大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

Jサポが内向きと言われないためにも・・・カタール戦を観戦します

2008-11-19 07:51:04 | サッカー全般
確かSPROTIVAだったか、壁(加部)ちゃんが「代表人気が下がってJリーグの国内試合では客が入っているのは由々しき事態で、観客が全体的に内向き志向になっている」云々という文章を読んで「解るけど、ちょっとズレてるな」と思ってしまった民国です。

ここで検証しなければならないのは、

・果たしてJリーグのサポが内向きなのか?
・内向きであるのはそんなに悪いことなのか?

の2点だろう。前者に関しては個人差があるんだけども、ACLなんかを体験したチームのサポなんかは例外としても、大体皆Jリーグで自分の応援するチームの試合を中心に国内の試合を追いかけているからそういう側面があるのは否定しない。だからまあ、海外厨という言葉で上から目線で国内サッカーをバカにしている連中を揶揄しているけども、海外厨からすれば我々は国内厨とも言えるわけよ。

もっともそれが悪いことかと言えばそうでもなく、欧州でもCLに出場しているクラブのサポを除いては大概内向きだとは思うんだけどもね。ビルバオなんてモロに日本のクラブ以上に典型的な内向きのクラブではあるわけなんだし。もっと言えばマンUにしてもチェルシーにしてもあれだけのサポーターを集めているのは、確かに強いからというのもあるけれども、基本的には「オラが町のチーム」を応援するサポーターに支えられているという点ではJリーグのチームとは変わらない。

だから、壁ちゃんの文章読んだ時には、ちょっとズレているなあ、と思ったりもしたのだけども、その一方で納得できるところもある。あまり内向き過ぎると後で自分で自分の首を絞めるだけじゃないか、と(だから私は適度に欧州サッカーを見て欧州の戦術トレンドを理解し、それがJリーグにどういう形でフィードバックされるかを観察しているのだが。その意味ではシャムスカジャパンには大反対なわけよ)。

Jリーグサポの内向き志向がモロに表れるのは代表の試合だろうか。確かに代表の試合は日本のありとあらゆるカテゴリーの試合と比べたとしても、最も退屈な試合の部類に入るだろうとは思う。限られた練習期間しかないのだからコンビネーションに熟成がないのは仕方がないとは思う。それゆえJサポは自分ところのチームから選ばれた選手に注目して見ようとする。そういう人はまだいい方だ。ただ、問題なのは代表の結果なんて自分にはどうでもいい、自分には応援するJチームの方が大事だと考えている人たちだ(欧州でもクラブチームのサポってそんなもんかもしれない)。いや、アンタはそんでいいかもしれんけども、日本では結局まだまだ代表の試合が頂点にある以上、代表が弱体化していくということはサッカーそのものの世間での注目度やメディアの露出度は確実に下がる。

まあ、コアサポはW杯予選で日本が敗退したとしてもそれでもJリーグの試合に足を運び続けるだろうが(実はそういうのは結構大事ではある)、新たなパイはもう増えないかもしれない。「アジア予選すら勝てない日本サッカー」というレッテルを貼られてしまったら観客動員において影響するかもしれない。Jリーグのレベルって欧州のトップに比べたらまだまだだけども、今までアジアの中では一番という代表が築いてきた財産の中において私たちは自国のサッカーのレベルに誇りを持って来たのではないだろうか?

そう考えると、今日深夜の予選は親善試合と違い、やはり注目しなければならない試合だし、個人的には先週のACL決勝同様、日本サッカーの誇りにかけて「絶対負けられない戦い」だと思う。まあ、セットプレーに気をつければ負けないとは思うんだけどもね。というよりは如何にして得点の形を作るかが大事なんだけども・・・

大分より帰阪

2008-11-17 07:34:45 | サッカー全般
大分ではトリサポの友人らと食事しながらいろいろとおしゃべりをさせてもらいました。天皇杯の試合はというと、見てしまうと気になってしょうがなかったんで、あえて試合を見ずに果報を待つという選択をしたのだけども(逆にトリサポの友人の方が気にしていたw)、試合内容からするとそれが結局良かったようですね。

