❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「愛執」坂本冬美

2017年03月30日 | 今日が誕生日の歌手
坂本冬美

運命は 繭の糸なんですね
日々をかさねて 愛や哀にも つよくなる
あがらえず 拒めずに
あなた 彼(か)の地に 往かせたあとは
耐えて忍んで 女の胸に
やむことのない 虚ろ風
執炎2
(えにし)は 時の綾なのでしょうか
神が仏が 慈悲をくださり ひき合わす
とめどなく ほとばしる 
命ふたつを 焦がして灼いて
見えぬあしたを 封印すれば
死の渕さえも こわくない
浅
永訣(わかれ)は 針の闇なんですね 
なぜにあなたは 二度と還らぬ 波の涯て
さ迷うて 凍てついて 
生きるささえを 失くした今は
艶も香(か)もない 黒髪切って
水底(みなそこ)ふかく 身を浸す


ひとこと:坂本冬美サンは今日が誕生日。1987年の
デビュー以来30年目。相変わらず歌唱には艶がある。
いい作品に恵まれているが今の演歌状況にたがわず
爆発的とまではいかないのが残念。このブログでは
「雨が降るように泣かないで」 「おんな雪月花」
「とんがり ~林家彦六 伝」「男の潮暦」
の4篇を
書き下ろしてきた。実力、歌唱力のある歌手だけに
生半可なものは書けないだけに愛着のある書き下ろ詞
ばかり。さて今回は…ある日なにげなく本棚に目を
やると、古く懐かしい本が目にとまった。それはのち
に2種の映画化になった作品。今の時代を大きく
かけ離れた内容だが根本のテーマは今でも通用しそう
な愛の物語。しかしその結末は哀しく憐れ。それを
今の時代にそぐわせて詞を書くことは実験的で意気に
感じるというものだ。ましてや想定したのが坂本冬美
となればなおさら。運命に二転三転翻弄されあげくに
ともに命を果てるというとてつもない世の無常、非情。
               (画像をお借りしました)

「心の火を探せ」島津亜矢

2017年03月28日 | 今日が誕生日の歌手
島津亜矢
「今日が誕生日の歌手」シリーズの書き下ろ詞!
今日、想定した歌手は 島津亜矢さん!
コンサートや公開録画ではハッピを着て
ペンライトを振る後援会の軍団がスゴイです!

見るもいちめん 枯れ草の
中に小花が 咲きのこる
それが自分の 立ち位置だけど
おれにはあるんだ 反骨の
二文字束ねて 眉あげる

 探せ―― 心の火を探せ
 豆粒みたいな 火がふくらめば
 炎にかわると 信じたい
枯れ草火

人気者でも 技巧派(わざあり)も 
油断ひとつで ただの人
なにもないなら なんでもできる
たゆまぬ努力を かさねれば
奇跡起こすも 夢じゃない

 探せ―― 心の火を探せ
 くすぶるまんまで 終わりにしたら
 炎はふたたび 見られない


ひとこと:1986年にデビューした島津亜矢さんは
今日が誕生日。今年で31年目。シングル、アルバム
ともそれにふさわしい数の作品を発表してきたが
彼女は王道演歌の発売ローテーションの合い間に
異色ものをはさむ。それがまたヒットになる。
まことに幅広い歌チカラの持ち主だ。紅白出場には
辛酸をなめてきたがようやく確固たる着地点に達した。
(まことに遅すぎるが)今後もまず安泰だろう。
このブログでは7篇を書き下ろ詞してきた。さまざま
なテーマとモチーフで書いてきたが今回はずっと
温めてきたタイトルをようやく詞にできた。
 プロ・アマに限らずどんな職種、業界でも初めから
 100%実力派とか天才はいない。そうなろうと思う
 にはやはり努力しかない。しかも自分自身にそう
 させる心の火があるか否か。心の火を燃やせという
 よりはまず心の火を探さないと始まらない…
                (画像をお借りしました)

