❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「漁節」渡辺要

2017年06月30日 | はじめて書き下ろす歌手
★クラウンレコードの渋いベテラン、渡辺要サン。
1992年歌手デビュー以来25年が過ぎた。
歌の表現に独特の《語り》を持つ《要節》といわれる魅力を
引き出したくて彼には珍しい《海もの》を書き下ろしました。
「はじめて書き下ろす歌手」シリーズ49作目です。
か1

漁節(りょうぶし)

か4
そうか、決めたか 漁師になるか
男十九の 門出が来たか
面と向かって 聞いてはないと
親父 愚痴って 案じていたが
その親にして この子あり
俺もうれしい 我がことのように
か3
だよな、昔の 三割減か
どこの漁場も 厳しゅうてならぬ
おまえみたいな 若い衆増えりゃ
女子(おなご)(さかな)が わんさと揚がる
大漁旗を はためかせ
ともに飲(や)ろうや 大吟醸を
か2
いいか、よく聞け 粗末にするな
命あっての 船乗り稼業
(じい)は親父へ そのまた子へと
汗と血潮(しぶき)の 三代船だ
魔物の海に 義を尽し
一人立ちまで 気張ろうじゃないか


ひとこと:言わせてもらえば歌謡界でもっと評価されて
いい日本クラウン(クラウンレコード)の渡辺要さん!
いろいろ苦労もあったようだが新曲も発売し、奮闘している。
 漁を生業にする男たちにも海を知り尽くす年季やキャリアが
 ものをいう。若者が親父にならって漁師になるという…
 仲間の先輩漁師との会話形式で心構えや想いを語り、
 親子三代、共に仲間ができることへのうれしさ、喜び、
 厳しさを唄う応援歌に仕立てた。(画像をお借りしました)

「よりそいびと」真木ことみ

2017年06月29日 | 今日が誕生日の歌手
真木ことみサンは今日が誕生日。1991年のデビュー
以来26年が過ぎた。彼女にはこういった落ち着きのある
《ぬくもり演歌》が声質と相まってピッタリはまる!
●シリーズ「今日が誕生日の歌手」238作目です。
ま1

 よりそいびと    

生まれ変わって 会いたい人は
一にも二にも あなたです
胸にたたんで あたためて
侭してゆきます 惚れぬきましょう
咲くも伸びるも 光るのも
よりそう人の 真心ひとつ
ま2
それはいらない 欲しくはないと
我慢と辛抱 してくれた
人をうらやむ 恥ずかしさ
見習いますとも つつしみましょう
泣くも笑うも 耐えるのも
よりそう人で 女は変わる
ま4
手と手つないで 先ゆく人の
背中に髪に 見る歳月(つきひ)
いつかふたりも あのように
なれたらいいわね そうなりましょう
今日もあしたも 次の世も
よりそう人は 命のあなた

ま3

ひとこと:真木ことみサンにはこのブログでは
「北々恋々」「冬暦」「津久井湖」「古都憂愁」
4篇を書き下ろしてきました。彼女の歌での成長に
併せテーマや内容も意欲作に変わっているなぁと
読み返すたび思います。
 人は欲を出せばキリがない、せっかく出会った
 男と女、はじめから裕福な暮らしでなくても
 相手の考えやお互いの心の幅に照らしてみれば
 じゅうぶん幸せと思える日々がある…
 いつも、いつまでも、寄り添っていたいと
 思わせる人との出会い、心の平安…
 ふと見かける人生の先輩たちに見る歳月、
 見習って生きようと思う女性のつつましい姿勢…

「島宿」矢吹春佳

2017年06月28日 | はじめて書き下ろす歌手
★今日の書き下ろ詞 は「島宿」
想定した歌手は長いブランクの末、レコード会社を
移籍して活動を再開した矢吹春佳さん!
●カテゴリー「はじめて書き下ろす歌手」48作めです。矢1

