梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

通達した上司、出てこい!

2018-08-31 10:43:03 | 雑記
東京新聞の朝刊に下記の様な記事が載っていた

「政治家や首相官邸、各省庁とのやりとりについて、経済産業省の複数の職員が「三月に上司から『今後は発言を一切記録に残すな』と指示された」と本紙に証言した。本紙が入手した経産省の内部文書にも、省内外の打ち合わせの記録について「議事録のように、個別の発言まで記録する必要はない」と明記されていた。職員によると、四月以降、省内では公文書となる打ち合わせ記録には詳しい発言内容を残さなくなったという。」

公文書になる前の重要且つ絶対に必要な部分だ、
公文書になる前にどう言う検討がなされたのか、だれがどう言う意図で動議が出されたのか、結果だけを出せるなら省庁が勝手に条文を作成し施行できると言う事になる、
此れではまるでやりたい放題だ、
だれがどう言う意図でこんな支持を出したのか、上司とはどこの誰だ、名前も役職も出て来ない、「書いたやつ出てこい!」と言う処だ。
恐らく実際に働いている人達にとっては納得のいかない話なんだろう、
だからこそこういう発言が表に出てくる、森加計問題でも経産省でもメモやメールがぞろぞろ出てくると言う事になったが今度は通達、指示が出る、
忖度なんぞと言う話ではない、明らかに利益供与、或いは教唆だ、
自民党総裁選が始まる、安倍氏と石破氏の一騎打ちと言う事になっているが私の周りからは石破氏を推すと言うより、安倍内閣はもう勘弁してほしいと言う意見が多い、
今回の問題の発端から追及されている安倍晋三氏が利益を得ている事は明白だろう、
取巻きも含めて明らかにして貰いたい疑義は全て権限を出せる関係省庁だがその責任は問う事が出来ないでいる、
無論その先に居る安倍総理は「忖度」だから私は関係ない、或いは迷惑だ、としているのだがそれでもこんな「記録は破棄しろ」とまで行うのはそれなりに有益、或いは既得権益の維持の為だろうとしか思えない、
本来の忖度は自らの利益とは関係なく相手の立場をくみ取って行う事だが行う側に利益がでればそれは忖度とは言えない、
相手の承認を得たとか反対給付を確約したと言う訳ではないから忖度だ、と言うなら公選法で言う団扇を配る事も利益供与で公職選挙法違反と言う事と整合性がない、
暑い時に団扇や扇子を渡したのは「少しでも皆さんが涼しくなれば」と言う思いやりで忖度以前の話だがこれは公選法違反だ、
総理の奥さんが「良い話ですね」と言ったので普通ではあり得ない金額で払い下げられた
しかし、「考慮して欲しい」とは言っていないから関係ないと言いうが「総理案件だから」と言うのはあまりに苦しい言い訳だろう、
このメモがあったから総理は野党につるし上げられた、これはまずい、此れからメモを公表するのは辞めさせたい、が公文書等は法的には公表する責任がある、
だから、メモは残すな、破棄しると言う構図は誰が見ても見て取れるだろう、
それを何故官僚の上部から出るのか?
忖度と言うより政権からの圧力が有ったと思うのが当然で今風に言い換えれば「バイアスが効いた」と言う事だろう、何もないのに本当に小役人が自らこんな指示を出しなんだろうか、
何れにしてもあらゆる物を記録し公表する義務は当然ある、政府と行政機関は発行発布の権利がある訳ではなく国民の意思決定を代行している機関でそれ以上ではない、
政府と行政を第三者が監視するのは絶対に必要だがまあ此れを決めるのが国会では難しいのだろうがね