さがしているうちは見つからない
愛や恋も どこか似ている
あきらめて 忘れかけた頃
思いがけず 見つかるなんて
とても偶然とは思えない
女で生きているうちは
悦びや 哀しみの
数えきれないピースが
心に散らばってゆく
たとえば愛を たとえば恋を
最後のご褒美に いただけるなら
LAST PIECEが埋められるでしょう
哀しい顔だけは 見せずにきた
くちに出せば 余計せつない
年令(とし)ごとに どこかまぶしげと
言ってくれる人たちがいる
胸に手をあてて 受けとめる
女で生きている限り
悦びも 哀しみも
数えきれないピースを
心にはめこんでゆく
たとえば愛を たとえば恋を
最後のご褒美に いただけるなら
LAST PIECEが埋められるでしょう
ひとこと:八代亜紀サンは今日が誕生日。八代サンにはこれまでにこのブログで
「私が棄てた男」「心かさねて」「港 夜明け唄」「火まつり」「ハミングに抱かれて」
「芝居 ~リハーサルのない人生~ 」「別れのキャンドル」「私が愛したカフェ」と
8篇を書き下ろしてきました。多いですね~。ドラマチック、東日本大震災勇気歌
文芸もの、歌謡曲調、シャンソンふう、もちろん演歌もありで特に前回の
「私が愛したカフェ」は人気アクセス記事に今でもランクインしていて多くの
アクセスをいただいている。ここ数年の八代サンの作品は純然な演歌は少なくなっている。
だからいろんなジャンルの書き下ろ詞に挑戦してきた。今回はジグソーパズルの
大きさによって何百何千とあるピースをモチーフに愛の悦びや哀しみをからめた
書き下ろ詞です。いいことも良くないこともあるけど最後に埋めるピースが
いい人生でよかったね と思えるものなら幸せです…