「島宿」
は3
あの船に 乗りそこねたら
あと二日 待つはめになる
つよいくちぶり 眸の光り
桟橋は もう近い
他人(ひと)がどうこう 言おうとも
ふたり・・・ 島宿 波照間島(はてるまじま)

要るものは あとで送ると
母だけが 分かってくれた
なにがあろうと あン人の
心だけ 信じなさい
うしろ向かずに うつむかず
ふたり・・・ 潮路は ベスマをめざす
は2

半年を やり過ごせたら
誰ひとり 噂もしない
慣れぬ手仕事 島方言(ことば)
手助けは あなただけ
涙なんかは 流さない
ふたり・・・ 島宿 波照間島(はてるまじま)

は1

ひとこと:10余年の充電期間を経て歌手活動を再開した
矢吹春佳さん。今回の書き下ろ詞は新天地を求めた男女を
テーマにしました。
 住み慣れた場所を離れ、男と女は遠い南の島で
 新しい生活を始めると決めた…そのいきさつは
 どうであれ覚悟はひとつ。男は女と生きる、
 女は男を信じるのみ…身を寄せる島宿の前には
 どこまでも青い海が広がる…
               (画像をお借りしました)
●波照間島(はてるまじま)は、沖縄県の八重山諸島にある
日本最南端の有人島で500人足らずが居住している。
島名の由来は八重山方言では「我らの島」を意味する
「ベスマ」と呼ばれている。(Wikipediaより引用)



「致命傷」門戸竜二

2017年06月27日 | 大衆演劇のスター
★今日の書き下ろ詞 「致命傷」
想定した歌手は大衆演劇の人気女形・門戸竜二 さん!
●カテゴリー「大衆演劇のスター」16作めです。
も1
致命傷

雨が 二日つづくと
胸の傷 ヒリヒリ痛む
なんでもないフリ すればするほど
酒に逃げこむ・・・
せめて 眠るときだけは
あいつ 闇に消えてくれ
いくつかの 恋をして
地獄を見た 命とりの 致命傷

海は 今も怖くて
波の音 じんじん泣かす
のばした両手を つかみきれずに
渦に巻かれた・・・
崖に クルマ停めなけりゃ
あいつ ドアを開けなかった
最低の 恋をして
地獄を見た 命とりの 致命傷
崖
せめて 眠るときだけは
あいつ 闇に消えてくれ
いくつかの 恋をして
地獄を見た 命とりの 致命傷


ひとこと:このブログでは2011年から12年にかけて
『大衆演劇のスター』のカテゴリーで9人の役者さんに
それぞれの特徴を生かした書き下ろ詞をUPしてきた。
お気に入りのスターを検索して見てください!(画像をお借りしました)
も2 も4
●「大衆演劇のスター」カテゴリの最新記事
「京(みやこ)舞い」松井誠
「紅とかげ」 大川良太郎
「人生化粧」 門戸竜二
「あだばな」 竜小太郎
「浅草の母」 大沢桃子 with浅香光代
「大阪ミラクルナイト」 島倉千代子&都 若丸:「都劇団」座長
「宴の謎」 桜春之丞:劇団花吹雪 座長
「孔雀」 竜小太郎
「DREAM MAP ~夢への地図」宝海大空:「宝海劇団」
「男さすらい風太郎」 葵好太郎:葵一門総座長、劇団「舞姫」
「北山杉」 都 若丸:「都劇団」座長
「昭和一代女」 橘大五郎:橘菊五郎劇団
「一本〆だよ人生は」 近江飛龍
「ほむらみち」 松井誠:劇団「誠」
「花たまゆらに」 桜春之丞:劇団花吹雪 座長
「花と盃」 大川良太郎:劇団九州男 座長

