大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

韓国の敗戦に思うこと

2010-06-18 07:11:24 | サッカー全般
昨日はアルゼンチンと韓国の試合をウルトラカフェで観戦した。4-1というスコアは今の両者の力の差を如実に表したものだったが、だからといってあまり韓国のことを大敗と揶揄出来るほど今の日本にそんな余裕はないわ。まあ、韓国がこういう負け方をしてメシウマだという根性ネジ曲がった人も居るけどもね・・・ちなみに筆者だって結構ネジ曲がってますw

でも、昨日の韓国は点を取りに行った結果としてアルゼンチンにカウンターを食らったわけであって、そういう攻撃的姿勢というのは認めてあげていいのではないかと思う。前半終了間際にアルゼンチンの不用意な自陣のパス回しをイ・チョンヨンがカットして1点返してからは韓国が後半攻めに出る場面が増えたんだけども、テレビで見ていて、そういう時に点入れられなければ却ってカウンターで失点なんてことなりかねん、と思いながら見ていた。実際そういう形でアルゼンチンが中盤で網を張っていて、飛びついてきたところを奪って素早くカウンターを仕掛ける。そうすることで、メッシとかイグアインって前線にスペースが出来る分、所属するバルサやレアル・マドリーでやっていることをそのまま実行出来るわけですね。

だからまあ、前半の2失点はともかく、後半の2失点は点を取りに行った結果として起こったものと割り切るしかない。というか、少なくとも杉山茂樹なんかは、この試合での韓国をボロクソに言うことはないだろうと思うし、もしそれするんなら彼の見識を疑う。

ただ、個人的には韓国の姿勢というのは理解はするけども、これが唯一無二正しかった、というつもりはないわけです。全ての人に対して玉砕することを求めるのは酷であって、まあこれは高校野球での松井の敬遠論争を彷彿とさせるものですが・・・

つまり、グループリーグ突破を目指すんならば、リスクを犯さない勇気、という選択もあったわけですね。最小の得失点差で終えて3戦目の引き分けで突破にかけるというものだが、この試合の後のギリシャvsナイジェリアの試合結果を見ると、ギリシャが勝ったことで韓国にも突破の目が残るんだけども、1-4の負けは得失点差争いになると響いて来るかな、という気がしないでもない・・・

でも、そういう選択をしなかったというところに韓国の志を感じはするし、サッカーって最少失点で負けるというような器用なことはあまり出来ないのかもしれない。フランス大会で岡田ジャパンは0-1で敗れた時になぜリスクを犯さないと、岡田監督は批判されていたんだけども、あの交代だって彼なりに考えて点をとりに行った交代だったかもしれないんよね。それが外野から見たら?な起用法であったとしても。

さあ、土曜のオランダ戦はどういう戦いを見せてくれるでしょうか?