❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「男の潮暦」 坂本冬美

2016年03月30日 | 今日が誕生日の歌手
坂本冬美

潮が満ちれば 命がたぎる
今が出番と 波が立つ
 両手ひろげりゃ 海 まるごとが
 俺の門出を 祝ってくれる
 月も満月 男の潮暦
満潮2
しょげてくされば 自分の負けと
雑魚がこぞって あざ笑う
 そんな昔が なお悔しくて
 這って登った 崖から見える
 世間 四面は 男の新世界
満潮1
成すも為さぬも 覚悟はひとつ
俺は信じた 道を往く
 たったひとつの お日さまだって
 明日もさすとは 限っちゃいない
 時を逃(の)がすな 男の潮暦


ひとこと:皆様!今日のこのブログ記事へのUPで、あの歌手 あのARTISTに
VIRTUAL書き下ろ詞と題した作詞が1000篇になりました。2011年4月に
ブログを開設して以来ちょうど5年の節目でもあり、総訪問者数も132543人
数え多くの歌好の方、歌手や歌詞に興味を持つ方々にアクセスいただき本当に
うれしく思います。いろいろなカテゴリのもと演歌・歌謡曲・J-POP・
シャンソン と私の持てるチカラで心を込めて一つ一つ書き下ろしてきました。
ありがとうございます。これからも一層精進の意味も込めて書いていきます。
さて1000篇めで3月最後を飾る今回想定した歌手は坂本冬美サン。
彼女は今日が誕生日。1987年3月デビュー以来、歌手生活30周年。
それに呼応するように私もチカラを込めて彼女にふさわしい、彼女の原点とも
言うべき男歌を書き下ろしました。タイトルの潮暦(しおごよみ)とは
海面の規則的な周期的昇降を言う潮汐のことで地球と月や太陽の公転および
地球の自転によって生ずる海面の昇降を言います。小潮中潮若潮大潮とあり
日によって潮の大きさが変わっていきます。それを人生にかさね合わせた
書き下ろ詞です。彼女にはこのブログでは「雨が降るように泣かないで」
「おんな雪月花」「とんがり ~林家彦六 伝」
と3篇を書き下ろしてきました。
彼女の幅広い歌のレパートリーに合わせてそれぞれ愛着のある書き下ろ詞です。
                           (画像をお借りしました)

「捨て身惚れ」 島津亜矢

2016年03月28日 | 今日が誕生日の歌手
島津亜矢2

生きるか死ぬかと 問われたら
生きて惚れぬき 死ぬほど惚れる
余計ごとなど 丸めて投げて
一生一度の 恋を背負(しょ)
それが男の 捨て身惚れ

誰にも真似など 出来やせぬ
一途通した 300日だ
酒は呑むなと 云われりゃやめる
よそ見なんかは するものか
そんな覚悟の 捨て身惚れ

火渡り氷花2
渡ると決めたら 火も渡る
氷花でも 燃やしてみせる
好かれたくって べんちゃら云えば
先を見抜いて 嗤われる
ままよ男の 捨て身惚れ


ひとこと:島津亜矢サンは今日が誕生日。昨年は二度めの紅白出場を果たした。
2001年の初出場からなぜもっと連続出場できないか不思議に思っていたので
よかった、よかった。このブログでは「ふるさと暖歌」「なんぼのもんや」
「鶯梅の春」「演歌一生」「出水平野」「哲っさま恩愛」
の6篇を書き下ろして
きました。作詞家・星野哲郎先生の秘蔵っ子だっただけに私の書き下ろ詞も
どれもそれに負けないチカラを込めたものばかりです。今回は彼女お得意の
男歌。男が捨て身になって女に惚れて恋を貫く、いいじゃありませんか!
ウナリとコブシをめいっぱいちりばめて唄う彼女の姿が浮かびます。

