新シリーズ《X'mas・年忘れ ディナーショー》
演歌・歌謡曲系の歌手に絞って
開催日順に書き下ろしていきます
今日想定した歌手は 松原健之 さん
●12月13日~18日にかけて各地で
ショーがあります!
「幻燈機」
いろんなもの ためこみすぎて
どれが大切 なにが必要
わからなくって ・・・ こころ
あの人どこ どのあたりに
しまいこんだか 映し出せない
まるで 古びた 幻燈機
暮らしはじめて きめたこと
わたしから 甘えないと…
出会った頃 くちに出した
好きよ 好きよも 言わないと…
モノクロなら あまりに過去(むかし)
これはいつ頃 場所はどこさえ
めんどうがってる ・・・ こころ
あの人もう もう今では
なにもつぶさに 映し出せない
まるで 古びた 幻燈機
そして別れて 気づくこと
退屈な 夜がくると
他愛もない おしゃべりさえ
壁を 相手に するばかり
ひとこと:いつか大きなヒットが、今にヒットが
と期待したい歌手の最上段にいるのが松原健之サン。
彼のcapacityが広いため男歌女歌に限らず
演歌でもなし歌謡曲でもなし歌曲とまではいかず
J-POPでは毛頭ない。一つに絞り込む必要はないが
聴き手からすればなんでもお行儀よく歌いこなす
器用貧乏のイメージだけは持ちたくないだろう。
2013年に遡って作品を見ると作家陣がほとんど
違っている。それは制作陣の意図かもしれないが
模索とも受けとれる。松原健之サンにはこれまでに
「坂の下の古い店」「伊豆恋情」
「ひとり・・・ 追憶」「彼のおはよう、私のおやすみ」
「あなたが帰ってくる朝は」「花手紙」と6篇を
書き下ろしていていくつかは多くのアクセスを
いただいた。そういう自分とてさまざまなテーマと
モチーフで書いている。
今回は愛した人と別れたあと思い出そうとしても
心のどこにいていつどこでのことなのかさえも
モノクロ化してしまった女性の孤独を幻燈機に
例えた書き下ろ詞。シュールにドラマチックに
これぞ松原健之サンの真骨頂。(画像をお借りしました)