❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「まよい路」 佐々木秀実

2012年01月29日 | J-POP男性歌手
佐々木秀実
幾度目かの朝
ようやくあなたを見かけ
走り寄ろうとしても 
線路の遮断機は なかなか上がらない
私は目をこらし
あなたがいてくれることを願う
言いたいのは ただひとこと
「もういちど 戻ってきて」

踏切

何分かが過ぎ
踏切をわたる人の
急ぎ足のなかに
あなたは見当たらず 私は立ちすくむ
ま白いワイシャツと
小粋なネクタイの色が映えて
相変わらず おしゃれな人
愛までもスマートだった

風がつよくなってきた
哀しみが吹きこまないよう
衿を立て ひと駅ぶん歩きつづける
私のしていることは 間違いだろうか

まよい路を 抜け出せない
いさぎよく あきらめ切れたら
この街に来ることなど 二度とないものを
私のゆがんだ愛に 終りが見えない


ひとこと:佐々木秀実サンをいまだに女性だと思っている
人が多い。いっときTVのコメンテーターなどという
まやかしい出演をしていたので、非常に残念だったが
今年はBunkamuraなど、歌のほうで本領を発揮してくれる。
阿久悠氏が見出しただけあって、その歌唱力はお墨付き!
このブログでは昨年2/11に「もう一度ノクターン」を書いた。
今回は、愛した人を忘れられない女性の心情を
まよい路にたとえ、シャンソン風に仕立てた。

「薔薇の再会」 三代目コロムビア・ローズ

2012年01月28日 | 演歌女性歌手
コロムビア
たった一つの イニシャルだけを
カードに書いて 届いた薔薇の花束(はな)
あなたしかいない 愛したあなたです
一年の空白(ブランク)を 埋めるように
とけてゆく わだかまり
 会えますか 会えるなら
 わたしは待ちます 会えるまで
 最初に出会った あの画廊(ギャラリー)
薔薇
いつもあなたが 来てくれる日は
必ず買った 一輪 薔薇の花
あなただけでした 信じていた人は
運命のいたずらに 逆らえずに
お別れを 言いました
 一日も 片時も
 忘れずいました 好きだから
 やさしい笑顔で また抱きしめて


 許されて 許しあい
 なみだもうれしい 再会に
 あなたにあずける この心まで


ひとこと:2004年にコロムビアの鳴り物入りで
デビューした彼女も今年で8年目。
シングルもコンスタントに発売しているが
決定打はまだ無い。
作曲家・水森英夫氏の門下生でありながら
作品的にも歌唱法にもインパクトがないのは残念。
伝統あるコロムビアの看板を芸名に持つのだから
私ならいっそ、そのものズバリRose(薔薇)をモチーフに
と思いたった。
とはいえ既に「蒼いバラの伝説」というオリジナルを
発売はしているのだが。

「北の港駅」 鶴岡雅義と東京ロマンチカ

2012年01月27日 | 演歌男性歌手
ロマンチカ2

雪にとざされ お前の乗る汽車が
止まって もいちど 引き返す
そんな夢見て 目がさめる
 だまって行かせた 北国は
 さだめの雪降る 無情の町か
 泣かせてくれるな いとしい女を

別れなければ お前もこの俺も
くらやみばかりの 恋だった
それがいいのか 悪いのか
 身も世もふり捨て ふたりして
 越えればよかった 旅路の果てに
 意気地のないまま こわれた恋よ
豪雪
カモメこごえる さいはて港駅
お前はひとりを 耐えながら
春の日差しが ほしかろう
 ふたたび出会える 日があれば
 命のかぎりに 愛してやれる
 迎えにゆきたい いつかはきっと



