくんないんだ。
「俺も切腹してやるー!」
叫ぶ由良之助!
…これでもダメか。じゃあ必殺!
「御遺言を忘れたか」
キリリッと睨んじゃうヨ。
力弥チーム、すごすごと去って行く。

独り佇む由良之助。
弓張提灯は、文楽の方が大きいね。
でもって、
歌舞伎は紋を切り取ったりしないんだ。
そのまま折畳んで、懐に入れて…

門がスーッと遠くなる。
引き道具
ズルズル後ろに下がるのだ。

上方式は、書割り。
パタン。門の上半分が下に倒れる。
と、そこにはさっきよりも小さな門が!
これで距離感を演出ー!
文楽もこれ。

幕外でたっぷり!
由良之助の孤独な戦いが始まるのだな…。


三段目の後にある『裏門』ってのを観た。
勘平とお軽が、ちょこっとウフッと会ってる間に、
中では大事件!!
塩谷判官閉門のうえ網乗り物で帰っちゃったって!
ガビ~ン…
目の前真っ暗な勘平。
武士ならこーいう時は…刀の柄に手をー。
お軽は「とにかく私の里へ」

お軽 「鳩サブレをお土産に」
勘平 「鎌倉だけにな」(アホ~

道行旅路の花聟

   

富士の御山も見えるよ。
ここは戸塚の山ん中。
勘平(梅玉)とお軽(時蔵
この2人の静かなムードが

不思議~。
いつもは円広志が来ちゃう場面なのに
おめめパッチリッッ!

伴内(翫雀)が家来をた~っくさん連れて
やってきた。

花四天の大立廻りって、なんて美しいのー
勘平は伴内を追っ払って、西へ西へー。

『元禄忠臣蔵』でその実録をご覧頂いて、
この『仮名手本忠臣蔵』では、
歌舞伎芝居の面白さや醍醐味を
味わって頂けると思いますね。 (by吉右衛門/筋書より)

♪ザンス、ザンス、サイザンス♪(byトニー谷)
元禄忠臣蔵で、
これ以上グサグサ来る『忠臣蔵物』なんて
あるわけね~。って溺れちゃったしさ。

今回の『仮名手本忠臣蔵』は、
大好きな『九段目/山科閑居』もカットされてっしさ。
イヤイヤモードで行ったわけヨ。

ところがどっこい
主から脇まで、超豪華メンバー取り揃え!
スーパーフォーメーションで、私の心にハットトリック
ガンガンぶち込まれちゃって、
開けちゃ~ならないパンドラの箱
『1等席に座りたい病』が発病~
誰か~救急車呼んでくれ~

つづきは → 番外編”華麗なる一等席

こちらもどうぞ →文楽・四段目(2006/9・国立小劇場)

2/1~25 
夜の部 五段目 六段目 七段目 十一段目


2月 仮名手本忠臣蔵 3段目

2007年02月28日 | 歌舞伎


歌舞伎座  昼  11(日)  
 

これまでのお話は → 大序

三段目 足利館門前進物の場

桃井若狭之助家来・加古川本蔵、師直に御直談!

鷺坂伴内(錦吾)は、
本蔵をやっつけよ~と、中間達と猛練習!

「”エッヘン”と言ったら”バ~ッサリ”でございますね」

やってみると、トンチンカン。愉快な仲間たちだ

伴内役で、私のツボに一等刺さったのは
市村鶴蔵(2001/3新橋演舞場)
ごぼうの様なガリガリ足で、甲高い声出して
必死に中間をしごく!
でも、やっぱりバカにされてんじゃ~ないのか?
っつー”お笑いコーナー”を、ピリリッと決めて大拍手!
舞台写真買っちゃったもんね~

さてッ本番、ヨーイ・スタート!

本蔵がやって来て、伴内にそ~っと包み金を…
伴内ニッコニコに大変身。

「しからばこれなる目録を読み上げましょう。エッヘン」
バーッサリやろうと構える中間達
待ったをかけて、ギリギリセ~フの伴内

本蔵の裏工作は、
師直にた~っくさん賄賂を渡すこと。
だって、
我が殿・若狭之助ったら大噴火してるんだも~ん。
四角い仁鶴がま~るくおさめまっせ~(違う~
収めようと必死なのだ。
師直は上機嫌で「よっしゃよっしゃ」(by田中角栄)

舞台廻ってー

同 松の間刃傷の場

大道具方のちょっとしたショータイム
畳をビャ~~~~ッと広げると
スルスルスル~~~と滑って
ピタッッ!と納まり
お客もパチパチパチ大拍手。
練習するんだろうな。
オーディション制だったりして

大魔神になってる若狭之助(吉右衛門
「おのれ師直、真っ二つ」
師直(富十郎)は刀を投げ出して、白旗上げてる
「ごめんなさいー。許してくださいー」
平身低頭ってこのことだね。

そんな事されても腹のムシは納まんねー
師直に悪態ついて若狭之助

「馬鹿な侍だ!!」

捨て台詞を放って、颯爽と退場ー!
いや~ん 
リプレイして~ もう1回観た~い

この”よく喋る若狭之助”は大阪式なんだってね。
大阪のお客は喜ぶけど
東京では、ちょっと…らしいヨ。
私ぁもち、大~受け!!
「犬だ、犬だ、犬侍だ」
なんてとこ、お次は「鮒」だもんなってニンマリさ

「クッソークッソークッソー」
腹のムシが、おもいっきり跳ね回ってる師直
矛先は判官に、一直線。
「おそい、おそい判官どの」

顔世御前からの返事が「拒絶」
こりゃぁ、火に油を注ぎまくってるわ…

来た来た来たー。
ネチネチいじめてるヨ。

出た出た出たー。
「アハゝゝ、コリヤまるで鮒だ鮒だ、鮒侍だ」
判官刀の柄へ手をかけ、キッとなる。
「殿中だ」
判官チラッと平常心に戻って
1度は謝ったのに…。

師直!なに焚きつけてんだよ。
あ~あ
♪も~どう~にも止まらない♪
行くとこまで行っちゃうんだよね。

判官、袴の裾を踏んで師直に刀でッ!
本蔵が走り出て、判官を後ろからハッシと!

