常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

人生の短さ

2018年11月20日 | 日記

一日の経つのが短い。光陰矢の如し、とはよく

も言ったものだ。その積み重ねは、人生の総量

になる。そこから導かれるのは、人生は短いと

いうことだ。人生の時間の大半を消費し尽くし

たものが、このようなテーマについて語るのは

意味がないかも知れない。かつて、若い時代に

大切な時間を浪費してきたことを後悔すること

は、古来繰り返されてきた。セネカの語った言

葉を思い出すとよい。「われわれは短い時間を

持っているのではなく、実はその多くを浪費し

ている。人生は十分に長く、その全体が有効に

費やされるならば最も偉大なことをも完成でき

るほど豊富に与えられている。」この言葉の持

つ意味は大きい。では、その過半を消費し尽く

した我々の世代はどう考えるべきか。この点に

ついても、セネカは大いなる示唆に富んだ答を

用意してくれている。

「多くの偉人たちは、いかに生きるかを知ろう

とする。このことのみを生涯の目的とし続けた。

にもかかわらず、彼らの多くは、まだそれが分

からないと白状して人生を去った。」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする