”午前十時の映画祭”のラインナップを見た時から
楽しみにしてたのよぉ♪好きなの♪この映画♪
2011年12月17日(土)
TOHOシネマズ六本木
午前十時の映画祭
鳥 The Birds
監督、製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:エバン・ハンター
原作:ダフネ・デュ・モーリア
出演者:ロッド・テイラー、ティッピ・ヘドレン、
ジェシカ・タンディ
公開:1963年
サンフランシスコの街中。
高いヒールをカツカツ鳴らして
颯爽と横断歩道を渡る女性。
社長令嬢のメラニー。
彼女が振り返ると鳥の一群が…。
これってさぁ、
ラストのラストを暗示してるんだってね。
彼女はペットショップで、
自信家の弁護士ブレナーと出会う。
休暇で実家に帰っているブレナーに
ほんのイタズラ心で鳥をプレゼントすることに。
車を飛ばして行った、その湾岸の村で…。
見るからにお嬢様~!
あったかそうな毛皮のコート姿。
場違いなムード満点。
対岸からボートで彼の家へ…。
こっそり忍び込んで…。
目的を果たしてルンルンで帰るはずがっ。
ウッッ!!
不意に1羽のカモメに額をつつかれたっ。
オオ~!もぉこっからぁぁ。
小学校の教師アニーと親しくなったメラニー。
彼女はブレナーの元婚約者。
へぇぇえ!
こんな恋愛模様が描かれてたのかぁ。
私の脳内には、
鳥の映像しか残ってないのかも。
アホや~ん。
オープニングに出てくる文字が、
あの監督とかキャストとかの名前ね。
あれが、次々と欠けていくの…。
鳥の嘴にヤラレテるんだよね。
怖いぃぃ。
昔の映画の邦題って好き♪
これも今なら「The Birds」
そのままだったかも。だけど、
”鳥”っていう日本語になったから、
グイっと身近なものに感じちゃって。
カラスなんて、めちゃくちゃ近所にいるじゃない。
映画を観終わったら、
空を見上げて彼等を探してしまうんだよぉ。
急降下してきたらど~しよっかと思って。
怖くってぇぇ。
ブレナーの家の暖炉に
ドババババババッッッ!!!
雀だっけ、鳥がぁぁぁあああ!!
それまで、
ディナーでステキな食卓だったのに、
瞬く間に、汚されてっっ。
この、美から醜の変化がいいわぁ。
ブレナーの母親が
近所の農夫の死体を発見っ。
なななんと!
目玉をくり抜かれてぇぇ。
怖いぃいぃ。
夫が亡くなってからは、たった1人で
養鶏場を切り盛りしてきた
彼女の良き理解者だったという…。
ここには母の人生と、
息子との問題が描かれてる。
キャハ~。
ただのパニック映画と違うがなぁ。
奥が深いがなぁ。
母親が必死に戻って来た時、
ブレナーとメラニーは表でのんびり。
アレ、メラニーったら寝巻きの上に
ガウン着てるだけかい。
ハハ~ン。そうなっちゃったんだねぇ。
こんな非常事態に、
サラリとこういう場面をぉぉ。
アッパレじゃ!
鳥達はどこからともなく現れて、
村中を埋め尽くす…ぅ。
最初は1羽…続いて2羽…。
メラニーの後ろのジャングルジムに
少しづつ増える鴉…。
彼女が振り返った時には。
ギャァァァアアア!!
鳥っ鳥っ鳥、鳥、鳥だらけぇぇえ!!
この場面大好きなのよぉぉお♪
大画面で観てるのねっ私♪
嗚呼、至福の時ぃぃ♪
小学生達が襲われたっ。
それでも村の人達は半信半疑。
皆が集う店で老女が語る、
鳥の性質や種類、総数…。
怖いぃぃい。
いやね、彼女はね、
「鳥にそんなことは出来ない」って言い切るんだよ。
でもさ、私達は観てしまったじゃないかぁ。
あれが、あれが、ここだけじゃなくって
全世界規模になっちゃったらぁぁ。
プハ~。やるなぁ。
想像力だけでビビらせるって!
遂に鳥がガソリンスタンドを襲撃っ。
炎上した風景を、
空を飛ぶ鳥と一緒に映して俯瞰で捉える。
キャワ~。
鳥と同じ目線になっちゃったぁ。
怖いよぉぉお。
大火災の一部始終を、店の中から見る人達。
メラニーをみつめる瞳が…。
「貴女が来てからおかしくなった」
オオ~!魔女狩りだっ!
こんな展開になるんだぁあ。
ブレナーと一緒に家に戻ろうとするメラニー。
途中でアニーの家の前に…。
階段の下で無残な姿をさらしているのは…!
最初判らなかったよぉ。
ブレナーの妹を助けようとして、
そのまま息絶えたアニー。
「せめて家の中に入れてあげて」
ブレナーが彼女を抱えて…。
嗚呼、これで彼女は成仏するだろうな。
実らぬ愛の最期にお姫様だっこ…。
ブロンドのメラニーとブルネットのアニー。
ツーショットで映る場面があるんだけど、
女性2人が美しかったんだよねぇ。
なんでもヒッチコックって、
ブロンド好きなんだとか…。
バサバサバサバサァァァア!!
家中の窓に板を張ったのに、
鳥ったらぁぁぁあああ!!!
突っついて、突っついて、突っつきまくってぇ。
鳥の鳴き声や羽ばたきの音がっっ!!
スッゴイよぉぉおお。
怖いよぉぉお。
何時間経ったんだろう…。
2階から微かに羽音が…。
メラニーが恐る々開けてみるとっ。
やられたぁぁああ。
ブレナー達が、
必死に部屋から引っ張り出して…。
もう車を出して逃げるしかない。
そっと玄関の扉を開けると…。
ウガアアアア!!
いるわいるわぁあ。
そこらじゅう鳥だらけぇええ。
手摺に留まってる数羽のカラスが
こりゃまた不気味ぃ。
空ろな瞳のメラニー。
ブレナーの母の腕を、ギュっと握り締める。
あっ!真っ赤にネイルして綺麗だった爪がっ。
ビクビクしていたはずの母の顔が…。
それまでは、
メラニーの方が自信に満ちていたのに…。
ここでも人間関係を描いてっ。
細かいわぁああ。
さあ!車は一路サンフランシスコへ…。
終ったぁああ。
嗚呼、楽しかったぁぁあ♪
大画面の迫力だねっっ。
これぞ、映画の醍醐味だねっっ。
鳥の調教も大変だったろうなぁ。
合成も混ざってるけどさぁ。
パニック映画の原点!怖さ満点!
何度でも観たいわぁ♪
映画には続きがあって、
彼等が向かった大都会も既に…。
ギャァッァアアア!!
って話もあったとか。
私ったら観ながら、
もしそうだったらって思ったんだよねぇ。
怖いぃぃいい。
午前十時の映画祭
シェーン (2011.7.18記)
荒野の七人 (2011.7.7記)
華麗なる賭け (2011.6.17記)
情婦 (2011.5.20記)
カサブランカ (2010.7.17記)