「免許返上ぶし」浅野祥

2017年03月24日 | はじめて書き下ろす歌手
浅野祥

「免許返上ぶし ―高齢者ドライバー運転注意喚起歌―」

皆さん 聞いてくださいね
この世で一番大切な
ものは何かと聞かれたら
一にも二にも 命です
人のだいじな 命です
 もう握りません ハンドルは
 人生 免許を返しても
 生きてゆけます いきいきと
事故1
皆さん 聞いてくださいね
日本のどこかで今日もまた
涙している人がいる
子供なくした 人がいる
怪我で苦しむ 人もいる
 もう乗りません クルマには
 人生 免許がなくたって
 ほかにあります よろこびは
事故2
皆さん 聞いてくださいね
誰でもいつかは歳をとる
明日は我が身といさめましょう
踏み間違えた あわててた
自信過剰は いけません 
 もう握りません ハンドルは
 人生 免許を返したら
 楽になります 事故も減る


ひとこと:私は歌を書いているから新聞、TVなど
から事実と真実の事柄だけを見極めるようにして
います。人はえてして、うれしさ 喜び事に目を向け
がちですが、悲しみや哀れさに心を寄せることも
忘れてはならないことでしょう。そういった中から
社会的にも見過ごすわけにはいかない、心に残る
事柄を作詞にしました。高齢運転者が関与する
交通事故の割合は年々高くなり平成26年は総件数の
20.4%を占め10年前の約1.9倍になっているとのこと。
道路の逆走、アクセルとブレーキの踏み間違えなどは
噴飯ものです!高齢者ドライバーの現状を社会や
行政が真剣に考えないとこのような不幸な事故は
なくならないでしょう。こういった詞を書くことに
よってなにかしら提起できればと思うのです。
日本全国、地域の集まりやデイサービスでは体操に
アレンジしたり、お祭りでは踊りの振りをつけたり
若者には路上のパフォーマンスとしてこの歌を活用
してもらえたら社会への一助になるのではとも
思います。今日の「はじめて書き下ろす歌手」
シリーズに想定した浅野祥さんは津軽三味線の演者
では7才から数々の賞を総ナメにし海外でも活躍する
現在27才の超若手演奏家であり歌手としても2016年
にデビューした有望株でもあります。 東日本大震災の
復興支援のイベントなどもしてきたことから三味線に
馴染むお年寄りへの啓蒙を含めてこういった歌を
広めていくことの意義を彼なら理解してくれるでしょう。
だからこの書き下ろ詞はキワモノ志向で書いたものでは
ありません。         (画像をお借りしました)

「シャットアウト」木下結子

2017年03月23日 | はじめて書き下ろす歌手
木下

見つけてほしくなかった
知らずにいてほしかった
話しかけたり あれこれ聞かないで
とうに5年も前のこと

ほら、バスがきた 去(い)ってしまって
記憶の中に あなたはいない人

氷花より つめたい女
させた人なんて・・・ シャットアウト
バス氷花

今さらなにも言わない
ウブよりもっとバカだった
電話なんども 変えたりさせといて
やっと忘れたはずだった 

また、よその街 探さなければ
面倒ばかり あなたはかける人

夢の中まで 泣いてる女
笑う人なんて・・・ シャットアウト

あなたを愛して さびしい女
変えた人なんて・・・ シャットアウト


ひとこと:偉そうに言うわけではないが、歌手たるもの
大きなヒット曲を一つでも持っていることの自信や実績
は有り難いものだろう。昔も今もヒット曲に fluke
なんてない。作品づくりの段階から全力投球だろうし
歌手はキャンペーンなどそれぞれに頑張っているのだ。
さて「はじめて書き下ろす歌手」シリーズ。今回は
1984年デビューの木下結子さん。「放されて」「ノラ」
のヒットがあるベテラン。4/5には新曲が発売になる。
 ほんとはそんなイヤな女じゃないのに、恋を失くした
 女は昔の男に未練はない、かかわるのも面倒、と
 つっぱねる。恋は女をさびしくつらく哀しくさせる…
放されて
余談:画像のように「放されて04」はアレンジを変えて
再発売されたものだが断然こっちのほうが良かった!
              (画像をお借りしました)

