❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

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★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

大晦日~雑感

2011年12月31日 | その他
2011年もいよいよ大晦日。
未曾有の大震災から9ヶ月。その出来事に何も感じない、という人は
ひとりとしていないだろう。
なにより心が痛みつづけるのは、いまだ数千の人たちの行方がわからず
発見に至っていない、という現状だ。
津波で押し流された、と片付けてしまうには
あまりに悲惨で無情すぎる。
この痛みを祈りにかえて、めぐり来る新年を敬虔に迎えたいものだ。

さて、このブログを開設してから365篇の新作詞を書き下ろしてきた。
毎日、歌好きの演歌・歌謡曲好きの多くの人たちから
たくさんのプレヴューをいただき、感謝しています。
勝手に歌手を想定し、作品化になるあてのない詞のみを
毎日見て、読んでいただいたことにも、うれしく思います。
今年は演歌系にヒットが少なく、例の紅白歌合戦の曲目を見ても
わずかに4曲のみが新作です。
詞を書くものとしては、いろんな形でますます奮闘せねばなりません。
どうか皆様も詞にも興味を示していただき
来年もまた、いい詞を書いていきますので応援してください。

「風哭き酒場」 原田悠里

2011年12月26日 | 演歌女性歌手
原田悠里

耳にあてがう ふしくれ指は
浜の漁師か 船乗りか
海は目の前 風哭き酒場
聴いているのは 女の…
嗚咽みたいな 海鳴りですか

四日つづいて かよってくれる
おなじ時間の おなじ席
木戸はがたぴし 風哭き酒場
野暮は承知で 聞かせて…
何があったか 二言三言
酒場
酒はぬる燗 辛口好み
そっと差し出す もつ煮込み
明かりおとして 風哭き酒場
いいの今夜は のれんを…
下げて飲みましょ あんたと二人


ひとこと:いよいよ今年もあと6日。
さすがに冬、日本海側は寒波到来。
そんなNEWSを聞きながら
雪と風に荒れる海、海べりに店を構える酒場。
今夜も明かりが点って、男と女のドラマが浮かびます。

「私が好き」 中森明菜

2011年12月19日 | J-POP女性歌手
中森明菜2
心ないコトバ 傷つけること
イヤというほど 思い知った
振り返ればもう 遠い出来事
わだかまりは なにもない
 若い日の私に PRIDEを持っているから 
 まだ幕をひくこと できない

 私は 私を好きだから
 うつむいてしまえば 
 涙がこぼれてしまうだけ

 私は 私を愛してる
 それだけを支えに
 きれいな笑顔でいたいだけ

忘れない出会い 満たされた夢
ひとりひとりの 顔が浮かぶ
おだやかに今 日差しあふれて
淡いメロディー くちびるに
 若い日の私に PRIDEを持っているから 
 まだ幕をひくこと できない

 私は 私を好きだから
 あきらめてしまえば 
 真紅のバラさえ枯れるから

 私は 私を愛してる
 それだけを支えに
 きれいな笑顔でいたいだけ
 

ひとこと:中森明菜のデビュー30周年に合わせ
DVD-BOX「ザベストテン 中森明菜 プレミアムBOX」が
来年発売される、とのこと。
ザ
まだまだ復帰をあきらめていない、ということだから
ファンもあたたかく見守ってくれるだろう。
彼女にはこのブログで7/13に「Marlene ~マレーネ」をUPした。
あの、マレーネ・デートリッヒをモチーフに
彼女を重ね合わせた詞だった。

「手向け舟」 キム・ヨンジャ

2011年12月17日 | 演歌女性歌手
キム・ヨンジャ

夢を見ました あなたの夢を
濡れていました 泣いていたのです
 葦と真菰を 押し分けながら
 闇をながれて ゆく舟は
 不帰(かえらず)びとの 手向け舟
舟2
胸の奥底 躰の隅に
生きております 今日も会いました
 もぎりとるように いとしい人を
 なんの容赦も ないままに
 引き離させる 手向け舟