ひとこと:1965年に結成し、数々のヒットを飛ばした
このグループも今年で47年目。
御大・鶴岡雅義は78歳、三條正人は68歳。
両者の年令はともかく、いやはやその名が現在も生きていて
活動していることの偉大さ!感服の至り。
2003年に三條正人が再びロマンチカに復帰している。
彼の歌唱法は、その声質もさることながら
その抜け方がまことに魅力的で
中音から高音に変わるとき、ファルセットを
多用していないのにまるでビロードのような発声をする。
さすがにピークの頃の声量は落ちたが
そこはそれなりに長年培ったプロの度量で
丁寧な歌唱を聴かせている。
相棒の浜名弘は急逝したが、ロマンチカの名を消さぬためにも
ともに元気でいてほしいものだ。
ムード歌謡というジャンルも今では昭和の業界遺産だが
それだけにこのグループの存在意義は大きい。
レキント・ギターは今なお健在。
この詞も、その哀愁帯びた音色を根底に
彼らお得意の北ものを書いた。

「走り雨のブルース」 山内惠介

2012年01月26日 | 演歌男性歌手
山内惠介
雨の海ぞい 車の帯が
赤く流れて 夜が去く
ガラスの窓に 押しつけた
肌の火照りは 誰のせい
見ないで… いいえ もっと見ていて
あなたに燃える 恋は女の 走り雨
渋滞
いつも逢うたび 指輪をぬいて
あなたひとりの 女(ひと)になる
からだは熱く ぬれてても
のどが渇いて たまらない
許して… いいえ やめにしないで
あなたが欲しい 恋は女の 走り雨

帰らなくては 壊れてしまう
帰りたくない どうなろうと
時計をわざと 遅らせて
残り時間を 遠ざける
つらいわ… いいえ とてもせつない
あなたがすべて 恋は女の 走り雨


ひとこと:昭和歌謡を思わせるブルース演歌が
流行りそうだと先日も書いたが
同時にブルースとタイトルがつく演歌を聴きまくった。
青江三奈や緑川アコ、アローナイツなどが最高で
意外と隠れた作品にいい曲があるもんだ。
そうなるとますますブルース調が書きたくなって
外を見たら久しぶりの雨。
季節はずれの海辺のシティホテルでは
男と女の密会のドラマがありそうな…。
そんなシチュエーションで出来上がった。
テナーサックスのイントロは猪俣公章作品の定番だった。
存命なら間違いなく山内惠介クンにも
楽曲を書いていたでしょうに…。
あ~懐かしい昭和!猪俣メロディー!


「恋 千夜」 松村和子

2012年01月25日 | 演歌女性歌手
松村和子

ついてゆくわ と その眸にすがり
深みにはまる 恋ヶ窪
からだ海老ぞり うしろ手に
ふいに抱かれて 火を噴く乳房
なさけないほど 焦がれて炎えて
たたく地獄の 裏扉
地獄絵
悪い人でも 訳ありだろうと
惚れたら命 剣ヶ峰
暗い闇路を 手さぐりで
どこへゆきつく 女の宿命(さだめ)
肌が乾けば 心も渇く
見抜くあなたに またすがる

堕ちてもがいて また這いあがる
たどれば見える 夢ヶ崎
生きて死ぬより 惚れぬいて
灰になるまで あなたに一途
決めた想いを 燃えたぎらせて
夜をいろどる 恋千夜



ひとこと:ラジオの歌謡番組で松村和子が
パーソナリティをしているのを聴いた。
ここ数年、着実に歌手活動に復帰して
結構、TVの歌番組などにも登場している。
「帰ってこいよ」のイメージばかりが強調されるが
彼女も年齢的にも円熟の世代。
だから思い切って『おんな』を正面から唱う
情念の詞を書いた。
押すばかりの歌でなく、引いて溜めて吐き出す
そんな作品になればgood!