「淡雪川」 松村和子

2016年03月23日 | 今日が誕生日の歌手
松村和子

遅れるわけを 聞けないままに
信じて待つしか ないのでしょうか
ようやく逢える うれしさに
いいえ すこしも 寒くない
一日かぎりの 約束を
反故にしないで 淡雪の川
淡雪
ふしぎに二人 逢う日はいつも
晴れ間の見えない 日ばかりですね
人目を忍ぶ 恋ならば
それもさだめの 綾と知る
はらはらこぼれる 雪片(ひら)
衿に舞い込む 淡雪の川
欄干
雪踏む靴音(おと)が 近づくたびに
心がさわいで 落ち着きなくす
よかった 逢えた 来てくれた
うれし涙が せきを切る
思わず手をつく 欄干の
(あか)が沁みます 淡雪の川


ひとこと:桜の開花があちこちで始まりました。雪の時期のピークはとうに
過ぎましたがやっぱり雪をテーマに何作かは書いておきたいと思うので
今日が誕生日の松村和子サンを想定して書き下ろしました。松村和子サンの
歌手活動は不思議な部分がありますねぇ~。いっとき旺盛にTVなどに出演
していたかと思うとしばらくパッタリという繰り返しでまたぽつぽつと
という印象があったりで今はどこのレコード会社に所属か 新曲はどうか
と気になります。このブログでは「出船のあなた」「恋 千夜」「望郷おんな節」
「母の湯の宿」
と4篇を書き下ろしてきました。意外と書いています。
年令とともに当然張って唄う歌ばかりではなくなってきています。
きめの細かい歌唱にも変わってきました。大変結構なことです。
蛇足ながら雪をタイトルにしたこれまでの書き下ろ詞をピックアップして
おきましょう。
「こころ」 秋岡秀治
まろげ」 大月みやこ
「駒子」 香西かおり
「北航路」 梅沢富美男
花の愛」 椎名佐千子
子の札幌」 水田竜子
「おんな 唄」 上杉香緒里
「雪よ、あしたへ」 五木ひろし
「おんな月花」 坂本冬美
「しずり」 三山ひろし
「夫婦 月花」 伍代夏子
「港町に降る」 新沼謙治
の旅人」 河口恭吾
の回廊」 山内惠介
「氷みなと」 水田竜子
「みちのく手毬」 福田こうへい
「忍ぶ」 市川由紀乃
「愛は降りつもるのように」 唯文(佐藤唯文)
「如月 の宿」 三山ひろし
「昭和の親父にが降る」 鳥羽一郎
「もどり」 椎名佐千子
                             (画像をお借りしました)

「越後 花あかり」 若山かずさ

2016年03月22日 | 今日が誕生日の歌手
若山かずさ

私にそぐわぬ 名はいらないと
捨てた故郷は 寒の入り
 そんな娘に 育てちゃいない
 母の涙の 風便り
こころ静かに 受けとめますと
云えば越後は 
雪にふるえる 花あかり

大雪
ひとりで生きてる ふりしていても
だれかどこかで 見抜いてる
 窓をふさいだ 一夜の雪が
 おろか心に なだれこむ
夢を日ごとに 紡いだ人は
いつか越後の
雪に耐え抜く 花になる
花あかり
きびしさ100日 ひと冬越せば
春は来ますか 私にも
 莫迦はこれきり もう しませんと
 胸になんども 言いきかす
伏せた顔上げ 紅ひく指に
情け越後に
雪をとかすか 花あかり


ひとこと:若山かずさサンは今日が誕生日。最近あまり見かけないが元気かな?
ときおり発売される新曲もあまりに新鮮味がなくて無難な線の踏襲めいていて
全くつまらない。本人も歌手生活32年目だからもっと意欲的にならないと
他社ではどんどんヒットをひっさげて登場、活躍している歌手が多いなか
うかうかしていられないぞよ。まぁここんとこコロムビアの演歌・歌謡曲系に
目立った注目ニュースやアーティストがいないことをコロムビアにも激を
とばしたい。というわけで若山かずさサンにはこのブログでは「大阪化粧」
「おんなの京都」「横浜野毛小路」「迷路伝説」
と4篇を書き下ろして
きました。今回は北陸・越後をテーマに、妙な依怙地や言い訳で故郷を離れ
越後に流れた女性の、故郷に母に自分に対するある意味懺悔歌です。
不満たらたらの故郷でも離れてみるといかに大切なものか分かってくるもの。
寒く雪深い越後でふと見かける花がそれに気付かせてくれる…
そんな前向きな書き下ろ詞です。

