梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

オオマサガス考の3

2012-12-10 16:20:16 | 雑記
オオマサガスがネット上で話題になっている、と言ってもブログの検索文に多いと言うと言う事なのだが一体その他ではどの程度話題に成っているのだろうか?
日本を救うと言う様な表現から少数派だが「ブラウンガスと同じあてにならない物だ」と言うものまで様々だが、内容を良く見ればエネルギー革命と言う性質の物ではない、
当然「永久機関」などに当たる物ではないし、「大げさな詐欺まがい」の物でもない、水素と酸素を結合させる(燃焼させる)と短時間で高温になって残るのは水になると言うのは今更発見でもましてや発明でもない、
問題だったのは水素が非常に不安定で且つ圧縮が出来ない(出来るが危険である)と言う事と燃焼の制御が難しいと言う所から「水素自動車」は安全上実用化が難しいと言う結論だった訳だが「オオマサガス」は水素分子と酸素酸素分子が混在する状態でガス化しているという事らしい、この状態の気体に火を近づけると混在している両分子が結合(燃焼)する物だと言う、通常他の可燃ガスは空気中の酸素と結合する事で燃焼するのだがこのガスは説明によれば自給自足(表現はおかしいが)で燃焼するらしい、
この時外気の酸素とはどう言う関連になるのかも興味が有るが燃焼速度は制御が容易だという。
つまり水素分子と酸素分子が元々分かれた状態で存在する事が要件の様だ、だとすれば何らかの方法で水素と酸素の純粋なガスが必要となりその為には先ず最初にエネルギーが消費されていると言う事で決して製造に要したエネルギー以上のエネルギーを発生するとは書かれて居ない、
プロパンガスと混合するとオオマサガス単体の発生する熱量+プロパンガス単体が発生する熱量より25%程度多くなるらしいが此れは効率を上げていると言う事でプロパンガスが無ければ恐らく水素と酸素を作る時に要したエネルギー以上の熱量は出ないだろう、
一番大きなメリットはオオマサガスの保存方法が水素単体に比べて廉価で安定していると言うところだと思う、
現在の発電方法で水素と酸素を作り混合してオオマサガスとしてボンベか都市ガスの様なインフラで各戸に配達する、ここで高速ガスタービンの様な発電機で発電をするか、混合ガスから直接電気を取り出せる方法が出来れば万一の時でも保管しているオオマサガスで何日間かの電気を確保出来るのではないだろうか、
インフラが破戒されても太陽発電を利用して水を分解できれば高額なリチウムイオン等の電池に依存することなく電力の保存が可能では無いだろうかと思うのだがまあ総簡単では有るまい、
しかし、原発に高額な税金を投入するならオオマサガスと効率の良い水素作成方法に力を注いだ方がいいのではないだろうか、しかしこの方法で各住宅がスタンドアローンでエネルギーの供給が出来るとなれば今まで国のインフラを一手に握っていた省庁は間違いなく反対するだろう、既得権益のある大手企業が確実に現在のインフラに変わる整備を済ませるまで恐らく関係省庁は認可しないだろうが何らかの方法で整備しなければ良い物となれば海外資本は躊躇無く乗り出してくる、何時の間にか又輸入技術にならないことを祈るましかないか