「道玄坂ブルース」 夏木ゆたか

2012年01月23日 | 演歌男性歌手
夏木ゆたか
違ったかしら あの人は
元カレだったわ よく似ていたわ
小路を入る ふたりづれ
心さわげば 街路樹も
ゆれて枯葉が 舞い落ちる 
渋谷 たそがれ 道玄坂は
女ひとりの みれん町
道玄坂
神泉あたりに 部屋を借り
一緒に住むのを 夢見ていたの
ネオンの色に 染まるより
わたし あなたに 染められて
しゃれた女で いたかった
渋谷 さざめく 道玄坂は
女泣かせの なみだ町
隠れ家
お一人様の 隠れ家で
ワインとディナーの ハピーバースデー
時計を見れば 午前2時
行ってしまった 終電車
いいの 朝まで ひとり酔い
渋谷 真夜中 道玄坂は
女ごころの 忘れ町


ひとこと:ラジオ日本の息の長い看板番組
「夏木ゆたかのホッと歌謡曲」は毎日
多彩なゲストと企画で厭きさせない。
ほっと2
夏木自身も過去には何枚かのシングル発売もあって
歌手としてもいちもく置いて異議はない。
このブログでは一昨年12/19に
「星港~STARDUST HARBOR」を書いたので
ファンの方はそちらも見てほしい。
ところで今年はブルース演歌がキーワードらしい。
すでに何人かが、~ブルースというタイトルの
新曲を発売、あるいは予定をしている。
そんなわけで今回、彼を想定してこの詞を書いた。
渋谷はなんといっても多種多彩な街。
今、話題の単語なども取り入れ
ややアップテンポなブルースを想像してもらえばいい。

 

 
  

「愛の疑問符 ~Un signo de interrogación del amor」 トリオ・ロス・ペペス

2012年01月22日 | 歌謡曲男性歌手
torio

許してあげるわ あなたの嘘は
ここしかないのよ 帰ってくる部屋は
一度目は見ないふり 二度目は噂だけ
困らせないで あなたは若いけど
わたしは愛だけが 生きがいの女なの
どんなにつらい 想いをしても
死ぬまであなたを Quiero amarlo

感謝をしてるの わたしの過去を
癒してくれたわ 出会ったあの夜から
年の差は気にしない 言わせておこうよ と
いい人なのに あなたの美貌には
誰でもふりむいて いぶかしげな目をするわ
抱かれるたびに 涙が出ても
死ぬまであなたを Quiero amarlo

わたしは愛だけが 生きがいの女なの
どんなにつらい 想いをしても
死ぬまであなたを Quiero amarlo


ひとこと:新聞でとっても懐かしいグループの記事を見た。
「トリオ・ロス・ペペス」という、日本のラテン界を代表する
「愛のふれあい」をヒットさせたグループといえば
ご存知の方もあるでしょう。
ずいぶん以前になるが、羽田の東急ホテルでのショーを
見たことや、あの有名な「トリオ・ロス・パンチョス」が
来日したときのステージで共演したのを見たりで
懐かしいのです。その「トリオ・ロス・ペペス」が
3月17日に『ポピュラー音楽祭 in Hibiya』に出演です。
hibiya
今は歌謡曲としてのレコード(CD)発売は
何もしていませんが、懐かしさもあって詞を書きました。
若くてイケメンの男性との恋愛を失くしたくない、という女性の
想いをラテンのメロディーを思い浮かべながら
Quiero amarlo=あなたを愛したい という内容です。

「コクられてMy Darlin'」 水樹奈々

2012年01月21日 | J-POP女性歌手
水樹奈々
不思議なことってあるものよ
だってあのヒト 彼女いるのに
「ひと目見てから 好きだった」なんて
チャラいジョーダン 言わないで

アタシの恋はいつだって
ドンデン返しで始まるの
四方八方 見渡せば
10位以内のシード権
持ってるオトコはいるけれど
つまり、結局、最後には
ワイルドカードに魅かれるの

「オレの心の合鍵は
 キミに持っててもらいたい」
ya!ya! どこから拾ったコトバなの?
yei!yei! スイート・チョコよりとろけちゃう
アタシ完全 ノック・アウト!
コクられ コクられ コクられて
あなた アタシの My Darlin'
合鍵

お願い言ってもいいかしら
ちょっとその指 見せてほしいの
う~ん 細くて長い指 そうよ
はまる決め手は これなのよ

アタシの趣味はムカシから
細身なオトコに感じるの
顔は二の次 三の次
クリエイティブならOKよ
新宿 渋谷は ありきたり
意外、まさかの 穴場でしょ
青山 池袋(ブクロ)がお目当てよ