「女の華美(はなび)」若山かずさ

2017年03月22日 | 今日が誕生日の歌手
若山かずさ

ほら、ひらきます 咲きました
湖上を飾る 冬華美
 幸せづくりが 上手なひとに
 北の阿寒で 逢わせてくれました
華のように美しく 咲いてみせましょう
阿寒
また、はじけます はしゃぎます
時こそ忘れ 北華美
 いくつになっても 女の胸に
 恋の大輪 咲かせる夢ひとつ
厚い氷とかすほど 抱いてくれますか
阿寒湖
あと、少しです 終わります
名残りを惜しむ 雪華美
 冬空いろどる 七色十色
 北の阿寒の 思い出できました
旅はどこへ続いても 恋はふたりづれ


ひとこと:若山かずさサンは今日が誕生日。
4月が来るとデビュー33年目。コロムビアの女性
演歌陣では既に中堅。このブログでは「大阪化粧」
「おんなの京都」 「横浜野毛小路」「迷路伝説」
「越後 花あかり」
の5篇を書き下ろしてきた。
彼女は市川昭介先生の作品でブレイクしたといっても
過言ではない。市川先生はメロディーに言葉(歌詞)
をいかに乗せるかを重視し、先生がよく言っていた
『歌手のいちばんいい居場所を見つける』ことに
着眼して作曲し、多くの歌手を浮上させた。
その一例が「しのび傘」の歌唱法にある。
この作品での彼女はほとんど完璧にその訓えを駆使し
声も出ていてヒットに結びつけた。それ以前の作品と
聞き比べると違いがよくわかる。今後もいい作品に
出合ってヒットを出してほしいものだ。今回6度目の
書き下ろ詞は北海道の東部、阿寒湖で開催される
真冬の風物詩「阿寒湖氷上フェスティバル」の一環
冬花火をモチーフに男女の恋路を明るいタッチに
仕立てた。しんと澄んだ空気のなかマイナス20℃の
氷点下の阿寒湖の氷上で打ち上げられる花火は
見る人の心も温まる感極まる美しさだという。
華美としたのは華のある美しい女性という意味を
こめた。          (画像をお借りしました)

「おとこ川」加川明

2017年03月19日 | はじめて書き下ろす歌手
加川明

「はじめて書き下ろす歌手」シリーズも
今回想定した 加川明 さんで26篇め。
先日はNHK「BS新・日本のうた」への出演も果たし
ますます今後が期待されるベテラン歌手です!

「おとこ川」

かえり見されない ドブ川の
泥の水にも 凛と咲く
花もあろうさ 蓮の花
 今に見ておれ どでかい夢を
 咲かせてみせると 奥歯を噛んだ
 あの川は のぞみ川 おとこ川
蓮

情けをもらって 借りばかり
うずく心を 抱きながら
すまぬ すまぬと 詫びを云う
 酒は死ぬまで 呑めるじゃないか
 女は惚れたら 添えるじゃないか
 あの川は がまん川 おとこ川
男川

すり傷 切り傷 人生は
無傷 無垢じゃ 生きられぬ
命あるだけ もうけもの
 一歩 足踏み 二歩 踏み出して
 亀よりのろいが 渡ってみせる
 あの川は あした川 おとこ川


ひとこと:芸能生活48年の加川明サンを歌手として
演歌のカテゴリーで括るには本人には不満かもしれ
ない。これまでのディスコグラフィーを見ても演歌を
思わせる作品はほとんどなく、この書き下ろ詞も
無意味かとも思うが先日のNHK BSに出演では堂々
股旅ものを唄って存在感があった。SNSでは情報発信
も活発なだけに自分としては演歌でも決定打が欲しい
と願うだけにあえて王道の男歌を書き下ろした。
 歌世界に限らず根性や野望を秘めた男たちは
 自身の存在と成功を信じて世間に立ち向かう。
 雌伏の時も逆風の時も人生という川を渡ってゆく…