板橋かずゆき・実験劇場《渋谷ファクトリーLIVE》によせて!cf.川中美幸さん

2017年06月26日 | FACEBOOK友達の歌手
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★きのう6/25(日)は、川中美幸さんの「津軽さくら物語」で
メジャー作曲家デビューを果たした板橋かずゆきサンが
毎月開催されている「板橋かずゆき・実験劇場
《渋谷ファクトリーLIVE》」
に行ってきました。
月虹2
板橋さんが、私の作詞した『月虹(げっこう)に曲をつけて
くださりLIVEで初披露とのことではせ参じました。
大画面に月虹をイメージした映像とともに歌詞が映し出され
板橋さんの情感たっぷりな、言葉(詩句)をはっきり唄う
フルコーラスに心熱くして聴きました。また既成の作曲家には
ない斬新なメロディラインが歌詞を的確に捉え、精一杯表現
していて、すぐにでも作品化しても遜色ない出来上がりでした。
月3
『月虹(げっこう)は、天に召された母が、歓び・悲しみ・幸せを
娘に伝えに来てくれることを月虹に祈るという内容です。
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★LIVEの冒頭、川中美幸さんのビデオメッセージが流れました。
【これからの私の役目は新しい人材を発掘し、出来る限りの
バックアップをしていくこと】
のコメントです。
板橋さんはもちろんスタッフが、趣のある川中さんのお店を
提供され、さまざまな催しが出来ること、頑張れること、
それこそが川中さんの意図する形の表し方でしょう。
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★人と人との出会いのきっかけは種々様々ですが、ネット社会が
ますます拡大、多様化する時代、私と板橋さんとの出会いも
ネットの交流からでした。マネージャーの馬場さんともども、
生まれたご縁に感謝しながら次の所用に向かいました。
最後に、私は音楽業界では常に挑戦者です!
『いつも心に詞(うた)を置いて』をモットーに書き続けています。
板橋さんもまた挑戦者でしょう。同じ想いを共有しながら、
これからもともにいい作品づくりをしていきたいと思うのです。
どうぞ皆様、応援をしてください。がんばります!

「とうに昔の恋歌」森若里子

2017年06月25日 | 演歌女性歌手
★★今日の書き下ろ詞、想定した歌手は 森若里子さん!
1981年歌手デビュー、36年目!リリース頻度は減ったが
まだまだ新曲も出しています。
も1

とうに昔の恋歌    
も3
ふるさとに・・・ 向かう列車の
ふた駅手前で 途中下車
逢うはずも・・・ 逢うつもりもない人の
昔唄った 恋歌が
ここから先へを 足止めさせる

追いかけた・・・ 風の港に
待たされつづけて 日が暮れて
約束が・・・ 嘘と分かった あのときも
昔聴いてた 恋歌に
筋書き似ていて 死ぬほど泣いた
も4
目をとじて・・・ 耳をふさいで
一日だけでも 忘れたい
苦っぽい・・・ 思いだけしかないものを
昔おぼえた 恋歌を
いくつになっても 唄ってしまう


ひとこと:ママさん歌手のキャッチで1981年にデビューした
森若里子サン。このブログでは「母娘傘」「かたみ酒」
書き下ろしてきました。ちなみに彼女の持ち歌イチ押しは
「ご破算で願いましては」
も2
何度聴いて、元気をもらったことか。
今回は久しぶりの想定歌手。
 用向きだろうか、ふるさとを訪ねる女
 そこには昔、愛した人が住む…今ではとうに過去の
 ことだが、消えることない、消せるはずない思い出が
 歌とともに蘇り、口をついてまで出てくる…