「キミはおしゃれが抜群で
 オレに最高 似合うひと」
ya!ya! それって本気で 言ってるの?
yei!yei! フレンチキスなら許しちゃう
アタシすっかり Fall in Love!
コクられ コクられ コクられて
あなた アタシの My Darlin'


ひとこと:声優、歌手、ナレーターとして
ブレイク真っ最中の水樹奈々。
声優デビューは1997年。2000年には歌手デビューを果たし
2009年には「NHK紅白歌合戦」に声優が歌手として出場し
初の快挙となった。
なんといっても彼女の成功は学生の頃からのガンバリに
由来するだろう。
彼女の活動の履歴を見ると、おっ恐ろしく膨大な仕事量だ。
しかし、元はといえば演歌歌手をめざしていたから
次回は是非、演歌を書いてみたいものだ。
とりあえず今回は、彼女の持つキュートな魅力を
前提に、今風に軽快なPOPSに仕立てた。
というわけで、この記事を書いていたら
深夜、BSで彼女の特集を放送していた。
偶然とはあるもので、それに見入ってしまったが
感じたことは、1に観客に対する旺盛なサービス精神を
惜しまないこと。
2にブレーンやスタッフが確固とした信念のもと
彼女をサポートしていること。
いやはや、感心した。

「津軽めおと」 吉幾三

2012年01月20日 | 全国ご当地歌めぐり 演歌
吉幾三

雪は今年も 屋根を越え
十日つづきの 零下5度
慣れているとは いうものの
しばれるねぇ なぁ母ちゃん
すべるな 父ちゃん 雪下ろし
アイヤ アイヤと
津軽めおとの きずな節
雪下ろし

息子 娘も 町に出て
広くなったよ この家も
炉ばた囲んで いた頃が
なつかしねぇ なぁ母ちゃん
呑もうか 父ちゃん やかん酒
アイヤ アイヤと
津軽めおとの なさけ節
やかん酒

春のたよりが 聞こえたら
行ってみようか 湯治場へ
おらが自慢の ふるさとで
けっぱろねぇ なぁ母ちゃん
たのむよ 父ちゃん この先も
アイヤ アイヤと
津軽めおとの きずな節

湯治場


ひとこと:このブログを開設以来、演歌系でUPしていない歌手がごくわずかいる。
そのなかの一人だった吉幾三サン。
基本的に自分で詞や曲を書いて唄う人は、やはりはずして来たのだが、
個人的な考えとしては広く外部からの詞や曲を取り入れることによって
また新生面が生まれ、ファンの開拓にもなろう。
というわけで「ご当地歌めぐり」は青森をテーマだが
青森といえば、やはりこの人をおいて無い。
しかも今年は絆もの、夫婦ものが流行るらしい。
それをベースに、今までの吉サンにはない七五調で、万人に好まれそうな詞をめざした。
紅白歌合戦も2001年以降、出場を果たしていない。
これはまことに残念なことで青森県民のためにも今年は奮起してもらいたいものだ。

「幸せのつくり方」 太田裕美

2012年01月19日 | 東日本大震災 勇気歌
太田裕美
うらやむことや 欲しがることを
ほんの少し 我慢して
家じゅうを 見廻せば
足りることに 気付いたの

せつないくらい 悲しいくらい
二度と手には 入らない
たからもの 失った
人の想い わかるでしょう

 幸せは 数や大きさじゃない
 幸せは 自分だけのものじゃない
 私が私を 好きなように
 誰かの心に 寄り添いながら
 その日その日が 暖かになりますように

無口になって 気を滅入らせて
モノに当たり 壊しても
喜ぶのは だれひとり
いないことを 知るでしょう

しまっておいた 写真のなかの
友はみんな 笑ってる
あの頃に 戻れたら
歩く道が 見えるはずよ

 幸せは 過去や昨日じゃない
 幸せは ひとり占めのものじゃない
 あなたがあなたを 生きるために
 すべての出会いを 受け入れながら
 今日やあしたを 心待ちできますように