師直は逃げる
判官は刀を投げつける

大名達がワァーッッ!!
判官を取り囲んで…

ここ、美しい絵だと思う。
うんうん、今日もやっぱりビューティー。
この場面の舞台写真は家宝でござる

つづきは → 四段目 道行

こちらもどうぞ → 文楽・三段目(2006/9・国立小劇場)

2/1~25 
夜の部 五段目 六段目 七段目 十一段目
     夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


2月 仮名手本忠臣蔵 大序

2007年02月27日 | 歌舞伎


歌舞伎座  昼  11(日)  

仮名手本忠臣蔵』とは、
四十七人の義士を字の手習いにつかう
”いろは”四十七文字に例え、
彼らの忠臣ぶりを手本にするように
との意味を含ませて『仮名手本』、
大石内蔵助から「くら」の一文字を取り、『忠臣蔵』とした。

鶴ヶ岡社頭兜改めの場

「エ~ッヘン。エ~ッヘン」
キャ~!
いつ観ても妙にグロテスクな”エッヘンおじさん
人形よ、人形ー。
幕の前に座って喋ってるでしょ。

出演者の紹介してるヨ。
お客も最初は大拍手~!!
でも…長~よ。
ど~すりゃいいのか…手も止まっちゃう

幕の後ろには俳優達が、
板付きでスタンバッテるんだろ~なぁ。
ワクワク

ウゲゲゲー!
エッヘンおじさんの首がっっっ
360度回転!
これを”エクソシスト”という

四十七士に因んで、四十七打たれる柝。
歌舞伎座はデカイから、それじゃ全然足りないの

定式幕をゆっくりゆっくり開けるのが大道具方。
これが、また重労働ー。
助っ人がついて、上手へ静かに、静かにー。
VIVIA!裏方

WOOOー!!
人形だ!!でっかいな~!
頭を垂れて、目をつぶってる人間だよー。

ヒャッホー
俯く顔が美しいのは
若狭之助の吉右衛門
あの角度、研究してんのかな~。
眼福じゃ
後ろに縮こまってる黒衣もエライ。

黒、浅葱、玉子etc衣装の色が
鶴ヶ岡八幡宮の朱や、木々の黄、緑と相俟って華麗。

次々と、頭がククク…と上がって
おめめパッチリ。

討ち死にした新田義貞の兜チェック!
鑑定人は塩谷判官の妻・顔世御前(魁春

箱から兜がドンドン~
出てこないなぁ。文楽じゃないもんな。

オープンザ・プライス!
1・10・100・1000・10000(違うって

無事に修了して、
お疲れさまでした。解散!
「家に帰るまでが遠足です」(違~う
小学生の時、よく言われなかった?

皆、ゾロゾロ帰るよ。
長袴の裾を引き摺って大変そ~だ。
床掃除も兼ねてるんだなぁ

「ちょっと、ちょっとちょっと」
師直(富十郎)に呼び止められる顔世。
ラブレター渡されちゃったヨー。

「ゲ~ いらな~い」床にボトッ。
師直拾って、顔世の袂へ
「ギャ~ 何すんのヨー」床にビシッ。

「口説いて口説いて口説きぬく!」

夫の立場も考えて涙がポロ…。

「セクハラおやじめ!」
「助けて!若狭之助さま」
「もう大丈夫。さ、あちらへ」

顔世退場
若狭之助は師直に向きなおり

「悪人め!神妙にいたせ!」

OH!鬼平だっっ!!
って、やっつけられればヨカッタんだけど…。

師直の怒りの矛先は若狭之助に一直線!

「それでも武士かよ、エゝ馬鹿な面だ」
√くわっとせき立つ若狭之助、刀の鯉口砕くるほど、
 握り詰めは詰めたれども

直義(信二郎)一行の御通りー。

若狭之助がムッと師直に詰め寄って
師直は若狭之助をキッと睨み
判官(菊五郎)がグッと2人を押しとどめ
三人の見得。

肩で息する吉右衛門を制する
菊五郎のあの手が

つづきはこちら → 三段目

こちらもどうぞ → 文楽・大序(2006/9・国立小劇場)

2/1~25 
夜の部 五段目 六段目 七段目 十一段目
     夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


3月 お茶の間桟敷席

2007年02月26日 | 時代劇


NHK
 3/4 BS2 13:00~
 山川静夫の”新・華麗なる招待席”
  「サクラ大戦・歌謡ショウ ファイナル公演」

 3/4 BS2 深夜0:55~
 深夜劇場へようこそ
  「なかよし」

 3/18(日) BS2 深夜0:55~
 ミッドナイトステージ館
  「イワーノフ」「オイディプス王」

 あまりの衝撃に言葉を失ってレポが書けなかった…
 そんな怖ろしい芝居がテレビに登場しよ~とは!ヒェェ。

 3/25(日) BShi 19:00~20:15
 パリ・オペラ座の弁慶

 まさか!お茶の間で楽しめようとは!

 3/25(日) NHK教育 22:00~
 劇場への招待
 「ひばり」

 これで、ジャン・アヌイといえば劇団四季。
 という常識は過去のものとなってしまった…。

 3/25(日) BS2 深夜0:55~
 ミッドナイトステージ館
 「八百屋のお告げ」

 去年の冬、観劇資金が底をつき、断念した作品。ヒャッホ~。

WOWOW
  「噂の男」
  「タンゴ・冬の終わりに」

 このチャンネルならやってくれると思ってたよ。サンキュ。

  ※変更などあるかもしれません。あくまでも予定ですのでご了承下さい。

劇場中継だけじゃなかった…。
様々なチャンネルが、わらわを呼んでいるぅぅ。
時代劇専門chでしょ、歌舞伎ch、3月は日本映画専門chも!
えらいこっちゃ~  


星の王子さまと中村吉右衛門

2007年02月26日 | 


ETV特集 ”星の王子さま”と私   2/17(土) 

星の王子さま
作:サン=テグジュペリ

様々な星を巡って、地球へやって来た王子さまが
砂漠で飛行士と出逢う…。

1953年に日本に上陸
世界でも稀に見る「星の王子さま大国」になったとさ。

大人は誰でもはじめは子供だった
しかし、そのことを忘れずにいる大人はいくらもいない

「座右の書みたいに置いてあるんです」

大星由良之助九太夫をビシッバシッ
OH!七段目のあそこやないかいなぁ
キッチー カッチョイイ~
な場面がチラっと映って…

中村吉右衛門の楽屋どぅえ~す。

「その世界に入り込める。自分ひとりに語りかけてくれいるようで」

こころで見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ。

本の余白にフランス語の文字が!
吉右衛門、つっかえながらも読んでくれたヨ

「疲れた時には手に取ります」

吉右衛門の新たな一面に遭遇~
ウキャ~!

疲れた時は「酒飲んで寝ます。」とか、
「写経します。」とかじゃないんだぁ

ついぞ忘れてましたよ、この本の存在。
私が
『星の王子さま』と出逢ったのは
小学生の時。
箱に入ったB5サイズくらいの本。(by岩波書店)
絵の淡い色彩に心がキュ~っとなったっけ…。

大人になって、友人にススメたら
「全然書いてあることが判らない」
って言われた。
私も、大人になってからは読んでないから
返事のしようがないけれど
「絵はどうだった?」
って言葉を飲み込んだ。
だって、話の展開がよめそ~なんだもん。
嗚呼、大人ってー。(のり茶漬けのCMか

2005年に
岩波書店が持っていた”著作権保護期間”が終了。
その後、
論創社・宝島社・中央公論新社などから
新訳が出版された。
集英社は池澤夏樹だ。

人は、自分以外の人々と一緒に生きている。
色んな仮面を被って生活してる。
そんな自分に慣れきってるけど、
ちょっと、深呼吸して
”かんじんなこと”をみつめなきゃ…だ。


ゲキ×シネ 髑髏城の七人~アカドクロ

2007年02月24日 | 演劇


新宿バルト9  2/19(月) 
        
ゲキ×シネ 
 演劇の「ゲキ」と「シネマ」の「シネ」が合体
 映画製作と同レベルの工程を経て撮影&製作
 広い空間&大きなスクリーンで演劇の映像を楽しむ
 新しいエンターテイメントがお目見えしたのが2004年
 その第1弾がこれだ!

