miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

歌会始と読み違い

2010-01-14 | Weblog
新年の宮中行事の最後が「歌会始の儀」だそうですが、今年のお題は「光」でした。応募23,346首で、海外20カ国から172首あったそうです。

それにしても、チョット気になる読み違いが、皇太子殿下のお歌にありました。富士山のご来光を歌われた。「雲の上に 太陽の光は いできたり 富士の山肌 赤く照らせり」この最後の部分を「染らせり」と詠んでいました。2度目の数人による詠歌では、間違いなく「照らせり」となっていましたが、詠み人の感情のなかに、山肌を赤く染めた情景が強く残っていたのでしょうか、珍しい出来事でした。

入選者10名の中では、長野県の、久保田幸枝さんの歌が印象に残りました。「焼きつくす 光の記憶 消える日の あれよとおもひ あるなと思う」。来年のお題は「葉」だそうです、私も挑戦してみようかな。