大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

Jサポが内向きと言われないためにも・・・カタール戦を観戦します

2008-11-19 07:51:04 | サッカー全般
確かSPROTIVAだったか、壁(加部)ちゃんが「代表人気が下がってJリーグの国内試合では客が入っているのは由々しき事態で、観客が全体的に内向き志向になっている」云々という文章を読んで「解るけど、ちょっとズレてるな」と思ってしまった民国です。

ここで検証しなければならないのは、

・果たしてJリーグのサポが内向きなのか?
・内向きであるのはそんなに悪いことなのか?

の2点だろう。前者に関しては個人差があるんだけども、ACLなんかを体験したチームのサポなんかは例外としても、大体皆Jリーグで自分の応援するチームの試合を中心に国内の試合を追いかけているからそういう側面があるのは否定しない。だからまあ、海外厨という言葉で上から目線で国内サッカーをバカにしている連中を揶揄しているけども、海外厨からすれば我々は国内厨とも言えるわけよ。

もっともそれが悪いことかと言えばそうでもなく、欧州でもCLに出場しているクラブのサポを除いては大概内向きだとは思うんだけどもね。ビルバオなんてモロに日本のクラブ以上に典型的な内向きのクラブではあるわけなんだし。もっと言えばマンUにしてもチェルシーにしてもあれだけのサポーターを集めているのは、確かに強いからというのもあるけれども、基本的には「オラが町のチーム」を応援するサポーターに支えられているという点ではJリーグのチームとは変わらない。

だから、壁ちゃんの文章読んだ時には、ちょっとズレているなあ、と思ったりもしたのだけども、その一方で納得できるところもある。あまり内向き過ぎると後で自分で自分の首を絞めるだけじゃないか、と(だから私は適度に欧州サッカーを見て欧州の戦術トレンドを理解し、それがJリーグにどういう形でフィードバックされるかを観察しているのだが。その意味ではシャムスカジャパンには大反対なわけよ)。

Jリーグサポの内向き志向がモロに表れるのは代表の試合だろうか。確かに代表の試合は日本のありとあらゆるカテゴリーの試合と比べたとしても、最も退屈な試合の部類に入るだろうとは思う。限られた練習期間しかないのだからコンビネーションに熟成がないのは仕方がないとは思う。それゆえJサポは自分ところのチームから選ばれた選手に注目して見ようとする。そういう人はまだいい方だ。ただ、問題なのは代表の結果なんて自分にはどうでもいい、自分には応援するJチームの方が大事だと考えている人たちだ(欧州でもクラブチームのサポってそんなもんかもしれない)。いや、アンタはそんでいいかもしれんけども、日本では結局まだまだ代表の試合が頂点にある以上、代表が弱体化していくということはサッカーそのものの世間での注目度やメディアの露出度は確実に下がる。

まあ、コアサポはW杯予選で日本が敗退したとしてもそれでもJリーグの試合に足を運び続けるだろうが(実はそういうのは結構大事ではある)、新たなパイはもう増えないかもしれない。「アジア予選すら勝てない日本サッカー」というレッテルを貼られてしまったら観客動員において影響するかもしれない。Jリーグのレベルって欧州のトップに比べたらまだまだだけども、今までアジアの中では一番という代表が築いてきた財産の中において私たちは自国のサッカーのレベルに誇りを持って来たのではないだろうか?

そう考えると、今日深夜の予選は親善試合と違い、やはり注目しなければならない試合だし、個人的には先週のACL決勝同様、日本サッカーの誇りにかけて「絶対負けられない戦い」だと思う。まあ、セットプレーに気をつければ負けないとは思うんだけどもね。というよりは如何にして得点の形を作るかが大事なんだけども・・・