La douce vie

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フィギュアスケート:全日本選手権 男子FS,女子SP

2013-12-23 | figure skathing、ice show
こんな素晴らしい演技の数々に感嘆しながらも、複雑な気持ちが入り乱れる全日本は初めてです。
やっぱり、誰が選ばれても嬉しくて当然だと思えるし、誰が選ばれなくても五輪に出て活躍できる能力の持ち主なのに、と悲しまずにはいられないな。


羽生選手:
4Sは転倒でしたが、そのあとの圧巻のジャンプ構成、ずっと気になっていた、中盤のステップ以降の身のこなしやスタミナも改善されていて、素晴らしいFSでした。
強心臓、インタビューでの回答の頭の良さ、よく、こんな選手が日本に出てきたものだと思います。五輪内定はGPFの時点で決まっていたかと思いましたが、あらためておめでとう!

町田選手:
SPに続き、FSでもプレッシャーに打ち勝ちました。嬉しかったな、今までここ一番でいい演技ができなかった選手がこの場でこれほどの演技をしてくれたのだから。コレオステップは彼の見せ所ですが、まぁ、今回はいいじゃないか、という気持ちです。

小塚選手:
小塚選手が滑り出した途端、あぁ、上手い、と感嘆しました。GPFでパトリックが滑っているのを見たときも感じた、スケーティングの上手さに心打たれます。最後の方で3Lzで転倒したのはコンビで3Tをつけたかったからなのかな?と思いました。
最後にさっぱりとした表情をしていて、小塚選手の今の状況で出せるものを出したんだという、彼特有のアスリートとしてのさっぱりとしたところを感じました。応援せずにいられない!といつも思う。衣装も綺麗でこちらも好印象。

織田選手:
SPからよく気持ちを切り替えました。最後のステップの笑顔は「笑顔で全日本を終わらせるんだ」という決意を感じました。
今シーズンはずっとトリノシーズンを思い出すことが多くて、特に織田選手のプログラムは当時のようなファンの心をつなぐ織田選手のよさに溢れていて、当時の高橋選手とのトップ争いに心惹かれて今に至る自分がいるんだよな、と思うと、応援の力も入るものがありました。
だから、自分の点数が出た後「大ちゃんガンバレ!」とリンクに向かって声を掛けた織田選手に、あぁ、同じ気持ちだったんじゃないかな、と思い、目頭が熱くなりました。

高橋選手:
4回転は1本にするのではないかと思いましたが、2本目の4回転の体勢に入った時に、あぁ、高橋選手は安全策でポイントを稼いで五輪のチケットに少しでも近づくようなことはどうしてもできないのだな、と思いました。最高レベルでこの場にやってきた他のスケーターに対して、怪我を言い訳にしたくない。彼のスケーターとしての性格上どうしてもそれを許すことができない。自分の予定してきた難易度のまま受けて立つのが彼にとってのライバルへの礼儀なのだと。
今、高橋選手にできる総てを注ぎ込んでくれた、それは高橋選手のトップスケーターとしての美学も含めて。そういうことを考えていたら、表現がどうだったか、とかほとんど覚えていないのですよ。
この演技に「ありがとう」という言葉しかみつかりません。



浅田選手
3Aの調子は微妙そうで、どうかな?と思ったのですが、今シーズンの浅田選手は素晴らしいですね。
トランジッションも繊細な音楽を素晴らしい解釈で微妙な表情のつけ方も素晴らしい。

鈴木選手
大舞台でSPのミスのもったいなさを感じていたので、今回は全部のジャンプを成功して嬉しかったです。最後の舞台で鈴木選手の人生を謳い上げた素晴らしい演技!

村上選手
GPシリーズの調子の悪さから、一番緊張するこの舞台で頑張りました!プログラムの世界観を素晴らしい解釈で踊り切って、音楽が終わった瞬間、顔をくしゃくしゃにさせて子供のように泣いて喜ぶ村上選手に我が家も爆笑。

宮原選手
ジャンプが安定してます。回転不足がなさそうなジャンプだったので、高得点が出るだろうと思いました。この大舞台で素晴らしい!

安藤選手
AOIから半年でここまで戻してきました。ジャンプも3-3、3Lzを跳んだ時に思わず「すごい」と声を出しました。
安藤選手のジャンプの才能を考えると、ある程度、戻してくるだろうと思っていましたが、3-3まで構成に入れるとは!
点数とか順位とかでなく、おめでとうと言いたいです。