野中柊 著
さらっと読めて読後感もさわやかな短編集。
ふわふわと消えてしまうはかない雰囲気ではあるけれど
女性の心の動きが細やかに描写されている。
そしてどの作品にもお酒が登場する。
それは手づくりの柘榴酒であったり、ワインであったり、
ミントジュレップであったり、マティーニであったり。
エピソードにぴったりと合うお酒は、さらにイメージをふくらませてくれる。
そして少し大人の雰囲気も醸し出す。
勢いで進むだけでは物足りない恋愛。
それはいつも叶うわけではないけれど、人生を美しく彩ることを
彼女たちは知っている。
季節感の表現がとてもじょうずで、いつの間にか自分のその中に入り込んでしまう。
そして折々に登場する食べ物がとても魅力的。
つられてお腹まですいてしまう。
何かがしっかりと残る、という作品ではないが、
心地よい時間と、穏やかな気持ちは残りそう。
さらっと読めて読後感もさわやかな短編集。
ふわふわと消えてしまうはかない雰囲気ではあるけれど
女性の心の動きが細やかに描写されている。
そしてどの作品にもお酒が登場する。
それは手づくりの柘榴酒であったり、ワインであったり、
ミントジュレップであったり、マティーニであったり。
エピソードにぴったりと合うお酒は、さらにイメージをふくらませてくれる。
そして少し大人の雰囲気も醸し出す。
勢いで進むだけでは物足りない恋愛。
それはいつも叶うわけではないけれど、人生を美しく彩ることを
彼女たちは知っている。
季節感の表現がとてもじょうずで、いつの間にか自分のその中に入り込んでしまう。
そして折々に登場する食べ物がとても魅力的。
つられてお腹まですいてしまう。
何かがしっかりと残る、という作品ではないが、
心地よい時間と、穏やかな気持ちは残りそう。