「カーテンコール」 木下結子

2017年06月24日 | FACEBOOK友達の歌手
★今日の書き下ろ詞、想定した歌手は 木下結子 さん!
1984年のデビュー以来、33年目!
所属のクラウンレコードの歌謡曲系では今、一番の
ヒット歌手ではないでしょうか!
木4 木2
「カーテンコール」
木6
一度下りた幕が ふたたび上がるとき
私の目の前にいる人は誰でしょう
出会いがあれば 別れもくるけれど
最初の場面に戻るなんて 出来はしない
この日に賭けて この時限りに燃え尽くしたの
惜しみない拍手のなかで
今、私から さよならを言いましょう
今日
覚えたての愛を トチらず愛せれば
あなたのその胸を打つはずと信じてた
笑顔を見せて 思い出かぞえたら
涙の季節もあったけれど 忘れましょう
ひとつの愛を 総てにするより自由でいたくて
ひとすじのライトを浴びて
今、あなたへの さよならを残します
木3
つよくひいたメイク 最後に落とすとき
私はひとりでも生きてくと決めました
咲いてる花が あしたは枯れようと
ひととき心を癒せたこと 感謝したい
一年あとか 半年先には違った形で
カーテンコール夢見て
また私から 愛の歌を届けます

木5
ひとこと:木下結子さん、「マリーゴールドの恋」が
ヒットして本当に良かった!ハードとも言える各地での
キャンペーンや素敵なPV(MV)も功を奏して彼女自身も
その成果を実感したことでしょう(まだまだ発展途上ですが)
いかにメディアの時代、ネット社会といえども昔も今も
歌手は遠近に関わらず大も小も分け隔てなく、行動と
活動(アピール)がうれしい結果を導くものだと、彼女の
SNSでの記事などを拝見して改めて思います。さて今回は
とてもドラマチックな書き下ろ詞。7行で3番までという
長い詞だが、シャンソンふうに語り唄えば広がりのある
歌になる。 女性を愛というステージに立たせ、ひとつの
      愛に区切りをつけ、また新たなスタートを
      きるという設定。またある意味では多くの
      ファンへの愛あるメッセージと受け止めて
      もらえばHAPPY!   (画像をお借りしました)

「女のゆらぎ」松前ひろ子

2017年06月23日 | 演歌女性歌手
★今日の書き下ろ詞は「女のゆらぎ」
想定した歌手は松前ひろ子さん!
苦しいまでの女の情念を和の美意識たっぷりに書き下ろしました。
今や愛弟子で娘婿でもある三山ひろしサンを紅白歌手に
まで押し上げ、自らも歌手生活48年目の超ベテラン!
待つ 松
女のゆらぎ

忘れるためです お酒のちから
借りてあなたの 面影(かげ)を消す
(ところ)払いの 奥座敷
ひとり去し方 めぐらせば
胸の榾火を 消せもせず
なぜにゆらぐか 女のこころ
松3

さだめと云うには あまりに酷な
日々にあなたが 見えかくれ
命あやめた 人がいる
明日は我が身に こようとも
忍の一字で 耐えしばり
嗚咽さめざめ 女の意気地

渡れるはずない 恋路の川の
岸であなたが 手を伸ばす
夢のはざまを さまよって
なんど見たやら 走り水
口に出せない 焦がれ身に
夜ごとゆらぐは 女の性か

松4
ひとこと:このブログでは「夫唱婦随」「墨絵川」
書き下ろしてきた松前ひろ子さん。三山ひろしに
負けてなるかとキャリアを活かし、ますます円熟の
歌声を聴かせてくれています。TVでは話しぶりも
まことに謙虚で好感度大!
 人を処払いして、ただ一人静寂の中で女は男を
 忘却の彼方に忘れ去ろうとしている・・・その思いとは
 裏腹に日々の葛藤と夢にまで焦がれるほどの情念。
 女の性がまたゆらぐ・・・    (画像をお借りしました)

「ふとしたことで」ADO(アド)

2017年06月22日 | はじめて書き下ろす歌手
アド1
「ふとしたことで」ADO(アド)
★今日想定した歌手ADO(アド)さんは元Luxis
(ラクシス/3人組)のメンバー。
●シリーズ「はじめて書き下ろす歌手」通算47作めです。
アド2
ふとしたことで