ひとこと:1974年に本格的に歌手デビューした彼女も
なんと今年で38周年め。
デビュー曲「雨だれ」発売にあたって、全社的に
強力プッシュした頃を思い出す。
1/20は彼女の誕生日でもあり、ふと何かしら書きたくなった。
阪神
1995年(平成7年)1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」の
17年めの追悼NEWSを見て、また東日本大震災とも併せ祈祷した。
そして東日本大震災 勇気歌の20作目として詞を書いた。
彼女の持つ、やわらかな歌唱が人々の心に届くようにと願いつつ。

「女神」 木の実ナナ

2012年01月17日 | 歌謡曲女性歌手
木の実ナナ2
人生の半ばを過ぎて
わたしの心に 女神が宿ったの
自由に生きて ふるまって
思いがけない アクシデントも経験したわ
 だけど 神様は見ていてくれた
 わたしをまだ 
 連れて行くわけにはいかない と

いくつもの愛とか恋が
かなわず来たこと 女神は知ってたの
わたしの道が ある限り
逃がしたくない good luck を優先したの
 そして 神様は微笑んでいた
 あなたはもう
 肩の荷をおろしていいのよ と

女神

 たぶん 神様はわかってくれる
 あなたがまだ
 したいことあるならしなさい と


 いつか 神様にこういうつもり
 わたしをまた
 女性に生まれ変わらせて と


ひとこと:新年早々、木の実ナナさんが
テレビとラジオで元気な姿を見せていた。
下北沢での舞台の意欲も満々で
あの満面の笑顔が印象的だった。
シングル発売はもう長いこと聞かれないが
今年は歌にも意欲を見せてもらいたい、と ふと思ったら
素敵な詞が浮かんだ。
歌というものは、歌う人の印象をあまりストレートに特定して書くものではない。
しかしシャンソン風に、とイメージを設定すれば切り込みも斬新でないと。
昨年は7/12に「愛の不条理」をUPしたが
そちらも大人の女性の内面を書いたものだ。

「終恋」 尾鷲義人

2012年01月16日 | 演歌男性歌手
尾鷲義人
なんでもないふり出来るから
別れるまえに その女性(ひと)に会わせて
わたしになくて そのひとにある
やさしさという名の 愛を見たいから
 打ちのめされて はじめて気付いたの
 あなたが欲しかったのは
 すべて受け入れる 愛だということ

よけいなことなど言わないわ
素知らぬ顔で さりげなく飲ませて
むかしも今も 好みはおなじ
年上でやせてて 指の長い女性(ひと)
 知らないことが あまりに多かった
 激しく求めた夜は
 古い傷あとに ふるえていたのね
クローサー
もう会うことなどないでしょう
わたしのことは なにもかも忘れて
心に棘が 刺さったままで
虚しさを引きずり ひとり生きてゆく
 月日がたてば すべてが闇の中
 それだけ信じていれば
 なにも怖くない 涙も渇きも


ひとこと:1989年デビューの彼も23年目を迎える。
そして1/16は45歳の誕生日。
シングルはここ2年くらい発売していないが
演歌の宝庫、日本クラウンに所属していながら
どうしたことだろう。
このブログでは昨年1/18に「しぐれ橋」を
UPしたが、これはかなりチカラと期待を込めて
書いたものだった。
今回は歌謡曲調で、愛しているのに別の女性に
心が移った男に対する女心を書いた。
しかも、その女性を見てみたいという
すこし映画チックな設定。
いずれにしても、歌唱力は定評ある尾鷲だから
今年は奮起してほしいものだ。


「その次の女」 ジェロ

2012年01月13日 | 演歌男性歌手
ジェロ3

会いたいときに会えなくたって 
それはあたり前
初めから承知で はじまった恋
陽だまりを知らない花は 
逆につよい花
露にぬれ夜毎に 
ひたすら咲くために耐える
 その次の女だとしても 
 愛があればいい
 ひとりで淋しがるより 
 満たされるなら
 あの人のための 私になれる
夜露の花