髑髏城の七人~アカドクロ

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり

出演:古田新太
    水野美紀・佐藤仁美・坂井真紀
    佐藤正宏・山本 亨・梶原 善
    橋本じゅん・右近健一 ほか

奇しき縁にあやつられ、
時代の裂け目に現れた名も無き七人の戦いが、
今始まる

天正18年
本能寺の変から8年
風雲急を告げる関東荒野

玉ころがしの捨之助
無界屋蘭兵衛
沙霧
極楽太夫
抜かずの兵庫
裏切り三五
贋鉄斎
邪鬼丸
狸穴二郎衛門

天魔王とは何モノか?

声調高くマイルドな声
女大好き!古田新太

女を殺しても無表情
彼こそが悪の華!古田新太

オマエハ俺カ?
オマエハ誰ダ!

2004年5月
劇団☆新感線
が”新国立劇場”とは…
これいかに。

しかも、SS席10000円とは、高いの~。
2階でもA席7500円。
あー払えるのはここまでじゃ。
買った買ったー。

客層の厚さにおったまげ!
小学生と母。子連れ一家
GWならではの光景なのかにゃ。

新国立!中劇場!大き~い!
舞踊もやる劇場だから、
奥行き広いだろうと思ってたけど
デッケ~ェェェェ!
ここをど~料理してくれるのでしょう
いのうえひでのり

ギャア~ァァッァア
新太カッチョイイゾ~!
ガンガンギンギン来てる来てるー

浮世の義理をすべて流して三途の川に捨之助
とか言いながら、情に厚いぜ。

ワクワクドキドキ、時々ホロリー。
やってくれるぜ、中島かずき

戦国時代でカチンカチ~ン!
底なしにチャンバラ入れて
衣装も華麗に大立ち廻り!

ゲストもキャラ立てOKだしねん。
ドンドンドンドン話が進んで行くのだー
ジェットコースターだー。

嗚呼、カッチョイイーッッ
でも、本当にそうなのかー???
だって、体型が…

我が目と我が心を疑ってみて
隣の友達に囁いた
「古田新太って格好イイよ…ね?」
「うん!うん!」

あっれ~友達も興奮してるのダ。

デ☆なのにね!
立ち廻った後、ピタッと止まる
その姿に色気が…色気がーッ
シェ~~~~~

今までだって好きでありましたが
今宵から(マチネだっちゅうの愛してしまうゼヨ!

エンディングのふるチンの後ろ姿。
ゆっくりゆっくり歩いて
ズーッと舞台の奥へ去ってゆく。
あの姿はまるで映画だ…。

心にジュ~~ッ焼きついたし
もう1度っつーても映像じゃぁ
♪真っ赤に燃えた太陽だから♪(by美空ひばり)
あの熱~い思い出が、
まんま蘇るわけじゃないしー。

でも…ついに行っちゃった~

休日は完売!映画なのに!
平日も!?映画なのに!
約150席なのに!

コーラやビールやポテトチップス
色んな匂いが漂ってるぅ。

画面が真っ暗な中
音声だけで、ふるチンがご挨拶!

オープニングのライト
それだけで、ドッキドッキ~ドッキドキ

ここ数年の「いのうえ歌舞伎」の中でも
活劇としての完成度はベストな作品(byいのうえひでのり)

歌もダンスも削って、芝居と殺陣で骨太に(by中島かずき)

たしかに!
あんなに動く古田新太には、もう2度と出逢えまい
ああ、悶絶しそ~(ベルサイユのばらか

ナマで体験した、舞台の巨大さは、
やっぱり感じられなかった。
だけど、パワー全開っっっ!
血沸き肉踊るっっっ!

終わったらフラフラ~
鼻血ブ~!高木ブ~!
その場に、ブっ倒れそ~になったじぇ

アカドクロの古田新太に溺れろ

《アカドクロ》 上映延長!  
 ~3月2日(金) 1日2回上映(12:30~/18:30~)   

名古屋でゲキ×シネ上映決定!
東海地方の方見逃すな~

こちらは → 「アカドクロ」HP  ゲキ×シネHP

    
「アオドクロ」「SHIROH」もやるけれど
我はやっぱり「アカドクロ」


2月 仮名手本忠臣蔵 11段目

2007年02月23日 | 歌舞伎


歌舞伎座 夜  10(土)   

これまでの話は → 
五段目 六段目 七段目その1 七段目その2

十一段目 高家表門討入りの場

10分休憩の間に、由良之助は衣装も着替えて
冬!雪!いざ、出陣ー!!

力弥チーム大丈夫か~?
いや…ね、子役だからさ…児太郎ってば…。
パワーが…ちょっと

WOOO~!山鹿流の陣太鼓

舞台廻ってー

同 奥庭泉水の場

来たっ!来た来たっ!大立ち廻りだ~!
打ち掛けを頭からスッポっと被って、
敵陣突破だ!ダダダダッッ!!
待ってました!歌昇

剣術の名人・小林平八郎(歌昇
   
竹森喜多八(松江

雪にツンのめって、雪合戦開始!
これも待ってましたー!

近所に座ってた子供に大受け
私にも大受け

思いっきり雪を投げた後、
2人揃ってかじかんだ手に、ハ~ハ~
息を吹きかける仕草が好き

チャンチャンバラバラー!

待ってましたー!これヨこれ
あ~久しぶりに観て、スカッとした!
なんで
文楽では演ってくんないのかな。
もっともっと豪快に出来ると思うよ。
観てみたいな~

喜多八、ドッポ~ンと池に落ち、
止めを刺そうと平八郎は、小柄をビシビシッ
VIVA!歌昇

男女蔵橘三郎組とバトルっちゃう歌昇
あ~やられて~。バーッタリ。

同 炭部屋本懐の場

見事、師直(幸右衛門)の首を取って
エイエイオウ!

義士達が背中に付けてる、いろは札(本名は何?)
あれがカラカラいう音が耳に残る…。

本日は、アマチュア大向こう総見かと思った
一幕見席からビシっバシっ掛かる。
あ~気持ちイイ~。

やられました~!
夜の部はハイグレード
幸せホルモン”を、ハートに注入してくれてありがとー。
も~中毒になりそー。
その前に、「昼の部」観なくっちゃ。

2/1~25 
昼の部 大序 三段目 四段目 道行
 夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


2月 仮名手本忠臣蔵 7段目その2

2007年02月22日 | 歌舞伎


歌舞伎座 夜  10(土)   

これまでの話は → 
五段目 六段目 七段目その1

上手2階の障子が引き抜かれると
そこには
手摺に寄り掛かるお軽(玉三郎)が!
ウウ~ン。廓の水が合っているのか
色っぽい女になっちゃって~

由良之助が奥から戻って来て
「九太はもう、往なれたそうな」

後ろの長暖簾が切って落とされると
奥には、中庭を見せる遠見の書割。
遊郭の雰囲気度アップ!ムンムン!