 ふとしたことで 出会う人
 ふとしたことで さめる恋

ここでするのは NGよ
時間がないなら おやめなさい
一歩そこから 動いたら
三歩わたしは あとずさる
あなたの火照りは 眸でわかる
わたしの気分は 氷点下
 ふとしたことが 罪の罠
 ふとしたことが 身の破滅
アド3
我慢できなきゃ 帰りなさい
女はほかにも いるんでしょ
恥というなら シナリオの
2枚ページが 抜けている
あなたのセリフは 意味がない
わたしの出番は 今じゃない
 ふとしたことが 夜の罪
 ふとしたことが 命とり

 ふとしたことで 出会う人
 ふとしたことで さめる恋

アド4
ひとこと:2016年念願のソロ歌手デビューした彼女は
作曲家・鈴木淳さんの門下生。Luxis(ラクシス/3人組)
時代の良さを生かして、挑発、刺激、官能をテーマに
イケイケ、ノリノリの書き下ろ詞。男が女の詞を書く
ときは自分が女だったら、こういう時はこんな感覚、に
気持ちを置き換えればいい。危険も abnormal も
歌でなら平気。
気をつけたいポイントは己のポリシーと品位を保つこと。

「鍵をかくして」秋元順子

2017年06月21日 | 今日が誕生日の歌手
秋元
★「今日が誕生日の歌手」シリーズ通算238篇め!
今日は秋元順子さんの誕生日。2004年の活動開始以来
13年目!ヒットした、紅白も出た、ますます円熟!
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鍵をかくして     

女なら・・・ 許される
女です・・・ 愛がとまらない

5分だけ いいえ15分
時計を何度 遅らせても
いつものルール あなたは変えない
 
 鍵をかくして ポケットから抜いて
 鍵をかくして 引きとめたいの
 したたる愛を 唇でうけとめて
 言われるまま ミューズ(muse)になりましょう
鍵

あなたには 素顔見せられる
目もとのホクロ ぬらす夜は
涙の理由 気付いてほしいの
 
 鍵をかくして 悪戯(いたずら)はよせと
 鍵をかくして 叱られたいの
 うつろな夢に 寝返りくりかえし
 火照った肌 あなたにあずけたい

女なら・・・ 許される
女です・・・ 愛にすがりたい


ひとこと:キングレコード所属の歌手はまったくもって
幸せだと思う。次から次、ほぼコンスタントに新曲が
出せるんだから・・・このブログでは「冬海岸」
「遅くなるまえに」「黄昏色のストール」
の3篇を
書き下ろしています。今回は愛がテーマでも大人ならではの
隠微で隠れ事ふうの小悪魔的な愛の歌。愛に行動で
自己主張できる女性は強いのか、可愛いのか、危険なのか・・・

「八乙女伝説」羽山みずき

2017年06月19日 | 演歌女性歌手
★今日の書き下ろ詞は「八乙女伝説」
想定した歌手は 羽山みずき さん!
出身の山形にちなんだ伝説をテーマにした書き下ろ詞です!
羽山1

八乙女伝説

波は鈴の音 乙女の歌か
舟を寄せたや 権現洞窟(くつ)
晴れりゃ潮風 由良浜そぞろ
遠く連なる 出羽の三山(やま)
仰ぐ荒倉 山の端までも
染める夕日は 八乙女の紅
や1 や2
道に迷えど お告げを受けて
情けいただく 玉川(ぎょくせん)
夢か現(うつつ)か 翼を広げ
行方おしえる 八咫烏(やたがらす)
明日は越えよか 雪山いくつ
歌で見送る 八乙女いとし
や3
万人(ひと)に慕われ 世去りし皇子
雲も五色に 染めかわる
海の漁師も 修験の山伏(ぶし)
神を崇めて 結びつく
由良の浜辺に 恵姫と美鳳
今もやさしく 人みな招く

や4 や5
             (画像をお借りしました)
羽山2
少女の頃からコンクールに多数出場し、その後演歌に興味を持ち
日本クラウン 新人オーディションでグランプリを獲得。
2016年4月デビューを果たした超ラッキーガールの羽山みずきサン。
山形県の出羽三山の巫女を勤めていたという経歴が話題にもなったが
歌唱は抜群!今後大いに期待できます。