気になる点があるとすれば、勝ち負けよりも120分試合してしまったということで、豪州から帰って来た後でこれはキツい。その後代表組がドーハから戻って来たということになると、残り3試合で蓄積した疲労がどっと出てしまうことか。ネットを徘徊すると、赤い人たちはガンバが昨日の試合勝つことで、26日ジュビロとの天皇杯5回戦でぐったりした後で29日の直接対決を期待していたらしい。かと思えば他の上位チームのサポにしてみれば、この試合に負けてプギャーだったとしても、29日の浦和戦に勝ってくれることを期待していたとか・・・どうも上位チームからは熱い視線を浴びていたようですねw まあ、残り3試合で大いに優勝戦線をかき回してみせますよ。来週の等々力は参戦予定ですし、ラストの新潟も参戦いたします。

ついでに大分について言っておくと、サポの人たちはどこか自意識過剰なところがあるのかな、という気がしないでもない。誰某が来年他のクラブから狙われているだとか、シャムスカが代表監督に取られるかもしれない云々。まあ、確かにこれだけの成績を残していればそうした話が出てきてもおかしくはないけども、大分にいた日本人選手は基本的に大分だからこそ出場機会が得られ、シャムスカの戦術においてのみ彼らの持ち味を発揮できたのだということを考えるとそんなに商品価値があるとも思えないわけよ(森重なんかはその典型)。ヨソに出しても通用しそうなのは金崎くらいかもしれないが、彼も梅崎同様出てしまうと出場機会を失うかもしれない。

あと、水曜日のドーハでの結果次第では代表監督人事もまたうるさくなって来るかもしれないが、先回りして言っておくと、シャムスカが代表監督に名前が挙がるとすれば自分は絶対に反対するし、協会首脳の認識を疑ってしまう。日本でもう少しサイドのクロスの精度が高ければあの人のサッカーは実に取るに足らないものであるというのに。どうしても代表監督を本人がやりたいと言うのならば、他のチームの監督を指揮して今度は4バックの攻撃的なサッカーができるということを証明してからにしてもらいたい。そうすれば、選手によっていろいろ戦術を変えられる程の引き出しを持っていることが誰の目にも明らかになるからだ。

ACL総括その1-ACLの興行価値をもっと高める為に他サポを如何に巻き込むか

2008-11-16 12:04:33 | ACL/A3
今年一年ACLを戦ってきた中で心強く感じたのは、FC東京サポのコール氏の応援があったことだ。氏は万博でのガンバのACL予選リーグでの試合を全て観戦された。何で平日水曜日に東京から大阪まで出てくることが可能なのかとは思うんですがw他サポでありながらACLに常日頃関心を持っていただいて見続けてくれた彼のような人こそが今後ACLの認知度を高めることにおいて非常に重要であるとは思う(多分ヴェルディがACLに出ていた時はガンバとは違うスタンスだったでしょうが)。

基本的にクラブチームの試合は当事者であるチームのサポと第三者との間でかなり温度差がある。それゆえ、代表チームの試合と比べると関心度は世間的には低いのであるのは致し方ない。けれども、クラブチームがJクラブを代表してACLに行くという時に当事者以外が無関心ということであれば、メディアの露出度というのも結局その程度でしかないということになる。

だからその意味で、ガンバのACL優勝の時のメディアでの露出度というのはガンバのJリーグ全体の人気度や関西におけるプロスポーツの位置づけというものの中では、あれでもまだマシな方だという風に筆者は考えている。結局のところ、当事者であるチームのサポだけが盛り上がっていても、興行としてのACLは盛り上がらないのである。

だから、ACLという大会を興行的に盛り上げる為には、コール氏のように他サポでありながらもガンバの試合を見て頂いたことは非常に嬉しく思う。逆の立場だったらどうだろうか?まあ、自分の場合、平日に飛田給までわざわざ行くということはさすがにムリだとしても、テレビを通してFC東京がACLに出場していたならばその試合を見届けていただろう。実はこれが一つ興行としてのACLを育てていくカギであるような気がする。出場するクラブを日本の代表として応援するという立場もいいし(バンコクでは日の丸のハチマキを巻いて代表ユニを着ていた人もいた)、あくまでもライバルチームだから応援しないし、負ければ野次馬根性で冷やかすという態度を取る(今回アデレードに対して嘲笑的であったメルボルンやシドニーのサポがそうであったのだが)というのでもいいし、全く中立の立場でまったり見るというのもいいし、自分の応援するチームに所属していた選手に注目していくというのでもいい(山形サポが勇人に、トリサポが雅人に、東京サポがルーカスに注目していたように。レイサポは難しいだろうな、特に約1名のユダがいるから)。