代わりたかった それとも命
命半分 分けもしたかった 
 いくら別れを 惜しんでみても
 こんなわたしに 出来るのは
 花一輪の 手向け舟


ひとこと:2011年もあと半月。
まず、大震災で亡くなった人たちへの冥福を祈りたい。
歌謡界でも今年は、坂上二郎・日吉ミミ・二葉あき子
花村菊江・柳ジョージ・岸千恵子と
それぞれに足跡を残した人たちが亡くなった。
この詞をマイナーな気持ちで書いたわけじゃない。
思慕と愛惜と哀悼を各行に込めた。
歌好きの、詞を書くものとしては
亡くなった歌手たちの、その折々に聴いた曲が浮かぶ。
この詞が、今年亡くなった人たちへの、せめてもの供養であればいい。

哀悼!岸千恵子さん

2011年12月16日 | その他
岸千恵子
岸千恵子さんが亡くなった。
12月9日午後8時30分、急性肺障害で69歳だった。
通販のTV番組でまずまず元気なVTRをときどき見ていたが
まさか、こんなに急に亡くなるとは思わなかった。
津軽民謡の第一人者として全国的に活動を展開。
歌いながらステージを所狭しと走り動き回る「ゆさぶり民謡」という
ダイナミックな独自のパフォーマンススタイルを確立した。
また、気さくな人柄が表れる津軽弁のトークにも人気があった。
1988年、民謡歌手としてNHK紅白歌合戦に出場
「津軽じょんがら節」を歌った。そのVTRを引っ張り出して見ていたら
やはりジ~ンとくるものがある。
1985年には津軽に生まれた自身の心意気を歌った演歌
「千恵っ子よされ」がヒットした。
このブログでは2010/12/15に「あんたにゃ私がついている」
  
  くされ縁だと 云うのは野暮よ
  似合いの二人と 人は云う
  広い背中を たたいたら
  口から弱音が ついぽろり
  よっしゃ、わかった まかしとき
  あんたにゃ私がついている

歌手としてまだまだ唄っていく、と
思っていただけに、冥福を祈りたい。 

「勢 ~いきおい~」 鳥羽一郎

2011年12月15日 | 演歌男性歌手
鳥羽一郎2

さめた眸をして 人世(ひとよ)とやらを
ながめなさんな そこの人
ほっておいても 歳は喰う
おなじ喰うなら 勢いつけて
明日に向かうが 男じゃないか

意気と粋とが からまりあえば
絵にもなろうさ なぁ女房
サビやホコリを 払い捨て
ぱっと呑みたい 勢い酒を
野暮は云うなよ 夫婦(めおと)じゃないか

愚問 難問 これから先が
無風ばかりじゃ つまらない
あれもしてきた これもした
あとは己に 勢いつけて
いのち燃やすが 男じゃないか



ひとこと:鳥羽サンはデビュー30周年。
以前ノン・プロモートで発売した「夫婦絆」が
NHKののど自慢で歌われて、作品が俄然注目され
30周年の記念曲として再発された。
聴いてみると、まことに定型の夫婦もので歌いやすいのだが
セリフ入りで、逆に鳥羽サンのレパートリーには新鮮味があって
ヒットしているようだ。
来年は60歳の還暦。まだまだ歌ってもらわないといけない。
最近、深夜のラジオ番組に出ていて
勢いという言葉をキーワードにしていたので
ずばり「勢」という詞を書いた。
この世代の人たちへの応援歌であればいい。 

「梅太郎しぐれ」北山たけし

2011年12月14日 | 全国ご当地歌めぐり 演歌
北山たけし

花を一輪 かざした空に
(にび)の色した 雲がゆく
おっと どうやら しぐれでやんす
水戸の梅さえ まだ三分咲き
ましてあの娘は 蕾のままよ
急ぎ戻って 見たい会いたい梅太郎
偕楽園
何の因果か 偕楽園を
あとにしてから 早や三月
脛に傷持つ 弱みはないが
ほっておけない 気性が仇で
またもあの娘を 泣かせちまった
詫びる言葉も しぐれまじりの梅太郎