「疾走雨」 五木ひろし

2016年03月14日 | 今日が誕生日の歌手
五木ひろし2

捨てた、と 男は 雨に云う
泣かせたままかと 雨が聞く
意地と涙を ぶつけあい
あと味悪く させるなら
降らせて ぬらして 骨身にしみる
疾走(はやて)
どしゃぶり
目くばせひとつも とがめられ
喧嘩の口火を 酒に吐く
別れまぎわを 舌打ちで
酒場をあとに しておいて
こうなるはずではないに と悔やむ
はぐれ道
疾走
四、五日 間を置き もとのさや
ほとほと負けたと あきれ顔
ものも云わない 男女(ふたり)より
ぶつかりあって ひとつ屋根
降らせて ぬらして 似たものどうし 
疾走(はやて)


ひとこと:五木ひろしサンは今日が68才の誕生日。1965年のデビューから
51年目。人生を歌に賭けてきたといっても大げさでなく素晴らしい!
今さらここで書くことは何もないが、ひたすら健康を祈るばかり。
このブログでは「雪よ、あしたへ」「港の酒唄」「おてんと鴉」「赦しの海峡」
「藤と鷹 ~美空ひばり生誕75周年によせて」「まっぴら」
「ミツコ星 ~哀悼 森光子さん」「娘を君と呼ぶ日々に」
の8篇を書き下ろして
きました。演歌はもちろんジャンルとしては股旅もの旅情もの役者をイメージ
したもの亡くなった人への哀悼もの歌謡曲ふうなもの、と我ながら幅広く
書いてきました。今回は久しぶりなのでやっぱり演歌だなと思いこれまでの
五木サンのレパートリーにはちょっと見かけないちょい悪オトコの書き下ろ詞
です。男も女もどんなに好きあってしても付き合いが長くなればなるほど
諍いや口けんかはあるもの。それでもすぐにモトノサヤに収まるのが
分かっている。そんな二人にときとしてお灸をすえるように
疾走(はやて)の雨が降りかかる… 

「かるかや有情」 水沢明美

2016年03月13日 | 今日が誕生日の歌手
水沢明美

棄てたお方を 恨むじゃないと
言って背を押す 浅間の煙り
小諸これきり 旅立つ朝に
衿に挿そうか はらってゆこか
情けにゆれる かるかやの花
かるかや
ひとり娘は わたしの宝
分かりますとも 母なればこそ
泣いて別れる 千曲の川に
今に降りそな 追分しぐれ
涙をさそう かるかやの雨

せまい町ほど 噂ははやい
遠くはなれりゃ 未練も消せる
右はみちのく 左は越後
行くてあてなく 乗り継ぐ駅に
秋風さみし かるかやの花


ひとこと:歌手にはキャリアや実績があり唄は申し分なくうまいのに
なかなか大きなヒットに出会えずそれでも奮闘している人がいる。
メジャーなレコード会社に所属し発売曲も相当な数がありながら
事務所サイドか活躍のエリアかいろいろむつかしい部分は外部からは
分からない。クラウンレコードのベテラン水沢明美サンは今日が
誕生日。1990年のデビューから46年目。このブログでは「めおと暦」
書き下ろしていて久々の登場。今回は かるかや という野原に生える草を
モチーフに好きな人をあきらめわが娘に想いを残す母と別れ故郷をあとに
する女の叙情歌。白い綿毛が多数ついて風にのり飛散する かるかや に
かさねあわせばなおさらせつない・・・

「5年という風」 3.11東日本大震災に思いを寄せて

2016年03月11日 | 東日本大震災 勇気歌
もう5年たったね 人は言う
まだ5年だよ
たった5年だよ
残された わたしたち

なぜ 父さんだったの
なぜ 母さんだったの
どこからでもいいから 早く帰っておいでよ

なぜ ぼくが残ったの
なぜ ぼくだけが生きているの

 なにもかもなくなってしまった
 小高い丘のあちこちで
 枯れ枝を風がゆらしている
鳥
5年という風は
木々にとまる鳥の声さえも止め
埃りくさい風は 花も咲かせない

