恩田陸 著
あまり交流のない異母兄が行方不明に。
知らせを受けた主人公・静は、兄の恋人とともに奈良に向かう。
二転三転しながら謎が謎を呼び、そして解けていく。
ただ人さがしの旅だったはずなのに、意外な展開が静を巻き込んでいく。
過去と現在が古都奈良の地で交錯する。
魅力的な土地だけに、その旅のようすを読むだけでもなかなかに楽しい。
そして物語を構成する二人の女性の会話が知的でいい感じ。
会話から兄の人物像がぼんやりと輪郭を結んでくる。
ミステリのようなファンタジーのような。
独特の世界観は展開されているが、出し切れていない感もあり。
いや、嫌いじゃないんだけど、こういうの。
少しだけ不完全燃焼のような印象も残った。
あまり交流のない異母兄が行方不明に。
知らせを受けた主人公・静は、兄の恋人とともに奈良に向かう。
二転三転しながら謎が謎を呼び、そして解けていく。
ただ人さがしの旅だったはずなのに、意外な展開が静を巻き込んでいく。
過去と現在が古都奈良の地で交錯する。
魅力的な土地だけに、その旅のようすを読むだけでもなかなかに楽しい。
そして物語を構成する二人の女性の会話が知的でいい感じ。
会話から兄の人物像がぼんやりと輪郭を結んでくる。
ミステリのようなファンタジーのような。
独特の世界観は展開されているが、出し切れていない感もあり。
いや、嫌いじゃないんだけど、こういうの。
少しだけ不完全燃焼のような印象も残った。