川崎草志 著
『長い腕』の続編。
明治の名棟梁・近江敬次郎の呪いはまだ続いていた。
主人公・汐路は故郷の早瀬に戻ってきていた。
根強く残る因習と暗い闇から逃れられない土地。
そこは戦時中、駐屯していた部隊の兵士が行方不明になっている土地でもあった。
「かごめ唄」をキーに繰り広げられる事件。
それは現代と江戸時代を行き来しながらも粛々と語られる。
一見何の関係もないように思えるそれらがどう収束するのか、
読み進めるごとに期待感が増す。
時代を超え、距離を超えて張り巡らされた伏線は、
翻弄される人々をあざ笑うかのようにラストで見事にまとめられる。
期待以上に面白かった。
前作以、著者は健康状態が悪化し、実に10年もの間執筆は滞っていた。
ようやく生まれたこの作品は、まさに待ちに待ったもの。
そして期待に十分こたえたものだ。
どうやらシリーズにはⅢがある模様。
はやく読んでみたい。
『長い腕』の続編。
明治の名棟梁・近江敬次郎の呪いはまだ続いていた。
主人公・汐路は故郷の早瀬に戻ってきていた。
根強く残る因習と暗い闇から逃れられない土地。
そこは戦時中、駐屯していた部隊の兵士が行方不明になっている土地でもあった。
「かごめ唄」をキーに繰り広げられる事件。
それは現代と江戸時代を行き来しながらも粛々と語られる。
一見何の関係もないように思えるそれらがどう収束するのか、
読み進めるごとに期待感が増す。
時代を超え、距離を超えて張り巡らされた伏線は、
翻弄される人々をあざ笑うかのようにラストで見事にまとめられる。
期待以上に面白かった。
前作以、著者は健康状態が悪化し、実に10年もの間執筆は滞っていた。
ようやく生まれたこの作品は、まさに待ちに待ったもの。
そして期待に十分こたえたものだ。
どうやらシリーズにはⅢがある模様。
はやく読んでみたい。