大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

中超最新情報 -来季のACLには山東と上海が帰って来る

2008-11-09 23:11:27 | 中国サッカー
久しぶりに中超を取り上げてみる。今季の中超では、16チームに2回戦総当りの年間30試合制となっていたが、例の退場王(東アジア選手権で啓太に、のど輪を食らわしたヤツ)の暴力行為に対する処分に対して不満を持った武漢光谷が脱退したため(注1)、武漢との2試合に対し各チームには勝ち点6を与え、結局28試合となった。現在は26試合を終えた時点で、首位山東魯能が勝ち点56で勝ち点1差で上海申花が追っている(特にホーム上海で山東を撃破したのが大きい。しかし、山東はホンマに上海では勝てまへんな)。以下勝ち点48で北京国安と陝西中新、更に勝ち点47で天津泰達が追っている。

ここではっきりしたのは、残り2試合を残して山東と上海は2位以上が確定したということで、来年のACL出場権をこの時点で手に入れたことだ。あとは、北京、陝西そして天津のうちいずれか2チームということになるのだが。まあ、一番遠いのは陝西の本拠地である西安か・・・ただ、西安へ遠征することになるサポが恐らく中国アウェーで一番有意義な旅ができるんじゃないかという気がしますね。日本で言えば京都や奈良みたいなところだから、昔ながらの中国が味わえるのがこの町だと思う。日本人って共産党政権下における現代の中国には言いたいことは山ほどあるけどもw、悠久の歴史を持つ中国というものに関しては割りと好印象を持っているわけだから、その意味で西安というのはいいんじゃないかと思う。

もっとも、試合となると過去ACLで日本勢は浦和が上海とアウェーで引き分けた以外は全敗しているわけです。ホームでやる試合はいいとしてもアウェーをどう乗り切るかですよね。その意味で、今季のガンバって中国アウェーが無かったというのは運が良かったかもしれないw・・・個人的には中国行きたかったけども。

J聯賽 第31輪 大阪鋼巴 1-3 FC東京

2008-11-09 09:40:02 | ガンバ大阪
水曜日にACLを戦った後のリーグ戦で、中2日という中でやる試合は後半体力が続かなかった分、動き出しが少なく、足元へのパスに終始してしまった。攻撃に関して言えば後半は相手に引かれた状態の中で悪い時のガンバが出てしまった格好だが、前半播戸が抜け出して決定的なチャンスを作るなど、あと足りないのはゴールだけということではあった。まあ、これに関して言えば相手GK塩田の反応のよさを褒めるべきなんだが、もう少しGKの動きを見てシュートを流し込むことが必要なんだけども、バンってその辺がイマイチなんだよなあ・・・

ただ、それを見てカントクが前半で見切りをつけていたんだけども、歌ばんでの見方はさほど彼の出来が悪かったわけではない。むしろこうやってゴールに向かって裏へ飛び出してシュートを放つ彼の姿を久しぶりに見た。だから後半は期待できるかも、と思っていたら、いきなりスローインから流れたボールを石川に決められた。3失点のうち一番やってはいけなかったのはこの2失点目だったかなと思う。1失点目はこの日中澤不在で高さがないところをカボレに決められて、東京サポには、知る人ぞ前田治作詞の「100%そうカボレ」を唄われてしまった。3失点目は根本的に明神のCBじゃ厳しいぞという用兵ミスを指摘される平山のゴール。けど、この2点目はやってはいけなかったんだが・・・これで後半佐々木を入れて4-2-3-1で攻めるオプションに狂いが出た。もっとも、1の部分で今日はロニーよりバンの方を引っ張って欲しかったとは思う。

全体的に言うと決めるべきところで決めるということができずに少ないチャンスを東京にモノにされ、反撃に出たけども東京に引いて守られ、吉田主審にはコンタクオを流され(となると、大きい選手がいるわけではないガンバには厳しいが、ナビ決勝を見れば解るようにこの人は流しの仕様なんだから仕方がないが)、奪ったのがルーカスの1点だけ、という東京サポなら泣いて喜びそうな勝利を相手に献上してしまった。

水曜のあの試合とは全く違った結果と内容ではあったけども、個人的にはこれでもよくやっていた方だとは思いますよ。理由を挙げると、

・東京はアデレードと異なり、ポゼッションが取れない状況の中で勝つ為のプランを遂行していた。ACLと比べると国内の相手の方がガンバを研究している

・水曜日から中2日というコンディション。まあ、これはACLやっていたら仕方がないんだけども、あえて中澤を来週水曜日の大一番に向けて温存したことで、後ろの高さがなくなった。

・カントクの用兵。中澤が抜けたら同じポジションに福元を入れて同じ布陣で臨むという選択もありながら明神CBという選択をしたのは、恐らく福元が3バックタイプの選手であったということと、試合から遠ざかっていたということがあったとは思う。ただ、試合後東京サポのコール氏が言っておられたことではあるのだけども、プロのDFに対して3枚向きだとか4枚向きだとかいう区分けをカントクはしてしまったのかもしれないし、ガンバサポの間でもそうした線引きを知らず知らずのうちにしてしまっていたのかもしれない。かくいう私もその中の一人なんだけども、この意見は傾聴に値する。

というのも、今年の補強は昨年3バックのチームにいた福元や水本を獲得し、4バックのシステムに馴染ませるということを前提にしていたからだ。今回の起用は、完全に今年の補強が失敗であった(強いてあげれば中澤を一本立ちさせるための外部からの起爆剤にすぎなかった)ということを認めているようなものでしかない。オフの補強もさることながら、ミネイロはまだ慣れていないだけと頑なに言い張り、水本退団後に補強に全く動かなかった某弱体化部長も大概やけどもね。結局この試合で、十分補強したと考えている編成と欲しい選手ではないのに押し付けられたと内心考えている現場との意識の乖離の問題がモロに噴出したかな、という感じですね。

試合後は東京サポのコール氏とそのお友達の東京サポさんらとの交流会ということで飲みながら色々と楽しい話をさせて貰いました。その中でも地域リーグの試合にも行っているとか、なぜか前日に味スタで東京の試合がありながらバレーボールの応援で大阪にいて、翌日ついでに万博でガンバー大宮戦を見たとかいうツワモノの方がいらっしゃるようですが、仮に来年のACLで東京が出るとなるとこういう人たちがフツーに韓国とかオーストラリアとかに行ってしまうんだろうなあ・・・まあ、自分と同じ匂いがする人たちですね。

話の中では、ルーカスの仕様についてもご教示頂きました。彼らによると、ルーカスは器用で献身的な性格である分、何でもやろうとしてしまうところがある。だから、彼に注文をつけるとすれば、あれやってくれじゃなくて、これはしないでくれ、という形で言った方がいい、ということらしい。