常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

紅葉は山から里へ

2018年11月11日 | 日記

山の紅葉が終りに近づき、里の樹々へと下りて

きた。山歩きができない妻を誘い、街の紅葉ス

ポットへ行ってきた。歩けない妻を家に置いて

毎週のように山歩きをしていることへの罪滅ぼ

しの意味をある。岩波の石行寺の池へ枝を垂れ

ているカエデは、日当たりのいい部分は枯れ始

め、池の上で日の当たらない部分がきれいに紅

葉していた。一眼レフを持った写真家が二人、

紅葉した葉にカメラを思い切って近づけ、アッ

プショットの撮影に余念がない。墓石の前には

季節外れの茶の花、そして晩秋のサザンカの花

が新鮮だ。

千歳公園ではイチョウの黄葉がみごと。妻は

落ちている銀杏を拾うのに夢中である。この

実を食べると認知症に効果があるという、情

報が健康番組で流れたため、今年は特に熱心

だ。公園では池でのんびりと釣り糸を垂れる

人、七五三の着物を着せて参拝に来ている家

族連れ、カメラを持って紅葉を撮る人たち。

日曜日とあって公園でのんびり時間を過ごす

人が多かった。

銀杏の実落ちて全し枝を上に  原 石鼎

春の花に対して秋の紅葉は、古来から日本人

の美意識の根底である。さらに、栗や銀杏な

どその実をキノコを賞味するのは、日本の四

季のだいご味である。

PB118626

銀杏拾いに夢中の妻を置いて、カルガモの遊

ぶ池に行く。5羽ほどのカルガモが、水中の

餌探しに余念がない。しばらくぶりで動画を

撮る。ユーチューブにアップしてみると、動

画も捨てたものではない。カメラを修理した

ので、またいいシーンを見つけて撮っていき

たい。

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