「鳥獣戯画」真田ナオキ

2017年03月17日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
真田ナオキ

鳥も獣も 画になれば
おもしろおかしの 絵巻物
 女が鳥なら 男は獣
 翔びたがったり 追いかけたりを
 日ごと厭きずに くりかえす
どこか似てない? 似てるよね
正気に戻り 肌をよせ合う なぐさめごっこ
鳥獣戯画
羽根やひずめも ないくせに
ここまでおいでと わめきあう
 女は男に 男は女
 入れ替わったり なりすましたり
 夢と現(うつつ)を かけめぐる
むなしすぎるよ 刹那(せつな)いよ
泣きべそかいて 涙なみだの どんでん返し

鳥や獣に されたなら
きびしい掟に さらされる
 女を愛して 男に尽くす
 守りきれるか 一生賭けて
 人は弱くて 愚か者
いつか気づくよ わかるよね
普通に生きて 性根さらして 人間らしく


ひとこと:SNSで交流のある桂竜士さんは改めて
言うまでもなく真田ナオキさんの父上で親子二代の
歌手人生。すっかり周知事項になりました。
桂竜士さんにはついこの間「破天荒」を書き下ろし
UPしたばかりですが真田ナオキさん、今回2度目の
登場。前回の「余白の街」は多くのアクセスを
いただき見てもらえました。今回は京都市右京区の
栂尾山高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で国宝の
鳥獣戯画をモチーフにしました。当時の世相を反映
して動物や人物を戯画的に描いた絵巻物を男女の
恋愛心象を擬人化して軽いタッチの歌謡曲ふうの
平成版「鳥獣戯画」に仕立てました。
ナオキ君はと言えば衣装もヴィジュアルアップして
きて雰囲気にも自信が出てきてますます期待の
持てる歌手に成長してきました。(画像をお借りしました)

●このブログにアクセスしてくださる方で
プロ、アマ問わず、附曲したい、自分のオリジナル曲と
してCD化して唄いたい など問い合わせをいただきます。
すべての書き下ろ詞の歌手名は『想定して』あるだけで、
作品化の希望があればどうぞご連絡ください。

「大阪はぐれんぼ」男石宣隆

2017年03月15日 | はじめて書き下ろす歌手
男石

御堂筋に
枯葉一枚 散るたびに
未練はらはら ふりつもる
 もどってくるはず ない人が
 胸を茜に なぜなぜ染める
  行くも涙の 帰りも涙
  大阪はぐれんぼ
御堂筋
戎橋を
ぬらすしぐれの 冷たさに
噂しくしく なぜ泣かす
 寒くはないかと 肩抱かれ
 明かりさがした あの夜が浮かぶ
  飲んでほろ酔い 甘えて一夜(ひとよ)
  大阪はぐれんぼ
戎橋
梅田あたり
どこか空似の 人見れば
もしやもしやの 気にさせる
 嫌いじゃないのに 好きなのに
 思いとどける 術さえなくて
  待てば涙の 見返り涙
  大阪はぐれんぼ

梅田2

ひとこと:ある歌手の話。まだメジャーデビュー前の
歌手は自分で作詞作曲し、1、2枚CDを制作して唄って
ました。チャンスがめぐってきてデビューが決まり
C/Wに自作品をと提案したら担当のディレクターが
言いました。せっかく名だたる作家が書いてくれて
期待をかけているんだ、この曲をヒットさせて年末の
紅白に出場が叶うまでは自作ものは封印しろ、と。
なるほど!まさにこれくらい業界は厳しいものなのです。
さて「はじめて書き下ろす歌手」シリーズ25篇めに
想定しての書き下ろ詞は男石宣隆さん。関西方面での
活躍を聞くが早くヒット曲をと期待するファンが多い
歌手のひとりです。  (画像をお借りしました)

「水縹 ―みずはなだ― 」水沢明美

2017年03月13日 | 今日が誕生日の歌手
明美

人はだれも 好きな色が ありますよね
どんな色より すこしばかり
ちがう色の 水縹(みずはなだ)
 愛についても どこか似ていて
 こうと決めたら ぶれず曲がらず
 わが道をゆく人と 歩いています
みずはなだ
肌になじみ 厭きのこない 涼やか色
誰が名付けた 旧(ふる)い謂れ
いとし恋し 水縹
 時の流れは 停まることなく
 ことば少なの 朝な夕なも
 そこはかとなく人を 繋いでいます

