アッパレじゃ!

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10月の歌舞伎座へ行ってきたー! 文七元結物語

2023年11月07日 | 歌舞伎



寺島しのぶが歌舞伎座デビュー!!

文七元結物語
口演:三遊亭圓朝
脚本・演出:山田洋次
脚本:松岡亮
出演
左官長兵衛:中村獅童
長兵衛女房お兼:寺島しのぶ
近江屋手代文七:坂東新悟
長兵衛娘お久:中村玉太郎
家主甚八:片岡亀蔵
角海老女将お駒:片岡孝太郎
近江屋卯兵衛:坂東彌十郎

いつも観ている文七元結とは、
一味も二味も違ってたぁああ!!

オープニングからもう違うぅうう!!
長兵衛の娘お久が吉原の店、角海老の前をウロチョロしてる。
やっとの思いで女将のと対面出来た。
継母が可哀相だから、自分が身を売ってお金を作りたい。
ヒエェエエ!こういう展開なのかぁああ。



孝太郎がキリッとした女将ぃい。
松島屋ぁあああ!!

一方、長屋では…。
「お久ちゃ~ん」
「お久~!」
花道から近所のおかみさん達と
一緒に出来てのはぁああ。
寺島しのぶだぁあああ。

ア…レ…大向こうが掛からなぁあい。
なんじゃいなぁああ。
これを楽しみにして来たのにぃいいい。
さっきの演目では一人が声を掛けてたのにぃい。
コロナ禍で大向こうは人数制限かけてるのかな。
なんて思っていたのに、
この演目ではゼロって…ぁ。あ…ぁ。
客席もどこで拍手をしていいのか判らず…ぅ。
ちょっと間延びしてしもうたぁあ。



長屋のおかみさん達はデカイけど、
女優がチッコク見える感じはなかったぁあ。
なんだか舞台のマジックにかかった感じぃい♪

長兵衛とお兼の喧嘩も、
歌舞伎版とは違っていて、
着物を脱いだりもしなぁい。
長兵衛は店の奉公人に貸してもらうんだぁ。
だけどそれが浴衣で…。へへへ

文七と出会う場面。
橋のセットがぁああああ。
黒衣が2人で、
橋を上手や下手に少しづつ動かしたりするぅう。
「歌舞伎座の舞台が広くて装置作りが大変だった」
って山田洋次監督がインタビューに答えてたなぁ。
遊郭の装置もさぁ。
ダイナミックなんだけど、繊細で素敵だったぁあああ。



いつもの歌舞伎だと、
もうちょっと笑える場面があるんだけどなぁ。
なんて思ってたら、
文七の店の主の弥十郎がぁああ。
笑わせてくれたぁああ。
アハハ



獅童のどっぷり歌舞伎、というわけではない演技が、
寺島しのぶとマッチしてて、
スッゴク良い夫婦だったぁああ。
「ごめんよ。あんた」って2度言って、
抱きつくなんざ、イイじゃないのさぁあ♪
音羽屋ぁあああ!!
アッパレじゃ!寺島しのぶ!

これは再演されるのではないかしらん。
女性が歌舞伎座に出演するなんて、
前代未聞ではあるけれど、
実力がある女優というだけではなく、
音羽屋の娘という看板もあるんだもの。
最近の歌舞伎界は、
色んな世界とコラボしてるんだもの、
こういうのも有りだよぉおお。
なんてったって、
笑って泣いて楽しかったものぉお。

松竹に山田洋次監督がいてくれてヨカッタよぉお。
お次は新派の舞台を手掛けるのだぁああ。!
来年1月の『東京物語』だよぉおおお。
こっちも楽しみぃいいい。

おわり



天竺徳兵衛韓噺
序幕 11:00-11:37
幕間 20分
大詰 11:57-1:26
幕間 35分
文七元結物語
2:01-3:32

歌舞伎座新開場十周年
2023年10月2日(月)~25日(水)


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