梅の花なら 日本一の
水戸が恋しい 旅まくら
ほんに似合いの 二人と呼ばれ
晴れて添いたや あの古里で
待っていてくれ 必ず戻る
梅をぬらして またもしぐれの梅太郎



ひとこと:「全国ご当地歌めぐり」は茨城県にやってきました。
茨城は水戸。三大庭園の偕楽園の梅の見事さは有名。
梅にはまだまだの季節ですが、股旅もので詞を書きました。
想定した歌手の北山たけしクンも
あまり肩のはった作品ばかりでなく
こういったものにも挑戦し、幅を広げてほしいもの。

「残して行けない」 武田鉄矢

2011年12月06日 | J-POP男性歌手
武田鉄矢
今はまだ 手を放せない
なんども強く にぎりしめ
そばにいる君を 見つめていたら
希望と若さが イコールで繋がるようだ
 そこに僕の 生命を足して
 あたたかい温もりにしよう

 ひとりで君は 歩いてゆけるね
 周りの人に やさしくできるね
 欲しいと言ってた 夢を失くさず
 あこがれ続けて これから先も
  だけど僕は 残して行けない
  愛するもの すべて 残して行けない

眠るまで 目をそらさない
かあさんゆずり 大きな瞳
笑ってる君を 見つめていたら
勇気とチカラが 2乗して輝くようだ
 そこに僕の 生命を足して
 おだやかな毎日にしよう

 ひとりで君は 歩いてゆけるね
 周りの人に やさしくできるね
 欲しいと言ってた 夢を失くさず
 あこがれ続けて これから先も
  だけど僕は 残して行けない
  愛するもの すべて 残して行けない

  だけど僕は 残して行けない
  愛するもの すべて 残して行けない
 


ひとこと:大動脈弁狭窄症の手術を受けて
休養中の武田鉄矢氏。
仕事復帰を開始したようだが
無理はしないで、と願うばかり。
シンガーソング・ライターの人に詞を書くのも
おかしなものだが、なんだか書きたくなって
詞が思い浮かんだ。
コンセプトは希望=若さ、勇気+輝き。
演技者として歌手として、まだまだ思うところはあるだろう。
病を経験し「地の果てに行った寂しさがあった」などと
伝えられるが、家族を友人を『残して行けない』
というのが本心だろうと思うのだ。
だけど決して後ろ向きの詞ではない。

「NAMIDAアリガトウ」 郷ひろみ

2011年12月04日 | J-POP男性歌手
郷ひろみ
目をそむけないで 聞いてほしい
若い日の 愛のつまずきを
隠さないで話すから
 それを君が知らないままだと
 僕は 君を好きになる資格がないんだ
泣かないで 同じまちがいは
二度としないと 約束するから
僕のために 流してくれる
涙を 涙をありがとう

もう若くないと わかっているよ
だけど この胸のたかまりは
逢うたびごと 熱くなる
 こんな僕を やさしい笑顔で
 ずっと歩きたいと言う 大事にしたいよ
愛だよね これが本当の
欲しいものより いらないものほど
人はいつも ふやしてしまう
僕には 君だけいればいい

泣かないで 同じまちがいは
二度としないと 約束するから
僕のために 流してくれる
涙を 涙をありがとう


ひとこと:今年もX'masのディナー・ショーの
シーズンがやってきて、全国のホテルを中心に
多くの歌手やタレントが飛び回る季節。
新シリーズとしてX'masのディナー・ショーを
行う歌手たちの詞を書いてみようと思います。
郷ひろみ2

郷ひろみ、12月は全国14ヶ所でディナー・ショーを開催。
クリスマスまでほぼ連日です!
このX'masディナー・ショー シリーズも15人に
書き下ろしの詞をUPしてきました。
演歌あり、J-POPあり、よく書いてきたものだと…。
シリーズはこれで最後の歌手とします。