辺り見回し、由良助、釣灯籠の明かりを照らし、
読む長文は御台より敵の様子細々と、
女の文の後や先、参らせ候ではかどらず
余所の恋よと羨ましく、おかるは上より見下ろせど、
夜目遠目なり字性もおぼろ。
思ひ付いたる延べ鏡出して読み取る文章
下家よりは九太夫が、繰り下ろす文月影に、
透かし読むとは神ならず

お軽の簪が落ちた音で
3人ともビ~ックリ~!

由良之助は、お軽に「見~た~な~」(口裂女か
とは言わないで、声を掛けるゼ。
ナヌ!
この感触は…手紙の端っぽが切れてる!
怪しいのは縁の下。
懐紙に、釣燈籠の火を点けて、落としてみると…
ヒョコっと手が!

お軽に明るい声で
「とにかく降りてきんしゃい」(え!九州弁
九段梯子を掛けてあげてー。
ここ面白いよねー。
お軽が降りた後、梯子をきちんと戻す
由良之助が好き

来たー!ジャラジャラ場面

♪決めた決めたお前と道連れに♪
「女房になってくれ。
間夫があるなら添わせてやろ。
三日囲うたら勝手次第」

夢のよーなお話。
天にも昇る思いのお軽
「三日でござんすか」
指を3本立てては、由良之助の後ろ姿に手を合わす。

この事を、里に知らせなくっちゃ!手紙、手紙…
逸る思いで綴っている所へ

「ねいねい」
やって来ましたヨー、平右衛門。
さ!笑わせていただきまっショータイム

自分の妹に向かって
「お軽って人知りませんか?」
そう聞いてんのヨね。ククク。
お軽は上の空~。

「あんまり”頼む、頼む”って言うから
”頼む”って書いっちゃったじゃんか~」

手紙を見せて怒るの。グハハ。
「ごめんなさいー」
平右衛門は謝っちゃうしね。
アッハッハ
よくよく互いに顔を見合わせて

平右「わりゃ妹じゃないか」
かる「エゝ、お前は兄さんか。恥かしい」

お軽ったらキャワユ~イ。
妹があんまり綺麗になってるもんだから

平右「立ってみな」
かる「こうかえ」
平右「回ってみな」
かる「こうかえ」

グハハハー。息、ピッタシ☆カンカン

お兄ちゃんに聞きたいことがあるのヨ
「あの…勘…勘…かかさんはお達者かえ」
無事だヨって
「あの、父さんは」
平右衛門、顔が曇っても元気な声を作って
「オゝ、達者だ」
でも、勘平の事を聞かれてー。
断腸の思いで口にする言葉は「息災だ」

心底喜ぶお軽。
ニッコニコの笑顔で、
「でね、でね、今夜大星由良之助様に
請け出されるんだよ~!」

ムムム。平右衛門、お軽に色々聞いているヨ。
「やっぱ仇が討たないのか…」
「いえゝ、兄さん、あるぞえゝ」
囁こうと顔を近づけるお軽。
「何すんだよー」
「耳かして!」
「あ、耳か」

アホな兄ちゃんやのー。漫才してど~する
「文を残らず読んだその後で、
ジャラジャラジャラつきだしてー」

よ~しわかった!(金田一耕助シリーズでお馴染み)
「妹、われが命は兄が貰った」
お軽に斬りかかるー。
ギャ~お兄ちゃんやめてぇぇぇ。

懐紙がパララ~ヒラヒラ~。
綺麗に散るようにするのは
お弟子さん達の工夫なんだって。
所々角を折ってたり、アイロン掛けて軽くしたりー。

マッハで走って、枝折戸の外に非難。
こっからがまた、オモロイ掛け合い
ズド~~ン!兄弟愛炸裂
3階B席じゃあ花道見えないんだけどね…

お兄ちゃん、大小を置いて後ろ向き。
それでも、グズグズしてる妹に、ジ~っと我慢…。
平右衛門を後ろから、しっかり抱きしめて
「さあ、兄さん、来たが何んじゃぞえなア」

濃い~濃い~濃い~!!空気が充満する~
心臓がバックンバックン!動悸~
ゼ~ゼ~!息切れー♪救心救心♪

お兄ちゃんは遂に!
実家で起こったあの惨劇を暴露。
ウッッッ
それ聞いたお軽に癪がー。
パニクったのは平右衛門。

ガッハッハ。笑ってごめんね。
お兄ちゃん大変なのにね…
イ~ッッヒッヒー。一直線な兄貴 Love

団十郎
の無骨な兄気にも好きだけど
仁左衛門も好き~。

水を口に含んで…
いや~ん、やっちゃうかと思った。危険危険

玉三郎は、誰の横にいるより
仁左衛門といる時が最高に美しいぞ~!
このツーショットを我は愛す

妖艶な玉三郎じゃなくって、恋する女。
しかも、たま~にしか見せてくんない”お笑い”付き。
それを、ドッカーンと演って、
ヨッシャーって受け止める仁左衛門。
長年のコンビならではじゃぁあ~りませんか

お軽は、もー生きてらんないヨー。
刀持って死のうとする所へ
ジャジャ~ンと由良之助!
「早まるな。兄妹とも心底見えた。兄は東の供を許すぞ」
ヤッタ~ヤッタ~ヤッタ~マ~ン

勘平の仇は!?
お軽の腕を取って、床下の獅子身中の虫を
刀でエイッッ!
九太夫を引っ張りだしてボコボコに。

仲居達がやって来たヨー。

由良之助、お軽を傍へ引き寄せて
「平右衛門、加茂川で、ナ、水雑炊を、喰わせい」
扇開いて、析の頭、
「ハッ」

御三方ビシッと決まったゼ
これは”顔見世”?豪華絢爛!
極楽~極楽~
しかも!
ギュ~ッと引き締まった肉体美のよ~な舞台はど~よ
調和の取れた配役陣はど~よ
♪ああ、私のハートは~ストップもーション♪
もう1回行くぞよ~!エイエイオ~
あ、まだ11段目が

つづこは → 十一段目

こちらもどうぞ → 文楽・七段目(2006/9・国立小劇場)

 2/1~25 
昼の部 
大序 三段目 四段目 道行
  夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


2月 仮名手本忠臣蔵 7段目その1

2007年02月21日 | 歌舞伎


歌舞伎座 夜  10(土)   

これまでの話は → 
五段目 六段目

七段目 祇園一力茶屋の場

√花に遊ばば祇園あたりの色揃へ

由良之助の真意やいかに!
問いただそうと、3人組(友右衛門、松江、吉之助)が!
最後にス~ッと出てきたのが平右衛門(仁左衛門

ドヒャドヒャドヒャ~
仲居、太鼓持など総勢約30名ー!

