飲んで書いてる 人がいる
酔って また書く 人もいる
ほんのはずみではじまった
女の酒場の らく書き帳
灯りおとした カウンター
今夜もしみじみ 読ませていただくわ
女将 姐さん ママさんと
呼び名違えど みなお客
顔で笑って こころ泣き
私もいろいろありました
愚痴や悩みの つれづれは
涙と笑いの 人生 酒暦
時の波です 浮き沈み
これが無ければ くじけてた
たまりたまって 15冊
女の酒場の らく書き帳
酸いも甘いも 読み分けて
もひとつ越えましょ 我慢の一丁目
ひとこと:石原詢子サンのTV出演をたて続けに見た。オリジナルの持ち歌はともかく
カヴァー曲の歌唱にはやはり合う合わないがあるもんだなぁと思った。それは何も
石原サンだけに限ったことではなくどの歌手にも当てはまるのだが。
このブログではこれまでに「隠恋雨」「隠恋雨」「飛騨の女と美濃おとこ」「切符」の
4篇を書き下ろしてUPしているがひさびさの今回はちょっと趣きを変えた書き下ろ詞です。
男も女もお客として酒場=飲み屋に来るsituationはあるものの店主を主人公にしたものは
あまり無い。
女性が一人きりもりしている飲み屋にお客に好き勝手書いてもらう「らく書き帳」なるものが
あるという設定。愚痴も悩みもちょっといい話も書き連ねてある。それはこの女性の
なぐさめであり楽しみでもあり張り合いでもある・・・
石原詢子サンにはマイナー調よりもやや明るめのミディアム・テンポの作品が合うと思っている。