La douce vie

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映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

2024-03-04 | cinema/観劇/舞台
薬物依存症でどん底の生活をしていた青年が茶トラ猫ボブと出会うことで、薬物の断ち切りを決意し、人生を立て直していく。自伝本がベストセラーに。

よくある、猫の気持ちを人間がアテレコしているわけでもなく、魔法のような奇跡や偶然を猫が起こすわけでなく、偶然出会った猫が怪我をしていて治療させたい、その猫を食べさせていくために主人公が稼がなければならない、健康を取り戻さなければならない、と自分で気付き、実行すること。自分のためより、他者のための方が強固な実行力を持つことってありますよね。大きなドラマはないけれど。
それと、猫はかわいく撮らなくてもかわいい。予想したより好きな映画かもしれません。

映画の猫ちゃん、人ごみの中で多きな声で歌っている人の肩に乗って、よく演技できてるな、と感心していたら、ボブご本人がほとんどのシーンに出演しているそうです。ボブ、すごい。
それと、イギリスは(最近は日本でもそうかもしれないけれど、)薬物中毒を立ち直るためのカウンセラーがいたり、むやみにお金を与えるのではなく、仕事を与え、それでも困る時に食糧提供があるシステムが日本より整っている気がしました。

ちなみにカウンセラーの女性、見たことある!と思ったら、「ダウントン・アビー」のメイドさん。



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