生きることは 長い布を 染めあげるよう
薄い色ゆえ どんなにでも
濃くもできる 水縹
 人の出会いが 定めごとなら
 まして女は いのち燃やして
 濁りけのない日々を つらぬくのです


ひとこと:日本クラウン(クラウンレコード)の
ベテラン、水沢明美さんは今日が誕生日。
3/29発売の新曲は今までのイメージを打ち破る作品
とかで重厚感のあるビートにのせて新境地開拓の
勝負作とのこと。このブログではこれまでに
「めおと暦」「かるかや有情」の2篇を書き下ろして
きました。さて自分は以前「美しい日本語」を作詞の
手がかりに万葉集、古今和歌集などを何度も
読み返しタイトルにもしてきました。今回水沢さんを
想定したこの書き下ろ詞のタイトルは万葉集から
見つけました。「水縹 ―みずはなだ― とは藍染めの
薄い色で明るい青色のこと。人は人に出会い
心と心を寄せ合い長い布を染めあげるように生きる
ことではないでしょうか。演歌チックでないこの詞を
水沢さんならどんな情感で唄うかと想像すると
かなり吟味して書いた甲斐があるというものです。

「まいまい迷宮」パク・ジュニョン

2017年03月12日 | 今日が誕生日の歌手
パク

「今日が誕生日の歌手」シリーズの書き下ろ詞!
今日、想定した歌手は パク・ジュニョンさん。
2012年、日本でのデビュー以来めきめきチカラを
つけ前2作あたりからヒットをかさねています!

「まいまい迷宮(ラビリンス)
迷宮
まいまい あなたにあだ名をつけられた
まいまい おっとり のんびりや

それはそうかも知れないけれど
かたつむり なんかじゃありません

恋の入口 入り組んでいて
複雑 奇っ怪 ラビリンス
何日かけても かかっても
たどりつきたい あなたの胸に…

かたつむり
まいまい わたしをいつでもそう呼ぶの
まいまい くらがり こわがりや

だって一人にさせられそうで
かたつむり みたいに立ちすくむ

恋の出口は まっくらやみで
ためらい 小心 ラビリンス
ふるえる心と このからだ
すがりつきたい あなたの胸に…


ひとこと:3/12はパク・ジュニョンさんの誕生日。
このブログではこれまでに「懐郷(かいきょう)
「霧降高原」
の2篇を書き下ろしてきました。
今回は趣を変えて、彼の明るい一面を前面に
出したくて歌にフリをつけてもいいようなダンス
ナンバーっぽい書き下ろ詞です。女歌ですが
テーマパークでのデート感覚でノリ良く仕立てた。
まいまい とはカタツムリのこと。迷宮はラビリンス
 誰しも恋の始まりは互いの心の探り合い、
 ときにはこころの迷宮で右往左往の心情にもなる
              (画像をお借りしました)

「愛してトロピカル」城エリナ

2017年03月09日 | はじめて書き下ろす歌手
城エリナ2城エリナ

「はじめて書き下ろす歌手」シリーズも
今回想定した 城エリナ さんで24篇め。
SNSなどではキャンペーンや出演の活動などが
こまめに投稿されていて、とても頑張っている歌手
です!

「愛してトロピカル」

あなたは恋のマジシャンだもの
わたしの好みは分かるはず
 三日に一度 夢を見るのよ
 この肌この胸 燃えて目がさめる
  アモーレ トロピカル もいちど欲しい あつい恋
  アモーレ トロピカル 誰かをここに つれてきて
トロピカル2
別れて五年たってる なんて
やさしい他人のふりをする
 鏡の前で 泣いた日もある
 うそつき 裏切り 今は過去のこと
  アモーレ トロピカル 女は生まれ変われるの
  アモーレ トロピカル ほんとの愛を つかみたい
トロピカル
めまいは恋の前ぶれかしら
琥珀のお酒のせいかしら
 異国の街で 羽根をひろげる
 噂をきいたら それはわたしなの
  アモーレ トロピカル はじける汗を七色に
  アモーレ トロピカル きらめく夜に 翔びたいの