5年という風は
海だけをおだやかにして 青い
海2
まだ5年だよ
たった5年だよ


ひとこと:東日本大震災から5年、忘れてはいけない日がきた。
被災をまぬがれた者として、何が出来るか、何をしなければいけないか
発生から今日まで、物書きとして、折に触れ
東日本大震災 勇気歌と題して、言葉に思いをかさね
26篇の詞を書き下ろしてきた。その間いろいろコメントや反響をいただいた。
今日、このブログを見てくれる人たちには
今一度26篇の詞と今日新たな書き下ろ詞をとおして、哀悼の気持ち、
復興への願いを共有したいと思う。
 残された人たちの、亡くなってしまった人への言いつくせない思い
 答えのない問いかけ・・・ 5年という風は無言のまま今日も被災地に吹く・・・
                       (画像をお借りしました)

「親亀子亀」 三笠優子

2016年03月10日 | 今日が誕生日の歌手
三笠優子

淀んだ水から もたげた首で
何を見ている どこ見てる
可笑しかろうよ 世の中の
人のせわしさ 競い合い
葦の葉かげに こぼれ陽させば
日がな うたた寝 親亀子亀
亀
声は持たない 鳴くこともせず
亀は亀なり 親も子も
つかず離れず 万年を
生きるつよさよ けなげさよ
上手(かみ)で遊んで 下手(しもて)で泳ぎ
気まま三昧 親亀子亀
亀2
しばらく見ぬまに 大きくなって
やがて子亀も ひとり立ち
冬眠(ねむり)とおした ひと冬を
越せば陽もさす 新世界
堅い甲羅に ぶつかる石も
ひょいとひと越え 親亀子亀

呑川

ひとこと:三笠優子サンが久しぶりにBSの30分ものの歌番組に出ていた。
しばらくTV等では見なかったのであれっと思っていたが元気でよかった。
番組では作品づくりにまつわる裏話を披露していたりこれまでの逸話なども
聞けて興味ある出演だった。三笠優子サンは今日が誕生日。歌手デビューは
1977年だから今年が39年目。来年は40周年だ。夫婦ものや時折の男歌は
お手のものだが特筆すべきは今は少なくなったジャンルでもある股旅ものを
しかも女性歌手で唄えるのは三笠サンが随一だろう。島津亜矢などもその
一画を担ってはいるがまだまだ技巧と声量のみが先立ち三笠サンの自然流
には至っていない。このブログでは「母ざんげ」「浪花の千代さん」
「めおと海峡」「写真帳 ~アルバム~ 」「夫婦泣き笑い」
の5篇を書き下ろして
きました。なかでも「浪花の千代さん」は実在の人物で浜木綿子サンの
主演で舞台にもなった結構思い入れのある書き下ろ詞。
玉つき屋今回は約3年ぶりの登場だがこれまでには
ちょっと類のない、言ってみればロハスふうほのぼの人生応援歌とでも
名付けたい書き下ろ詞を試みた。モチーフはカメ。
近所の緑道沿いを流れる小さく細く長い川には冬眠を終えると大小の亀が
毎年どこからか出てきて顔を出す。草々が生え石があり水辺に咲く花々の
暖かな季節は特に微笑ましく映る。亀をモチーフにしてそれが演歌にまで
転化できるのは我れながらしてやったりと嬉しい限りだ。
この「今日が誕生日の歌手」シリーズは初めにその日が誕生日の歌手ありき
が前提だから想定した歌手が決まれば次はタイトル。歌手には今までの
亜流の詞に捉われず出来るだけ斬新な書き下ろ詞を心がけているが
こういった詞をコブシころころ所々ウナリも入れてとなると当然三笠サンの
独壇場だ。RCAからRVC、BMGからキングへといよいよ40周年。
ベテラン健在ぶりを異色作で勝負するのも三笠サンにはお似合いだと思う。
                         (一部画像をお借りしました)