手の鳴る方へー。由良鬼や、まだゝ。」

「捕まえよ。捕まえよ。」

羽織を脱ぎかけ、手拭の目隠し姿。
由良之助登場ー!

キャ~ッ!
光を映して美しく輝くを身にまとう
中村吉右衛門 播磨屋!
一緒に遊びたぁい

3人組を軽~くあしらう由良之助。
あ~あ…横になって眠っちゃった…。
寝顔が見たいなぁ

刀をおっ取り立ちかかる3人。
動きがピッタンコで、見てると楽しいィ。
レツゴー3匹って命名しよ~っと。

「暫く~。お止まり下さりませ」
パッッッッッ
花が咲いたよーになる、仁左衛門の華やかな声!
声だけなのに、座をかっさらってるゾ~。

3人を奥へ引っ込ませて平右衛門
由良之助に、布団と枕を…
手を叩いてー。
「あいあいー」
このやり取り好きだ~ 仲居になりた~い

布団を、そ~っと掛ける平右衛門。
クックックッ。
足元から掛けよ~と必死な姿 Love

願書を枕元に置いて…
ビュ~ン
グハハ。扇で投げ返されちゃった。
なんのこれしき!レッツ・トラ~イ
グハ。またしても。
願書についた土を掃って
レツゴー3匹の草履を手拭で結びつけ
肩に掛けて退場。

√月の入る山科よりは一里半

力弥(児太郎)がソ~っとやって来た。
鯉口の音を響かせる。

由良之助、辺りを警戒しながら
庭下駄履いて、謡うたって、
さり気なさを演出ー。
カ、カ、カッチョイ~イ

花道枝折戸へ
文箱を開ける力弥。
「他に何かあるかい?」そう聞かれて
「近々、敵、」
グウエェェェ!力弥、声デケ~!

謡ながら誤魔化す由良之助
両手を口にあてて、
方膝ついてグル~っと一回りする力弥。
ここ好き

力弥が足早に帰ろうとすると
「コレ、祇園町を離れてから急げ」
QOO~この台詞いちだんと好き~。
吉右衛門も大大大好き~

手紙を読む邪魔をしたのは斧九太夫(芦燕
あの定九郎の父ちゃんじゃん。
由良之助を探りに来たんだじぇ。

とにかく宴会だ~!それ~!
またまた、仲居&太鼓持軍団が
ドヒャドヒャドヒャ~!
さァさァ見立ての始まり々~。

う~ん、あんまり面白くなかった。
だから、もう覚えとらん。ハハハ~。

塩谷判官の命日は明日。なのに!
「手を出して足を戴く蛸肴」
ペロッと食べちゃった由良之助。
「鶏しめさせて鍋焼しよ」
いや~ん、私も一緒に食べた~い

食えぬ男、由良之助。本心隠して…。
九太夫の方はシメシメ。
伴内(亀鶴)が出てきて、
「帯刀の中味を改めてみよー」

OH!亀鶴
新春浅草歌舞伎』で”お笑いOK”と
みてとったゾ。
ガンバッテるゾ。
錆刀でシャレも言ってるゾ。

でも、忘れられないのは文楽の伴内。
かなりキュートなもんで。ククク

九太夫が縁の下に入って、
伴内が帰って…

つづきはこちら → 七段目その2

2/1~25 
昼の部 大序 三段目 四段目 道行
 夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


2月 仮名手本忠臣蔵 6段目

2007年02月20日 | 歌舞伎


歌舞伎座 夜  10(土)   

これまでの話は → 五段目

六段目 与市兵衛内勘平腹切の場

盆が廻って与市兵衛の家

一文字屋のお才(時蔵)と源六(東蔵
クハ~!初っ端からイイ味出してるぅ

おっと、あちらは
姑・おかや(吉之丞)&お軽(玉三郎
クハ~!こっちも雰囲気イイねぇ

どこに目を向けていいのやら…。
この段、大変な事になるぞ~

おかやが娘・お軽に言う
「ここが嫌いで奉公に出たのに、また草深い在所に帰ってきたね」
あやや?この台詞は無いですね。
そういえば、
文楽だと、一文字屋からはたった1人。
歌舞伎だから、女方も出して華やかに!

縞の財布に入れた後金の50両。
「さ、渡したよ」
お軽を連れて行こうとする。

「ちょっと待った~!お父ちゃんがまだなんよ」

聞く耳持ってないさ、源六さ!
あれよあれよと言う間に
駕籠に乗せられるお軽
エッホエッホエッホッホ

花道で、とうせんぼしたのは勘平!
「狩人の女房がお駕籠でもあるめぇ」

♪バック~オ~ライ♪(by東京のバスガール)
それは♪発車オーライ♪

家に入って、
日常会話を交わす勘平・お軽・おかや

その3人を挟む様に
上手にお才。家の外に源六。
「ちょっと、ちょっと、ちょっと!」
「あいスミマセン。今すぐ」

って~のをジェスチャーで。

勘平 「あの2人誰なの?」
おかや「あのお方は…あのお方じゃわいな」
勘平 「そうでござりまするか。…お軽」
お軽 「あのお方は…、やっぱりあのお方じゃわいな」

グワッハッハッハ。吉本新喜劇か。
2人とも!勘平から逃げるなよ~。 
ここ好き 
何回観ても笑う。深刻なはずなのにぃ。

勘平は、菊五郎格子の着物から
紋付に着替えて、大小も持ってこさせてる。
ルンルン♪だね勘平。
だって入会金 払って来たんだも~ん。

あっ、ポロッと財布が!
おかやと目と目があって…。

なんで!財布持って帰ってくるかな~。
証拠隠滅するだろ~フツ~

勘平の様子を見て、家族会議したんだって。
「娘の売ったその金を、勘平にあげよう」
そ~決定!
この御2人さんは、お軽の奉公先の人達なの。

状況把握はOK!
なのに、前金50両の件で、もたくってるのよ~

源六!頭が沸騰~!
肌を脱いで!尻端折って!鉢巻~!
いや~ん、ステキ~
「白黒つけよーぜっっっ」

ヒートアップしてる源六に
「待った」をかけるお才。
嗚呼、時蔵~
その落ち着きと、朧月夜の輝きは
文楽の吉田文雀が遣う人形の様に美しいー

証文見せて、サイン確認して、
これで今度こそ。

与市兵衛の話になって…
ヌワント!店を出たのは
四つ半(午後11時)~九つ(深夜0時)
そういう時は泊まってけ~!

