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神戸空港、開港

2006-02-17 | 時事
神戸空港が開港した。
関西地区にはこれで3つの空港が建ち並ぶ「空港密集地帯」になる。
利用者にしてみれば選択肢が多いほうが便利なのは当たり前だし、地元住民も3空港の中から自宅から一番行きやすい空港を選べるのでこれまた便利で、結構なことだ。しかし…

確か今から十数年前、現在の伊丹空港の近くに住んでる「市民」の方々が「空港に離着陸する飛行機がうるさい!何とかしろ人権問題だ!」とか言い出して始まったのが関西空港建設事業で、当初は人口密集地の伊丹から郊外に空港をそっくりそのまま移転して、移転後の伊丹空港の跡地は更地にする予定だったと思う。
それが何故か、新しい「関西空港」が開業すると「便利な伊丹を潰すな!」という運動が始まり、結局今でも関西地区の国内線主要空港として伊丹空港は運営が続いている。そこにきて更に神戸にも国内線空港が出来て、数年後には関西空港に新しい滑走路が完成する…

関西の人は、結局何がやりたかったんだろう?
少なくとも平成18年初頭現在、伊丹空港には相変わらずジャンボが轟音と共に離発着してるし、関空は国内線発着数が減り続け利便性と地盤が沈没中、神戸には特に必要に迫られたとも思えないけどローカル空港が開業。
一つも理に適った結果が出ていないのだ。残るのは飛行ルートも密集地区となった関西の空の安全に対する不安だけ、ではそれこそ「洒落にならん」ですよ!

ところで今朝の新聞には関西と九州を結ぶ航空各社と山陽新幹線を擁するJR西日本の競争が激化しているとの記事があった。来月は北九州空港も開業して、この区間の乗客の奪い合いはますます加速するらしい。そんな競争からすっかり見放されて、ひたすら我が道を行くかのように走る寝台特急「なは」号の乗車実況、17日午後8時頃から開始予定です。お暇ならお付き合い下さい。


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