息をするように本を読む

初めて読んだ本も、読み返した本も、
ジャンルも著者もおかまいなしの私的読書記録
と、なんだかだらだら日常のことなども

まさかまさかの新展開

2017-12-03 10:36:16 | だらだら
全然放置していたブログだが、やっぱりたまに帰りたくなる。
実家があんまり心地よくない私としては、それに代わるものなのかもしれない。

せせらぎと桜の樹を眺めつつ暮らしていた私に、またしても転機が訪れた。
さすがにいつまでも遊んでるわけにはいかないな、とお仕事探しを始めた私。
年齢的に正社員を探すと厳しそうで、ややビビッてしまったので、
とりあえず派遣サイトに登録してみた。

その段階では、すぐに長期でいい仕事を見つけるのは無理かもしれないし、
最悪単純作業の日雇い的な派遣でつないでもいいかなあ、
とどこまでもぬるい底辺な発想もあったので、頭を使わず面白そうな
「かんたん!お菓子の箱詰め」とか「化粧品のパッケージ」とかにも
目を奪われていた。正直言うと1回登録に行ってみた。
嫌になって帰ってきた。
まあ、とにかく特定の日に頭数がそろうことだけが大事ということは分かった。

ハロワでもこれというものがなく、かすかに焦り始めたころ、
派遣サイトで
面白そうな求人発見。
まず、派遣会社自体がweb登録でコスト削減して、
まあまあ時給高めというのに惹かれる。
そして文章や読解力を重視しているということに
わずかな可能性の光を感じる。
早速登録…長い。さすがにwebで片付けようというだけあって、
内容濃い、しっかりがっつり。
そうこうしているうちに担当から連絡があり、やはりwebでの
タイピングテストを受けるが、ここで奇跡の高得点をたたき出す。
…すみません本当に偶然です。
あとはとんとん拍子で進み、いまそこで勤務しております。

たぶん人生で一番くらい、働きやすい。
若い人が多いのに、すごくなじみやすいし、
まわりにそうしてもらえている。
新規事業でもあるし、求められるスキルのレベルも高いので、
無我夢中で勉強する日々だけど、それも楽しい。

そればかりではなく、1か月が経過したところで、
1月1日から正社員にというお話をいただいた。
え? 本当に?
こんな私でいいのでしょうか?
とパニくるわけだが、いいと言ってくださる。
同じ部署の人たちなんか、私以上に喜んでくれた。

なんかもう、
よくわかんないけど、ありがとうございます。
どこでどうつながってるかわからないすべての人にもものにも
感謝したい。
お返しは自分がベストを尽くすことしかないからね。




どういうわけかどんどん前に進んでいく

2017-08-02 17:43:24 | だらだら
足踏みしていること自体がそんなにいやではなかったのかもしれない。
あまり人に会いたくもなく、あまりことを起こしたくもなく。
平穏な一日がまた過ぎればいいやと思っていたら、いろいろと動き出してしまった。

始まりは娘の結婚だったのかな。
長くお付き合いしたとてもいい方で何の不安もないけれど、予想よりもずっと
若いうちに結婚することとなった。
いろいろな理由でお式は後で、ということだったので、とりあえず新生活を
始めるわけだが、こういう親なので別にこだわりもなく、お仕度というほどのこともない。
ここで問題かつびっくりなのは娘が出て行っても荷物が減らないことだった!
空き部屋になったら、短期留学生とか預かってもいいよね、などとお花畑なことを
考えていたのに、そこにあるのは倉庫だった。

そして我が家は長年単身赴任状態の夫がいるのだが、これがまた10年単位でさわっていない
荷物の山をためこんだ一部屋=倉庫を持っている。

そう、悠々自適な暮らしのはずが、倉庫番になってしまったのだ。

で、我が家は賃貸である。さすがの夫もバカらしさに気付いたようで、「引っ越してもいいんじゃない?」
と言い出した。これまでの住まいは娘の通学やらお稽古事やらの便宜と治安のよさだけが魅力の、駅から遠い
古いマンション。もちろん私が通勤するにも不便だし、最寄りのスーパーは再開発でなくなった。
もはや踏んだり蹴ったり。
もろもろの事情を鑑みて、初夏引っ越しを敢行。同時にものを捨てまくる!
15年くらい住んでたんだよね、しかも子どもが小学生から結婚するまでの、一番変化が多い時期。
3LDKから1LDKへ。45リットルのゴミ袋100袋は捨てました。家具も半分くらいは処分しました。
娘も観念して倉庫の分別をし、いるものだけ新居へ。
夫に至っては「もう見ないで捨てる!」と謎の宣言。

で、今。せせらぎに面した新居で心地よく暮らしています。やっぱり新しいということは設備も新しい。
つまり、機能的なのだ。水回りが顕著だけど、収納だってすごい。
まだ使いこなせてなくて、日々工夫するのも楽しい。
インテリアのブログやインスタ見るのも楽しい。
そして、転居のお知らせを各方面にしたことで、ちょっと疎遠だったご縁が復活しそうなきざしが。
自分の状況から、失礼していたご縁が多々あったので、これはうれしい。
無理はしたくないけれど、さりげなくつながりができるといいな。

ってやってたら、仕事を辞めることになりました。好きな仕事だったし大変ながらも
ずっと続けるつもりだったのだけど、会社側の状況が変化して、労働条件がありえないくらい
悪くなってしまった。あれこれもめたけど、有休の買い取りと会社都合ということで退職。
すがすがし~い!
最後のもめまくりの状態がつらかったこともあって、いま無職のくせに超幸せです。
わりとブラックな仕事の後だから、なんでもできそうな気がするし。年は取ってるけど。