ひとこと:SNSなどで記事や画像を拝見すると
いつも華やかで目にとまることが多い。歌手と
して何が唄いたいか、どんな作品がフィット
するか、持論は当然あるだろうが、今回は
ゴージャスでアバンチュールな女性をイメージ
し、自由に奔放に、唄って踊れるcatchyな
書き下ろ詞に仕立てた。偶然なことに最近見た
外国の雑誌では今年の夏あたりはトロピカル系の
色彩を用いたファッションが注目されるとか。
good timing!       (画像をお借りしました)

「破天荒」桂竜士

2017年03月07日 | はじめて書き下ろす歌手
桂竜士

「はじめて書き下ろす歌手」の不定期シリーズも
今回想定した 桂竜士 さんで23篇め。
流れて津軽
1983年のデビューで歌手生活34年目のベテラン!
今では愛息・真田ナオキさんの父上として親子鷹
の奮闘ぶりです!

「破天荒」

遠慮するなよ 親だからとて
お前はお前の 道を往け
 右も左も 分からぬうちは
 泣きもしただろ 迷ったろ
  これじゃぁいかん なんとかせにゃと
  雑草魂 破天荒

うしろ向くなよ よそ見をするな
男に野望は つきものだ
 恥をしのんで よこした文(ふみ)
 俺はお前の 意地を見た
  我が子のために 全霊こめて
  後押ししようぞ 破天荒

弱音吐くなよ 負けたら終わり
その手でつかめよ てっぺんを
 やがて時代は お前のために
 風が吹くだろ 陽も射そう
  この目で確(しか)と 見ていてやるぞ
  反骨魂 破天荒


ひとこと:愛息・真田ナオキさんが2016年3月に歌手
デビューし、早いもので24日がくるともう1年。
真田ナオキ2
彼のメディア露出がますます増えた分、桂さんも
新曲を引っさげ精力的に同行するキャンペーン等が
続いているようです。SNSのおかげで書き手としての
自分も書いてみたい歌手がどんどん増えて大いに
そそられている。さて今回の書き下ろ詞はいかにも的
だと言う人がいるかもしれないが、テーマはもっと
広角で親子に限らずあらゆるジャンルで師匠と弟子、
コーチや監督と選手、職人の師弟関係などさまざまに
共通項のある詩世界だと思って書いた。
 破天荒という漢字のイメージから「めちゃくちゃ」
 「豪快」「型破りである」「乱暴」といった強引に
 物事を推し進める意味はありません。破天荒とは、
 今まで誰も成し得なかったことを行うこと。
 偉業は称賛に値するように前人未到の境地を切り開き
 その頂(いただき)に立つような行為のこ とを言います。
これぞ桂さんお得意の重量感ある男歌。ますます声援
したいベテラン歌手です!    (画像をお借りしました)

「3 ℃の雨」湯原昌幸

2017年03月05日 | 今日が誕生日の歌手
湯原ブログ

「3 ℃の雨」
こんな冷たい雨に
ぬれたことはない
からだじゅうの熱
容赦なく奪う

だけど俺にはわかってる
あいつ 棄てた罪だ 報いだと

花の色 あせるほど
あいつのこころ 変えさせた
たった一度の うらぎりが
憎さ 恋しさ ないまぜの 3℃の雨
3℃
駅を二つも過ぎて
歩きつづけてる
吐いた白い息
凍りつく夜更け

だけどもとには戻れない
あいつ 傷の痛み 抱いたまま

約束は 口だけと
あいつはぽつり つぶやいた
人を愛する 覚悟など
出来ずじまいを責めるような 3℃の雨

profil
ひとこと:湯原昌幸さんは1947年3月5日生まれです。
今日が70才の誕生日。自身のモットーは体力温存
とかで、その通りコンスタントに新曲を発売し、
ラジオ、TV、ステージ、キャンペーンとますます
八面六臂の活動ぶり。このブログでは「その先の人生」
「港ブルームーン」
を書き下ろしてきました。
今回の書き下ろ詞のイメージはブルース・ロックです。
雨が冷たい、と思う温度は何度くらいだろうと思って
調べたら、実際にからだで感じる気温(体感温度)に
よって違うとあった。でもまぁ3℃なら冷たいもの。
 愛した女を裏切り、棄てた男に降りかかる雨は
 尋常でなく冷たいだろう…あれやこれやと別れの
 いきさつを思い返してももう元には戻れない…
 すべては自分がしでかした恋のあやまちなのだから