ひとこと:八乙女伝説とは、蜂子皇子(はちこのおうじ)
父である崇峻天皇が蘇我馬子により暗殺されたため
馬子から逃れるべく蜂子皇子は聖徳太子によって匿われ
宮中を脱出して丹後国由良(現在の京都府宮津市由良)から
海を船で北へと向った。そして、現在の山形県鶴岡市由良に
たどり着いた時、八乙女浦にある舞台岩と呼ばれる岩の上で
八人の乙女が笛の音に合わせて神楽を舞っているのを見て
皇子はその美しさにひかれて、近くの海岸に上陸した。
八乙女浦という地名は、その時の八人の乙女に由来する。
蜂子皇子はこの後、海岸から三本足の烏(ヤタガラス)
導かれて、羽黒山に登り羽黒権現を感得し、出羽三山を
開いたと言われている。(引用:Wikipediaより)
●画像は「ホテル八乙女」さんのHPからお借りしました。
●ルビが多いので歌詞の読みを別記します 
 権現洞窟=ごんげんどうくつ(くつ) 三山=でわさんざん(やま) 
  玉川(ぎょくせん)寺 現(うつつ) 八咫烏(やたがらす)
  万人=ばんにん(ひと) 山伏=やまぶし(ぶし)

「勝負花」中西りえ

2017年06月18日 | 演歌女性歌手
★今日、想定した歌手は 中西りえ さん!
 2012年歌手デビューで5年目!
 元気印の彼女にはチマッコイ演歌じゃなく王道演歌に
 限る。ほかに似た歌手がいないだけにそれが強み!
中西1

勝負花

頬をひと撫で 吹く風に
折れる花など 花じゃない
石と石との すき間から
昨日三寸 今日また二寸
伸びて出を待つ 勝負花
中西2

桜ながめて もみじ見る
暇があるなら 半歩負け
親も故郷も ふり切って
覚悟くるんだ 風呂敷づつみ
明日の時代の 種を蒔く
中西3

ゆるみ弛みの 修練は
しっぺ返しの つけがくる
見た目 姿は ぶざまでも
勝ちをかさねて 我れ戒めて
見事 花咲く 勝負花


ひとこと:中西りえサンは2012年にデビュー。
数多い日本クラウン(クラウンレコード)女性歌手の有望株。
彼女のイメージは「歌力」「迫力」「圧倒的」だとかで
一発奮起の飛躍を期待したいと常々思っている。

「新宿の爪あと」黒木じゅん

2017年06月16日 | ムード歌謡
★梅雨どきだというのに今のところ雨の少ない今日この頃。
6月の書き下ろ詞もいろんなシチュエーションで16作目!
今日想定した歌手は 黒木じゅん さん!
SNSなど見て、今より倍倍の活躍がほしいと思うのは
余計なお世話でしょうか。今回はちょっと異色な
「ムード歌謡」ふうの書き下ろ詞です。
黒木1

新宿の爪あと

ヒールのかかとが折れて
オトコの肩につかまるオンナ
 あたしはじめて あんたに手を借りた
 邪険にしていた 心がふるえる
  新宿は 見栄っぱりの 吹きだまり
  新宿は ちょっとぶざまな 爪あとひとつ
黒木2

あの娘の化粧がダサく
オトコはそれを言えずに黙る
 ひと夜だけなら 灯りを消して抱く
 背中を向けたら そのまま眠れる
  新宿は 嘘っぱちの 恋あそび
  新宿は 通りすがりの 爪あとひとつ
く9

夜明けのカラスが飛んで
他人の顔でお茶する二人
 あたししばらく 逢わずにおくと言う
 うすうす感じた オトコがうなずく
  新宿は やけっぱちの 傷つくり
  新宿は 気分次第の 爪あとひとつ