つまりACLは、日本代表のように見ることも可能であるし、また或いは野次馬根性で見るということもできる。そうした様々な楽しみ方というものを内包している大会だと言えるだろう。

だからまあ、ACLの関心度というのを高めていこうとするならば、そのカギは他サポを一人でも多く巻き込んでいくことだと私は考えている。各自が好きな形で試合を観戦し、思ったことを仲間内で口にし、思ったことをネットに書き込んだりすること(悔しいから決勝は見ていないと書いているレッズサポのブロガーも、実はその表現でもってACL決勝のことに触れている)が、関心度を高め、メディアの露出度や興行的価値を高めて行くことに繋がるではないだろうか。

「そんなことを言われても、他サポの自分には全然興味がない」とこのエントリを読んでもなおかつ、そう思っておられる他サポの方たちが居られるかもしれない。もちろん、スルーするのは自由ではある。

だが、来年・再来年とあなたの応援するチームが当事者になるという可能性がもしかしたらあるかもしれない。そんな時にメディアの露出や世間の認知度が低いと感じた時に、その一時的な原因は、今回スルーし続けていたあなたの態度にもあるのかもしれない。

といったエントリを、旅行先である大分から書いているところです。今日の天皇杯は欠席なんですよねー。

亞冠決賽第2輪 大阪鋼巴 2-0 阿來聯合

2008-11-13 07:44:14 | ガンバ大阪
現地組の皆さん乙!ぶっちゃけ第2戦は表彰式でカップを掲げるまでにやらなければいけない残務処理みたいなもんだろうな(←行けなかった負け組です、ハイ)、と思っていたもんなんですが、その場へ駆けつけた皆さんの労力は報われましたね。だから、もうCWCのチケは自力で何とかして下さいw

試合は前半早い時間で勝負は決まってしまったが、やはり正GK不在で17歳の選手が代わりに出たということで、経験のなさが明るみに出たかな、という感じがしたのが、2得点の場面。いや、最初のゴールでは、勇人が強烈なシュートを打っていたし、2点目だってルーカスが落ち着いてGKの脇を狙って流し込んでいたんだけども・・・それでもこの間対戦した塩田とは差があるな、という感じがしたし。

それも結局サラリーキャップのせいで23人しか登録が許されていないAリーグの事情が関係してくるのだろう。決勝の結果によって「なんで鹿島はこのチームに勝てなかったのか」という声が上がって来ているのであるが、これについて考察を加えておきたい。両者の結果の違いには以下の要因が考えられる:

1.アデレードの選手層
 リーグ戦とACLの掛け持ちは、ガンバと同じくらいの試合数を同じ期間こなしていたことになるが、アデレードは23人で廻さないといけなかった。まあ、ガンバだってそんなにターンオーバーはしていないんだけども、出停や怪我でルーカスや明神、遠藤、そして中澤を休ませることができたし、その間他の選手でやりくりはできた。23人で廻すアデレードはやはり誰かが欠けると影響は大きいし、出ている選手にも負担は大きくのしかかる。その意味で、シーズンが始まって元気な状態であった9月あたりが一番好調であったことが考えられる。

2.鹿島のチーム状態

あの時期の鹿島って日立台のゴール裏で問題を起こしたり、小笠原が怪我で離脱していたりということでいろいろあった時期ではあるんだけども、ピッチの上で満男不在はやはり大きかったし、万博でやった時もハチの一刺しが出来る満男不在ってやっぱりあったかな・・・と今になって思う(最近の鹿島のチーム状態にも言えることだが)。