知らないことは知らないままで
それが決まりごと
少しでもさぐれば 傷になるだけ
ほしいものそろえるよりも
ここはかくれ部屋
好きにして甘えて
みじかい時間でもうれしい
 その次の女だとしても 
 夢を抱いている
 誰かに噂されても
 背中向けずに
 あの人を決して みじめにしない

 その次の女だとしても 
 愛に生きてゆく
 眸と眸でかわす約束
 繰りかえすたび
 あの人はいつも やさしいままで



ひとこと:ジェロが低迷している感じ。
昨年はミュージカル「ブルース・イン・ザ・ナイト」で
演劇に初挑戦したが、歌手としては「海雪」につづく
インパクトある作品がない。
このブログでは「肩身」と「ごめんなさい」を
UPしてきたが、今回の詞はちと長い。
それはわざとであって曲がつくなら
3連符でたたみかけるような、独白するような線を狙った。
世の中には意外と「その次」の立場の女性もいるだろう。
そんな人でもそれなりにシアワセを感じているもの。
すこし斜にかまえて、愛や恋に生きる女性に興味がある。

「私を愛した男たち」 森本英世

2012年01月11日 | 歌謡曲男性歌手
森本
傷つけあったわけじゃなく
恨んだこともないのです
どうして愛は 枯葉のように
涙の河を 流れるのでしょう
 夢中になって 恋い焦がれ
 そして半年過ぎる頃
 男の心は 冬もよう
 私はおもたい 雪を抱く

かさねる肌の相性が
合わないままの 反比例
どんなに好きで 求めてみても
不幸な夜に 沈んでゆくだけ
 便利なだけの 女なら
 べつに私じゃなくていい
 男はお酒に 逃げられる
 私はかさつく 夢に泣く

あきらめ悪い 女だと
聴いたことある声がする
男は過去(むかし)を 嘘にして
私はちらつく 影を踏む



ひとこと:森本英世は1/11が誕生日。
今はもう唄っていないのかなぁ~。
昨年は4/16に「プライバシー」をUPしたが
意外とアクセスが多かった。
ファンとはありがたいもの。
どこかで誰かが森本英世を検索している。
彼のジャンルはなんといってもムード歌謡が真髄。
愛し愛され捨てられて、それでも女は男のぬくもりを恋しがる。
そんな女性をテーマの詞。


「父子演歌節」 平川幸男&秋岡秀治

2012年01月09日 | デュエット
平川2
(平川)
親であろうと 子だろうと
勝つか負けるか 河内軍鶏
口で叱って 心で誉めて
今日まで歩いた 父子(おやこ)みち
生駒おろしも なにくそ魂
ひと節唄おうか 演歌節


秋岡秀治
(秋岡)
好きな道なら 迷わずに
前に進めと 背を押した
あの日あのとき 梅田の駅で
涙をこらえた 父子旅
先は長いと 通天閣を
見上げりゃ夜空に 星ふたつ


(秋岡)
愚痴は言うまい こぼすまい
浪花人情 こころ杖

(平川)
やっとおまえも 一人前と
注されつ注しつの 父子酒

(秋岡)無理はするなよ 
(平川)背伸びはするな
(二人)似たもの父子の 演歌節 


ひとこと:1/5のラジオ日本 「夏木ゆたかのホッと歌謡曲」に
秋岡秀治さんとその父、漫才師Wヤングの平川幸男さんが出演。
ほっと
平川さんはもともとは歌手志望だったというだけあって
ず~と以前に出した「楽屋人生」がお気に入りで所蔵しているが
なかなか渋い歌を聞かせる。
昨年は芸能生活55周年。
こういった父子共演はラジオならでは好企画。
いっそ二人のデュエット盤を、と思い
秋岡さんと平川さんの父子の絆と
出身の大阪をテーマに詞を書いた。
実現するといいですね~。