「心の明かりを消さずにおいて」 和田アキ子

2011年12月03日 | X'masディナー・ショー
和田アキ子

挫折(つまずき)や足ぶみは 
ないといえば嘘になる
 この手を引き寄せて 
 泣けるって やさしいからだよ
 そう言ってくれたとき
 わたし初めて 素直になれた
しばらく忘れていた ぬくもりが
どんなに欲しかったものか
あなたがそれを教えてくれた

 心の明かりを消さずにおいて
 あなたが必要なときが きっとまた来る
 心の明かりを消さずにおいて
 わたしの大切な場所は あなただけだから

和田 震災

見かけより もろいのに
うわべほども強くない
 あなたが誰よりも
 知っている わたしのことなら
 困らせてばかりいて
 わたしなんにも お返しできない
言葉にならないほど 愛情が
今ほどあふれ出るときを
わたしはやっと気付いたようね

 心の明かりを消さずにおいて
 あなたが必要なときが きっとまた来る
 心の明かりを消さずにおいて
 わたしの大切な場所は あなただけだから


ひとこと:今年もX'masのディナー・ショーの
シーズンがやってきて、全国のホテルを中心に
多くの歌手やタレントが飛び回る季節。
新シリーズとしてX'masのディナー・ショーを
行う歌手たちの詞を書いてみようと思います。

和田アキ子サンは新潟、青森、大阪でディナー・ショーを開催。
このブログでは昨年12/30に詞をUPしていて2回目。
この詞は和田サンをイメージした私歌謡的な部分もありますが
東日本大震災の被災者の皆様に送るエールの
意味も込めました。
被災地ではいよいよ冬本番、長く寒い時期の始まりです。
この9ヶ月、被災された人たちを折に触れ
心に刻み、少しでも良い日々を、と祈ってきました。
そういった意味でも『東日本大震災 勇気歌』なるものを
3/16以来、16篇書いてきました。
毎日このブログを訪ねてくれる多くの方の心に
多少でも響くものを書いてきた自信があります。
おかげさまでいくつかの反響もいただきました。
3.11という日が不幸ばかりの日ではなく
復興へのスタートの日であった、と思えるように
これからも歌を、詞を通して
かかわっていきたいと思っています。

「あした飛び立つ鳥のように」 岩崎宏美

2011年12月01日 | J-POP女性歌手
岩崎宏美
なにも心配してないわ
風がみちびく行方を信じて
わたしはただ祈るだけ
 さびしさを分かち合った日
 哀しみをこらえた季節
 あなたはわたしのそばに 
 いつもいてくれた

あなたはずっと待っていたのでしょう
あした飛び立つ鳥のように
眸の中のまばゆい光
背筋をのばして はにかんだ笑顔
 
 わたしならだいじょうぶ
 ともに歩いてゆける 人がいるから
鳥

窓という窓 開け放して
グラス合わせて乾杯しましょう
あなたと そう、この人と
 神様は見ててくれたわ
 ひたむきに生きぬく日々を
 あなたが もしいなければ
 ダメになっていた

あなたはずっと待っていたのでしょう
あした飛び立つ鳥のように
迷っても ふりむかないで
疲れた夜には じゅうぶんに眠り
 
 あなたこそ宝もの
 いつも想いはひとつ 愛があるから


ひとこと:今年もX'masのディナー・ショーの
シーズンがやってきて、全国のホテルを中心に
多くの歌手やタレントが飛び回る季節。
新シリーズとしてX'masのディナー・ショーを
行う歌手たちの詞を書いてみようと思います。

岩崎宏美サンは秋田、福井、東京、大阪などで
ディナー・ショーを開催。
この人のショーはだいたい想像がつきますね。
ショーに来る年令層や男女比を考えれば
いっそ昭和歌謡や映画主題歌など
目先の変わった内容が面白いんじゃないかと思う。
由紀さおりがJAZZに挑戦してブレイクしているように。
さて、この詞はちょっと私歌謡ふうに仕立てた。
彼女には2人の息子がいるが、複雑な事情がある。
あなた、とはこのどちらの息子でもいいし
この人、とは再婚後の夫君のこと。
いわば家族愛の詞である。