3.相性の問題

どちらが強いとか弱いとかいうよりもグーチョキパーの関係みたいな、相性の問題というのがあるのだろう。高いラインコントロールはスピードのない相手には有効だし、素早いパス回しに、相手対策を考えた4-2-3-1戦術がアデレードにはハマったと言える。

4.情報の有無

これは、去年のセパハンに対しても言えることであるが、鹿島が対戦した時点と決勝でガンバが対戦した時点とでは情報量に差があったかな、と。特にガンバは鹿島から情報を仕入れていたわけだし。

逆に言えば、10戦連続勝ちなしというドン底の状態でアデレードと当たっていたらウチだってヤバかったかもしれない!?その意味ではアル・カラマという8強の中で一番弱い相手と当たったというのがガンバにとって幸いだったと言える。トーナメントで勝ち抜くには組み合わせの運も大事であるということ(それはU-19代表にも言える)だろう。もっとも、その転がり込んだ運をモノに出来る実力がなかったらいけないんだけどもね。

だからこそ、優勝できたのも鹿島のお陰とも言えるし、もっと言えば黎明期に何のサポートもない状態で頑張ってきたマリノスやジュビロ、更には去年の浦和と川崎の頑張り等によって蓄積されてきた経験や情報が受け継がれて行って今回のガンバ優勝に繋がっていったとも言える。その意味でACLを経験してきた他のクラブの皆さんにもお礼申し上げたい。そして、これまでガンバと対戦してきた全てのJクラブに対しても、一言:皆さんのJリーグのレベルの高さをアジアで証明することができました。

考えて見ればどうしてここまでACLで頑張って来れたか、というと、06年まで日本勢が全くグループリーグすら突破できなかった中で、Jリーグのレベルが低いといわれ出してから、意地を見せたいという自分の中の気持ちが強かったからかもしれない。個人的には、リーグのレベルの差というのはもっと複眼的に考察する必要があるから、ACLだけで全ては計れないとは思う(それが垣間見えることもあるけどもね)。しかし、代表戦といい、ACLといい、これらの国際試合はある意味ショーウィンドーなのである。結果によって、Jのレベルが高いとか、落ちたとか言うモノサシで計られてしまう残酷な現実に立ち向かうには、去年の浦和や今年のガンバのようにどこかの日本のクラブが頂点に立つ必要があるということだろう。

だから、今回のガンバを見て、他のJクラブがACLへ行くぞ、とやる気になって、それで終盤のリーグ戦と天皇杯が活気づいてくれれば、ガンバのやってきたことが報われるかな、と思ったりもする。ACLを一つでも多くのクラブが経験する。経験することだけでなく、その登竜門となるりーぐ戦や天皇杯が活気付ければ日本のレベルアップにも繋がるだろう。既に東京方面には行く気マンマンな方たちがいらっしゃるようですが・・・決勝でルーカスの2点とか見せられたらそりゃそう思うでしょうねえ。その前のリーグ戦でもガンバに勝っているわけだしw

中超最新情報 -来季のACLには山東と上海が帰って来る

2008-11-09 23:11:27 | 中国サッカー
久しぶりに中超を取り上げてみる。今季の中超では、16チームに2回戦総当りの年間30試合制となっていたが、例の退場王(東アジア選手権で啓太に、のど輪を食らわしたヤツ)の暴力行為に対する処分に対して不満を持った武漢光谷が脱退したため(注1)、武漢との2試合に対し各チームには勝ち点6を与え、結局28試合となった。現在は26試合を終えた時点で、首位山東魯能が勝ち点56で勝ち点1差で上海申花が追っている(特にホーム上海で山東を撃破したのが大きい。しかし、山東はホンマに上海では勝てまへんな)。以下勝ち点48で北京国安と陝西中新、更に勝ち点47で天津泰達が追っている。

ここではっきりしたのは、残り2試合を残して山東と上海は2位以上が確定したということで、来年のACL出場権をこの時点で手に入れたことだ。あとは、北京、陝西そして天津のうちいずれか2チームということになるのだが。まあ、一番遠いのは陝西の本拠地である西安か・・・ただ、西安へ遠征することになるサポが恐らく中国アウェーで一番有意義な旅ができるんじゃないかという気がしますね。日本で言えば京都や奈良みたいなところだから、昔ながらの中国が味わえるのがこの町だと思う。日本人って共産党政権下における現代の中国には言いたいことは山ほどあるけどもw、悠久の歴史を持つ中国というものに関しては割りと好印象を持っているわけだから、その意味で西安というのはいいんじゃないかと思う。

