梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

情けない、大学が本を燃す

2018-08-19 13:02:44 | 雑記
高知県立大(高知市)は18日、図書館の新設に伴い、蔵書を最大約3万8000冊焼却処分していたと発表した。学内規定に基づき手続きを進めたというが、戦前の郷土関係など貴重な本や絶版本も含まれていた。「(焼却前に)県民に知らせて、広く活用の道を探ることも必要だった。配慮が十分でなくおわびする」と、野嶋佐由美学長名のコメントを出した。
こんな記事を見かけたがこれが大学か、
中国の紅衛兵事件の頃「焚書」が行われた、しかし世界的な批判を受けて過ちを認めている。
敗戦の時に多くの書類が廃棄、焼却されたと言う、世界に露見すると問題になる書類だったのだろう、
つい最近も官庁で重要な書類を廃棄されたが電子データ等で複製が残っていたと言う、
恐らく先端で働いている公務員は良識が有って廃棄の命令が有ってもコピーを残しているのだろう、
特定秘密保護法では「秘密資料だから秘密のまま廃棄する」と言う事が合法になった、
軍事大国のアメリカですら機密文書は数十年(50年だったか?)保管し時間が経過すれば公表すると言う事になっている、
安倍政権が決めたのは「秘密のまま廃棄する」と言う事で全く国民に知らしめない政治がありその記録すら残さなくてよいと言う、
今回の事はそういう政治的なことではなく「文化」の話だ、
中には貴重な歴史文化の書物も含まれていたと言う、
地域の歴史文化を担うのも県立と言う大学の重要な作業の一環ではないか、
個人や地方の町村が保有している物の収集保管する事が大学と言う教育組織の役割だが収集或いは寄贈された書物を償却してしまったと言う
日大の運動部の問題も女性の点数を減点し、役人の子供に加点すると言う医大も既に大学府と言う様な有様ではない、
将来を託すべき前途ある人達を預かって育てる素地は全く失われているとしか言いようがない、
「美しく優秀な日本」など望むべくもなくなったな
苛めから不法入学まで日本の未来は暗澹たるものだ