常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

干し柿

2018年11月01日 | 日記

蔵王・地蔵岳に初冠雪、甲府や長野に初氷と

冬の到来を知らせる便りが続々と届き始めた。

我が家のベランダには、知人からいただいた

紅柿を干し柿にした。初冬の風物詩というべ

きだろう。朝の気温はさらに下がって、セー

ターを着用。いよいよ、冬がくるのを実感。

三千の俳句を閲し柿二つ 子規

正岡子規は柿が好物であった。書斎で俳句の

選をしているところへ、妹が盆に柿を二つの

せて持ってきた。すぐにでも食べたいのだが、

選句が終わっていない。心のうちで、この選

の苦労のご褒美として、終わってから食べる

ことにする。たくさんの句を見るのは、意外

に大変である。選句が終わったのは、深夜の

2時を回っていた。柿に目をやると、柿は美

味しそうに輝いて見えた。抑えていた食欲が

ムラムラとわき起こってきた。子規は、ひと

つの柿を取り上げるや、猛然とその皮を剥き

始めた。

コメント
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