もっとも、試合となると過去ACLで日本勢は浦和が上海とアウェーで引き分けた以外は全敗しているわけです。ホームでやる試合はいいとしてもアウェーをどう乗り切るかですよね。その意味で、今季のガンバって中国アウェーが無かったというのは運が良かったかもしれないw・・・個人的には中国行きたかったけども。

J聯賽 第31輪 大阪鋼巴 1-3 FC東京

2008-11-09 09:40:02 | ガンバ大阪
水曜日にACLを戦った後のリーグ戦で、中2日という中でやる試合は後半体力が続かなかった分、動き出しが少なく、足元へのパスに終始してしまった。攻撃に関して言えば後半は相手に引かれた状態の中で悪い時のガンバが出てしまった格好だが、前半播戸が抜け出して決定的なチャンスを作るなど、あと足りないのはゴールだけということではあった。まあ、これに関して言えば相手GK塩田の反応のよさを褒めるべきなんだが、もう少しGKの動きを見てシュートを流し込むことが必要なんだけども、バンってその辺がイマイチなんだよなあ・・・

ただ、それを見てカントクが前半で見切りをつけていたんだけども、歌ばんでの見方はさほど彼の出来が悪かったわけではない。むしろこうやってゴールに向かって裏へ飛び出してシュートを放つ彼の姿を久しぶりに見た。だから後半は期待できるかも、と思っていたら、いきなりスローインから流れたボールを石川に決められた。3失点のうち一番やってはいけなかったのはこの2失点目だったかなと思う。1失点目はこの日中澤不在で高さがないところをカボレに決められて、東京サポには、知る人ぞ前田治作詞の「100%そうカボレ」を唄われてしまった。3失点目は根本的に明神のCBじゃ厳しいぞという用兵ミスを指摘される平山のゴール。けど、この2点目はやってはいけなかったんだが・・・これで後半佐々木を入れて4-2-3-1で攻めるオプションに狂いが出た。もっとも、1の部分で今日はロニーよりバンの方を引っ張って欲しかったとは思う。

全体的に言うと決めるべきところで決めるということができずに少ないチャンスを東京にモノにされ、反撃に出たけども東京に引いて守られ、吉田主審にはコンタクオを流され(となると、大きい選手がいるわけではないガンバには厳しいが、ナビ決勝を見れば解るようにこの人は流しの仕様なんだから仕方がないが)、奪ったのがルーカスの1点だけ、という東京サポなら泣いて喜びそうな勝利を相手に献上してしまった。

水曜のあの試合とは全く違った結果と内容ではあったけども、個人的にはこれでもよくやっていた方だとは思いますよ。理由を挙げると、

・東京はアデレードと異なり、ポゼッションが取れない状況の中で勝つ為のプランを遂行していた。ACLと比べると国内の相手の方がガンバを研究している

・水曜日から中2日というコンディション。まあ、これはACLやっていたら仕方がないんだけども、あえて中澤を来週水曜日の大一番に向けて温存したことで、後ろの高さがなくなった。

・カントクの用兵。中澤が抜けたら同じポジションに福元を入れて同じ布陣で臨むという選択もありながら明神CBという選択をしたのは、恐らく福元が3バックタイプの選手であったということと、試合から遠ざかっていたということがあったとは思う。ただ、試合後東京サポのコール氏が言っておられたことではあるのだけども、プロのDFに対して3枚向きだとか4枚向きだとかいう区分けをカントクはしてしまったのかもしれないし、ガンバサポの間でもそうした線引きを知らず知らずのうちにしてしまっていたのかもしれない。かくいう私もその中の一人なんだけども、この意見は傾聴に値する。

