夏樹静子 著
著者は3年間もの長い間腰痛に悩み、ありとあらゆる手を尽くした。
この過程は『腰痛放浪記 椅子がこわい』という作品になっている。
最終的に腰痛を治すに至ったのは、腰痛を心身症であると
認め、心療内科での治療を受け入れたからであった。
自身のこの経験をきっかけに、さまざまな心療内科での症例を取材し、
治療への過程をリポートしている。
病名は本当に多種多彩だ。顎関節症、高血圧、摂食障害、脱毛、
中には厚生労働省指定の難病である潰瘍性大腸炎さえある。
自分自身の心が生み出す病気、病は気からと軽々しく言うけれど、
自らの命を脅かすようなこんな病になってしまうこともあるのだ。
気の持ちようだの気にし過ぎだの、軽々しい言葉では片づけられない
これらの病であるが、心療内科で少しずつ医師と会話し心を開いて、
さらに断食などの適宜な治療を組み合わせることで改善を見る。
心からの警告ともとれる心身症。
その重さとともに、自分を振り返り見つめなおすことの大切さを
思い知らされる。
まずは身体的な要因がないかきちんとした医療機関を受診すること。
原因がわからなければためらわずに心療内科に相談すること。
現代を生き抜く知恵として、これは重要なことなのかもしれない。
著者は3年間もの長い間腰痛に悩み、ありとあらゆる手を尽くした。
この過程は『腰痛放浪記 椅子がこわい』という作品になっている。
最終的に腰痛を治すに至ったのは、腰痛を心身症であると
認め、心療内科での治療を受け入れたからであった。
自身のこの経験をきっかけに、さまざまな心療内科での症例を取材し、
治療への過程をリポートしている。
病名は本当に多種多彩だ。顎関節症、高血圧、摂食障害、脱毛、
中には厚生労働省指定の難病である潰瘍性大腸炎さえある。
自分自身の心が生み出す病気、病は気からと軽々しく言うけれど、
自らの命を脅かすようなこんな病になってしまうこともあるのだ。
気の持ちようだの気にし過ぎだの、軽々しい言葉では片づけられない
これらの病であるが、心療内科で少しずつ医師と会話し心を開いて、
さらに断食などの適宜な治療を組み合わせることで改善を見る。
心からの警告ともとれる心身症。
その重さとともに、自分を振り返り見つめなおすことの大切さを
思い知らされる。
まずは身体的な要因がないかきちんとした医療機関を受診すること。
原因がわからなければためらわずに心療内科に相談すること。
現代を生き抜く知恵として、これは重要なことなのかもしれない。