民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Day.1895 人生は・・・

2012-04-06 22:17:00 | 民謡夜話
「禍福は糾える縄の如し」=「かふくは あざなえる なわのごとし」
「人生は・・・」でも言えそうだ。

何と言う事のない毎日・・とは言いながら・・それなりに降りかかってくるモノも有る。
人が二人以上存在すれば起こり得る問題でもある。
それもまた、器用にくぐりぬけて70年・・今更の思いであるが・・チト憂鬱・・チトです。




外に出ないので写真に事欠く・・「そんな思い」からの連想で写真を撮った。
さて皆さん・・「コレは何でしょう?」
民謡や三味線をやっている方なら問題ありませんね。
そうです・・三味線の糸です。

三味線の糸は基本「絹糸」・・津軽三味線のようにひっぱたくモノには耐えられないので
ナイロンの糸が開発された。
その昔は「テグス」と聞いたが、テグスが如何なるものか知らない。

そこでテグスを検索・・
*****
ナイロン糸が釣り糸に使用される以前は、テグスサンというヤママユガに近い蛾の幼虫の
絹糸腺から作ったテグスや、スガ糸(絹)などが釣りなどに使用 ...
*****
なるほどね。

仙人、使いやすい糸は決まっているので、あまり理屈を言わない・・
言わないが、細身で硬い撚りのモノが好みと言えば言える。・・否・・絶対にそれが良い。
糸の太さは絹の繊維を何本撚り合わせたかで決まる。
民謡でいえば18本・14本・13本・・を主に使う。
音色を大切にしたい時は勿論「絹」だが、普段のお稽古なら三の糸に限りナイロン系を使う。
一番細い「三の糸」は、高音での演奏の場合だと数曲の演奏で切れる・・と言うシロモノだ。

その昔聴いた話・・或る人が「切れた糸を全部つないで・・」まぁ~るく大きな玉に・・
「おもしろそう」とは思ったが・・聴いただけで終わった。
まさにコノ写真などはほんの一部である。

縁(えにし)の糸、紅い糸etc.・・どんな糸も切れて欲しくないモノだ。
三味線の糸くらいなら切れてもいっか・・
ヘタリ=使っているとくたびれる?・・で・・取り替えるときも有る。
案外バカに出来ないのだ・・

この糸・・ほとんどは滋賀県で造られているそうです。
天然の山繭・・先細りだろうね・・これから先・・。







コメント (2)
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