生誕50周年三谷幸喜の日
WOWOWが三谷幸喜に
ジャックされたあの日。
てんこ盛に録画した中で、
最初に再生したのは…
ラヂオの時間
1997年
監督:三谷幸喜
原作:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
音楽:服部隆之
出演:唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、戸田恵子、
井上順、細川俊之、奥貫薫、梶原善、モロ師岡、
近藤芳正、布施明、藤村俊二、並樹史朗、田口浩正、
梅野泰靖、小野武彦、渡辺謙、桃井かおり、
佐藤B作、市川染五郎、宮本信子
やっぱこれだよぉ。
何回でも観れるぅ。
グハハ!って笑ってたと思ったら
ポロポロポロリ…って涙腺が…
主婦が初めて書いたラジオドラマが
生放送でOA!
日本人夫婦の
律子と寅造って名前が、
メアリー・ジェーンと…
マイケル・ピーター。
だと思ったら、
ドナルド・マクドナルドに。
それじゃぁ
舞台を熱海からアメリカに。
漁師がパイロットに。
パチンコ屋のパートタイムが
女弁護士に。
声優達の、我がままとゴリ押しで、
なんかへんてこな事になってきたぁ。
1度躓いたらも~ど~にも止まらなぁい。
欲望と葛藤が渦巻くラジオ局。
大きな陰謀の渦が…
な~んて
そんな大袈裟なもんじゃなんだよね。
惰性でやってる仕事なはずなのに、
無茶振りする歌手に
忘れかけてたプライドと信念が、
皆の心に甦るぅ。オオ~!
その歌手の名は、
千本のっこ(戸田恵子)!
盛りの過ぎた大物演歌歌手。
も~好き勝手やっちゃうよぉ。
見逃せないのが守衛(藤村俊二)!
音響効果の世界じゃぁ伝説の人。
最初はイヤイヤ教えてあげるんだけど、
いつのまにかスタジオに入ってきて、
ラストは自分の身体を使って
打ち上げ花火の音をっ。
「ドナルド・マクドナルド。パイロットだよ」
あの渋~い声で勝ち誇った様に
マイクの前で言っちゃう細川俊之♪
好きだぁぁ♪
声だけ聞いてると、
2人は見つめあいながら…。
な~んて妄想が膨らむんだけど、
ほんとはいがみ合いながら、
火花散らし合いながらなんだよぉ。
アハハ
スタジオの雰囲気といい、
色とりどりの出演者といい、
声優に憧れたことがあるもんだから、
こういう情景にウッハウハ♪
ハワイ上空で消息を絶つ。
この一言が、またまた…。
だってぇ
スポンサーに航空会社が入ってんのよ。
まずいっしょぉ。
それじゃぁ…宇宙ってことに。
へえ?
いいんだよ、
宇宙飛行士もパイロットだ!
プロデューサー(西村雅彦)は
もうヤケッパチだぁ!
ウキャキャ
お願いですから、本のとおりにやって下さい!
『ラヂオの時間』とくれば、
主婦((鈴木京香)のこの一声。
生放送の波乱は、
彼女の大反乱でまたまたぁぁ。
わぁぁあ!
ドラマスペシャル『運命の女』
果たして結末や如何にー。
マルチン神父(小野武彦)も
ラストに台詞があって良かったねぇ。
グハハ
大型タンカーの運転手(渡辺謙)がねぇ。
感動しちゃって局の前まで来て、
号泣するんだよぉぉお。
ウキャキャ
エンドロールと一緒に、
長いものには巻かれろ主義な
編成部長がっ。
布施明の歌声がっっ。
♪もしも世界が終るとしても
気にはしない 何故って
千本のっこが あのあばずれが
僕を見つめて 歌くちずさんでいる
それだけで 僕は 満足さ♪
ワッハッハッハ
映画館で観た時は、
椅子からズリ落ちそうになったよぉ。
この歌大好きぃぃいい♪
終ってみると、
この映画に出てくる人
全てが愛おしくなっちゃってるのねぇ♪
VIVA!人情群像劇
WOWOW特別企画「三谷の大学」で、
三谷幸喜が”長回し”について語ってた。
この映画もその手法で、
何度も稽古を重ねたんだって。
まるで芝居みたいだよね。
そういう見方をすると、
またまたこの映画の見所が増えたぁ。
新選組!! 土方歳三最期の一日 (2006.1.11記)
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