く8
ひとこと:FACEBOOKに記事を投稿すると いいね を
つけてもらえるが、内容に真実味や面白味がないと
ダメで、ましてや自分みたいに詞を書いての投稿と
なるとますますキビシイ!でも設定した歌手のファンは
ありがたいものでFB友達やそうでない人からも反応が
もらえる。要は《いい詞》を書くに尽きる。
 大都会、新宿をテーマにこれまでいくつか書いているが
 ネタは尽きない。今回の設定はお利口さんの男女では
 ないがその分、空虚感のある二人を書きたかった・・・
 ★《新宿》をタイトルにした書き下ろ詞
 「新宿シークレット・ラブ」「新宿なぞなぞ」
 「新宿裏酒場」「新宿Déjà Vu ~新宿デジャブー」
 「新宿夜光蝶」

                (画像をお借りしました)

「一生坂」竹村こずえ

2017年06月15日 | 演歌女性歌手
★今日想定した歌手は 竹村こずえ さん!
 2014年歌手デビュー、4年目に突入です!
新曲はお得意の津軽三味線を手に唄い飛ばしています!
竹村こずえ さんにはかねてから男歌を書いてみたいと
思っていました。イントロから太棹がビュンビュン
唸るような人生応援歌に仕立てました。
竹村1
        
一生坂
坂1
坂がある 
登りを選ぶか 足ぶみするか
殻を剥ぎ もひとつ大きくなりたけりゃ
楽ばかり 択んでいては 負けを見る
愚痴とため息 麓に置いて
登りはじめろ 一生坂を
坂2
坂に降る 
しぐれに濡れても 心は濡れぬ
願晴れは 願いが晴れると云うように
燦々と お天と様が 顔を出す
それが見たくて 三歩を五歩に
登りつづける 一生坂を
坂3
坂にある 
明かりが見えるか 点っているか
見も知らぬ 人から人への繋がりを
目印に 照らしてくれる 一里塚
今日を越えたら あしたをめざし
登りきりたい 一生坂を

た1 た2
た3 た4

ひとこと:待ってましたとばかりに津軽三味線を手に
新曲を唄い飛ばして頑張っている竹村こずえサン!
人の一生を坂にたとえて、夢に目的にテッペンをめざす人への
元気印の応援歌です!     (画像をお借りしました) 

「北の25時」ジェロ

2017年06月14日 | ムード歌謡
★今日、想定した歌手は ジェロさん!
 2008年歌手デビュー、9年目!新曲でようやく演歌に
戻ってきたからヒットをめざしてもらわないと・・・!
●6月の不定期シリーズ「ムード歌謡」全開です。
ジェロ1
ジェロにはこれまでに7篇を書き下ろしています!
検索枠から開いて見てください!
 
北の25時       
ジェロ2
函館は ネオンが雪を染める
あなた色に私も 染めてほしい
 酒場の隅で つぶやいた
 おまえに応えて やれなくて
 臆病な 雪虫だった俺・・・
 北の25時
ジェロ3
札幌の 小雨が頬にささる
男なんて誰でも 嘘が上手
 酒場のママの ひとりごと
 おまえをふり切り 逃げたまま 
 薄情な 仕打ちを悔やむ俺・・・
 北の25時
ジェロ4
すすき野の 夜風が酒を誘う
飲めばつらい 侘しい 酔いがまわる
 酒場の壁の 落書きに
 おまえとおんなじ イニシアル
 恋しさに 心が泣ける俺・・・
 北の25時


じ1 じ2
じ3じ4
ひとこと:歌手には うまへた へたうま へたへた うまうま と
色分けされたりする。ジェロさんはやっぱり うまうま だろう。
しかしそれはひとつ間違えば聴く側からすると、うますぎて疲れる
スキがなくてつまらないとも言われる。意外とジェロさんの歌には
それがなくて、いい感じだけにヒットはやっぱり作品次第と
いうところか。今回で8作目の登場!舞台を北海道に移して
恋をおろそかにした男の悔やみ歌、酒場のムード歌謡です!
                  (画像をお借りしました)