kazusaya、ハム・ソーセージの工房から

ハム・ソーセージ工房kazusayaのブログです スモークチップの香り漂う工房から、ハムやソーセージや、日常の話あれこれ

何が違うか??

2010-09-29 07:08:01 | kazusaya最新情報
おはようございます

秋晴れの さいたま です


昨日は「生ハム到着」で、いささか興奮してしまいましたが

今朝は冷静に、ちょっと スペインと、ドイツの ソーセージの違いの話を・・・。



まず、こちらは スペインの サラミ(サルチチョン)

粒、大きいですね。




こちらは スペインの チョリソ

粒、大きいですね。




そうなのです!!!

もうお気づきの方、正解~


ドイツのソーセージは、『よく練る!!!』これが基本型です!!!(だから「粗挽きそーセージ」はドイツにはありません)

それぞれの商品に適した部位を使い(腕とか、肩とか、ももとか・・・)
高速カッターで、よく練る!!

工房では つなぎなど一切使いません!

とにかく、温度管理に気をつけながら、高速カッターで、豚を練っていきます

すると、出来上がったときは なめらかで、しかもハリがある、まるで『お餅』のような生地が出来上がるのです

kazusayaでは、とにかく、入荷した豚を すぐさま加工にまわしますから、噛み応えがプリッとした、はじけそうな食感になります

ドイツの基本は「練る」
練って、豚を餅のようにする

カッターを含め、機器の手入れは怠ることが出来ません。

(カッターの刃も、専門の研ぎ屋さんに、月に1度、定期的に依頼しています。)


対して・・・「スペイン」
こちらは 『粗挽き』です

チョリソやサラミなどご覧になればわかるように、ほぼ、練られていません。

(モルタデラなど、練るソーセージも中にはありますが)

食べ比べてみると面白いですよ!


まるっきり食感が違います

使うスパイスも違いますけれど、ドイツとスペイン こうも違うもんだな~というのが わかります


kazusayaでは 「ドイツ製法」でハムや、ソーセージを作っています。

ハム、ベーコンは塩漬、熟成。

ソーセージは、カッターでよく練る!


今日も朝から ソーセージ作ってきます。

工房では カッターの高速音が響き渡ります(防音設計なので外には聞こえませんが)

カッターの音がするとき、、、(あ~、ソーセージ作っているんだね)と、お察しください。

スモークチップの匂いが漂うとき、、、(あ~、なにかスモークしているんだね)と、お察しください。


今日は昨日 出来なかった「ピザケーゼ」作りから!(昼には出来たてが!!)

『コッホサラミ』は 出来ました!(人気のコッホサラミは、ドイツ製法なので、よく練って、その中に、粗引きを混ぜています。)

ピザケーゼの中には、チーズのほかに、出来立てのベーコンやコッホサラミも、たくさん混ぜ込んでおります

生地を練って、中に粗挽きや、食材を混ぜ込む・・・ドイツ製法の定番です。


ちかいうち、ドイツとスペインの市場の写真をお見せします。

「こうも、並ぶものがちがうか~」

というくらい それぞれの肉屋さんの顔の違いがわかると思います。


お楽しみに~