というわけで、この半年で私の状況はすっかり変わりました。
さてさてこれから何が始まるのか、何があっても不思議はない。
そしてそれが楽しみだなあ、と思える精神状態になれたことがうれしい。

ハードルをぐいっと

2016-11-13 09:25:46 | だらだら
引き下げてみようかな。
ここは単なる読書記録じゃなくて、自分の心をちょっとずつほぐして取り出して、そして見つめなおす、
そんなところだったような気がしたから。
本は読んでいるし、いっぱい書きたいんだけど、それがしんどくて取り掛かれないこともあった。

なら、関係ないことを書いてみる日があってもいいか。
心の整理のために。
まあ、誰もみてないだろうし、うん。

このごろ何に対して頑張っているのか、ちょっとごちゃごちゃになってきている気がする。
もともと仕事をしていたのは、もちろん生活のためだ。
途中で書く仕事は本当に好きだ、と思ったこともあったけれど、周辺の作業がとことん向いてなくて、
精神的にも経済的にも追い詰められてしまった。
働き方を変えたのは、収入が不安定になったから。
あの頃はもう貯蓄も食いつぶして、週末のバイトもうまくいかなくて、とにかくどうしようという状態だった。
いまの会社に入ってみたら、安いけれど安定した収入で先が見えてほっとした。
かけもちでもどうにかやれて、本当に助かったけれど、やっぱり両立は厳しくて体も壊したし、
かといって収入があてにならないもとの仕事一本に戻すのは怖かった。
結果、いまの会社にだらだらと残ることになった。
異動は現場の閉鎖に伴うやむを得ない処置。
会社との交渉に翻弄されてしまったのは、異動で条件があまりに悪化したから。
それでもいまの仕事を続けているのは、まずまずの働きやすさと定収入と保険。

で、現状を分析すると、
収入的には以前よりもいい。税金はどんどん上がるし手取りは減っていくけれども、
働き方を変えたあの時期よりもずっといい。
健康状態はあまりいいとはいえないけれど、追い詰められているほどでもない。
ぼちぼちなら何とか何年かもちそう、ということは、いまより労働条件がよくなれば、
どうにかいけそうってこと。出勤回数は少ないし。
もっと減らしてもいいんだよね。保険条件は満たせるし。

どうしてお金がかかったのかというと、子どものことが一番だった。
でももう手が離れてるし、新生活を始めようとしている。これが終われば自分だけのことを考えていいのではないか。
あとは姪のこと。大学に入ればそんなに必要とされないだろうし、成人式とか、結婚とか、苦手分野で申し訳ないけど、
できるお手伝いをすればいいのではないか。
妹を亡くしたとき、その悲しみとともに、あたりまえだけど出費もいろいろあって、情けないくらいの額なのに
負担が大きかった。病気や死に伴う出費は本当につらいし、自分の時は絶対してほしくないと思った。
手厚い介護、医療なんて自分には過ぎた贅沢だと思っている。
よくて孤独死、許されるなら積極的安楽死。ちなみに孤独死とかは全然かまわないです、ぼっち大好きなんで。
親のこと、自分の老後のことについては絶望しかないけれど、だからといって今体を酷使して勤務日数を増やしても
そこは誤差の範囲だろうなあ。

となると、もっとのんきになってもいいのかなあ、と初めて思えてきた。
これまで、いつもできる限り、精一杯、が目標で、そうするしかなかったんだけど、
実はこれって本当につらいことなのよね。ちょっとでも楽になると、これではだめだと思ってしまう。
世の中もっと人生を楽しんでいる人はいるのよね。いつも見えない先の暗い闇ばかりを想像しておびえてもだめだ。
先々を考えて、っていっても所詮はワーキングプア。この25年というもの、贅沢など何もせず、ブランドものなど
何ひとつ持たず昼も夜も働いたけれど、形にのこるものもお金も家もなにもない。

たったひとつ、我が家の財産といえるものは娘だけだ。
でも彼女に対してだけは、力の及ぶ限りの教育と、好きなことをさせたと思う。
もちろん、世間の目からはしょぼいものだろうが、我が家の経済力、本人の才能や力量を考えると最高の結果だと思っている。
そしてそのうえで彼女が選んできた夫(候補)も素晴らしい人だ。
考えてみれば、子どもでは全然苦労してないなあ。
あれ、これってかなり最高の幸せかも。

夫との関係は一言ではいえない状況だけど、彼は私といつも一緒にいるよりは、こうすることを選んでいるのだろう。
夫と娘の関係をうまく取り持てなかったことだけは後悔が残るけれど、努力はしたのだし、悪く言ったことはないのだから
仕方がない。
これが普通の夫婦だとも、よい状況だとも思わないけれど、ましてや未来など何も見えてこないけれど、
見せつけられて辛いものは、いやというほど見せられてきたのだから、もうほうっておいてもいいのかもしれない。
彼は裏切りを続けてきたのも事実だが、私のためにいろいろなことをしてくれたことも事実だし。
生活の基礎を支えてくれているのも事実。
もう目をつぶるしかない。

どうすれば心を軽くすることができるのか、なかなかうまくいかないけれど、いまの私の考え方は
いわゆる「引き寄せの法則」の真逆な感じになっている。
誰しもいろいろなものを抱えて、それでも明るく生きているのなら、私ももう少し前向きになれないだろうか。
ぼっちなのも、引きこもり気味なのも全然かまわないけれど、見えない未来を悲しむことはしたくないよね。
同じぼーっと過ごすのでも、いい天気だなあとのんびり過ごしたい。
ホームレスになって死ぬのでも、自由っていいなあって思っていたい。

こんな風に考えるようになった、しかも言葉にできるようになっただけでも進歩なのかもしれないと思いたい。