お軽とおかやは交代で
外に出て親仁様の姿を探してるよ。
可哀想だなぁ…。

でもって、
与市兵衛に貸した財布は…
勘平の手から煙管が…
顔が青ざめる…。
「お軽、茶をひとつくりゃれ」
慌てて飲んで♪ア~チ~チ~ア~チ~♪(by郷ひろみ)

「親仁さんに会った」
つい口から出た嘘は
♪もうどうにも止まらない♪(by山本リンダ)

エヘラエヘラと源六、指を折って数えながら

「第一にお袋が安心、お娘も安心、
わっちも安心、聟さんも安心、おかみさんも安心、
これで丁度五安心だ」

クックックッ、洒落上手いゾ。イイ味出すね東蔵
目が自然と源六を追いかけちゃって困るぅ

勘平の足のすすぎに使った水をお軽が門口で
ビャ~と捨てると
オットッッ!と飛びのく源六。

勘平が着替える時に、自分の羽織を取り出して
着替える源六。

煙草盆を茶道具のある下手まで
さり気なく運ぶ源六。 (by『芸づくし忠臣蔵』)

色んなこと演ってる源六!

お軽との最後の別れ
お才と源六は外に出て、煙草を一服。
待ち時間の有効な使い方を心得てる2人。

かる こちの人、さらばでござんす。
 ト行きかゝるを、
勘平 おかる、待て。
かる アイ
 ト傍へ寄る。勘平抱きしめー

このツーショット。大人の愛ー
グワングワンきちゃいますゥ。

お軽泣いちゃったヨー。
あ、源六がグッドタイミングで、駕籠に乗せちゃった。
おかやから預かった包みと、煙草盆持って
後を追おう…と…
煙草盆に気がついて、慌てて戻ってる。
QOO~
こんなに源六にズームインしたの初めて!
VIVA!東蔵

与市兵衛の死体が運ばれて来て
グォォォオォォォオ!
歎き悲しむおかや…。
アレ?婿殿っ。
侍だったからって、びっくりしないなんて…。
ムムム。血の付いたあの財布!
「こなたが親仁どのを殺さっしゃったの」

吉之丞のおかやは、心根が優しい…
勘平を叩く姿見てると、
ウルウルくるぅ

勘平は、ズーッと哀れ。
悲しく、美しく、そして時にスイーツ。
これぞ様式美
劇場を包む空気は涙色っていうより、
衣装と同じ浅葱色…。

仁左衛門
写実をパーフェクトにこなす等身大なリアリティー
それが、私は一等好きなんだけど、
音羽屋の家の芸に魅了されちったぁ

弥五郎&数右衛門がやって来て
追いつめられる勘平ー。
昨夜のことを告白!
後は、もうこれしかないわな…。
腹にグッッッサリ~突き立てて…。

驚いて駆け寄る2人。
実は、菊五郎が腹に巻いてるさらしを
赤く染めるマジック!
♪チャラララララン~♪(byエーゲ海の真珠)
それを隠すためなんですねー。
黒衣が布を1枚、サッと取るんだヨ。

死体をチェックしてみると…と…
勘平!殺ってないヨ~!あんたじゃないヨ~!
全員ビックリ仰天~!!

おかやも謝り、
連判状に名を残し、

√ 哀れ果敢なき。

勘平は最後の力を振り絞って
咽喉笛をかき切りー。

六段目にこんなに心が食らい付くなんてー!!
嗚呼、HAPPY

つづきはこちら → 七段目その1

こちらもそどうぞ → 文楽・六段目(2006/9・国立小劇場)

2/1~25 
昼の部 大序 三段目 四段目 道行
  夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


風林火山第7回 やっぱり松井誠!

2007年02月20日 | 時代劇

1週間待ってました!!

野営陣地にて。夜。

「ヨッ!勘助。こちらへ参れ」
ええっ!「ヨッ!」って!?「ヨッ!」って!?

「酒は朝しか嗜まぬのじゃ」

ええっ!夜でしょ。夜~!
ベロンベロンになってイイよーに

「お主の意見は聞いてはおらぬ。」
ハハーッ。
怒られちった。…て妄想が爆走~

優しいのか冷たいのか
海の様な人だ。大きいぞ。

「俺は臆病者なのだ」と言い
「我が祖父、我が父は偉大過ぎる」と言う

懐を深くて恐いよー。
腹の底が読めぬ武将じゃ、北条氏康!

「己を信用できぬ者は、人の情けにしがみつき、
人を信用できぬ者は、己の欲にしがみつくものじゃ。
恨みもまた、人の欲にすぎぬ」

勘助を間者として他国へ放つ!

「恨みを忘れて、己の大望だけを見つけよ。
武田の姿が存分に見えた時、またわしの前に現れよ」

徳高き僧侶の様に、勘助に説いたんだな。

言葉にトゲがあるよーでいて、
別れ際は、勘助に温かい声で語りかける。
QOO~
台詞が円やかだじょー。

「氏康は肝の据わった知恵者で、
とても人間味のある人物です」
 (by「ステラ」松井誠インタビュー)

氏康メイクにも馴染んできたのに
毎回出演するわけじゃぁないんだよな~。
クソー!!
出せ~!松井誠 をもっと出せ~!
次の出演は
第11回

合戦の休憩タイムに
その昔、那須与一が平家の扇に矢を射たよ~に
生きた博多人形”になって
敵のハートを射止めてくれないかな~
 こうなりま~す 

       
 

ここもクリック →1回・5回  6回  松井誠HP


2月 仮名手本忠臣蔵 5段目

2007年02月19日 | 歌舞伎


歌舞伎座 夜  10(土)   

昔の12月って
テレビは”忠臣蔵祭”だったよね。
映画も沢山観たもん。
12月14日は討ち入りじゃ~」って叫んだ。
だから
仮名手本忠臣蔵』も、当然期待大っ!

意気揚々と劇場へ入って…
意気消沈して劇場を出た…。

だって!役名が違うしぃぃぃ。

大石内蔵助 → 大星由良之助
浅野内匠頭 → 塩谷判官
吉良上野介 → 高師直

頭ん中グジャグジャ~

何の因果か、初めてみた1998年から
4年間で5回も観たんだ~!
もち”通し”でっっっ!

「芸づくし忠臣蔵」(文芸春秋)まで読んで気合いれたのに…
        
代々の名優があかす芸の秘密
頭ん中はプニュプニュ~

文楽でも2回観た!
歌舞伎は”見取り”でもジャンジャカ!

何を何処でど~体験しても、
私のツボには、ド~ンとストライクが入らない!
だったら、
やめりゃ~いいのに、何で行くかな~
あ~キツ~

そーしてここに5年ぶりの登場ー

通し狂言 仮名手本忠臣蔵

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場

季節は夏
舞台中央の切り株に腰掛けて
♪8時ちょうどのあずさ2号で~♪
歌っているのは(ウッソ~
雨宿りしてるのは、狩人になった勘平(菊五郎

こんな所で、もと同僚にバッタリ!
千崎弥五郎(権十郎)だ。

弥五 ヤ、和殿は早野勘平ならずや。
勘平 さ言う貴殿は弥五郎殿。
弥五 まずは堅固で、
勘平 貴殿も御無事で、
両人 これはしたり。
√絶えて久しき対面に、主人の御家没落の、
 胸にわすれぬ無念の思い、互いに拳を握りつめ、
 勘平はさしうつむき、しばし詞もなかりしが、
ト両人よろしく思入れ。

ヒョエェェ!
台詞→浄瑠璃→下座→柝
綺麗~に繋がってるのよ。
流れてるのよ。
1曲の音楽だ~
動きも決まってバッチリ!

