林巧 著
アジアの島々には数え切れないくらいもののけがいる。
その不思議な力や恵みについては聞いたことがあるし、
今も受け継がれる生活習慣の根拠には、このもののけたちが関係していることも多い。
すっかり効率化された日本の都会暮らしからは信じられないほどに、
もののけたちは恐れられ、大切にされ、ともに暮らしている。
いや、日本だって地方にはたくさんそんなところがあるわけだが、
本書に登場するほどにはオープンにならず(できず?)慎ましやかに存在している。
その例外が琉球(沖縄)らしい。
アジアの島々とともに紹介される沖縄の話は、『怪』ファンの私には大変面白い。
それにしても南の海に散らされ、浮かんだ島々はそれだけで美しい。
その点々とした島ひとつひとつにこんな話があるなんて、なんと素敵なのだろう。
そう思って読むと、バリに移住し、そこでもののけたちと出会った女性の
エピソードはとても興味深い。
移住はどこへ行くにもそれなりに大変だが、こんな独自のルールを知らずに
もののけの怒りを買ったのではたまらない。
郷に行っては郷に従えって、実はこういうことなのかも?
まったく実行力と行動力に欠ける私がこんな島めぐりを実現することは
ないだろうが、ちょっと行ってみたくなってしまったのは本当だ。
アジアの島々には数え切れないくらいもののけがいる。
その不思議な力や恵みについては聞いたことがあるし、
今も受け継がれる生活習慣の根拠には、このもののけたちが関係していることも多い。
すっかり効率化された日本の都会暮らしからは信じられないほどに、
もののけたちは恐れられ、大切にされ、ともに暮らしている。
いや、日本だって地方にはたくさんそんなところがあるわけだが、
本書に登場するほどにはオープンにならず(できず?)慎ましやかに存在している。
その例外が琉球(沖縄)らしい。
アジアの島々とともに紹介される沖縄の話は、『怪』ファンの私には大変面白い。
それにしても南の海に散らされ、浮かんだ島々はそれだけで美しい。
その点々とした島ひとつひとつにこんな話があるなんて、なんと素敵なのだろう。
そう思って読むと、バリに移住し、そこでもののけたちと出会った女性の
エピソードはとても興味深い。
移住はどこへ行くにもそれなりに大変だが、こんな独自のルールを知らずに
もののけの怒りを買ったのではたまらない。
郷に行っては郷に従えって、実はこういうことなのかも?
まったく実行力と行動力に欠ける私がこんな島めぐりを実現することは
ないだろうが、ちょっと行ってみたくなってしまったのは本当だ。