「港ブルームーン」 湯原昌幸

2016年03月06日 | 今日が誕生日の歌手
湯原

ブルームーンが浮かんでる
二人は三年 この日を待った
ぬれるその眸に くちづけすれば
キミは今夜 ミューズ(女神)に変わる

 あと もう一度 この満月を
 見れば 幸せになれるから
 今よりもっと 大切に
 今よりもっと 愛したい
ブルームーン

ブルームーンの港町
霧笛が遠くで せつなくむせぶ
風にゆられて 身をよせ合えば
キミの香り ヴェールでつつむ

 ひと月 二回 この満月を
 見れば 幸せになれるから
 二人はずっと 信じあい
 二人はずっと 生きてゆく


ひとこと:湯原昌幸サンは3/5が69歳の誕生日。なんてたって自身のモットーが
体力温存!というのだから若い若い!男は年をとっても服装や見た目は大事。
その点湯原サンは芸能人ということを差っ引いてもおしゃれで派手めなものが
よく似合う。歌手はノッる時期はすべてがいきいきと見える。新曲は出すし
TV出演も多いし地方の番組だってどんどん出かける。3月20日に大阪のホテルで
「日本作詩大賞・優秀新人賞」のパーティに受賞曲「ぜんまいじかけ」を
引っさげてon-stageのショーがあるが楽しみ!

このブログでは「その先の人生」を書き下ろしていますが久しぶりの登場となる
今回はアダルトなラブソングです。季節の長さは3ヶ月なので通常は3回
満月になる。季節の中に4回満月があるときにその3つ目をブルームーンといい
次は2016年5月21日が予定の日だそうです。
近年では「ブルームーンを見ると幸せになれる」という言い伝えが言われるようになっていることをモチーフに恋人たちの幸せを書き下ろしました。

「雨が嘘をついたから」 山本リンダ

2016年03月05日 | 今日が誕生日の歌手
山本リンダ
そんなつもりはなかったと
今さら言っても遅いわね
約束の場所に 降る雨が
あなたは来ないと ささやいた
 逢えばどうなることぐらい
 分かっていたの 覚悟もしてた

 雨が嘘をついたから
 わたし またひとつ 
 愛を裏切ってしまった・・・
雨の嘘

どうせ終わりは見えてると
独りでいるたび言いきかす
なにもかも知ってしまったら
あなたは黙って 遠ざかる
 いくら心で拒んでも
 少しでいいの 愛されたいの

 雨に嘘をつかれても
 今は あなたしか
 愛をくれる人いなくて・・・


ひとこと:山本リンダさんは3/4が誕生日。若いといっていいのか元気というか
とにかく溌剌としている。容姿を重視しプロポーションを保ち、まだまだ現役は
やはり敬服に値する。このブログでは「仮面劇」「YOKOHAMA VAMP ~ヨコハマ妖婦」「硝子の小舟」の3篇を書き下ろしてきました。歌のジャンルに関しては彼女は不思議なテリトリーの持ち主です。
リズムもの、バラードふう、はたまたシャンソンふうまで幅広いのです。
これまでもそういった持ち味を生かした書き下ろ詞です。
今回はしっとりとしたバラードふうの詞。そんなつもりはなくっても
ちょっとした行き違いで愛が壊れ、失くす場面に出くわす…そんな女ごころ。

「のすたるじぃ」 中条きよし

2016年03月04日 | 今日が誕生日の歌手
中条きよし2

街はどこも 姿を変え
人は出会い 行き過ぎる
遠くはなれた あの街を
この頃何度 思い出したろう

 昨日がどうで あしたはどうなる
 考えても なんにもならない
 燃えつきるには まだ早い
 いつだって 帰れるじゃないか
 何かもうひとつ
 証しを残したい


齢をかさね 仲間は逝き
記憶さえも 薄れゆく
眠りそこねた 夜更けには
寝返りばかり なぜかくり返す

 昨日がどうで あしたはどうなる
 考えても なんにもならない
 あと半歩だけ 前に出よう
 誰かしら 出会えるじゃないか
 のすたるじぃは 
 も少しあとでいい


ひとこと:中条きよしサンは今日が70歳の誕生日。1946年生まれ70歳ですよ~
見えますか?今もってダンディなで実年令よりはるかに若い若い!
まだまだ何かやりそうな期待を持たせてくれます。
このブログでは「ラブソングは歌わない」「酔夢」「滅び花」「酒 淡々」
4篇を書き下ろしてきました。約1年ぶりの今回は今の中条サンの心情に添った
モノローグ的なバラードふうの書き下ろ詞です。きれいごとではなく いい歌を
唄いつづけてほしいものです。