イヤホンガイドしてなくって、両耳がフリーだからかも。
ウウ~ンクリーミーな口あたり~
めちゃくちゃHAPPY~

トップシークレットな”仇討ちの徒党集め”
御用金さえあれば入会OK!
ヨッシャ~!ガンバルぞ~!
誓う勘平 

同 二つ玉の場

夜、雨…。

大金持って1人で出歩くなっつーの!
与市兵衛、やっぱり財布取られて
グッサリー。バッタリー。

定九郎、全身濡れ鼠。
財布を取り、口にくわえて、
雫がしたたり落ちる着物の袖を絞り、
垂れた髪を掻き上げる。
血刀を拭う。
見得。時の鐘、忍び三重、
白刃を鞘に納め、財布の中身は

 五十両

梅玉色悪~!初役~!
大人の色気~

浪人斧定九郎の井出達がこうなったのは
ちょいと有名なんだけど → 落語でどうぞ「中村仲蔵
上方版だと、もともとの野暮ったい扮装なんだってね。

イッヒッヒ~。
定九郎がスキップしているとー。

何やら向こうからドス茶色い(そんな言葉あんのか
物体がー。
走って来たのは今年の干支!
さぁ、皆さん御一緒に~

 イノシシ

先月は国立劇場(『梅初春五十三驛』)で
猪突猛進してたけど、今月は歌舞伎座か。
人気者だね!
舞台をクル~ッと1周してバイバ~イ。

リモートじゃないのヨ。人が入ってんのヨ。
判っちゃいるけどうまい!
ぐびっと飲もう”ぐびなま”をあげたい!

定九郎、やれやれと思ったところへ
弾丸が一発!

口から血がポタポタ…
足が紅く染まる…。

大好きなんヨ~ここ。ウフフ。
衣装の黒。足の白。血の紅。
三色旗みたいじゃん。(トリコロールじゃないけど

五段目で運のいいのは猪ばかり

勘平が仕留めたのは「人」
懐にあったのは「財布」
現金で「50両」
目撃者「ゼロ」

 √飛ぶが如くに

悲劇の坂を一歩、また一歩と落ちてゆく勘平…

つづきはこちら → 六段目

こちらもどうぞ → 文楽・五段目(2006/9・国立小劇場

2/1~25 
昼の部 大序 三段目 四段目 道行
  夜の部2回目 番外編”華麗なる一等席 


「仮名手本忠臣蔵・夜の部」2回目

2007年02月16日 | 歌舞伎


2回目って!?

1回目のレポもアップしてないのにぃ
なんなんだ!
昼夜ちゃ~んと制覇したヨ~。
チョコチョコ書いてるよ~。

でも…でも…
ガマンできなかったのぉ!!
どぅわって~
行きたかったのぉ!!夜の部

『仮名手本忠臣蔵』
観ても、観ても、観ても、観ても、
♪時の過ぎ行くままに この身をまかせ♪(byジュリー)
何度『通し』で観ても
見取り』で観ても、『文楽』で観ても
グエェェェェ

五段目も、特にウキウキしないし、
六段目なんて、ツボにハマらない。
七段目は、ああ…。
これが、私的常識だったのに…

早野勘平     菊五郎
大星由良之助  吉右衛門
寺岡平右衛門  仁左衛門
お軽        玉三郎
斧定九郎     梅玉   
おかや       吉之丞                      
一文字屋お才  時蔵  
判人源六     東蔵   

メンツが揃って
おったまビックリ玉手箱
開けてみたら
嗚呼、眩いばかりの光の洪水
アップアップ~
お…溺れるぅぅぅ

調和
贔屓の役者が出てるだけじゃぁダメなの。
舞台の中で、物語の世界が輝いていなきゃイヤ。
そこに、苦手な役者が入っていても
ステキに調和をとっているのなら
それが私にとって、至福の時

今月の夜の部はっっっ
来た!来た!ズギューン!と来た~

フツーは、どっか1演目「チェ~」ってのが
あるのよ。あるの。ある時。あれば。ある。
ところが、これは!
出し物全てがキラッキラな宝石
ウホッホー 
気分は、徳川の埋蔵金発見者!

夜の部をどうするか迷ってる友人にも
行くって言ってる友人にも
歌舞伎は好きくないって友人にも
この胸のときめきを伝えたじぇぇぇ~!

舞台から客席へ充満する目に見えないもの
劇場全体を覆う巨大エネルギー
役者達は今、世界をその手に掴んでいる

嗚呼、身も心もゆだねた~い。
♪落ちてゆくのも幸せだよと~♪

さてっと、2回目はどこで…。
歌舞伎座の建替え前に
1階のとちり(この呼び名が好き)列に座るんだ~い
ええ!
観劇予算削減年”じゃなかったの~
ナンデスカ~!?
ギョエ!
”ナンデスカマン”(by明石家さんま)に
変身してる…私ッ!(カフカじゃないっつ~の
15000円だよ!
ナンデスカ~!?
アカン…。
出ちゃったよ病気…。
ハ~ハッハッハ!
行ってきちゃったよ → 
2月 番外編 華麗なる一等席


新日本フィルハーモニー交響楽団

2007年02月15日 | クラシック音楽


サントリーホール    7(水) 

たぶん、5年ぶりのクラシック鑑賞…
ただ券をゲットしたんだ!
ちょっくら行ってみようと思ってサ。

クラシック音楽
のだめカンタービレ」(ドラマ)見て、
オ~!とは思ったものの。
じぇんじぇん判りません。
曲も知らない、楽器も知らない、指揮者も知らない
♪ないないない♪のないない尽くし…。

寝に行ってるよ~なもんだぁねぇ。
どの劇場でも、円広志はやってくる…。

でもそれじゃぁ、
せっかくのチケットが泣いちゃうでしょ。
だから、
クラシック好きの友人を誘っちゃいました。
これでチケットもニッコリ。
めでたし、めでたし。

新日本フィルハーモニー交響楽団
 第413回 定期演奏会 サントリーホール・シリーズ
  指揮/フランス・ブリュッヘン
  曲目/モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492序曲
      モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 
      モーツァルト:交響曲第40番 ト短調K.550

始まってみるとあれ不思議
がパタパタ飛んで来て、
フワフワ回ったり、ピタッと止まったり、
クルリと輪を描いたり(とんびか!?

あったか~い音に包まれて、気持ちイイ~。
やっぱり♭調が好きだな~

2階席って、
もしや音楽がまとまって聞えるのかな?

