おはようございます
先日、工房のわたしの机の上に、父が使っていた万年筆✒️と 黒と青のスペアインクが置かれていました
「お父さんの机を整理してたらあったのよ、使うでしょ?」
(うん、使う!)
文房具屋さんに売ってたような、いたって普通の、
PILOTの 父が使いこんだ万年筆なんですが、自分で万年筆はあえて買わないので、なんか懐かしい父の遺品でした
そういえば父は 手紙や絵をかくとき、万年筆を使っていたなあ、なんて思い出しましたが、
父と万年筆の一番の思い出といえば、やはり わたしが小学一年生の時の初めての写生大会の朝です
秋の、ある朝の会(教室でやる朝礼みたいなやつ)をやっている最中のこと。
皆、ジャンバーを来て、画板を下げて、さぁ、これから写生に出発!という時に、
教室の前の扉が少し開いたと思ったら、父がひょっこり顔を出して、
「美砂子!忘れものだぞ。万年筆✒️」
と、赤いガラス製の万年筆と、インク壺を 先生に渡したのです
「美砂子、写生は万年筆でやるんだぞ👍」
ニコニコ笑顔の父と対照的な、
担任の先生の、驚いて大きく開けた目と ポカンと開いた口が今でも印象的で、
たぶん、教室のみんなもびっくりして笑ったんだと思います
わたしは恥ずかしくて、その日、どんな絵を描いたか覚えていませんが、
帰って父にすごく怒ったことだけ覚えています
それ以降、2人の妹たちは、万年筆で写生しなさい、とは言われていないみたいなので…😅
(絵の具使うのだって難しいですからね💦)
わたしが小さい頃、父は家で 日曜日、「大宮画塾」という絵の教室を 自宅のアトリエ開いて、アニメーターの卵のお兄さんや 彫刻家の方々にデッサンを教えていました
わたしも しぶしぶ、お兄さんたちと 庭の松の木を描いたりしましたが…
しかし、いまだに その時の生徒さんが、唯お一人、父を「先生」とおっしゃって、お客様としてご来店くださったりして、ありがたい繋がりです
昔、昔の大昔!?、「大宮画塾」として使っていたアトリエが いまは 「ハム・ソーセージ工房kazusaya」になっているのは 皆さま、ご存知ですよね⁉️
さて、埼玉県も2度目の緊急事態宣言の真っ最中です
私たちも体調管理に最大限気をつけながら営業しております
お客様方も、引き続き、マスク着用、アルコール消毒、少人数(出来ればお一人)でのご入店にご協力ください
3月からワクチンの接種が始まり、少しは状況が好転するといいのですが。。。
kazusaya、営業時間は10時~18時
定休日は基本的に日曜日~火曜日です
お問い合わせは048-688-6929までお願いいたします
業者さんに注文するときはFAXを使うことがまだまだあります
いつもは注文をボールペンか油性ペンで書いていますが、万年筆✒️、なんか 使い心地が いいです🎵