歌舞伎座 11/12(木)
3階1列センター
吉例顔見世大歌舞伎
通し狂言 仮名手本忠臣蔵
夜の部
五段目
気になるのはここ。
鉄砲の火
千崎弥五郎(権十郎)が土の上に書く文字
後ろから伸びる定九郎(梅玉)の白い手
太ももに滴り落ちる赤い血
舞台を2周して去って行くアイツ
五段目で運のいいのは猪ばかり
全てのピースが合わさって
菊五郎劇団の色がジンワリぃ。
そうして耳福なのが下座音楽♪
静かに暗い山の中の情景がバッチリ!
QOO~♪
バックグラウンドミュージック~♪
台詞→浄瑠璃→下座→柝
綺麗~に繋がってるのよぉ。
六段目
気になるのはここ。
一文字屋お才(芝翫)と源六(左團次)
の細かい動き。
母おかや(東蔵)の哀れさ。
かる こちの人、さらばでござんす。
ト行きかゝるを、
勘平 おかる、待て。
かる アイ
ト傍へ寄る。勘平抱きしめ
時蔵のお軽は、
めいっぱいの感情を込めて
菊五郎勘平へ突進っ。
グワシッ!と受け止めてハイ、ポーズ
う~ん…。
忘れられないのは2年前のこのキャスト
一文字屋お才:時蔵
源六:東蔵
おかや:吉之丞
お軽:玉三郎
勘平:菊五郎
自分が書いたレポを読み返して
勝手に独りで大興奮っっ!! → こっち
√ 哀れ果敢なき。
七段目
嗚呼…仲居になって
仁左衛門由良之助と、
「手の~なる方~へ~」って
パチパチ手を叩きながら走りて~ぇ。
レツゴー3匹なトリオがやってきた。
赤垣源蔵(松江)
富森助右衛門(男女蔵)
矢間重太郎(宗之助)
わ~い♪おめちゃんだぁ♪
相も変わらず脇でオブジェになってる。
視線は…由良之助に
じゃなくってどっか違う一点を見つめて…。
QOO~!イイ♪
平右衛門が手を叩いてー。
「あいあいー」答える仲居が…
グワっっ!歌江ぇぇ♪
これは御馳走~♪
気持ちよく眠る…由良之助の耳に
鯉口の音
響かせるのは力弥。
グワっっ!門之助ぇぇ♪
ウワ~イぃぃぃ♪
最近は、
チビちゃんな力弥を観てばっか。
だったような気がして…。
大人だぁ♪
このツーショットステキぃぃ♪
謡ながら誤魔化す由良之助
両手を口にあてて、
方膝ついてグル~っと一回りする力弥。
花道の舞台写真なんて、ないよねぇ。
欲しいぃ♪
「コレ、祇園町を離れてから急げ」
グフフ
私の大好きな台詞を仁左衛門がぁ♪
そんな『忠臣蔵』ムードをぶち壊すのか、
はたまた盛り立てるのかー
このツーショットっ
兄妹
福助&幸四郎!!
そ~どぅえす。
平右衛門とお軽どぅえぇす。
昼の部の座組にビビビっとこなかったから、
今回の『仮名手本忠臣蔵』は
この夜の部だけ楽しもうと思って。
っつうか、この兄妹がどんなもんなのか
気になって気になってぇ。
さ!イッツ・ショータ~イム。
グガァァアアア!!
ガンガン演ってる演ってるぅ。
ドンドン行ってる行ってるぅ。
成駒屋のお相手NO1は、
福ちゃんを
温かい羽毛布団でくるんでくれる吉右衛門。
観てるこっちも夢心地ぃ♪
LOVE播磨屋♪
今回のパートナーは
福ちゃんを
大きな焚き火で温める幸四郎。
観てるこっちにも火の粉が飛んできて、
アチ、アチ、アチチチぃ。
ヒートアップするんだよね、このカップル。
これが2人の兄弟愛なんだよね…。
ハフ…。
なんかスゴイものを観てる気が…
嗚呼、福ちゃん。
やっぱり貴方はデンジャラス…。
そんな熱射をものともせず
我が道を行く、
クールビューティー仁左衛門。
ズデギぃ♪
ラストはバッチリ決まって、ハイ、ポーズ。
うう~ん…。
2007年のめくるめく七段目がぁぁ。
由良之助:吉右衛門
平右衛門:仁左衛門
お軽:玉三郎
フガっっっ!!
十一段目
出た~!山鹿流の陣太鼓ぉ♪
出た~!小林平八郎(歌昇)
竹森喜多八(錦之助)と、
チャンチャンバラバラ~
雪合戦で客席の笑いを取りっ。
池に入って拍手をもらいってる
萬屋VS萬屋♪
そうして
バッタリ倒れる歌昇っ。
アッパレじゃっっ!
舞台センターに作られた
でっけぇ橋の後ろから登って来る四十七士。
この大道具すっげぇえ。
この演出すっげぇえ。
師直の首をしっかと捧げ持つのは
男女蔵~♪
パカラッパカラッ
服部逸郎(梅玉)がやってきてー
ハァァ…。
2年前のハイグレードさが
脳内を右往左往…。
あの”幸せホルモン”てんこ盛りな舞台に
再びお目にかかれるのは
…いつ。
これ以上詳しく書けねぇ!
ってくらいハイテンションで物語を書いてるっ。
よかったらど~ぞ。
↓
大序から (2007/2/27記)
五段目 (2007/2/19記)
六段目 (2007/2/20記)
七段目 (2007/2/21記)
十一段目 (2007/2/23記)
夜の部2回目 (2007/2/16記)