「約束」中条きよし

2017年03月04日 | 今日が誕生日の歌手
中条きよし

おかえりが 聞こえない
ほほえみも かくれんぼ
ただいまと 声に出しても
音のない 寒い部屋

 自由に つよく生きてねと
 それが最期の 約束
 あの日 哀しいほどに
 愛 にじませて
 きみは・・・ 目をとじた・・・
約束泣く男
倖せを ありがとう
耳もとに つぶやいた
ほそい指 そっとにぎって
とめどなく 涙した

 いのちの声を 守るのが
 たったひとつの 約束
 時の 流れの中に
 愛 抱きしめて
 きみを・・・ 忘れない・・・


ひとこと:中条きよしサンは3/4が71歳の誕生日。
1946年生まれ71歳ですよ~ 見えますか? 
今もってダンディで実年令よりはるかに若い若い!
まだまだ何かやりそうな期待を持たせてくれます。
このブログでは 「ラブソングは歌わない」「酔夢」
「滅び花」「酒 淡々」「のすたるじぃ」
と5篇を
書き下ろしてきました。わたくし的には彼にしか
唄えないような書き下ろ詞ばかりでどれも気に入って
います。今回はとても哀切きわまる書き下ろ詞です。
愛するパートナーが死期の間際、約束ごとのような
メッセージを発しそれは男の胸に痛切にしみわたる…
突然の別れ、永遠の離別・・・ それでも命あるかぎり
人は生きなきゃいけない…

「雨に恋した女」山本リンダ

2017年03月03日 | 今日が誕生日の歌手
山本リンダ

「今日が誕生日の歌手」シリーズの書き下ろ詞!
今日、想定した歌手は3/4が誕生日で歌手歴51年目、
溌剌で容姿を重視しプロポーションを保ち、まだまだ
現役バリバリの山本リンダ さん!

「雨に恋した女」

いいの あなたに 棄てられたとしても
あふれる涙も ヒリヒリ傷あとも
おいでよ 流してあげるよと
雨がわたしに ささやくの

 いつの頃から 愛されるふりして
 終わりが見えても 覚悟はできてるの
 ごめんね どこにもすがれずに
 雨に恋した 女なの
雨女
髪の芯から 素肌まで
つめたいシャワーを 浴びせてよ
はずかしいほど 燃えあがらせた
男のにおいが 消えるまで
かしずくままに 打たれるバルコニー


 ごめんね どこにもすがれずに
 雨に恋した 女なの

 ごめんね 誰にも知られずに
 雨に恋した 女なの


ひとこと:山本リンダさんは3/4が誕生日。
歌のジャンルに関しては彼女は不思議なテリトリーの
持ち主です。リズムもの、バラードふう、はたまた
シャンソンふうまで幅広いのです。これまでも
そういった持ち味を生かした書き下ろ詞を4篇
ブログにUPしてきました。
「仮面劇」「YOKOHAMA VAMP ~ヨコハマ妖婦~」
「硝子の小舟」「雨が嘘をついたから」

 たとえば恋愛にピリオドを打った女性は
 その空虚さや慰めをどこに何に求める
 だろうか。酒かshoppingか食い物か
 いやいやもっとシュールでストレート
 かもしれない。愛したことの後悔や
 別れのあとの心の清算を雨で流して
 しまいたい。そんな行為に耽る女性がいても
 おかしくない。
今回は趣を変えてスイング・ジャズ風の、ジャジーな
サウンドをイメージしました。アンニュイにシュールに
それでいて思い切り楽器がむせび泣くような・・・。

『お勧めの山本リンダ3曲』
1.「狙いうち」2.「太陽の落し子」3.「ウブウブ」