というのも、今年の補強は昨年3バックのチームにいた福元や水本を獲得し、4バックのシステムに馴染ませるということを前提にしていたからだ。今回の起用は、完全に今年の補強が失敗であった(強いてあげれば中澤を一本立ちさせるための外部からの起爆剤にすぎなかった)ということを認めているようなものでしかない。オフの補強もさることながら、ミネイロはまだ慣れていないだけと頑なに言い張り、水本退団後に補強に全く動かなかった某弱体化部長も大概やけどもね。結局この試合で、十分補強したと考えている編成と欲しい選手ではないのに押し付けられたと内心考えている現場との意識の乖離の問題がモロに噴出したかな、という感じですね。

試合後は東京サポのコール氏とそのお友達の東京サポさんらとの交流会ということで飲みながら色々と楽しい話をさせて貰いました。その中でも地域リーグの試合にも行っているとか、なぜか前日に味スタで東京の試合がありながらバレーボールの応援で大阪にいて、翌日ついでに万博でガンバー大宮戦を見たとかいうツワモノの方がいらっしゃるようですが、仮に来年のACLで東京が出るとなるとこういう人たちがフツーに韓国とかオーストラリアとかに行ってしまうんだろうなあ・・・まあ、自分と同じ匂いがする人たちですね。

話の中では、ルーカスの仕様についてもご教示頂きました。彼らによると、ルーカスは器用で献身的な性格である分、何でもやろうとしてしまうところがある。だから、彼に注文をつけるとすれば、あれやってくれじゃなくて、これはしないでくれ、という形で言った方がいい、ということらしい。

アデレードの前に東京戦があるぞ!

2008-11-07 07:28:12 | ガンバ大阪
さて、切り替えないといけないのだが、土曜日にはFC東京戦があります。サカダイで豪人記者がこの時期の東京との対戦の相性の悪さを指摘していたんだけども、それは一面的というもんで味スタでやった時の話。万博でやる東京戦はむしろ勝ち続けているということを忘れてもらっちゃあ困りますな(あ、だからこの人の予想は外れたのかw)、去年のスコアを含めて。

ACL優勝してもそれ自体は来年の出場権を保証するものでなくなった以上、リーグでも3位以内には入らないといけなくなる。となれば、この試合も勝つことに集中しないといけないわけだし。心のどこかでACLって2年に1回かな、という気持ちがあったんだけども、やはり来年以降も出たいという気持ちはある。一度ACLアウェーの面白さを知ってしまったら他サポには簡単に譲りたくはないからね。

亞冠決賽第1輪 大阪鋼巴 3-0 阿來聯合

2008-11-06 01:13:35 | ガンバ大阪
1次リーグでのホーム・メルボルン戦のデジャビュとも言える展開で3-0と圧勝。相手に危ない場面を作らせることない完勝で、あまりうまく行き過ぎるので不安材料を探して引き締めよて下さい、と先々月に味スタで会ったサポさんで僕のブログくらいしか読んでいないと仰ってたサポさんに言われたんですがw 何があるんだろうなあ・・・強いて挙げると、

1.南半球の真逆の季節
2.その間にFC東京との試合を挟む

ということか・・・東京の方がなんかやりにくそうなんやけどもw そういえば今日はルーカスが効いていた。4-2-3-1のシステムで臨む時は、ルーカスの1トップというよりはむしろ2列目以降の攻勢を生かして攻めるということに主眼が置かれていたからだが、この日のシステムではルーカスが実に上手く機能していた。前線からのチェイスが効果的で、相手GKのキックをタッチに割らせたり(実にフィードがヘタクソなGKでした、ちゃんちゃん)、1トップで唯一機能していたとしたらこの守備の部分だったかもしれない。それ以外にも相手がセットプレーで少し前がかったところでカウンターでセットプレーを決め(それまでドン引きの相手に点を取りきれていなかったのがウソみたいだった)、2点目も高い位置でインターセプトした佐々木からパスを受けるとタメて絶妙のタイミングでヤットにラストパスを出して追加点をアシストしてみせた。試合終了間際でも、一発レッドでもおかしくないようなGKのプロフェッショナルファウルを誘って見せた。まあ、あの後のヤットのFKではジャンプしたロニーがオフサイドだったんでしょう。

けど、あれだけ芸術的なゴールなのに旗揚げる副審というのはホンマKYやったな。美しいゴールには旗を揚げない勇気って必要なんとちゃうけw?