思いがけずHAPPY~
ルンルン気分で、お次は!
どこへ行ったらいいのやら、チンプンカンプン。

束になったチラシはズッシリ~
相変わらず重い…

自治体がスポンサーを降りて
苦境に立たされてる楽団もあるんだよね。
それでも、クラシック業界ってスゴイぞ。

とりあえず、
また”元金0円チケット”
手に入ったらにすっか~。
ええ!それって、いつになることやら…

 日本オーケストラ連盟が発表!
”学校が休み”だし、「耳にいい」語呂合わせもイイ
ってことで、
今年から3/31を「オーケストラの日」に!
各地で地域住民に音楽と親しんでもらうイベント
無料演奏会、公開練習などで楽しめる!
いいじゃん


狐忠信が猫に!?「桂文我・桂梅團治二人会」

2007年02月15日 | 落語・講談・漫才


国立演芸場 6(火)  

桂文我・桂梅團治二人会 第10回

開口一番/動物園 桂 ひろば
大安売り 桂梅団治
猫の忠信 桂文我
 仲入り
爆笑対談 文我&梅団治
源平盛衰記 桂文我
長屋浪士(小佐田定雄作) 桂梅団治

年に1度、
2人が国立演芸場にやって来て今年で10回目!
おめでとぉぉぉぉ!

文我は桂枝雀一門。 
几帳面で真面目。で奥が深い。
梅団治は桂春団治一門。
体格ともども豪快で押し出しOK。で華がある。

凸凹コンビぶりが大大大好き
私にとって、梅の季節には欠かせない
一大イベント!

開口一番
お!去年までは「まん我」だったのに
今年は「ひろば」
プヨプヨ系な人やな~。

動物園

ムムム。これ最近TVで見たなぁ。
桂文枝一門の若手が愛嬌たっぷりやった。
オモロカッタ~。

動物園で虎の皮を着てコスプレ!しかも檻の中で!
そんなバイトをするアホなヤツって…。

本日のショータイムは!
”虎VSライオン”
え!?
ホンモノと格闘~!そんなん聞いてないぃぃ。
「前田さ~ん助けて~」
目の前にいるライオンが一言
「園長の前田です」

VIVA!虎の動き
汗ダクダクのダクダクー。

次に梅団治が出てきて
「ウワっっ!床が汗だらけ!
今日は最後にいくほど、
ドンドン(痩せて)小さくなっていきまっせ~」

たしかに。
食パンマン+アンパンマンな梅団治。
それが、萎んで見えるのは
ひろばがデカかったからか?

大安売り

町で相撲取りにバッタリ出逢った。
地方巡業の結果を聞いてみれば
「勝ったり。負けたり」
負けた。それをハッキリ言うとは。エライ!
実況中継してもらうと
来る日も来る日も、負け、負け、負け…。
その度に
「親方とご贔屓衆に申し訳ない!」
もう聞き飽きたっちゅ~の、その言葉。
よう聞いてみれば
「あっちが勝ったり、こっちが負けたり」

ごっつぁんです!な役が
ピッタシ☆カンカンな梅団治

お次は、ポンポコ狸のような文我

お江戸では、「浄瑠璃」言うたら
清元、常磐津、新内…色々ありますが、
上方で「浄瑠璃」と言うたら「義太夫」です。

例えば
笑い方が「ン~フ。ン~フ。グハハハハ~」
これ町でやったら大変ですよ。
「え~~~」はどこまでも引っ張るんですな。

出た!出た!出た!待ってました!
実演してくれるんやでぇぇ

文楽で「義太夫」知っててヨカッタ。
可笑しい度がアップするするぅ。
ガハハハハ~。
筆舌に尽くし難し!
百聞は一見にしかず!

猫の忠信

義太夫の会で「義経千本桜」の通しをやる事に。

稽古屋のお師匠はんは女性。
新入りの”吉野屋の常吉”と
ぬくいお造り(ここでは説明できましぇん)な所へ
次郎吉が遭遇っ!

クッソー。常吉の女房に教えたれ!
町内で悋気NO1やから、瀬戸物ジャンジャン割るやろ。
親戚の瀬戸物屋儲けさせたろ。クックックッ。

ところが、常吉は家にいる。
この間、講談で聴いた「真田の抜け穴
あれ作ってるんやー。

常吉の女房と稽古屋へ戻ってみると
いるいる!常吉いるやん!
「早いなぁ。もう来よった。畳の下に穴が」
無いっちゅ~の

稽古屋にいたのは猫!
三味線の皮になった親を慕ってやってきた!
キツネそっくりの猫言葉!

オ!「義経千本桜」の登場人物勢ぞろい
吉野屋の常吉は”義経”
駿河屋の次郎吉は”駿河の次郎”etc
猫がただで飲んでるから”狐忠信”
師匠はお静さんだから”静御前”

「こんな私が静御前だなんて…。似合いますかいな」
ニヤァオゥ~(似合う~)

爆笑対談 

SLが千葉を走って!緊急停車5回!
原因は、線路脇にいたカメラおやじ!

タイムリーなこの話題が出ないかな。
密かに期待してたら
来た!来た!来た!

何を隠そう、梅団治はシュッシュッポッポッ大好き!
関東以北のSL運行日にあわせて
この「二人会」の日程を決めているのだ。

梅 「本当の鉄道ファンはあんな事しません」
  パチパチパチー!
文 「後ろの方拍手が大きかった」
梅 「あそこで知り合いになった人らかもしれんな(笑)」

鉄道ファンは、汽車に接近しない!
遠い所から、ベストアングルを狙うらしい。
フフフ。今年も熱く語る梅団治。

文我は中学を卒業する時、
今の梅団治のモチネタの数くらいは喋れてた!
「これで友達いるはずありませんやろ」
文我を上げたり下げたり。梅団治~。
場内爆笑の渦、渦、渦~。

源平盛衰記 

源平のお話してますよ~。
ボ~っとしてたらトリップしそう
大河ドラマの「義経」見ててヨカッタ。
吉右衛門の「武蔵坊弁慶」(時代劇専門ch)も見てるし。
え~っと、サゲは…忘れましたぁ

長屋浪士

小佐田定雄が作った新作モノ
梅団治しか喋ったことがない!

家賃滞納しても偉そうにしてる浪人宅
通りかかった魚家を呼び止める
「これ。魚売人」
これじゃぁ町人を装ってるのにバレバレ
「今日は月こそ違え亡きご主君のご命日」
魚家が聞いてしまったこの一言で
町中が大騒ぎ~。
だって、今日って14日なんだも~ん。
赤穂浪士が御近所にっっ!
さて、結末やいかに~。

最初っからオチ判ってるよ~なもんやん。
でも、ガッハッハ!
こんな事件、ほんまにあったかも!
2500円でウハウハガハハなものあり!まいどHAPPY~

桂文我にクリック → 『桂文我倶楽部』 
桂梅團治にクリック → 『桂梅團治 かつら小梅の梅満会』