ローリー・キング 著
『捜査官ケイト 愚か者の町』と同じシリーズ。
殺人事件の捜査のために被害者宅を訪れたケイト。
そこにあったのは、まさしくシャーロック・ホームズの世界をそのまま再現した部屋だった。
被害者・フィリップ・ギルバートはシャーロキアンと呼ばれるホームズの熱心なマニアで、
コレクターであり、同様の趣味をもつサークルの主宰者でもあった。
彼が最近価値ある文書を発見していたらしい、という噂は多くの人が耳にしていた。
これが殺人の原因なのか。ケイトとコンビであるホーキンの調査が始まる。
この文書というのが、コナン・ドイルの未発見の原稿。それもホームズ目線の。
というすごい話なのである。
しかも、これが文中で読めるのだ。
完成度が高い。素晴らしい。
1冊で2つの原稿を読めてなんともお得だ。っていうくらいのレベル。
この原稿がヒントになったりならなかったり、シャーロキアンたちが入り乱れたり。
と話は進むのであるが、相変わらず人物描写が面白い。
ケイトとパートナーのリー。そして可愛い娘のノーラ。
家庭と仕事のバランスに苦しむのはいずこも同じで、時にリーに叱られたり、
ノーラにふくれっ面をされたりすることもある。
サンフランシスコと目と鼻の先のマリン郡に驚く程の自然と軍の遺跡が残っている
というのも、初めて知った。
ここでの描写も素晴らしい。
本書が書かれた2004年、まだサンフランシスコでは同性婚は認められていなかったはずだ。
ということは、この希望に満ちたラストシーンは想像で書かれたのだろうか。
2013年6月26日同性婚の受付再開のニュースを知ったとき、私はまさに本書を読んでいる
途中であった。
この偶然にちょっと驚いている。
『捜査官ケイト 愚か者の町』と同じシリーズ。
殺人事件の捜査のために被害者宅を訪れたケイト。
そこにあったのは、まさしくシャーロック・ホームズの世界をそのまま再現した部屋だった。
被害者・フィリップ・ギルバートはシャーロキアンと呼ばれるホームズの熱心なマニアで、
コレクターであり、同様の趣味をもつサークルの主宰者でもあった。
彼が最近価値ある文書を発見していたらしい、という噂は多くの人が耳にしていた。
これが殺人の原因なのか。ケイトとコンビであるホーキンの調査が始まる。
この文書というのが、コナン・ドイルの未発見の原稿。それもホームズ目線の。
というすごい話なのである。
しかも、これが文中で読めるのだ。
完成度が高い。素晴らしい。
1冊で2つの原稿を読めてなんともお得だ。っていうくらいのレベル。
この原稿がヒントになったりならなかったり、シャーロキアンたちが入り乱れたり。
と話は進むのであるが、相変わらず人物描写が面白い。
ケイトとパートナーのリー。そして可愛い娘のノーラ。
家庭と仕事のバランスに苦しむのはいずこも同じで、時にリーに叱られたり、
ノーラにふくれっ面をされたりすることもある。
サンフランシスコと目と鼻の先のマリン郡に驚く程の自然と軍の遺跡が残っている
というのも、初めて知った。
ここでの描写も素晴らしい。
本書が書かれた2004年、まだサンフランシスコでは同性婚は認められていなかったはずだ。
ということは、この希望に満ちたラストシーンは想像で書かれたのだろうか。
2013年6月26日同性婚の受付再開のニュースを知ったとき、私はまさに本書を読んでいる
途中であった。
この偶然にちょっと驚いている。