この日のガンバは、オージー相手に理想的な戦いを見せた。相手は裏に出そうにもスピードがない分、オフサイドの網に引っかけられる。サイドへ展開してクロスを上げようにも加地とミチがチェックしてつぶす。前半にオフサイドにならないように裏に出してもセカンドボールをことごとく拾う。で、後半ミチとのミスマッチを利用してそこへ上げてくるけどもこぼれダマを拾ってしまう。セットプレーでも高さを生かさせない(というか後半智がフツーに競り勝っていたんですが)。だからガンバにとって本当にイヤなタイプっていうと大久保とか坂田とかいうようなスピードのある、裏に抜けられる選手だということなんだけども、それがない分、オージーの高さをシャットアウトできたかな、と。まあ、こういう芸当って鹿島や浦和はラインが低い分難しいだろうけどもね(その意味では来年豪州とのW杯予選がマジで不安なんですけども)。

そうなると、第2戦・・・行きたかったなあ。まあ、相棒クンやコ○○ンさんはクロコダイルが生息する川にオプショナルツアーとして行って楽しんで来たらいいんじゃないでしょうかね?消化試合をせいぜい楽しんで来て下さい・・・

と思いっきり歯軋りしていますが何かw?

雅人よ、古巣の仲間に負けず、大きなタイトルを獲ろう!

2008-11-04 20:04:10 | ガンバ大阪
関西版スポニチの裏1面に雅人が来ましたね。ACLで5得点を挙げてACL男と呼ばれている雅人のインタビューが載っていた。ACLに出られるというという理由は、横浜時代に2年連続で出場し、05年にはそのACLで大怪我をしてしまった分、誰よりもこの大会への思いが強かった。その彼が語ったタイトルへの思い。去年までいた大分が先にナビスコを獲ってしまったけども、今年雅人がガンバに来たからには、古巣の仲間だけにいい思いをさせたくはない。それ以上にACLという世界への扉を開くタイトルと出来れば大会のMVPを取らせてやりたい、という思いをこの記事を読んでますます強くした。

ただ、対戦した時は殺されるんじゃないかってくらい怖かったって中澤は言うけど、いつ雅人と対戦したんだっけ?あ、柏時代に横浜で対戦していたってことか(苦笑 そんなに彼って怖いキャラだったかな・・・

さあ、行こう。一気にアジアの頂点に駆け上がろうや!

ACL決勝前日-これからクラブでも代表でも豪州とは対峙しつづけるという現実に向けて

2008-11-04 06:56:29 | ガンバ大阪
さて、ACL決勝がいよいよ明日に迫ってきました。ここで書いておくことは、サブタイトルに書いてあるとおり、W杯予選、ACLといったアジアの舞台で最も強敵と言えるのが豪州勢だという現実。まあ、オージーと試合やるということはなんだかアジアで戦うような気が全くしなくなるんですがね。ここで190センチを超えるような長身選手を擁するチームに対していかなる戦いをするか、ということは日本のサッカーにとって結構重要な気がする。たとえこれがクラブチーム同士の戦いだとしてもである。

個人的にはオージーって何もガタイだけじゃないとは思う。むしろ彼らは足元でつないでくるパスを繰り出してくるくらいだが、日本のチームと対戦するとなるとサイズのアドバンテージを生かして来る戦いも当然仕掛けて来るだろう。メルボルンアウェーなんてまさにそんな試合やったし。だからその意味で、高いラインを保つガンバのサッカーがオージーの高さをゴール前以前でシャットアウトする、というようなことが出来ればいいんじゃないか、というイメージを膨らませたりする。同じ日本のチームでも、アデレードと対戦した鹿島はどちらかと言えば低いラインを保って間延びしたスペースを利用したりするのを得意とするイメージがあるけど、失点シーンでは間延びしたスペースうまくやられているような感じがしている。となると、ラインをコンパクトに保てるかどうかがカギかもしれない。

ならば、ガンバというか日本がオージー相手にやれるサッカーというのをそろそろ考えないといけないとは思うけども、それが高いラインを保つサッカーというものじゃないかと思ったりもする。